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2005年12月号記事
韓国代表2006年2月の中東・米国遠征

韓国代表は2月に米国遠征を行います。2月8日にロサンゼルス郊外CARSONにてMLSのロサンゼルスギャラクシーと対戦します。この遠征は韓国代表の遠征はUAEとの対戦を行った後に米国入りする予定です。この遠征のなかでも現在代表コーチとなっているホンミョンボ氏が所属していたロサンゼルスギャラクシーとの試合は注目されます。試合はホームデポセンターにて行われます。その他2/4には米国との練習試合、2/8は前述のギャラクシー戦。2/11にはコスタリカ対韓国、2/15にはメキシコ対韓国との親善試合を行う予定です。かなり長期間に渡るこの遠征は集中的に行うトレーニングとしては素晴らしいものとなりそうです。

そして日本代表は海外組がシーズン途中のため国内組のみでの調整となりますが2月10日20時キックオフでサンフランシスコにあるSBCパークにて米国代表との親善試合を行う予定です。SBCパークはMLBサンフランシスコジャイアンツの本拠地です。このためサッカー専用ではもちろんなく、ボールパークを流用するためサッカーとしては変則的なスタンド配置となりますので観戦には充分にご注意下さいませ。この時期を同じくして米国遠征をする日韓両国代表ですが大きな成果を持ち帰って欲しいものです。

また米国代表は1/22に対カナダ代表戦、1/29にも対ノルウエー代表戦を行います。比較的同じ時期に固まって行われるこれら代表戦。米国方面に行かれる方は複数試合の観戦で、各国を見比べて見るなんていうのも良いかもしれませんね。


2005年12月号記事
ワールドカップ1次リーグ 韓国、日本の組合せ日程確定 

先ほどお知らせした各グループ分けが確定した結果ドイツワールドカップ1次リーグの日程が確定しました。韓国は第一戦をフランクフルトでトーゴと対戦します。個人的には非常に興味があり観戦したいと思っています。そして2戦目がフランスとの試合を組合せ抽選が行われたライプチヒで行います。最終戦がハノーバーでのスイス戦。この試合が勝敗を分ける試合となりそうな気配です。

そして日本はカイザースラウテルンで6月12日にオーストラリアとの初戦を戦います。カイザースラウテルンは小さな町ですから宿泊施設もあまりないと思います。フランクフルト等を拠点にし試合当日にDB -ドイツ国鉄のICE等で移動がベストと思われます。列車にもよりますが片道2時間半〜3時間前後と思います。そして第2戦はクロアチア戦。6月18日にニュールンベルクで行われます。こちらもICE等でフランクフルトからの移動が簡単に出来ます。最終ブラジル戦ですが6月22日にドルトムントで行われます。ドルトムントは駅地下フォームより10分程度でスタジアムへ行けます。緑豊かな公園の一角に建てられた素晴らしいスタジアムです。こちらもフランクフルトからの移動が可能です。

◆ワールドカップ1次リーグ日程
6月09(金) A組 ドイツ - コスタリカ  (ミュンヘン)
6月09(金) A組 ポーランド - エクアドル (ゲルセンキルヘン)

6月10(土) B組 トリニダードトバコ - スゥエーデン  (ドルトムント)
6月10(土) B組 イングランド - パラグアイ  (フランクフルト)
6月10(土) C組 アルゼンチン - コートジボアール  (ハンブルク)

6月11(日) D組 アンゴラ - ポルトガル  (ケルン)
6月11(日) C組 セルビアモンテネグロ - オランダ  (ライブチヒ)
6月11(日) D組 メキシコ -イラン  (ニュルンベルク)

6月12(月) F組 オーストラリア - 日本  (カイザースラウテルン)
6月12(月) E組 アメリカ - チェコ  (ゲルセンキルヘン)
6月12(月) E組 イタリア - ガーナ  (ハノーバー)

6月13(火) G組 韓国 - トーゴ  (フランクフルト)
6月12(月) F組 ブラジル - クロアチア  (ベルリン)
6月13(火) G組 フランス - スイス  (シュツットガルト)

6月14(水) H組 スペイン - ウクライナ  (ライブチヒ)
6月14(水) H組 チュニジア - サウジアラビア  (ミュンヘン)
6月14(水) A組 ドイツ - ポーランド  (ドルトムント)

6月15(木) B組 スウエーデン -パラグアイ  (ベルリン)
6月15(木) A組 エクアドル - コスタリカ  (ハンブルク)
6月15(木) B組 イングランド - トリニダードトバコ  (ニュルンベルク)

6月16(金) C組 アルゼンチン - セルビアモンテネグロ ( ゲルセンキルヘン)
6月16(金) D組 メキシコ - アンゴラ ( ハノーバー)
6月16(金) C組 オランダ - コートジボアール  (シュツットガルト)

6月17(土) D組 ポルトガル - イラン  (フランクフルト)
6月17(土) E組 イタリア - アメリカ  (カイザースラウテルン)
6月17(土) E組 チェコ - ガーナ (ケルン)

6月18(日) G組 フランス - 韓国  (ライブチヒ)
6月18(日) F組 ブラジル - オーストラリア  (ミュンヘン)
6月18(日) F組 日本 - クロアチア  (ニュルンベルク)

6月19(月) G組 トーゴ - スイス  (ドルトムント)
6月19(月) H組 サウジアラビア - ウクライナ  (ハンブルク)
6月19(月) H組 スペイン -チュニジア  (シュツットガルト)

6月20(火) A組 エクアドル - ドイツ  (ベルリン)
6月20(火) A組 コスタリカ - ポーランド  (ハノーバー)
6月20(火) B組 パラグアイ - トリニダードトバコ  (カイザースラウテルン)
6月20(火) B組 スウエーデン - イングランド  (ケルン)

6月21(水) C組 オランダ - アルゼンチン  (フランクフルト)
6月21(水) D組ポルトガル - メキシコ  (ゲルセンキルヘン)
6月21(水) D組 イラン - アンゴラ (ライブチヒ)
6月21(水) C組 コートジボアール - セルビアモンテネグロ  (ミュンヘン)

6月22(木) F組 日本 - ブラジル  (ドルトムント)
6月22(木) E組 チェコ - イタリア  (ハンブルク)
6月22(木) E組 ガーナ - アメリカ  (ニュルンベルク)
6月22(木) F組 クロアチア - オーストラリア  (シュツットガルト)

6月23(金) H組 ウクライナ - チュニジア  (ベルリン)
6月23(金) G組 スイス - 韓国  (ハノーバー)
6月23(金) H組 サウジアラビア - スペイン  (カイザースラウテルン)
6月23(金) G組 トーゴ - フランス  (ケルン)


2005年12月号記事
韓国G組、日本F組決定

ライプチヒで行われていたワールドカップ組み合わせ抽選ですが最後に残ったアジアの各国ですがイランはD組でメキシコ、ポルトガル、アンゴラと同組。韓国はG組でフランス、スイス、トーゴと同組。サウジアラビアはH組となりスペイン、ウクライナ、チュニジアと同組となりました。そして日本はF組となりブラジル、クロアチア、オーストラリアと同組です。

アジア各国が厳しい組へ入るなかブラジルがいるものの日本は予選突破の可能性を残すグループFとなったことで今後に期待が持てます。日本は第1戦がオーストラリア、2戦がクロアチア、最終戦がブラジルとなります。予選突破には初戦のオーストラリア戦が最も重要で必勝体制で臨みます。韓国は同組にフランスがいるもののスイス、トーゴを相手に日本にはない持ち前の攻撃力で予選突破を狙います。

今回グループCは死のグループと呼ばれそうな気配です。アルゼンチン、オランダという強豪が並び、そしてアフリカ勢のコートジボアールとセルビアモンテネグロ。何かが起きそうなグループです。

◆組み合わせ抽選会結果
グループA
A1 ドイツ
A2 コスタリカ
A3 ポーランド
A4 エクアドル

グループB
B1 イングランド
B2 パラグアイ
B3 トリニダードトバコ
B4 スウエーデン

グループC
C1 アルゼンチン
C2 コートジボアール
C3 セルビアモンテネグロ
C4 オランダ

グループD
D1 メキシコ
D2 イラン
D3 アンゴラ
D4 ポルトガル

グループE
E1 イタリア
E2 ガーナ
E3 アメリカ合衆国
E4 チェコ

グループF
F1 ブラジル
F2 クロアチア
F3 オーストラリア
F4 日本

グループG
G1 フランス
G2 スイス
G3 韓国
G4 トーゴ

グループH
H1 スペイン
H2 ウクライナ
H3 チュニジア
H4 サウジアラビア


2005年11月号記事
新監督就任で韓国代表の復調
  
 

韓国はディックアドフォカート新監督のもと復調してきました。12/12に行われたW杯欧州代表スウェーデン戦では2-2の引き分けと強豪相手に善戦しました。そして行われた12/16のセルビアモンテネグロ戦では李東国等のゴールで2-0の快勝です。これでしばらくは韓国国民も落ち着いた雰囲気となりそうです。日本では年内の試合は全て終了しました。これでW杯への熱いものがますます高まってきそうですが韓国ではまだまだ落ち着いた雰囲気です。

これも国民性なのでしょうか。異常に熱くなる国民性でもありますがまだかなり先のW杯の本戦について今から盛り上がるという雰囲気はありません。これは日本の雰囲気とかなり趣が異なります。年が明けて日本で言う春先のGW辺りから少しづつ盛り上がってくるのではないでしょうか。いずれにしても日韓のW杯出場は大変素晴らしいことで、またアジアサッカー連盟加盟が決まっているオーストラリア(ヒディング監督の手腕か?!)も今回プレーオフで出場を決めていますから我々アジアに住む者にとっても楽しみなドイツW杯となるでしょう。


2005年10月号記事
韓国代表欧州との強化試合
 

韓国代表がW杯出場を決めている欧州の強豪国をソウルに迎えて親善試合を行うことが決定しました。ドイツまで待ちきれない、そしてW杯出場国のプレーを生で見れる絶好のチャンスとなること間違いなしです。試合は11/12の20時キックオフで韓国対スウェーデン。そしてもう1試合が11/16の20時キックオフで韓国対セルビアモンテネグロが行われます。日本から数時間の距離で見れる欧州の強豪国のプレーを比較的チケット価格が安価な韓国でぜひご堪能してみてはいかがでしょうか。


2005年10月号記事
韓国アドフォカート新監督で初勝利

韓国代表新監督のディックアドフォカート氏が就任してデビューとなるW杯強化試合が行われました。デビュー戦で負けるような事態になれば国民からのプレッシャーも増し苦しいスタートとなります。そして12日に行われたイランとの親善試合では開始早々に韓国が先制。終了間際にも安貞桓選手のパスから金珍圭がゴールをあげました。積極的な攻めで終始イランを圧倒した韓国がアドフォカート新監督での初勝利を上げました。来年のW杯へ向けて順調な滑り出しです。


2005年9月号記事
韓国アドフォカート代表監督就任の発表

韓国代表監督が決定しました。アラブ首長国連邦の監督を務めていたオランダ人のアドフォカート氏の監督就任を大韓サッカー協会が発表しました。直前まで務めていたUAEの監督を辞任しての韓国代表監督への就任となりました。既にW杯出場を決めている韓国にとっては本戦での上位進出が最大の目標です。自国開催以外でもその実力をみせたい韓国にとって94年W杯でオランダをベスト8へ導いたアドフォカート氏に白羽の矢を立てたわけです。偉大すぎたヒディング監督後遺症に悩む韓国にとっては監督人事が定まらない苦しい状況が続いています。これからの一年は強化中心となりますのでよもや大会前までに監督更迭なんて事はないと思いますが。


2005年9月号記事
韓国代表監督  

韓国代表監督の人選が難航しています。既にW杯出場を決めている韓国ですが短期間にチームをまとめあげる手腕と人格を併せ持った監督候補となるとそう多くはないのが事実です。そんななか元日本代表監督のトルシエ氏が名乗りを上げているとも言われています。しかし組織的なサッカーを率いるトルシエ流のサッカーが果たして韓国サッカーに通用するかは少々疑問が残ります。いずれにしてもチームを引っ張る強いリーダーシップに加え一目置かせるネームバリューも必要なのかもしれません。


2005年8月号記事
韓国ボンフレール監督辞任

大韓サッカー協会はヨハンボンフレール監督の辞任を発表しました。しかし実質的には更迭となった代表監督の人事です。元々国民に不人気な上に東アジア選手権の最下位、先日のW杯アジア最終予選サウジアラビア戦も完敗となれば致し方ない雰囲気は既に出来上がっていました。結果論とは言え、東アジア選手権の韓国戦に勝利し結果2位を確保、W杯アジア最終予選イラン戦に勝利して予選1位通過を果たした日本代表のジーコ監督とは対称的な結果となりました。今後は新監督人事に注目が集まりますが、ヒディング監督就任までは韓国人監督に固執していた大韓サッカー協会でしたがワールドカップドイツ大会までの短期間に直ぐに結果を求める今回の人事ではやはり実績のある外国人監督の就任が濃厚のようです。


2005年8月 W杯最終予選結果
アジア最終予選(第6戦 2005年8月17日)

B組
既にワールドカップ出場を決めた日本代表の予選最終戦となる、イラン戦です。アウエーでは惜敗した対イラン戦は是が非でも勝利しなくてはいけない一戦という雰囲気が出来上がっていました。そして東アジアでの控え組の活躍で主力組との境もなくなり、ポジション争いが激化していることも見どころでした。先ず前半28分に加地亮選手が先制ゴールを決めました。そして後半31分には大黒選手がヘッドで押し込むゴールで2点目、しかしこの後の32分に中澤選手がペナルティーエリアでダエイを左足で倒してしまいPKを与え1点。イランの反撃を何とかこの1点に押さえ2-1での勝利を掴み取りました。これで日本は5勝1敗の勝ち点15とし、B組の1位とし予選を終えました。2位はイランです。

そしてこれまで未勝利の北朝鮮ですが、バーレーンとアウエーで最終戦を戦い、初勝利をあげました。北朝鮮は前半2得点をあげ勝利に執念を見せました。しかしバーレーンは後半になりアリのゴール等で2点を返し同点。最後はロスタイムに北朝鮮のアンチョルヒョク選手のゴールで勝利、最終予選で初勝利をあげました。何とか1勝をあげましたが北朝鮮は1勝5敗勝ち点3で最下位です。そしてバーレーンは1勝1分け4敗で3位としA組3位となったウズベキスタンとプレーオフを戦います。9月3日、7日に行われ勝者は11月に北中米カリブ海地区4位とプレーオフでW杯出場権に臨みます。

A組
韓国がホームで敗れ2位通過となりました。韓国はボンフレール監督のもと、欧州組まで召集しましたがサウジアラビアに完敗。A組2位での通過となりました。サウジアラビアは試合開始早々の前半5分にモハメドアルアンバー選手のゴールで先制。しかしその後は両チームともに無得点で0-1でサウジアラビアがこの対戦2勝としました。この結果韓国は3勝1分け2敗勝ち点10でA組2位。サウジアラビアは4勝2分けの勝ち点14で1位となりました。

劇的だったのはウズベキスタンです。旧ソ連から独立後カザフスタンとともにアジアサッカー連盟へ加盟するもカザフスタンは欧州サッカー連盟へ移動。欧州CLへの誘惑を断ち切り少しでもW杯出場を目指すウズベキスタンは欧州ではなく、アジアサッカー連盟で戦い続けることを選びました。過去最高となる5万人がスタジアムに詰めかけました。そのウズベキスタンは前半で2点を先制されるもクウェートを3-2で敗りA組3位を確保、B組3位のバーレーンとのプレーオフへ臨みます。

◆W杯アジア最終予選プレーオフ 
9月3日、7日 ウズベキスタン対バーレーン →勝者は11月の北中米カリブ海地区4位とプレーオフへ進みます

◆W杯組み合わせ抽選 
W杯出場の32か国の組み合わせ抽選会は12月9日にライプチヒで行われます。2002年大会までの本大会の実績をベースとし、W杯ランキングをを決めシード順が決められます。残念ながら予選等での成績、実績等は加味されません。

◎W杯アジア最終予選8/17開催分結果
8/17 ○サウジアラビア 1-0 韓国●
8/17 ○ウズベキスタン 3-2 クウェート??br> 1位サウジアラビア(W杯出場) 2位韓国 (W杯出場) 3位ウズベキスタン(プレーオフ出場) 4位クウエート

8/17 ○日本 2-1 イラン●
8/17 ○北朝鮮 3-2 バーレーン●
1位日本(W杯出場) 2位イラン (W杯出場) 3位バーレーン(プレーオフ出場) 4位北朝鮮


2005年8月号記事
W杯最終予選  韓国ボンフレール監督更迭か  

日本代表はイランとのW杯予選最終戦を2-1で勝利、B組1位通過とさせファンの期待に応えました。逆に韓国はソウルでのサウジアラビアとの試合を0-1で敗れA組2位となりました。試合早々に決められた1点を跳ね返す事が出来ず無得点での敗戦は韓国のファンにとって大きな不満となっています。元々不人気のボンフレール監督はいよいよ更迭間近かと見られています。東アジア選手権では最下位、そして今回の敗戦で来年のW杯への不安は拭い切れず新監督のもとでの戦いを望む声が大きいようです。


2005年8月号記事
東アジア選手権 韓国痛恨の最下位でどうなる2007年大会

韓国では辛口のスポーツ新聞がダメ監督対決という見出しで大きく扱い「ジーコジャパン対ボンフレールコリア」の注目の対決と揶揄された一戦となってしまいました。東アジアで最強の日本、韓国がこの最終戦まで1勝も出来ないという厳しい内容にマスコミも囃し立てました。

さて元ナイジェリア代表監督のボンフレール監督は96年のアトランタオリンピックでナイジェリアを初優勝させた手腕を高く評価され招聘されましたが韓国では至って不人気。元韓国代表監督のフースヒディング監督の人気が絶大であり、なかなか苦しい立場となっています。加えてヒディング監督がPSVと兼務ながらアジアサッカー連盟に加入が決まっているオーストラリア代表監督に就任したことから複雑な心境の韓国サポーターです。今回の日本戦での敗戦は更にこのボンフレール監督の不人気ぶりを加速させることになると思われます。

昨夜の東アジア選手権の最終試合となった韓日戦はご存知のように後半41分に中沢佑二選手の左足のゴールで日本が勝利しました。日本はこれで何とか 2位を確保し次回大会の出場権を予選なしで獲得した訳です。今回ホストをつとめた韓国は屈辱の最下位。2007年に予定される次回東アジア選手権の中国での大会に出場するには予選から戦わねばならない公算が大きくなりました。正式には今後協議されるようですがオーストラリアのアジアサッカー連盟の加盟が決まっていますからオーストラリアがどこのエリアに区分されるかによって次回の大会は様相を一転させるかもしれません。東アジアサッカー連盟に所属とでもなればこの大会もうかうかしていると出場出来ない大会となる可能性もあります。今後に注目ですね。

◆東アジア選手権最終結果
1位 中国 (1勝2分 勝ち点5)
2位 日本 (1勝1敗1分 勝ち点4 得失点差で2位)
3位 北朝鮮 (1勝1敗1分 勝ち点4)
4位 韓国 (0勝2分1敗 勝ち点2


2005年7月号記事
東アジア選手権開幕

2大会連続の優勝を狙う韓国が開幕戦に痛い引き分けとなりました。韓国は中国との開幕戦を戦いましたが前半早々に一人が退場になった中国を攻めきれず逆に先制を奪われる始末。やっと後半28分に金珍圭選手のFKで同点にしたものの、後半38分MF崔兌旭が倒され得たPKを期待のホープ李東国選手が蹴るもボールは中国GKにキャッチされ無得点。この失敗が大きく響き結局引き分けとなりました。中国は3人が退場となる荒れた試合運びでしたが韓国のミスにも助けられ初戦を引き分けとしました。

ところで今大会優勝を狙う日本も苦戦を強いられるスタートとなったのはご存知の通りです。前半27分にミスから北朝鮮のキム・ヨンジュン選手に決められ先制されました。これが決勝点となり初戦を黒星スタートとなりました。残る中国、韓国戦を勝つ以外には優勝する手だてはなさそうです。必勝体制で臨んで欲しいですね。

〔開幕戦の結果〕
7/31 17:00 韓国 1-1 中国 (@大田)
7/31 19:30 北朝鮮 1-0 日本 (@大田)

〔今後の韓国代表の日程〕
8/4 20:00 韓国 - 北朝鮮 (@全州)
8/7 20:00 韓国 - 日本 (@大邸)


2005年7月号記事 
コリアピースカップ   

韓国で行われていたコリアピースカップの決勝が行われました。城南一和、トットナム、Rソシエダ、PSV、リヨン、ボカジュニアーズ、オンルダス、サンダウンスが参加した大会の決勝はトットナムとリヨンの対戦となりました。試合はFWキーンが2ゴールを決め、トットナムが3-1でリヨンを下して優勝となりました。日本でも多くの欧州クラブが来日したもののみなばらばらでの試合は残念でなりません。時期等を合わせてこのような大会方式が実現出来れば良いのですが。


2005年7月号記事   
東アジア選手権韓国代表   

大韓サッカー協会は東アジア選手権の韓国代表25人を発表しました。今回は特に欧州リーグ直前でもあり、国内若手中心の選抜となったようです。注目はW杯アジア予選でチームを救う活躍をしたFW朴主永も選出された点。韓国の新たなスター候補とも言われ将来を担う逸材です。尚日本で活躍する崔兌旭(清水)と金珍圭(磐田)も選ばれました。さて日本代表はどういうメンバーになるのでしょうか。


2005年7月号記事 
安貞桓フランスへ移籍   

韓国代表FW安貞桓選手の念願の海外移籍が決定しました。急激に冷え込んだ欧州移籍市場の影響を受けここ数年はJリーグに在籍し海外移籍を目指していました。安貞桓選手はセリエAペルージャへ期待されて移籍したものの不発に終わり2002年に清水入り。その後横浜Mへ移籍していました。そして今回の移籍先はフランス1部リーグのメスです。松田選手のルマンへの完全移籍、1部昇格も決定しており増々フランスリーグが面白くなりそうな気配となってきました。 


2005年6月号記事  
韓国通信 
   

日本のW杯出場おめでとうございます。さて韓国もクウエート戦に勝利して何と6大会連続のW杯出場を決めました。出場枠の少ない時代からのこの出場回数は韓国が今でもアジアトップクラスのチームとして君臨している証でもあります。もちろん日本と同様韓国でも代表がW杯出場を決定したニュースは一面で扱われています。とりわけ19歳の新しいヒーローFW朴選手、マンチェスターUTDというビッグクラブから請われる形で移籍が決まりそうな朴チソン選手の話題は別格で取り上げられています。これから大会までの1年間はサッカー中心のスポーツ界となりそうです。

2005年6月号記事  
W杯アジア予選 日韓W杯出場決定

B組では日本はバンコクで北朝鮮と戦いました。前半は何となく力のない、単調な攻めの日本でした。しかし後半から投入された大黒がポイントなり徐々に日本ペースに。そして後半28分にゴール前のこぼれ玉を判断よく飛び込んだ柳沢が貴重な先制ゴール。44分にも大黒がGKをかわしてのゴールで駄目押し。2-0でドイツ行きを決定させました。後半北朝鮮のラフプレーも目立ち、気候的にも苦しい展開でしたが日本代表は総力で勝利を勝ち取り世界で最初にドイツ行きを決定させました。

そして1試合イラン対バーレーンですが開始早々から怒濤の攻撃を仕掛けたイランです。前半これに堪えたバーレーンでしたが逆に大きな好機をつかむ場面もありました。試合を決めたのは後半でした。後半の早々3分にノスラティ選手がヘッドで決めて先制ゴール。結局これがこ決勝点となり1-0でイランが2大会ぶり3度目となるW杯出場を決めました。

A組ですが韓国はAWAYでクウエートと対戦。前半2点を取り韓国ペースへ。後半も2点を取って快勝。これで韓国もW杯出場を決めて日韓両雄のW杯出場が確定しました。サウジアラビアはこの日ウズベキスタンと対戦3-0の快勝でこちらも常連サウジが出場を決めました。

◎W杯アジア最終予選6/8開催分結果
6/08 ●クウェート 0−4 韓国○
6/08 サウジアラビア 3−0 ウズベキスタン
現在の順位:1位サウジアラビア(W杯出場)  2位韓国(W杯出場) 3位クウエート 4位ウズベキスタン

6/08 ●北朝鮮 0−2 日本(無観客)○ 日本W杯出場決定
6/08○イラン 1−0 バーレーン●
現在の順位:1位イラン(W杯出場)  2位日本(W杯出場) 3位バーレーン(プレーオフへ) 4位北朝鮮(予選敗退)


2005年6月号記事  
朴智星マンチェスターUTDへ    

マンチェスターユナイテッドは正式に韓国代表MF朴智星選手の獲得に乗り出していることが分かりました。噂の段階での報道は先日来行われていましたがマンチェスターが正式にPSVと交渉中であることが分かったものです。現在W杯アジア最終予選のため召集中のため韓国が正式に出場を決めれば交渉は本格化する見通しです。朴選手は恩師ヒデング監督とも相談のうえ決断するようですがマンチェスターへの移籍が濃厚のようです。

2005年3月号記事        
W杯ドイツ大会アジア最終予選 韓日AWAYで敗戦

 
A組第2戦、サウジアラビアのダンマームで行われたサウジアラビア対韓国は2-0でサウジアラビアが強豪韓国を相手に快勝しました。サウジアラビアは前半29分ハリリのゴールで先制。そしてダハタニがPKで追加点をあげグループ大大の敵となる韓国を敗りました。サウジは勝ち点4でトップに立ち、韓国は勝ち点3で2位。またクウェートはウズベキスタンを迎えて対戦、2-1でウズベキスタンを下し3位です。

B組日本はテヘランでのイラン戦に臨みました。日本は4バックが機能せず序盤から苦しい戦いとなりました。前半25分にはマハダビキアのFKがゴール前でこぼれたところをハシェミアンに決められ先制されました。後半福西のシュートで追いついたのもつかの間、その9分後にはハシェミアンがクロスを頭で合わせ万事休す。イランとバーレーンが1勝1分で1-2位、日本は1勝1敗の勝ち点3で3位です。

北朝鮮は平壌の金日成スタジアムでバーレーンと戦いました。この試合でバーレーンは北朝鮮を2-1で敗り勝点4を獲得、北朝鮮は試合を押しながらも痛い連敗です。試合はホームの北朝鮮が積極的に攻撃、波濤の攻撃を仕掛けました。しかしバーレーンは堅守からカウンターで応戦する作戦で好機を伺い、前半7分、カウンター攻撃からフセイン・アリ選手がヘディングを決め先制しました。後半13分にもカウンターから再びフセイン・アリ選手が決め貴重な2点目を加えました。北朝鮮もパクソンカン選手がヘディングで1点を返したものの反撃を断たれました。

◎W杯アジア最終予選3/25開催分結果
3/25 ○イラン 2−1 日本●
3/25 ●北朝鮮 1−2 バーレーン○

3/25 ○クウェート 2−1 ウズベキスタン●
3/25 ○サウジアラビア 2−0 韓国●


2005年3月号記事
2005年 東アジア選手権(@韓国)

台北で行われていた予選を突破したのは北朝鮮でした。これで韓国で行われる東アジアサッカー選手権2005の出場4か国が決定しました。第1回はSARSの影響で一時延期となる騒ぎもありましたが第2回韓国大会は2006年に迫ったW杯を目前とし、大いに盛り上がりをみせることでしょう。又18日にソウルで行われた組み合わせ抽選で男女代表の日程が確定しました。日本はいずれも初戦を北朝鮮代表と戦います。

*男子代表
7/31 韓国対中国 17:00@大田
7/31 北朝鮮対日本 19:30@大田
8/03 日本対中国 20:20 @大田
8/04 韓国対北朝鮮 20:00@全州
8/07 中国対北朝鮮 17:15@大邱
8/07 韓国対日本 20:00 @大邱

*女子代表
8/01 韓国代表対中国 17:00@全州
8/01 日本対北朝鮮 19:30@全州
8/03 日本対中国 17:30 @大田
8/04 韓国対北朝鮮 17:15@全州
8/06 中国対北朝鮮 17:00 @大邱
8/06 韓国対日本 19:30 @大邱


2005年3月号記事
韓国通信 イーチョンスKリーグ復帰 

韓国Kリーグから期待され移籍したスペイン1部リーグでしたがイーチョンス選手は一旦韓国へ帰国することが濃厚となったようです。イー選手は一昨年にレアルソシエダへ移籍、一時活躍を期待される存在でしたが現地でのコミュニケーションや体調管理等の難しい問題にも直面しなかなか思い通りのプレーが出来ずに悩みました。今季はヌマンシアへレンタル移籍していましたが、ここでも期待には充分応えられなかったようです。心機一転Kリーグでの再起にファンも熱い声援をおくります。

2005年2月号記事
A3クラブチャンピオンカップとアジアCL     

横浜Mは2/19のA3チャンピオンカップでは残念ながら水原と対戦し3-1の完敗で優勝を逃してしまいました。車範根監督と岡田監督の戦いも見どころがありましたが、今回はブンデスリーガで活躍しアジアの英雄だった車範根監督に軍配が上がりました。さて横浜Mはリーグ戦同様に最も重視しているアジアチャンピオンズリーグの優勝を目指しています。3月には1次リーグ第2戦が行われインドネシアのPSMマカッサルと対戦します。先日の韓国での大会では怪我人や体調不良の選手が続出したため体調管理を重視するように岡田監督も厳命したようです。この大会を巡ってはもちろん韓国、中国だけでなくアジア各国のトップクラブが優勝を狙っており横浜も厳しい戦いが続きます。

2005年2月号記事
A3クラブチャンピオンカップ2/19決戦@韓国・済州島   

韓国で行われているA3カップで東アジアクラブ王者が2/19に決まります。横浜Mと韓国Kリーグ水原戦の戦いとなった今日の大一番ですが、実は両クラブの監督が共に国の代表監督経験者というプライドのある戦いでもあります。車範根監督は98年フランスW杯へ代表を導きながら本戦での不振を理由に更迭された経験があります。ご存知のように岡田監督も同時期に監督経験があり、苦境の日本をW杯へと導きました。名監督同士の決戦に注目です。


2005年2月号記事
A3クラブチャンピオンカップ@韓国・済州島  
   

今回韓国・済州島で行われるのが東アジアクラブ王者を目指すA3クラブチャンピオンカップです。横浜Mは初戦を韓国スティラーズと対戦し引き分けたものの、第2戦を中国の深センと対戦し2-0で快勝し大会初勝利をあげました。これで通算1勝1分けとなり首位に並びました。横浜は次戦19日の韓国・水原戦で勝てば優勝となります。韓国プロリーグ王者の水原は2-2でKリーグ2位の浦項と引き分け横浜と並ぶ首位となり、19日に横浜との一騎討ちに臨みます。


2005年2月号記事
◆韓国通信 韓国代表クウエートに快勝   

日本では北朝鮮代表との試合が大いに盛り上がりを見せるなか韓国でも最終予選の大事な初戦クウエート戦が行われました。さてソウルワール
ドカップスタジアムで日本より遅い時間の20時キックオフとなった試合はもちろん超満員。比較的戦いやすい相手となった試合でしたがそれで
も何が起こるか分からないのがW杯予選ですからファンにとっては緊張の一戦となりました。しかし韓国は動きの鈍いクウエート代表を試合開始直後から圧倒し前半24分には李東国選手のゴールで先制。そして後半36分には李ヨンピョ選手が追加点をあげクウエート代表に2-0の快勝でした。しかし韓国にとっては次戦AWAYでのサウジアラビア戦が正念場。初戦を順当に勝ち点3を取った韓国が次戦勝利すればドイツが本当に近くなってくることは確かなのですが。

さて一方日本は初戦で実力以上に嫌な相手となった北朝鮮戦でした。未知の相手に加え、過熱する報道合戦で外野もうるさく試合前からやり難
い状態であったのは確かでした。引き分け濃厚だった試合を結局勝ってしまう辺りは昨年のアジアカップ以来の粘り強い日本の特徴となってい
ます。韓国同様、日本にとっても次戦のイラン戦が重要な試合。この試合如何で今後の予選の戦い方を左右することとなるでしょう。

◎W杯アジア最終予選結果
2/09 ○韓国 2−0 クウェート●
2/09 △ウズベキスタン 1−1 サウジアラビア△

2/09 ○日本 2−1 北朝鮮●
2/09 △バーレーン 0−0 イラン△


2004年12月号記事
韓国のドイツ代表との親善試合  

釜山での韓国とドイツの親善試合を観戦してきました。雨も降りそうな寒い天気の中攻撃力には定評のある韓国が先制、その後もドイツの攻撃をしのぎ逆に追加点を上げ快勝しましたね。ところで釜山のアジアード競技場は地下鉄もまだ繋がっていない為行きにくいのですがファンは自家用車でスタジアムへ殺到、違法駐車の車の数はそれは凄いの一語でした。どう考えても日本の路上駐車は一列(当たり前ですが)なのですが、韓国の場合は何と3列。(もっとビッグイベントになったらこれ以上の列になるんでしょうね)当然歩道の近くに駐車しているクルマは、より外側のクルマがどかない限りクルマを動かせない訳ですね。万が一急用が出来てもクルマでは帰れないという事になります。それでもクルマで行くというのがやはりらしいという事なのでしょうか。そして警察もこれを全く取り締まらないのが韓国流です。レッカーされるクルマもキップを切られるクルマもいないのが何ともフレックスな対応で市民の味方です。

さて釜山のスタジアムはと言えばこれが又一風変わっています。どのチケットを持っていても各ゲートから一旦入場すれば区切りやスタッフの検閲がないためどこにでも行けてしまう不思議な競技場です。例えばゴール裏のチケットを持っていても歩いてどこへでも行けてしまいます。もし自分の席が気に入らないならば別の場所へ移動して好きな場所で観戦すれば良い訳です。もちろん席はありませんがあつかましく前面に割り込んで観戦するのが韓国流かもしれません。もちろん空席でもあれば勝手に座って観戦という流れです。もっとも空席があれば自分の席であろうがなかろうが座ってしまうのは何も韓国だけではありません。スペインでもフランスでも勝手気侭に他人の席に座るのはどこでも一緒。事情を知らなければ『ここは俺の席だ!』と言わんばかりの相手の凄みに本来のチケット所持者が怯んでしまったりもします。気弱な私は一刻も早くスタジアムへ向かい自分の席に座るように心掛けているのですが..........。


2004年11月号記事
◆W杯アジア予選  祝韓国最終予選進出決定!
 

韓国は17日のモルジブ戦に勝ってW杯アジア最終予選進出を決めました。3月の試合では引き分けにおわっており油断大敵と言われていましたがボンフレール監督が期待する李東国の得点が今日の試合に大きな勝ち星をもたらしました。ところで右脚ひ骨を骨折した韓国代表FW安貞桓選手は翌18日に再来日しました。直ぐに川崎市内の病院に入院した結果、当初2ヶ月と言われた骨折は全治3-4カ月と診断された模様で手術を受ける見込みです。


2004年10月号記事
◆W杯アジア予選  日本快勝、韓国も最終予選進出をほぼ手中に! 
      

2006年ワールドカップドイツ大会アジア1次予選が行われました。ご存知のように3組の日本はオマーン戦で1−0で勝利し最終予選進出を決めました。66年W杯イングランド大会ではベスト8になった事もある北朝鮮ですが5組でイエメンと対戦し2−1で勝利し最終予選進出を決めました。2組のウズ ベキスタンはイラクを2−1で下し1位を確定、6組のバーレーンもシリアと2−2で引き分けましたが1位を確定させました。8組のサウジアラビアはイン ドネシアに快勝し最終予選進出です。

その他成長著しい4組の中国でしたが0−1でクウェートに敗れ現在2位となり、予選最終戦ではクエートはマレーシアと、中国は香港との戦いとなります。中国にとってはマレーシアより実力のある香港との対戦となり苦しい戦いを強いられそうです。7組の韓国はレバノンと1−1で引き分けましたが首位をキープ、ホームで行われるモルジブとの最終戦で1次予選を突破が濃厚となりました。これで日本、韓国ともに最終予選での活躍が期待されます。

●1次予選各組勝敗
1組 1位 ヨルダン(勝ち点12) 2位 イラン(勝ち点9)
2組 1位 ウズベキスタン(最終予選進出) 2位 イラク
3組 1位 日本(最終予選進出) 2位 オマーン
4組 1位 クエート(勝ち点12) 2位 中国(勝ち点12)
5組 1位 北朝鮮(最終予選進出) 2位 UAE
6組 1位 バーレーン(最終予選進出) 2位 シリア
7組 1位 韓国(勝ち点11) 2位 レバノン(勝ち点10)
8組 1位 サウジアラビア(最終予選進出) 2位 トルクメニスタン


2004年9月号記事
W杯アジア予選韓日の戦い 韓国代表薄氷の試合と停電で波瀾の日本代表

W杯アジア1次予選での韓国は苦戦する場面が再三ありました。もちろん白黒はっきりさせたい国民性の私たち韓国のファンにとっては余り気分の良い試合とはいきませんでした。8日に行われたのは格下ベトナムとの試合でした。FIFAランキングや今までの実績とは全く無関係でアウエーでの対戦は思わぬ波瀾も予想されるのが常です。そのうえ今回のベトナムはアジアカップの予選で思わぬ不覚をとった苦手な相手で、前監督の更迭の一因ともなった曰く付きの相手でした。そして始まった試合でしたが前半11分に相手選手との交錯から車ドゥリ選手がよもやの一発退場。開始早々から10人での戦いを強いられました。カウンター攻撃に苦しめられながらも耐えた韓国でしたが、後半早々に今度はDF朴載弘選手がオウンゴールで失点。10人で戦う韓国にとっては大きな失点となり、もはやこれまでかと思われた試合でした。ところがここから一転、今季もスペインでプレーするイーチョンス選手が1ゴール1アシストを決める大活躍で試合をひっくり返しました。この日の韓国はボンフレール監督も激怒する程プレーに集中力を欠く開始早々の選手たちでしたが、終わってみれば2-1の辛勝で何とか予選7組のトップをキープしました。

さて日本はやはりAWAYでインドとの対戦となりました。インドでの暑さと湿度の高さは日本の選手にとっては脅威となる環境での試合となりました。ところが日本を襲ったのは、その気候でも相手選手でもなく、停電の洗礼でした。1-0と最少ながらリードをした前半が終了し、ハーフタイムに停電は発生。無効試合も検討されるなか日本の各選手のモチベーションが下がらなかった事が勝利を呼び込みました。復旧したスタジアムは30分遅れで試合が再開。後半3点を加えて4-0で快勝しました。日本の選手は落ち着いた試合運び上々の出来でした。これで日本は次戦オマーン戦で引き分けか勝利すれば1次予選の突破が確定します。

そして苦しい試合を展開した韓国代表にとっては次戦は今回のような油断がならない相手となります。予選での最大のライバルとAWAYでの対戦となります。10月13日に大きなヤマ場となるレバノンと戦います。


2004年7月号記事
オリンピック代表日韓戦

オリンピック代表同士の日韓親善試合が21日ソウルで行われ、本番モードの激しい戦いとなりました。ここまでアジア最強の一つと言われる韓国に1勝1敗1分の日本でしたが、この日も試合開始早々から度々押し込まれる場面が続きました。縦の攻撃では一歩もニ歩も力の勝る韓国に対し、日本は強固な守備で応戦、最後までゴールを割らせませんでした。この後両チームは何試合かの親善試合を経てオリンピック本番へ突入します。


2004年7月号記事
韓国オリンピック代表OA枠

大韓サッカー協会はアテネオリンピックでのオーバーエージ枠の選手をマリノスに所属する柳想鉄選手とフェイエノールトの宋鍾国選手に決定したと発表しました。オリンピック代表は原則23歳以下に限定されていますが24歳以上のOA枠として3人を指名することが出来ます。残りの1枠について金南一選手が有力とされていますが、中国でのアジアカップの様子を見ながら最終決定する方針です。


2004年6月号記事
韓国代表監督再び内定

大韓サッカー協会は混迷する代表監督人事で元ナイジェリア代表監督のボンフレール氏に内定したと発表しました。96年のアトランタオリンピックでナイジェリアを初優勝させた手腕を高く評価し、今回の内定となりました。コエリョ前監督の後任人事は元セネガル代表監督のメツ氏を内定していましたが金銭面での折り合いがつかず途中で断念していました。ボンフレール氏は知名度が今一つではあるものの、その堅実な指揮は世界的にも認知されています。


2004年6月号記事
韓国通信  代表監督の行方は

ブルーノメツ氏の韓国代表監督が決定と発表していた大韓サッカー協会でしたが、後回しとなっていた年俸交渉が暗礁に乗り上げ、事実上、就任決定を撤回する事態になっています。メツ氏への年俸提示は名将ヒディング元監督とほぼ同額の年俸を提示したようですが、メツ氏側の希望と大きな差がありこの差額を埋められなかったようです。韓国代表監督は再び後任人事に苦慮しそうです。前述のポルトガル代表のスコラリ監督、アイルランド代表のマッカーシー前監督トルコ代表のギュネシ前監督等の名前が再度あがっていますが、決定までには難航が予想されています。


2004年6月号記事
韓国代表監督決定

大韓サッカー協会は外国人に絞って次期監督の選考にあたっていましたがセネガル前代表監督のブルーノメツ氏に決定したと発表しました。メツ氏はポルトガル代表のスコラリ監督、アイルランド代表のマッカーシー前監督、トルコ代表のギュネシ前監督と並びW杯でセネガルを8強に導いた指導力を評価され最終選考に残っていたものです。現在アラブ首長国連邦のアルアインで監督を務めていますが近く辞任し、この要請を受諾する見込みです。思いきった今回の起用はファンにとっても楽しみで期待のもてる人選です。


2004年4月号記事
韓国代表コエリョ監督の辞任

韓国代表のコエリョ監督の辞任説が流れるなか行われた大韓サッカー協会での会議の後、アジアカップ、W杯予選の不安定な試合、成績を理由に事実上の更迭が行われ、コエリョ氏の辞任が発表されました。W杯ドイツ大会を目指す韓国代表はポルトガルの代表監督で2000年の欧州選手権でベスト4入りを果たしたコエリョ氏を招き、ヒディンク前監督以上のチーム作りを目指していました。しかし文化や風習の壁もあり思うような結果が残せず辞任に至りました。


2004年4月号記事
韓国通信 コエリョ監督辞任へ

日本代表監督ジーコ氏のワールドカップ予選での苦戦続きに関して特に風当たりが最近強くなってきています。格下相手にすっきりした試合が出来ないのが原因ですが、それでも辛勝ながらも確実に勝ち点を獲得しています。こんな日本とは違い、更に苦戦を強いられ良い結果の出せないでいる韓国代表の事情は厳しいものとなっています。民族主義のより強い韓国では外国人監督であるコエリョ氏への辞任要求が高まっています。明日19日に開催予定の会議終了後にも辞任を発表するのではと伝えられています。韓国の英雄となった前監督ヒディング氏でさえ当初は外国人監督という事もあり、事あるごとに批判にさらされてきました。しかしW杯予選は開催国のため免除され、比較的余裕を持ったチーム作りが出来た面はありました。これに比べて最初から結果を強く求められ続けているコエリョ氏にとっては世論の厳しい批判にさらされています。加えて前監督の偉業と比較されれば道半ばであるコエリョ監督率いる韓国代表には余りに厳しい批判かもしれません。報道のようにコエリョ監督は地元ポルトガルでのメディアに対し辞任を明言したとも伝えられています。いずれにしても大韓サッカー協会との話し合いの後に決定される事ですが、新しい人事となれば韓国人監督の元で新生代表チームが結成されるのか、コエリョ監督の続投、又は外国人新監督の元でのチーム作りとなるのか難しい選択を迫られそうです。


2004年3月号記事
韓国通信 頑張れ前園選手
Kリーグの新設チーム仁川ユナイテッドが元日本代表の前園真聖選手を獲得しました。今シーズンから新設されたインチョンは前園の経験豊かなプレーと粘り強いメンタルを評価。今年暮れまでの契約に至りました。背番号7、契約1000万円でチームの期待を背負います。頑張れ前園選手!

2004年3月号記事
韓国通信 U-23 サッカーオリンピック代表

既にアテネオリンピック出場を決めた日本ですが、韓国ではA組のアジア最終予選が引き続き行われています。このA組は死の組とも呼ばれ今回もっとも過酷な組とも言われています。そんななか韓国は素晴らしい底力を見せ、各強豪との試合を勝ち進んでいます。17日に行われたテヘランでのイラン対韓国では韓国が1−0で勝ち何とイランがホームでの試合で40年振りに敗戦するという力の入った試合となりました。テヘランはメキシコシティー同様高地にあるためAWAYのチームにとっては非常に戦い難い試合です。これに備え韓国チームは昆明で合宿をし、加えてイランを研究し尽くして臨みました。決勝点はスペインへ移籍し、一層たくましくなったイーチョンスが決めて劇的な勝利となりました。韓国は中国との第1戦にも勝利しており、韓国のオリンピック出場は濃厚になったと各韓国メディアも報じ、選手を絶賛しています。もちろん試合はホーム&アウエー方式のため、各第2戦は5月に上海で中国戦、そしてソウルで行われるイラン戦で決着がつきます。今から待ち遠しい1戦となりそうです。

■アジア予選 A組の今後の日程

3/24(水) 20:45 マレーシア - 韓国 (@ペタリン・ジャヤ)
3/27(土) 19:30 中国 - イラン (@武漢)

4/14(水) 19:00 韓国 - マレーシア (@水原)
4/16(金) 17:30 イラン - 中国 (@テヘラン)
4/30(金) 17:30 イラン - マレーシア (@テヘラン)

5/01(土) 19:30 中国 - 韓国 (@上海)
5/12(水) 19:00 韓国 - イラン (@ソウル)
5/12(水) 20:45 マレーシア - 中国 (@ペタリン・ジャヤ)


2004年2月号記事
韓国通信 オーマン代表との親善試合

韓国代表は2月18日にワールドカップ予選の初戦をレバノンと戦います。かなり格下の相手とは言え、大切な初戦を万全の体制で臨みたいのは言うまでもありません。その韓国代表は日本代表と予選を戦うオマーンとの親善試合を14日に行うことを決めました。蔚山ワールドカップ競技場で行われる試合は前哨戦としては最適で重要な試合となりそうです。まだまだ予選も緊張を伴う押し迫った段階ではないものの出足の悪い試合をすれば今後の試合に大きな影響を与えることは必至です。


2004年1月号記事
韓国通信 韓国代表W杯予選 レバノン戦

日本同様に比較的予選での組み合わせに恵まれた韓国代表です。W杯アジア予選の初戦となるレバノン戦が2月18日に水原で行われる事が決定したことに伴い韓国代表23人が選出されました。日本でも有名なアンジョンファンやPSVで活躍するイーヨンピョ、パクチソン、レアルソシエダのイーチョンス等が名を列ねました。予選7組で韓国はレバノン、ベトナム、モルディブと戦います。


2003年11月号記事
韓国通信  ブルガリア代表との親善試合 

日本代表がカメルーンとの親善試合を行う前日の今日、韓国代表はブルガリアとの親善試合に臨みます。アジアカップでの韓国のベトナム、オマーン戦での連敗は韓国国内でも大きな非難の的となったため、是が非でも勝利しなければならない韓国代表です。またサッカーとは関係はありませんが先日のサッポロでの韓国の野球代表のオリンピック出場が断たれた事は韓国国民の民族心を大きく揺るがした一大事件であったことは言うまでもありません。プライドを傷つけられえた韓国の心を今回のサッカー代表が再び高めなくてはならないのは至上命令なのです。

さて今回は日本で活躍する各選手も帰国し、万全の体制で試合に臨みます。アンジョンファン、ユサンチョル、チェヨンスの各選手も16日には帰国し、この試合のためにテンションを高めているとの報道もされています。前監督のヒディング氏の余りにも大きな功績の後を継いだコエリョ監督にとっては性急に結果を求める気質の韓国での仕事はそう簡単な事ではにでしょう。アジアカップ予選でのベトナムとオマーンに連敗したことは監督交代論にまで発展する勢いだったことは否めません。しかし今回はエース格でもあるJリーグ在籍選手の参加でコエリョ監督も安心した采配がふるえる事は間違いないことでしょう。また16日、Kリーグの大田戦で2得点し、今季の通算ゴール数を28としてリーグのシーズン最多記録を更新したキムドフン選手のKリーグ得点王の獲得も韓国を勢いづける要因となっています。今日のブルガリア戦は今後の韓国代表の行方を担う大事な試合となることは間違いのないことでしょう。


2003年9月号記事
韓国通信  韓国人プレーヤーのスペインデビュー

レアルソシエダへ今シーズンより移籍したイチョンス選手がまずまずの滑り出しでデビューを飾りました。韓国サッカーの代表としてワールドカップ4強の誇りを胸にスペインサッカー界に殴り込みを駆けました。欧州では着実のその地位を上げるアジア人選手たちですが、残念ながらスペインでのアジア人選手の評価は決して高くないのが真実でした。2000年にバヤドリッドでプレーした城選手にしても、その後エスパニョ−ルへ移籍した西沢選手にしてもその本望を達せずJリーグ復帰となったのは皆さんもご存知の通りです。実力の高いリーグである事の他にも言葉の壁、食事や環境への適合性もあり一概に実力だけでは成功しないのが海外リーグでもあります。8月30日のエスパニオールとの試合でイチョンス選手は開幕戦デビューを飾り、チームの評価が高い事を証明しました。加えてゴールに近いアシストも記録。本人が自身のゴールと勘違いする程の素晴らしいプレーでした。敵地での開幕戦でもあり、途中競り合いのなか顔へのバッティングもしばしばありましたが、小柄ながらその辺りに強い韓国人選手でもあり、びくともしないプレーを連発していました。成功するまでは韓国の土を踏まないと話し韓国を後にしましたが、アジア人選手初のスペインリーグでの成功も夢ではないかもしれません。韓国サッカーファンはヒディング元代表監督、各韓国人選手が活躍するオランダリーグに注目が集まっていますが、今後このスペインでのイチョンス選手への関心も大きな集まってくと思われます。


2003年8月号記事
韓国通信  ユニバーシアード代表選手

日本でも有望なプロ野球選手が次々と大リーグへ流失するように、韓国でもサッカーの有望選手が次々と日本のJリーグや海外リーグへ移籍することについて心配する声が強まっています。美女軍団等何かと話題となっている大邱ユニバーシアード大会ですが、これらの報道の影に隠れていますが、Jリーグの各クラブのスカウトたちは、韓国ユニバーシアードサッカー代表選手を視察し、有望選手を獲得する方針で精力的に動いています。

Jリーグのいくつかのクラブはユニバーシアード大邱大会では日本代表選手だけでなく、韓国選手の視察にも時間を費やしています。しかし体力、技術に優れ、比較的契約金も低く抑える事の出来る優れた韓国人選手の獲得には最も積極的です。韓国の大学を中退後日本のプロになる選手が続出している近年の傾向からこれを警戒、危惧する声が韓国国内からも聞こえています。それだけでなく現在Kリーグに在籍する選手達のJリーグへの移籍に関しても、その多さに物議をかもしだしています。先日もシドニー五輪に出場し、韓国代表でもある、Kリーグ・テジョンのFW金殷中選手の仙台への移籍が決定したばかりです。

その他にも大学を中退して京都パープルサンガで成功した朴チソン選手。同じくパープルサンガでレギュラーを掴んだイムユファン選手。そしてトリニータの金ドンヒョン、FC東京のオジャンウン選手達のように若く有望な多くの選手達が海外へ流失するのに抵抗を持つのは何も韓国だけに限った事ではありません。いずれこれらの選手は海外で身につけた技術や戦術を韓国国内へ持ち帰り、自国リーグ、韓国代表へフィードバックすることは確実でも目の前の有望な人材の流失を惜しむファンの正直な気持ちは押さえられないのかもしれません。


2003年7月号記事
韓国通信  「ワールドピースカップ2003の成功」

韓国で22日まで開催されているのがワールドピースカップ2003コリアです。明日の決勝では韓国では一番人気のヒディング監督が率い、朴智星、李榮杓の両選手が活躍するPSVとフランスのオリンピックリヨンが戦うことになりました。さてこの大会は入場券料、広告料や放送権料の全ての収益を第3世界の青少年育成のために寄付するという素晴らしい主旨で企画され、ワールドカップ1周年を記念して韓国で開催されるイベントでした。当初は欧州でも人気の高いASローマやレバークーゼンの参加予定もあり期待されたのですがSARSの懸念もあってか両チームは不参加を決定、代替のクラブの参加でやっと開催にこぎつけた感さえありました。口の悪いマスコミやファンからは「不人気の大会」とか「大会の開催は失敗」等罵詈雑言を浴びせかけられたのも事実でした。ところが蓋を開けてみれば大会は盛況。特に地元の城南一和、そして元韓国代表監督のヒディング氏が率いるPSV戦を中心に盛り上がりを見せています。元々韓国では日本のJリーグ創設のはるか以前よりプロサッカーリーグ「Kリーグ」を持ち、韓日代表戦ともなれば声が枯れるまで応援、勝利を疑わないファンはテレビ、スタジアムでの応援も凄まじいものがありました。ところが代表戦以外全く観客が入らない、Kリーグの観客動員もさっぱりというのが韓国の真のサッカー事情でした。しかしワールドカップ以降は徐々に変化を見せ始めています。今回の大会もソウル・ワールドカップスタジアムはいつも満員の状態で人気の高い試合となれば4万人、5万人は平気で入ってしまう程状況は変わってきています。テレビ放送の視聴率もそこそことの発表ですから大会関係者もほっと一息ついていることでしょう。


2003年7月号記事
スペインリーグ 初の韓国人選手

スペインリーグで初の韓国人プレーヤーが誕生しました。スペインの強豪レアルソシエダは7日にKリーグウルサンに所属する韓国代表MFのイチョンス選手の移籍を発表しました。その天性のスピードと韓国人プレーヤーの持ち味の突破力でW杯の躍進にも大きく貢献しました。イチョンス選手はウルサンのラストマッチでも6試合連続ゴールを決め、有終の美を飾りました。今回の移籍金は4億円、そして契約は3年となっています。これでリーガで初の韓国人プレーヤーの誕生となりました。メディカルチェックなどを経て入団会見を行うものとみられます。攻撃的な韓国人プレーヤーのスペインでの挑戦に期待がかかります。 そのレアルソシエダも最後の最後で首位を奪われた昨シーズンでした。新シーズンはぜひとも優勝を飾りたい。出場権を獲得したチャンピオンズリーグでの躍進を目指したいというのが一貫したクラブの目標です。日本でもその名を馳せたロシア代表のカルピン、ニハト、ジャビアロンソ等シーズンインを楽しみにさせてくれるプレーヤーにまた一人イ選手が加わった事を喜ぶファンも多いことでしょう。


2003年6月号記事
韓国通信 アルゼンチン戦

コエリョ新監督就任後の韓国の状況は日本と似ているのかもしれません。なかなか勝てない状況にファンのいらいらは爆発寸前です。結果を早急に求める声の強さは日本の比ではありません。国民の多くが負けることを嫌うお国柄がそのまま反映する形でプレッシャーとなって選手、監督へ返ってきます。そんななかでのアルゼンチン戦でしたがウルグアイ戦に続いての連敗となってしまいました。アルゼンチンに完敗した日本の後を受けての韓国は攻撃力では負けていませんでした。しかしサビオラのAマッチ3試合連続得点に6万を超える観衆の溜息がスタジアム全体を揺るがしました。この連敗で更にプレッシャーの掛かる韓国代表の今後に注目が集まります。


2003年6月号記事
韓国通信 2003 ワ−ルドピ−スキングカップ大会?

日本では全く話題になっていませんが世界の名門クラブを招いて韓国で開催されるクラブチ−ムのワ−ルドカップとも言われているのがワールドピースキングカップです。7月15日から22日までの日程で韓国の各会場で開催されます。この大会の組織委員会顧問は世界のペレ氏。今大会を通じて得られる、入場券料、広告料や放送権料の全ての収益を第3世界の青少年育成のために寄付するという素晴らしい大会です。参加予定チームは韓国ナンバー1でアジア屈指のクラブ城南一和,欧州からはASローマ、ヒディング前代表監督率いるPSVアイントホーヘン、オリンピックリヨン、ブンデスの雄レバークーゼン。そして米大陸からはサンパウロFC,米国MLSのLAギャラクシー,アフリカからはカイザーチフスの計8チームが参加します。大会は8チームを2組に分けてリーグ戦を行い、各組1位が決勝戦で戦うシステムです。優勝賞金は200万ドル,準優勝が50万ドルです。

ワ−ルドピ−スキングカップ大会概要(期 間 : 7/15〜22-8日間)
7/15 19:00 城南一和 対 BABYER04 LEVERKUSEN ソウル上岩W杯競技場

7/15 19:00 KAIZER CHIEFS 対 OLYMPIQUELYONNAIS 大田W杯競技場

7/16 19:00 AS ROMA 対 PSV EINDHOVEN 釜山W杯競技場

7/16 19:00 LOS ANGELESGALAXY 対 SAOPAULO FC 全州W杯競技場

7/17 16:30 城南一和 対 KAIZER CHIEFS 水原W杯競技場

7/17 19:00 BAYER04 LEVERKUSEN 対 OLYMPIQUELYONNAIS 蔚山W杯競技場

7/18 19:00 PSV EINDHOVEN 対 SAOPAULO FC ソウル上岩W杯競技場

7/18 19:00 AS ROMA 対 LOS ANGELESGALAXY 大田W杯競技場

7/19 19:00 BAYER04 LEVERKUSEN 対 KAIZER CHIEFS 釜山W杯競技場

7/19 19:00 城南一和 対 OLYMPIQUELYONNAIS 全州W杯競技場

7/20 19:00 PSV EINDHOVEN 対 LOS ANGELESGALAXY 水原W杯競技場

7/20 19:00 SAOPAULO FC 対 AS ROMA 蔚山W杯競技場

決勝 7/22 19:00 A組1位 対 B組1位 ソウル上岩W杯競技場

ワ−ルドピ−スキングカップ大会参加チ−ム
LAギャラクシ−(B組)
PSV アイントフォ−ヘン(B組)
ASロ−マ(B組)
バイエルレバ−ク−ゼン(A組)
オリンピックリヨン(A組)
城南一和(A組)
サンバウロFC(B組)
カイザ-チフス(A組)


2003年4月号記事
韓国通信  安貞桓の移籍

スペインリーグの強豪デポルティーボが清水で活躍する韓国代表FWの安貞桓選手に移籍交渉を行うことが分かりました。攻撃的と言われるスペインリーグのなかでも強豪のチームが熱望する安選手は韓国の選手の良いところを凝縮した攻撃的な選手。スピードがある上に常にゴールに向かっていく縦の攻撃に強い選手でもあります。今日のソウルでの日本戦での活躍ももちろん期待されています。このような素晴らしい素材の選手に対してデポルティーボのハヴィエルイルレタ監督も絶賛。獲得リストに早速名前を入れさせた程の熱の入れようだったようです。安選手は同じスペインリーグの名門アトレチコマドリッドへの移籍も取り沙汰されており、スペインリーグでの安選手の評価はうなぎ昇りで、争奪戦も過熱しそうな気配です。韓国人選手、初のスペイン移籍に期待を寄せるファンも多いことでしょう。


2003年4月号記事
韓国通信  4.16 韓日戦の大極旗戦士発表

大韓サッカー協会はソウルで16日に行われる日本との親善試合に参加する代表メンバー(大極旗戦士)22人を発表しました。ベストメンバーを組みたかったようですが日本同様、欧州組みの召集は厳しい日程や、怪我の選手もいることを考慮し今回は除外されることが決定しました。しかしJリーグから安貞桓と崔龍洙も選ばれ日本でもお馴染みの選手が参加することは素晴らしいことだと思います。今回は久しぶりの親善試合となるため日本からも多くのお客様が訪韓されるようで、飛行機、ホテルも大変な混雑となりそうです。さて韓国そして日本の代表監督ともに初勝利を目指しています。特に韓国では民族意識が大いに高まる伝統の一戦だけにヒートアップが予想されます。国民の多くがスタジアムそしてテレビに釘付けとなることでしょう。


2003年4月号記事
韓国通信 4.16 親善試合 韓国対日本戦 観戦案内

日本も櫻の季節だと思いますが、ここ韓国でも同じく櫻の季節。ここのところ20度を超える日が続き国内でもレジャーシーズンの到来を感じさせます。先週も土曜日、日曜日が連休となり各地でクルマが大渋滞。春を待ちわびたように多くの家族連れがクルマでの観光に出向いたというニュースが流れていました。ソウルでも明胴は若者たちで溢れかれるくらいの人出でデパートでもショッピングを楽しむ人たちでごった返していました。さて韓日の親善サッカーの試合が近くなってきました。韓国では先週から発売が開始されましたがこのチケットがあっという間に完売しました。日本に比べてインターネットがかなり発達している韓国ですからこれらのチケットを転売目的で購入する人も多く、人気に輪を掛けて入手が難しくなっているようです。ご存知の通り、イラク戦争の勃発やSARSの危機的な伝染で日本、韓国以外の東南アジアへは渡航を控える方も多いと聞きますが、韓国国内ではまだそのような感染者もいませんし、報道も落ち着いた状態です。今回は個人旅行で観戦される方も多くいらっしゃると思います。簡単な移動方法等をご紹介します。

▲仁川国際空港及び市内への移動
以前のキンポ空港に代わって仁川国際空港が首都の玄関口となっています。ここから市内へはNEW AIRPORT HIGHWAYを使って約1時間。途中右手にキンポ空港を通過しながら市内へ向かいます。団体の方は別にしてこの時に便利なのがKALリムジンバスです。KALとは大韓航空が運行しているもので各大きなホテルへはストップしますので安心して乗車出来ます。W11OOO(円貨1100円くらい)各ホテルから空港行きも同様ですので帰国の際にも便利です。

▲市内の移動には地下鉄が便利
市内の移動には地下鉄が便利です。近くであればほぼW700(70円)で移動が可能ですし、表示も確認しながら乗車出来るので全く問題ありません。東京や名古屋、大阪等と同様に自動改札で乗車出来ます。食事、ショッピング、観光と安くて便利な地下鉄をぜひご使用下さい。

▲ソウルワールドカップ競技場詳細
住所: ソウル麻浦区上岩洞
座席数 :63、930席
スタジアム完成時期: 2001年12月
その他:スタジアムは屋根が設置された、サッカー専用競技場です。韓国伝統の建築様式を生かしながら柔らかい曲線美を表現しています。

▲帰国の注意
日本と比べると韓国の出国審査はかなり厳しいと感じられます。前述のイラク戦争の影響も有り通常よりも厳重な審査も予想されます。特に金属探知機でのチェックは靴を脱がせてチェックする等もあり、時間的にも余裕を持って空港へ向かわれる事をお勧めします。


2003年4月号記事
韓国通信「韓国代表引き分け」

韓国代表の新監督コエリョ氏のデビューとなる親善試合がコロンビアを相手に行われました。コエリョ氏はユーロ2004でポルトガルをベスト4へ導いた手腕をかわれ、韓国代表監督に就任しました。対してライバル日本代表もジーコ新監督のもと新しい体制で始動し始めていますがまだまだ本領発揮とはいっていないようです。今回の試合はコロンビア代表相手にW杯のベストメンバーで迎え撃った韓国代表でしたがスコアレスドローの結果にファンをはじめ決して満足の内容ではなかったようです。今回4―5―1の新システムをテストし、押し気味に試合を進めたものの結局は引き分けとなってしまいました。4月16日に迫ったソウルでの韓日戦ではジーコ、コエリョのどちらの監督に軍配があがるか楽しみな一戦となりそうです。


2003年1月号記事
韓国通信  韓国代表監督
韓国代表の新監督としてポルトガル人のウンベルト・コエリョ氏が内定したと、大韓サッカー協会が発表しました。御存知の通り従来韓国代表監督は純血主義を貫いて代々韓国人自身が務めてきましたが、現PSV監督となったヒディング氏の余りに大きな功績で今や外国人監督は何の違和感もなく国民に受け入れられる下地となっています。今月末までには正式に契約を結び、3月29日の親善試合、コロンビア戦に向けて調整を進めていく予定です。ここ数年の東アジアの韓国、中国そして日本の実力は飛躍的に伸びており、アジアのトップチームとしての争いもより楽しみになってきています。いずれのチームも外国人監督という点でも見所は多いでしょう。


2002年12月号記事
韓国通信 朴智星PSV移籍
日本の京都へ在籍する韓国代表MF、朴智星選手のオランダPSVへの移籍が26日発表されました。契約期間は来年1月から3年の予定です。御存知のように京都は天皇杯ベスト4に進出。このため、朴智星選手の渡欧のスケジュールはまだ確定していません。朴智星の移籍先はもちろん韓国代表を率いたヒディンク監督率いるPSV。今年のW杯で韓国を4強に導く原動力となった彼の力を一番良く知るヒディンク監督に強く請われ、移籍に合意したものです。


2002年12月号記事
韓国通信 韓日リーグ構想

先月後半、日本経団連と全国経済人連合会(韓国の経済界団体)が東京で会議を開いた際、ファンには堪らない提案がなされました。その魅力的な提案とは韓国のプロサッカーのKリーグ、そして日本のJリーグが共同で韓日統一リーグを作ってはどうか?という新しいプランでした。韓国のサッカーリーグは野球に先立ち創設されたものの、その人気はW杯の躍進があったやっと盛り上がりを見せた事を考えても、プロ野球には一歩先んじられているのが実情です。日本も創設期のリーグはものすごい盛り上がりを見せたものの、幅広い年齢層のファンを引き付けられない状況でした。しかしW杯での韓日の躍進。幅広い年齢層にもサッカーの楽しさを充分に伝える事が出来ました。これを契機に韓国、日本共に更なるファンの拡大に努めるのは当然の義務でもあります。これに加えW杯開催のために整備した国際試合可能なスタジアムの有効利用とスタジアム数の増加がこのプランの進行に拍車をかける良い意味での影響が出ていると思われます。韓日プロ野球のスター達の米国メジャーリーグの進出と同様に、いやそれ以上にグローバル化しているサッカーの世界では新たな魅力的なリーグ構想は子供達のサッカー熱の上昇も含めてぜひとも実現させて欲しいと願います。


2002年11月号記事
朴智星争奪戦

フェイエノールトが韓国代表MF朴智星選手(京都)獲得に乗り出す事を明らかにしました。フェイエノールトはロブバーンTDが正式にオファーを出し、獲得に乗り出したものです。しかしこれより先に元韓国代表監督でPSVのフースヒディンク監督も朴選手獲得を熱望し韓国入りしています。ヒディング監督は本人との直接交渉の予定もあり朴智星選手争奪戦は激しさをます事は必至です。特に小野選手や宗選手のフェイエノールトでの成功もあり、アジア人選手の評価は上がる一方のようです。ヒディンク監督の目にも愛弟子の成長は頼もしいの一言かもしれません。


2002年10月号記事
前園選手Kリーグへ

東京VのMF前園真聖選手が、韓国Kリーグの安養LGへ移籍することが濃厚になったようです。前園選手自身も韓国行きに意欲をみせ、再起に賭ける姿勢をみせています。韓国ではW杯以降サッカーの人気が益々高まり、各クラブも好成績を上げるためにも戦力補充を急いでいます。日本代表経験者で初のKリーグ移籍となり、韓国でも話題になっています。前園選手は城南一和、安養と入団テストを受け、共に合格しまだまだ力があることを韓国で見せつけました。既に安養での2軍リーグ2試合にフル出場し活躍しました。今後正式な発表を待って来韓するようです。


2002年9月号記事
南北親善試合  歴史的一戦に

先週の7日、ソウルで歴史的な親善試合が行われました。W杯ではベスト4の栄冠を勝ち取った韓国代表が、このビッグイベントとは無縁とも言って良いくらい表に出てこなかった北朝鮮代表とソウルのW杯スタジアムで親善試合を行いました。試合はスコアレスドローの0―0でしたが試合内容よりもこの両国がソウルで親善試合を戦ったという事が何よりも大切な事であった筈です。この日は約6万人が観戦し、両国に真摯な応援を送っていました。韓国と北朝鮮はあのドーハで1993年10月に行われた米国W杯アジア最終予選で戦って以来9年ぶりの試合となりましたが、この日の試合は両国の友好にとって大切な一戦となったに違いありません。南北友好の掛け橋となったサッカーの持つ大きな力を再認識した試合でした。

そしてこの試合はフースヒディンク前韓国代表監督も視察しました。今回はワールドカップ以来、2ヶ月振りのソウル入りを果たし熱狂的な歓迎を受けたのは既にお知らせした通りです。W杯ドイツ大会に監督再登板を要請したい大韓サッカー協会としても、ヒディング氏との太いパイプを保ち続けています。2006年大会もぜひともヒディング体制で臨みたい意向は変わらないようです。この訪韓の際に、正式に代表チームのテクニカルアドバイザー契約が締結されました。今後も韓国とヒディング氏との密接な関係は続きそうです。


2002年9月号記事
韓国通信  英雄の明暗

韓国の英雄に明暗がはっきりと別れました。その一方の当事者は韓国代表FW安ジョンファン選手です。安選手のJリーグ入りが濃厚になりましたが、イタリアペルージャでのプレーはクラブそして本人の双方が希望せず、欧州内での移籍を希望し、一時はプレミアリーグのブラックバーンへの移籍が内定していました。ところが日本の三都主選手と同様に労働許可証が発行されずに移籍を断念。他の欧州内移籍の期限も過ぎ今日に至っていました。しかしとりあえず1月までの腰掛け移籍とも陰口を叩かれ、英雄の新シーズンのスタートとしては何か寂しさを感じさせる結果となりました。

そしてもう一人の英雄がフースヒディンク前韓国代表監督です。昨日ワールドカップ以来、2ヶ月振りのソウル入りを果たしました。7日に行われる韓国と北朝鮮の親善試合を観戦するため、オランダリーグの合間をぬっての今回の来韓となりました。韓国での堂々とした成果を引っさげオランダPSVの新監督に就任しましたが、開幕3連勝とその手腕はオランダでも実証された形となりました。そして韓国の英雄とも言える程熱狂的な歓迎を受けたヒディング氏は100人を超える報道陣やファンにもみくちゃにされながらの来韓となりました。一部報道ではこの親善試合1試合だけの監督として参加するとも言われましたが、今回は観戦のみとなりました。ただし代表チームのテクニカルアドバイザー契約は締結される見通しで、W杯ドイツ大会に監督再登板を要請したい大韓サッカー協会としては今後もヒディング氏との太いパイプを保ち続けたい意向があるようです。

W杯が生んだこの二人の英雄でしたが、前述のように明と暗がはっきりと別れました。しかし韓日ともに次のW杯ドイツ大会が正念場。今回の結果に浮かれ過ぎず、4年後を目指して頑張って欲しいと願います。


2002年8月号記事
韓国通信 南北親善試合

9月7日、韓国代表はソウルで朝鮮民主主義人民共和国代表を迎えて親善試合「南北統一サッカー大会」を開催します。この韓国代表23人を韓国サッカー協会が発表しました。FWイーチョンス、チェテウク、イードングク等の人気選手たちが選抜され、歴史的試合に向けて、興奮も徐々に高まってきています。もちろんこの試合はただの親善試合という意味合いだけでなく、やはり歴史的な意味も含めて朝鮮半島が一体となって沸き立つ特別な試合となることは間違いありません。アジア釜山大会というビッグイベントを目前にしたこの時期に行われる親善試合としては異例の盛り上がりを見せています。歴史的な試合であるのはもちろんのこと、この試合の指揮を執る監督はこの一戦限りを条件に臨む前代表監督のヒディング氏です。目下オランダPSVを指揮し首位に押し上げる力量を見せる同氏ですが、この試合でも韓国国民を熱狂の渦に引き込む事は確実です。又オランダリーグへの韓国選手の移籍も今後多くなると予想され、韓国でのオランダリーグ熱も一気に高まるかもしれません。


2002年8月号記事
韓国通信  代表監督の選出と呪縛 

日本はジ−コジャパンでの船出が決定しましたね。韓国ではヒディング監督後の人選に苦慮していましたがようやくW杯でチーフコーチを務め、韓国躍進の原動力となった朴恒緒コーチの昇格を決定しました。実は韓国ではヒディング監督の素晴らしい功績を賛辞するあまり、次への対応の遅れ、いやW杯の素晴らしい結果をひきずってしまっている感があるのは事実です。韓国サッカー協会のなかには次のドイツもヒディング監督で臨みたいという意見まであり、そこまでいくと少々度が過ぎると言っても過言ではありません。朴恒緒新監督の契約はアテネオリンピックまで。9月から開幕する釜山アジア大会が実質上の朴恒緒新監督の始動。代表新監督の手腕を楽しみにしています。韓国代表のヒディング前監督は現在オランダリーグ=エルディビジ、PSVの監督に就任。リーグ戦開幕を目前にして忙しい日々を送っているようです。そのヒディング氏へ大韓サッカー協会は技術顧問と2004年からの代表監督復帰を打診していると噂されています。ヒディング氏は来月8日にソウルで開催される朝鮮民主主義人民共和国との南北親善サッカーに1試合限定で指揮を執ることが決定しています。しかしその後の韓国代表とは一線を画し、あくまでもオランダPSV監督という立場を貫いています。世界ではほとんどの場合、特に外国人監督の場合は再度同じ代表チームで指揮を執るということは稀。偉大な功績を残したヒディング氏への固執するあまりW杯でアジア初のベスト4の偉業を残した韓国代表が出遅れない事を望むばかりです。


2002年8月号記事
韓国通信  代表選手の渡欧願望 

W杯では大活躍した韓国、そして日本の有力選手たちが続々と海外へ移籍、又は移籍を強く主張しています。W杯はもちろん先ず第一に損得に関係なく国の名誉を賭けた戦いではありますが、W杯は選手の実力を最もアピール出来る絶好の檜舞台でもあります。その戦いで躍進した韓国、日本の選手が海外移籍を希望するのは当然の成りゆきかもしれません。韓国では皆様ご存知のように柏レイソルを退団した柳想鉄選手をはじめとし、決定はしないまでも強い意志で海外移籍を希望している選手たちが大勢います。FWの車ドゥリは、韓国の英雄で代表監督も務めた車ブンクン氏の息子です。ドゥリ選手はその父親がかって活躍したブンデスリーガの強豪レバークーゼンと契約しました。今シーズンは2部デュイスブルクへレンタル移籍の形でドイツのプレースタイルに慣れさす予定のようですが父親のように尊敬され、実力も兼ね備えた選手になれるかは今後の彼の努力次第であることは間違いありません。そしてW杯では最も注目され女性ファンの心を鷲掴みにしたFW安貞桓(アンジョンファン)選手。彼はペルージャからイングランドのチームへの移籍を希望しているようです。ぺルジャー移籍は第2の中田選手と大いに期待され入団した安選手でしたが、W杯での自信を胸に、新たな挑戦を心に決めているようです。既に英国当局に就業許可書等も申請中との報道もされており、今後の去就に注目が集まっています。前述の柏で活躍した柳想鉄選手は、移籍先に苦労しています。イングランド等へのレンタル移籍も含め何とか渡欧を実現させたい考えです。MF宋鍾国選手の移籍は決定間近かとなっている様子。フェイエノールト、又はフルハムに絞り込まれており、小野、稲本といずれにしろ韓日の有力選手が一緒にプレーする初めてのケースとなりそうです。イタリアの移民法改正に伴うセリエへの外国人の移籍制限の実施で、韓日の選手の移籍にも微妙な影を落としているのは事実です。ただ最終的には選手個人が信念を持ってチャレンジし続けられるかどうかが夢を実現させ、栄冠を攫み取る事になるかの岐路。何人の選手が欧州で成功するのか今後を楽しみにして注目していきたいと思っています。


2002年7月号記事
韓国通信  W杯後の韓国

狂騒のW杯が終わった後の韓国は何か寂しいような、物足りないような、夢の中から現実に無理矢理引き戻されたような感じに捕らわれているというのが実感です。そんななか韓国のサッカーの国内プロリーグであるKリーグが開幕し、4試合が行われました。優勝候補の城南一和をはじめ蔚山現代、全北現代や安養LG等のチームが早くも熱戦を繰り広げたわけです。日本の皆さんも既にご存知のように韓国国内リーグは韓国代表のあの熱狂的な応援とは裏腹に人気が今一つ。やはり歴史も長く、多くの年齢層に指示を受けているプロ野球に比べれば日本と同様に野球に一歩先んじられているのが現状です。むしろ日本のJリーグに比べても正直寂しいというのが本音です。ところがこの日、代表選手の多くが体調不良や調整不足で欠場したにもかかわらず、各会場には開幕戦過去最高の12万余人がスタジアムへ足を向け、試合を楽しんだようなのです。こんなところにもW杯効果が表れ、韓国のサッカーは益々熱を帯びてくるのは必至です。4年後のドイツ大会で再び好成績をあげるには国内リーグの活況が必要不可欠なのは言うまでもありません。さてその韓国サッカーの飛躍に大いなる貢献をし、今や国民の英雄となったのがフ−スヒディング前監督です。日本のトルシエ氏がフランス次期監督候補となているようですが、ヒディンク氏は昨日オランダへ帰国するため離韓しました。帰国後はオランダPSVの監督就任が濃厚と言われています。アジアサッカーに貢献した韓日の両前監督ですが、今後も韓国、日本のサッカーのためにぜひとも協力して欲しいものです。


2002年4月号記事
韓国通信 W杯チケット最後のチャンス

ワールドカップ入場券の最終となる販売が韓国で始りました。約4万枚が一般販売されるようです。韓国でのチケット価格は一般庶民の感覚からすればかなりの高額。決勝トーナメントのチケットの場合その販売価格は、カテゴリー1が330、000ウォン(日本円で約34、000円)カテゴリー2が220、000ウォン(日本円で約23、000円)にもなっています。もちろんこの金額は日本人の皆様からみても決して安いというものではないと思いますが、物価の違う韓国では超高額というイメージで受け止められています。下手をすればお父さんの一ヶ月のおこづかいや小家族の一ヶ月の食費がこのサッカーの試合1回で消えてしまう事は我々韓国人にとってはちょっと許しがたい事でもあります。もちろんサッカーファンもたくさんいる韓国でもありますので、お金のない私のようなファンにとってはメクチュ(ビール)を飲みながらテレビ観戦というのが庶民のあるべき姿なのかもしれません。日本では特に韓国でのチケットが大量に余り、且つ安い価格で入手出来ると思っている方が多く、日本の友人からも時より連絡をもらったりもします。しかしこれは幻想で何でもかんでもW杯のチケットであれば売り切れてしまう日本と若干様相が違うだけで、基本的に人気のカードは完売しているのが実情です。又そんな人気カードのチケットを入手しようと思えば当然プレミアのつくチケットを自分のコネクションから探し出してこねばならずこうなればもう需要と供給の関係で成り立つ資本主義社会でありますから日本も韓国も関係なく「高い」という一言で表現するしかありません。また余っているチケットに関しても同伴者を含め購入出来るのが一人4枚。そして韓国の居住者でなくては購入出来ないという条件がありますから仮に手数料を貰って友人の代理で購入して上げても行く人友人本人での名義で購入出来ないのは当然です。さて韓国で人気の対戦カードと言えば、もう圧倒的に韓国のゲームとなります。韓国戦は超プレミアチケットになっており、どうやっても入手したいというファンが沢山います。これに加えて中国戦のチケットも人気が高く、やはり入手にはそう簡単に出来る状況ではないようです。今回の販売はプレス関係者の席を縮小した事と、プレステージチケット観販売分を中心に行われていると伝えられています。開幕戦のフランス、韓国、中国、美国(米国)戦などが高競争率となりそうです。そして今だはっきりしないのが韓国、日本を除く海外販売分のチケットの動向です。正直FIFA主導と言いながら全てを利権にして販売しているワールドカップですから、どのくらいの数が正確に海外で余っているのか今だ不明とも言われています。万が一このチケットが大量に余っているという事になれば韓国、日本のファンには最後のチャンスとなるチケット販売が5月にも行われる可能性もあります。一刻も早く実情を公表して欲しいものです。


2002年4月号記事
韓国通信 次世代のスターたち

全日本大学選抜と全韓国大学選抜がデンソーカップで国立で戦いました。日本ではまだまだ無名ですが韓国のマラドーナと呼ばれる崔成国選手もこの試合で活躍しました。試合は2―2で迎えたロスタイムに阿部吉朗選手がヘディングで決勝ゴールを決めて、全日本大学選抜が3―2で勝利を収めました。さて前述の崔成国選手。ヒディンク監督も注目する若手のホープ。次世代を担う韓国のスター候補選手でもあります。20日にテグ(大邱)で行われるコスタリカ戦でもA代表に大抜てきされ期待の程が伺えます。しかし身体的にはむしろ日本人選手より小さな170センチでありながら一度ボールを奪えばその能力の高さは誰もが認めるところです。 MVPは先制と決勝の大きな2得点を挙げた阿部選手が選ばれました。また崔成国選手はポジション別の優秀選手に選ばれ、その逸材ぶりを認められた形です。韓国の次世代のスターは着実に成長し、いずれ世界へ羽ばたく事でしょう。


2002年4月号記事
韓国通信  経験で上回る韓国の底力 その2

ポーランドとの対戦を甘くみてはいけないと言ったヒディンク監督でしたが、その真意はどこにあったのでしょうか。それは日本の組織サッカーの強さを甘くみ、そして準備不足のポーランドの選手達が100%の力を出し切れていなかったと判断した点が一つ。もう一つはやはりワールドカップという大舞台では今のポーランドの実力より数倍も強くなるというヒディンク監督の経験から来る予想に、自国チームの関係者へ伝えるメッセージでもあったようです。日本より数段上のW杯での経験を持ちながら今や一歩もニ歩も日本に遅れはじめた韓国サッカーですが、底力ではアジアナンバー1とも言える体力的な優位性があります。又チーム一丸となった団結力では世界トップクラスであることは間違いありません。W杯では日本とともにアジアサッカーを世界へアピール出来るように全力を出す韓国サッカーでもあります。


2002年4月号記事
韓国通信  経験で上回る韓国の底力 その1

先日の日本とポーランドの試合は、韓国でも非常に高い注目度でファンをはじめサッカー関係者が観察した試合でした。この試合はもちろん日本にとってはベルギーを想定したポーランドにどのような戦いが挑めるのか。逆にポーランドにとっては未知のアジアに対する対戦で仮想韓国と位置付けた格下日本をどのように相手にするのかが注目点でした。しかし試合は始まってみれば日本の完勝でした。もちろん日本の実力を韓国の関係者は承知していますが、ポーランドにとっては驚きの連続だったに違いありません。この試合でアジアの実力を驚きと技術で体得したのがポーランドチームだった事は間違いありません。もちろんポーランドはこのホームでの惨めな敗戦をW杯ではかならず実り有る結果へ結び付けるように必死になるのは確実です。さてこの試合はもちろん韓国代表のヒディンク監督も注目していました。この試合では日本の良い点だけが強調された内容でしたが、監督自身はインタビューで「今日のゲームがポーランドの全てではない」と言明しました。この試合を現地で視察したヒディンク監督でしたが、ポーランドとの対戦を甘くみてはいけないと敢えて韓国サッカー関係者への警告にも似たメッセージを投げかけたのでした。


2002年3月号記事
韓国通信 チュニジア戦でドロー

韓国が親善試合でチュニジアと戦いました。韓国国内でも日本と対戦する同じH組のチュニジアという事で注目が集まった試合でした。この試合韓国のDF洪明甫選手が復帰。期待されましたがまだまだ満足のいる内容とまではいきませんでした。そしてチュニジアはFWジャジリ選手が復活。この日は若手中心の戦いでしたがジャジリ選手の積極的なプレーで上々の出来だったと感じました。そしてアラファ選手、ハミ選手、ウエルタニ選手、ベンシュイカ選手の初代表となる4人に加え、ベジャウイ、ダアシ、ムカデミの各選手のテストも同時に行い、各選手の動きを詳細にチェック致しました。しかし攻撃力はまだまだの感もあり、これからの課題となりました。これに対して韓国国民期待の代表チームですがやはり問題は攻撃力。この日も遂にゴールを割る事が出来ませんでした。韓国代表は欧州勢との対戦には特に弱く、この日も北アフリカのチュニジアとの対戦でしたが、そのスタイルは欧州代表に近い洗練されたチーム。絶好の対戦相手となった訳ですがその試合もあまり成果のないものとなったような気がしました。


2002年3月号記事
韓国通信  ベローナへ入団

韓国ユース在籍の2選手がキエーボ・ベローナへのテストを受け、合格となり入団が決定しました。この選手は韓国ユース代表のFW李珍浩選手とMF李浩選手。通常有力選手のほとんどは高校卒業後、Kリーグへの入団を経て海外へ羽ばたくのがほとんどですが、2選手はイタリアクラブへの入団を希望していたものです。昨年1月からブラジル・クルゼイロへサッカー留学し、イタリア各クラブへの入団を狙っていたものです。今回1年契約の2軍でのスタートですが、これからの成長を期待するとともに、将来の基礎をしっかり築いて欲しいものです。


2002年1月号記事
韓国通信 攻撃的サッカーへの変貌

米国で行われているゴールドカップへ参戦中の韓国はベスト8進出を果たしました。1次リーグB組の韓国はキューバと対戦しましたが0−0の引き分け。決定力不足でまたしても勝利出来ない展開にやきもきする韓国国民でもあります。何としてもW杯では予選リーグ突破を悲願とするウリナラの代表ですが、攻撃的サッカーを標榜するヒディング監督のもとあらゆるシステム、選手を試しながらまだまだ手探りの状態が続きそうです。その向上しない攻撃力がどうすればアップするのか。この課題をを克服すれば予選突破も夢ではないでしょう。この日の試合では5バックで守備を固める格下キューバに対し、攻勢をかけながらもやはり課題の決定力不足が露呈。最後までゴールを割る事が出来ませんでした。ワールドカップ常連も未だ勝利をあげられずにいる韓国代表にとっては、今回の韓日共催の舞台では必ずや1勝を挙げるべく努力は続きます。


2001年12月号記事
韓国代表とイングランド 

韓国代表がワールドカップ開幕前の一番大事な時期にイングランドと親善試合を行う事が分かりました。来年5月21日にイングランドを済州島に招き親善試合を行うものです。そして既報の通り最大の注目は同じく26日にソウルで行われるフランスとの試合。最後の詰めをこの両代表と行う韓国代表のイレブンは絶対負けられないという気概で戦って欲しいと願っています。さてその韓国ですが3月にはスペイン遠征を行います。この間何試合かを予定しておりチュニジア、フィンランド、トルコとの対戦で調整を行う予定です。また4月にも中南米遠征を計画しており、ますますブラッシュアップする韓国代表に期待が持てます。


2001年12月号記事
韓国通信 韓国内W杯チケットの行方 

韓国では今でも経済破たんの影響が残るせいか、国内限定のチケットの売れ行きが日本限定の販売分に比べて非常に悪く、まだまだ売れ残っている状態です。食べ物やスポーツ観戦、生活必需品についてはかなり日本より安いのが韓国の物価ですから最低でも日本円で6-7000円程度の価格のチケットはかなり割高な感覚が否めないのは事実です。そんななか売り上げ不振の打開策としてW杯韓国組織委員会(KOWOC)は売れ残った韓国国内限定のチケットを既にチケットが完売した日本と初出場でW杯の台風の目になる可能性もある中国で販売できるようにFIFAに提案している事が判明。両国のファンにとっては朗報となるかもしれません。韓国国内向け限定のW杯チケットは50万枚近い一般向け販売のうちまだ半分が売れ残ったままで、そのチケットの処理についてはW杯韓国組織委員会が危惧していたものです。このチケットに関しては日本、韓国の各組織には全く権限がなく、全てFIFA及びFIFA側の代理店が全権を握っており、この弊害からチケットについては販売やそのシステムも含めてあらゆる場面でトラブルの原因となる要因が含まれているようにも感じます。FIFA側は来年1月末にはその販売システムも含め再検討する方針と伝えられています。いすれにしろサッカーファンの最大の楽しみ、最大のイベントであるW杯開催まではまだまだ右往左往しなければならないかもしれません。


2001年12月号記事
韓国通信 車選手日本へ

日本のJリーグ京都、セレッソ大阪が韓国代表のFW車ドゥリ選手の移籍を打診しているというニュースが伝わってきました。ドゥリ選手の父親はここ韓国ではスーパースターであり、ドイツブンデスリーガでも活躍した車範根(チャブンクン)元韓国代表監督です。その息子である車ドゥリ選手は現在伸び盛りの21才。180センチ以上ある長身からのシュートは素晴らしいものがあります。先日の韓日4大学が対抗戦の形で行われた親善試合でも活躍、注目を集めていました。もし京都への移籍が決まれば安孝錬(アンヒョヨン)選手との韓国代表コンビが実現。注目の2トップが観れる事になります。


2001年12月号記事
韓国通信 車元監督の喜び

車範根元代表監督が目を細めて喜ぶ試合が行われました。韓国の元スーパースターであり、代表監督を務め、その後も何かと物議をかもした車元監督の息子である高麗大の韓国代表、チャ(車)ドゥリ選手がW杯開催記念として企画された日韓4大学サッカー交流大会「サッカーコラボレーション」(於国立競技場)で2ゴールをあげ注目を集めました。父である車範根元韓国代表監督は韓国サッカー界の英雄であり、78年から10年間、ブンデスリーガで308試合出場98得点を上げる大記録を持つ選手でした。その長男チャ(車)ドゥリ選手も韓国では何かと注目される存在なのです。そんなドゥリ選手が4大学サッカー交流大会で早大と高麗大、慶大と延世大との試合に出場。ドゥリ選手の活躍もあり早大&高麗大が6−0の完封で勝利を上げました。来年3月には韓国で同様の試合が行われる、車選手は再度その実力を世間にアピール出来る試合となるでしょう。行く末が楽しみです。


2001年12月号記事
韓国通信番外編  完全保存版ワールドカップ組合せ

一昨日の抽選会は多才なイベントもあり、韓国のいろいろな面が皆様にお伝え出来たと思っています。ポップスあり、伝統的なパンソリありで韓国文化の一端でも皆様へ、そして世界の方たちへ伝われば韓国国民の一人としても幸せな事だと思っているのですが。ワールドカップの観戦も大混雑が予想される日本ではなく韓国へお越しになるのも一計ではないかと思っています。韓国での食べ物、服やその他ショッピングの楽しさは日本の女性の方が敏感に察知され、今や女性に人気の観光スポットとなっていますが、男性の方へもぜひともお勧めしたい韓国です。さて完全保存版として各グループ、各試合の詳細を以下のようにお伝えします。テレビ観戦だけでなく、韓国国民はもちろんのこと、日本の皆様もぜひとも千載一遇のチャンスを見逃す手はありません。

グループA
5/31 20:30 フランス 対 セネガル  ソウル
6/01 18:00 ウルグアイ 対 デンマーク  ウルサン
6/06 15:30 フランス 対 ウルグアイ  プサン
6/06 20:30 デンマーク 対 セネガル  テグ
6/11 15:30 デンマーク 対 フランス  インチョン
6/11 15:30 セネガル 対 ウルグアイ  スウォン

グループB
6/02 16:30 パラグアイ 対 南アフリカ  プサン
6/02 20:30 スペイン 対 スロベニア  カンジュ
6/07 18:00 スペイン 対 パラグアイ  ジョンジュ
6/08 15:30 南アフリカ 対 スロベニア  テグ
6/12 20:30 南アフリカ 対 スペイン  テジョン
6/12 20:30 スロベニア 対 パラグアイ  ソギポ

グループC
6/03 18:00 ブラジル 対 トルコ  ウルサン
6/04 15:30 中国 対 コスタリカ  カンジュ
6/08 20:30 ブラジル 対 中国  ソギポ
6/09 18:00 コスタリカ 対 トルコ  インチョン
6/13 15:30 コスタリカ 対 ブラジル  スウォン
6/13 15:30 トルコ 対 中国  ソウル

グループD
6/04 20:30 韓国 対 ポーランド  プサン
6/05 18:00 アメリカ 対 ポルトガル  スウォン
6/10 15:30 韓国 対 アメリカ  テグ
6/10 20:30 ポルトガル 対 ポーランド  ジョンジュ
6/14 20:30 ポルトガル 対 韓国   インチョン
6/14 20:30 ポーランド 対 アメリカ  テジョン

グループE
6/01 15:30 アイルランド 対 カメルーン  新潟
6/01 20:30 ドイツ 対 サウジアラビア  札幌
6/05 20:30 ドイツ 対 アイルランド  茨城
6/06 18:00 カメルーン 対 サウジアラビア  埼玉
6/11 20:30 カメルーン 対 ドイツ  静岡
6/11 20:30 サウジアラビア 対 アイルランド  横浜

グループF
6/02 14:30 イングランド 対 スウェーデン  埼玉
6/02 18:30 アルゼンチン 対 ナイジェリア  茨城
6/07 15:30 スウェーデン 対 ナイジェリア  神戸
6/07 20:30 アルゼンチン 対 イングランド  札幌
6/12 15:30 スウェーデン 対 アルゼンチン  宮城
6/12 15:30 ナイジェリア 対 イングランド  大阪

グループG
6/03 15:30 クロアチア 対 メキシコ  新潟
6/03 20:30 イタリア 対 エクアドル  札幌
6/08 18:00 イタリア 対 クロアチア  茨城
6/09 15:30 メキシコ 対 エクアドル  宮城
6/13 20:30 メキシコ 対 イタリア  大分
6/13 20:30 エクアドル 対 クロアチア  横浜

グループH
6/04 18:00 日本 対 ベルギー  埼玉
6/05 15:30 ロシア 対 チュニジア  神戸
6/09 20:30 日本 対 ロシア  横浜
6/10 18:00 チュニジア 対 ベルギー  大分
6/14 15:30 チュニジア 対 日本  大阪
6/14 15:30 ベルギー 対 ロシア  静岡

決勝トーナメント1回戦
a)6/15 15:30  E1位 対 B2位  ソギポ
b)6/15 20:30  A1位 対 F2位 新潟
c)6/16 15:30  F1位 対 A2位 大分
d)6/16 20:30  B1位 対 E2位 スウォン
e)6/17 15:30  G1位 対 D2位 ジョンジュ
f)6/17 20:30  C1位 対 H2位 神戸
g)6/18 15:30 H1位 対 C2位 宮城
h)6/18 20:30  D1位 対 G2位 テジョン

準々決勝
i)57 06月 21日 15:30 b)勝者 対 f)勝者 静岡
j)58 06月 21日 20:30 a)勝者 対 e)勝者 ウルサン
k)59 06月 22日 15:30 d)勝者 対 h) 勝者  カンジュ
l)60 06月 22日 20:30 c)勝者 対 g)勝者 大阪

準決勝
m)6/25 20:30  j)勝者 対 k)勝者 ソウル
n)6/26 20:30  i)勝者 対 l)勝者 埼玉

3位決定戦
6/29 20:00 m)敗者 対 n)敗者 テグ

決勝
6/30 20:00 m)勝者 対 n)勝者 横浜


2001年11月号記事
韓国通信 W杯へ向けて

日本代表のトルシエ監督は柳沢選手の欧州移籍に対し数カ月でも海外を経験すればW杯に絶対にプラスになると明言したようですね。韓国でも出来るだけ多くの選手が海外を経験出来るように選手本人のみならず、大韓サッカー協会を含めてバックアップしています。そんななか既に海外移籍を果たしている韓国代表FWの安貞桓選手に対し、ブンデスリーガ、ニュルンベルクがペルージャに対し獲得のオファーを出したと噂されています。イタリア移籍後の安選手はまだまだ100%の力を出し切っていないのも事実。加えて来年1月にはペルージャとのレンタル契約が終了するため移籍は今後は更に現実味を帯びてくると予想されています。予想される移籍金も160万ドル(約2億円)程度とみられ、アジア屈指のプレーヤーの行方に関心が集まっています。


2001年11月号記事
韓国通信  南北親善試合

先日の日本とイタリアの試合は素晴らしい試合でした。引き分けという結果以上に、日本の組織サッカーの成果を見たような気がしました。現在韓国の監督をしているヒディング氏の招聘も日本のきちんとした計画に基づいた(トルシエ氏では日本も大きく揉めてはいましたが)プランに比べれば少し遅かったのかなあとは思います。しかし日本より保守的な韓国に於いては、それでも日本サッカーの台頭が韓国サッカーに良い意味での刺激を与え続けているのに違いないと感じています。さてその日韓が共催するW杯も約200日と迫ってきましたね。そのW杯開催中に国連の主導で日本と韓国、北朝鮮の元代表選手らによる親善試合の計画があることが判明しました。これは国連のスポーツ文化担当大使であるアドルフ・オギ(前スイス大統領)が明らかにしたもので、南北が組織する合同チームが日本と対戦するという計画のようです。南北のスポーツ交流は政治的以外の部分で、重点な事の一つであるような気がします。ぜひとも成功させたいですね。


2001年10月号記事
韓国通信  韓国代表の次なる対戦相手は

日本でも、もちろんここ韓国でもいよいよ話題がワールドカップに集中してきましたね。日本も同じような状況だと思いますが、XXX食品を買ってW杯のチケットを当てよう!とかラベルを集めてW杯グッズが当たる!とかいうコマーシャルも多くなりいやが上にもW杯熱が高まる訳です。そしてサッカーファンが多いという国民性と相まって連日、韓国代表の報道も過熱しています。その韓国サッカー代表がセネガルとクロアチアを招き、11月に3試合を行うと発表しました。これは新設されたW杯競技会場のこけら落としの行事として組まれており、11月8日は全州でセネガル戦。10日ソウルと13日の光州ではクロアチアとの2連戦を戦う予定となっています。当初大韓サッカー協会は欧州恐怖症と言われるチームに経験を積ませる為欧州の有力代表のドイツ、ポルトガル、オランダの対戦を予定していましたが、先日行われたW杯欧州予選の結果に伴い招聘するチームの変更を強いられ、今回の決定になったようです。しかしセネガル、そしてクロアチア共に世界に名だたる強豪でもあり、韓国代表にとっても不足のある相手ではありません。これからの一戦、一戦は身となり、肉となる重要な試合となってきます。韓国代表に期待したいですね!


2001年10月号記事
韓国通信 ユ選手全北現代移籍

C大阪のMF尹晶煥(ユン・ジョンファン)がKリーグ全北現代へ移籍することが決定したようですね。日本のC大阪で活躍する韓国代表のMFと言えば尹晶煥選手。その彼が韓国サッカー界では最高額となる移籍金でKリーグの全北現代に移籍するのです。その最高額は何と韓国では破格の14億ウォン(邦貨ですと1億3000万円程度)。彼自身の希望もあり祖国のため、そして何より来年のW杯を考え、現在自分にとってベストな韓国への復帰を決めたようです。我々韓国人は人一倍祖国を愛する民族。ぜひ来年の大会には日本とともに協力し、成功させたいと思っています。共に決勝トーナメント進出が目標です!


2001年9月号記事
韓国通信  日本の磐田、高校生を

今韓国のサッカーファンの間で話題になっているのが、日本のJリーグの球団、ジュビロ磐田が韓国の高校生と正式契約するという話題です。連日スポーツ新聞でも(韓国にも日本と同じようにスポーツ専門紙があるのです)記事になっているのです。この高校生の名前は金根哲(キム・グンチョル)くん。正式契約は10月2日にソウルで行われるようですが年俸と契約金で破格の5億ウォン(約5000万円)を提示されているようです。現在キム君はプンセン高校の3年生。守備的MFでフル代表候補にもなり、期待されているスーパー高校生なのです。日本での活躍はもちろん韓国の将来のスーパースターへ成長してくれることでしょう。 もちろん韓国人選手の日本での活躍は言わずと知れた事。良き先輩たちが多く活躍する日本では彼の成長のアシストとなることは間違いありません。しかしその分、甘えの温床となる可能性も否定出来ない部分はあります。日本でのプレーを飛躍として、欧州への移籍も目標におきながら更にステップアップしていってもらいたいと考えているのです。ぜひとも頑張って欲しい逸材です。


2001年9月号記事
韓国通信 ナイジェリアとの親善試合2戦目

韓国代表が16日、2002年W杯会場のオープン試合としてナイジェリア代表との国際親善試合の第2戦を行いました。第一戦でも引き分けた韓国代表でしたが、李東国(イドングク)選手の決勝ゴールで2―1で競り勝ちました。ヒディンク監督もこれでやっと落ち着きを取り戻してくれたらと思うのです。就任以降の通算成績が6勝4分け4敗となり、韓国代表にも少しづつ成果が出始めているようです。これからが更に正念場となる時期に入ってきますが、韓国、日本にとっても待ち遠しいW杯ももうすぐそこです。


2001年9月号記事
韓国情報 ナイジェリア戦でグランドオープン

2002年ワールドカップコリア-ジャパンでの韓国の会場の1つとなるテジョン(大田)ワールドカップ競技場がオープン記念の試合として13日にナイジェリア代表を迎えての親善試合を行いました。この日の試合は米国でのテロの余波を受けて、大変厳重なセキュリティーチェックのもとに開催されました。試合は韓国代表がナイジェリアと2−2の引き分けとし、勝ちは納められませんでした。しかし前半ナイジェリアは個人能力にものを言わせ2得点。苦しい韓国でしたが、加えて退場で1人少なくなりながらも後半に反撃にし、Jリーグ市原の李天秀、崔龍洙が連続ゴールをあげ、同点とし、引き分けに持ち込みました。第2戦は16日に釜山で行われる予定です。


2001年9月号記事
韓国通信  ナイジェリアとの親善試合 

日一日とワールドカップに近付くと実感するこの頃です。そして韓国は今の季節は中秋節(チュソク)と言われる陰暦の8月15日に五穀豊穣、そして祖先に感謝しお墓参りをする重要な季節。日本で言えばお盆に一番近い韓国人にとっては重要な季節でもあるのです。しかしその重要な季節は韓国サッカー代表チームにとっても重要な時期。今月アフリカの強剛ナイジェリアを迎えての親善試合が行われます。試合は13日が大田(テジョン)、16日 が釜山(プサン)で行われ、いずれも新設のスタジアムでグランドオープン記念という形で開催されるのです。先日このメンバーが発表されました。この中には多くのJリーグ在籍の選手が選出されました。黄善洪(レイソル)、崔龍洙(ジェフ)、朴智星、安孝錬(Pサンガ)。このような日本の組織サッカーを体感、経験を積んだ選手たちが韓国へ新しい風を吹き込んでくれる事を秘かに願っているのです。またそうやって貪欲に新しいもの、良いものを取り入れなければ活性化しない今の韓国代表チームの実情もあるのです。未だにくすぶる外国人監督不要論はもうこの辺で終止符を打たねばなりません。新たな挑戦をし続ける新生韓国代表に、ぜひ日本の皆様も応援して下さいね!


2001年8月号記事
韓国通信 セリエの星へチャレンジ

韓国国内のファンもそして海外に住むファンも非常に期待しているのがイタリアプロサッカーリーグ、ペルージャでプレーするアンジョンファン選手なのです。アンジョンファン選手は今シーズン終了後ペルージャへの残留を巡り、釜山アイコンスとのトラブルに見舞われていたのです。あくまでもイタリアにこだわるアン選手側と保有権をたてにチームへの復帰を強硬に主張するアイコンス側との間で意見が対立、ぶつかりあっていたのです。しかしセリエ開幕が迫る今月の初旬遂にアン選手側とアイコンス側とが合意し、アンジョンファン選手を6ヶ月間ペルージャへレンタルする形で決着しました。レンタル後も完全移籍を前提に話し合いが行われる予定のようです。アイコンスはレンタル料として50万ドルで合意したようです。アン選手はもちろん国家代表に選抜されています。このイタリアでの新たな挑戦は更にアン選手自身を飛躍させるだけでなく、国家代表の一員として又代表のレベルアップのためアン選手の力は必要不可欠なのは言うまでもありません。


2001年8月号記事
韓国通信  発展途上の韓国代表

韓国代表が強化策の一環として親善試合を行いました。相手は欧州の古豪チェコ。この試合を韓国は初の3トップで臨みました。ヒディング監督もいろいろなフォーメーションや相手を想定しての今回の3トップではありましたが、結果は全く通用せず、屈辱的な0―5の大敗でした。チェコは前半30分にMFネドベドが先制したものの、その後は何とか無得点に押さえました。ところが後半に4失点。集中力の切れた後半に大量得点を与えてしまいました。これで又々韓国のメディアがヒディング監督に対しての、外国人監督の不要論、そして今回の結果に対する不満を爆発させています。前々から言っていますが、我々韓国人には沢山の長所がありますが、短所は我慢強くなく、直ぐに結果を求め、うまくいかないとそれを爆発させる。正に今回もそういうパターンなのです。先日の日本対豪州の日本の戦いぶりをテレビで観ましたが、本当に羨ましい限りのはつらつとしたプレーでした。もちろん今回のチェコと豪州では力の差はあると思います。しかし選手個人の積極性や自由奔放に走り回りながらもきちんと押さえのある日本代表チームは来年のワールドカップに向けて本当に良いチームが出来たと思いました。さて今回の大敗ですが98年ワールドカップ対オランダ戦、本年5月のコンフェデ杯でのフランスに喫したと同じ0―5の大敗で、ヒディング監督支持派の私ですが、さすがに気落ちしたのは事実です。このところ対欧州戦では全く勝てない韓国代表ですが、アジアの虎は、来年に向けて牙を磨かねばなりません。


2001年8月号記事
韓国通信  韓国新世代の海外進出

日本人選手の海外への進出は素晴らしいものがあります。韓国ではこの進出はかなりのサッカーファンやサッカー関係者にとっては、羨ましい事と受け止められています。以前の韓国は車元監督をはじめてとして、どこのアジアの国よりも海外進出に成功し、特にドイツでの韓国人プレーヤーの評価はうなぎ登りと言って良いくらいの高いものでした。ところが近年の韓国サッカーは一時のような勢いがなくなってきているのと比例するように、韓国人プレーヤーの海外リーグでの活躍が少なくなってきています。しかし日本への進出に限って言えば、今の話は例外。日本のJリーグ創年期から活躍したノジュンユンを筆頭に数多くの韓国人プレーヤーが活躍しました。しかしある程度生活のパターンや考え方が似ている、そして各選手の親戚や親族の多い日本での生活は韓国人プレーヤーにとっては甘えの温床になっているのではないかと一部で囁かれているのも事実です。まあそれが真実かどうかは別として、このJリーグ創年期から活躍した選手たちも今やベテランという領域に達した事は否めません。これに続く若い世代にとっての海外への移籍は、今までとはまた違った新しい別の方向を探ろうとしているようです。その代表格の選手がアンジョンファン,イドングク,イチョンスの3選手なのです。アンジョンファン選手は御存知イタリアペルージャに在籍する韓国期待のエースの一人。中田選手に続く期待のアジア人選手として移籍。まだまだ活躍という程は思い通りのプレーは出来ていないものの、今後、イタリアサッカーに慣れるに従ってその名前を聞く回数も増えるに違いありません。釜山球団との契約上のトラブルを早く解決し、イタリアでの活躍を望むところです。若い世代の二人目はイドングク。ドイツでの昨シーズンのチャレンジは成功の可否は別として素晴らしいものでした。本人にとっては苦しい思いでばかりのドイツでのプレーヤー生活でしたが、この苦い経験は今後の基礎となって、プレーヤーとして花を咲かせるに違いありません。今シーズンのイドングクはゼロからの出発。イタリアへ渡り、トリノを中心としたクラブへの移籍を目指します。今後各クラブへのテストを受けながらチャンスを伺います。最後はイチョンス選手。イドング選手と同様海外移籍を目指した戦いが始まっています。イチョンス選手がトライしているのはフランスリーグ。現在リールのチーム練習に合流しながら、入団テストを受けている状態。他のクラブからもオファーがあると言われ、移籍に期待が掛かります。先人のレールに乗らず、このような若い世代がチャレンジしながら掴む夢と経験はワールドカップ2002のためだけでなく、アジアの、そして世界の頂点を極めるための礎となるに違いありません。韓国人プレーヤーの挑戦、そして日本人プレーヤーの挑戦は日韓のサッカー将来を担います。


2001年7月号記事
韓国通信  =ノ・ジュンユンの危機=

今韓国での話題をさらっているのはペルージャとの契約で揉めている韓国代表のアン・ジョンファンと今回お伝えするJリーグセレッソ大阪に在籍していたノ・ジュンユン。ノ選手がトラブルに見舞われているのです。これはC大阪がノ・ジュンユンをウルサン現代へ1年間のレンタル移籍させた事が発端です。と言うのは韓国のプロリーグ規定ではドラフトを経なかった選手は原則的にプロ球団に入団することは出来ないため、本来では彼はプレー出来ないのです。しかし他チームが移籍を承諾した場合は例外として選手登録が可能となりますが、現段階では厳しい状況。来年に迫ったワールドカップ2002へ向けた選手強化のためには、彼自身の力が必要なのはもちろんの事、彼の長い海外での経験が韓国代表にとっては必要だと思うのです。ぜひともスムースな移籍を実現させたいのです。


2001年7月号記事
韓国通信 『大韓サッカー協会の意気込み』

久しぶりの韓国通信となりました。さて少し前の話になりますが、大韓サッカー協会が、2002年ワールドカップへ向けた新しいエンブレムを発表しました。日本では韓国代表を称して、その強さから「アジアの虎」という表現を良く耳にしますが、今回の新エンプレムは正しく、その虎をモチーフに使用した内容となっているのです。白い縦線を基本とし、その中心にいるのが、虎なのです。その虎が前足をサッカーボールに乗せているというデザインなのですが昔から韓国では(中国や日本でも同じようですが)言い伝えや昔話等で虎が良く出てきますし、又比較的虎という動物を気性の面から比喩する事が多い韓国ですから、韓国人全体が納得するデザインではにかと思います。大韓サッカー協会に限らず、韓国人は昔ながらの風習や習慣を大切にする民族です。今回の新エンプレムは他の民族からすればただの新エンブレムかもしれませんが、韓国にとっては、2002年ワールドカップへ向けた新たな挑戦と意気込みを内外へ向けてアピールしているのです。韓国、日本が手を携えて成功へと邁進するワールドカップです。日本代表のパラグアイからの勝利に負けないように韓国代表も前進あるのみです。


2001年6月号記事
韓国通信 ヒディング監督の憂鬱

韓国代表監督のヒディング氏の憂鬱は続きます。それは韓国国内で再燃し始めている外国人監督不要論のため。以前より韓国では韓国代表監督には充分に能力のある韓国人で良いではないかという考え方が一般的でした。ところがここ数年、組織サッカーで力をつけてきた日本にアジアカップ、シドニーオリンピックと成績で差を付けられ、又海外への移籍選手も中田に代表されるように世界でも有数なプレーヤーが台頭していることにも、少なからず韓国サッカーファンには焦りがあるからです。これに加え、直ぐに結果を出さないと気がすまない韓国人気質もあり、結果を求めるファンや関係者のプレッシャーはそれは凄まじいの一言なのです。しかし就任以降エジプトカップで優勝する等少しづつではありますが、大韓サッカー協会の全面バックアップを得ながら成果を出し始めていたのも事実なのです。ところが今回のコンフェデレーションズカップの初戦。対フランス戦では奇しくも宿敵日本代表が親善試合で大敗をきしたのと同じ点でのホームでの敗戦。韓国マスコミをはじめ、韓国人サッカーファンの多くは、この歴史的大敗に憤慨やるかたがない事を隠しませんでした。しかしDF洪明甫(ホンミョンボ)選手が語った「今まで戦ったどのチームよりも、強かった。」と漏らした言葉は今の韓国サッカーとフランスとには明らかにこれ位の、いや日本を含めたアジアサッカーとフランスには力の差があるのが事実なのでしょう。もちろん名将ヒディング監督にしてみれば、直ぐに結果が出ないのは折り込み済みなのですが、又しても今回日本代表の快進撃、カナダのみならず、カメルーン戦での勝利。そしてサッカー大国ブラジルとの引き分けでのB組一位での一次リーグ通過はやはり韓国サッカーファンにはショックの一言でした。一次リーグを敗退した韓国にとってはこれは悔しくもあり、羨ましくもあるのです。この鬱憤が又してもヒディング監督に集中。ヒディング監督の憂鬱は、誰もが認める大会で大きな成果を上げなければ、これから先も続く事は間違いなさそうです。


2001年5月号記事
韓国通信「カメルーン代表DFパンセ逮捕!」

今韓国ではコンフェデレーションカップに次いで話題になっているのがカメルーン代表のパンセ選手が韓国龍山警察署に逮捕されるというショッキングな事件がおこった事件です。26日、コンフェデレーションズカップにも出場するカメルーン代表DFでもあり、韓国のプロリーグであるKリーグ城南一和に所属するミシェル・パンセ選手(27)を、窃盗容疑で逮捕したのです。パンセ選手は城南一和に所属していた昨年3月、チーム 事務所から10万ウォン小切手74枚(70万円相当)を盗んだ疑いで逮捕されました。カメルーン代表はコンフェデ参加のための日本訪問前に韓国代表と親善試合を行う為来韓していた最中の出来事でした。この試合にパンセ選手は先発フル出場しましたが、試合終了を待って逮捕されました。取り調べではパンセ選手は「小切手は自分あてのもので、チームから契約金を受け取れず、暴力も振るわれた」と主張、城南一和の「持ち逃げされた。犯罪であることは確実。」という主張と食い違い、その後釈放された模様です。クラブの主張が正しいのか、パンセ選手が正しいのか今韓国では大変な話題になっています。さて釈放後は日本へ向けて出発の予定のパンセ選手でしたが、今だ日本へは到着しておらず、現在行方不明の状態です。日本でのカメルーン戦を注目するのは日本のファンだけではありません。


2001年4,5月号記事
韓国通信 インタビュー『車範根元監督に聞く』

5/7追加分

Q 催竜洙選手はどんな問題があったのですか。

"黄善洪が出戦できないと判断してメキシコ戦の作戦を練るうち、ツートップ(TwoTop)は無理だと思ってワントップ(One Top)へ修正しようと思いました。それなら、ボールキーピング力が上手な金度勳しかないと思いました。催竜洙は後半になって起用する予定でしたが河錫舟が退場され、人数が不足になり守備強化のため守備選手2名を交替しました。それから早い攻撃をするつもりでヨーロッパリーグでの経験があるSeo Jeongwonを起用しました。催竜洙をわざと起用しなかったのではなく当時の状況では起用することができなかったです。"

Q オリンピックとアジアカップでの韓国サッカーを観て不安を感じるサッカーファンが多いのですが……

"はい。まずサッカー人としてサッカーファンたちの声援に応えられなかった点は非常に残念に思います。サッカー競技は与えられた環境によって選手たしの負担に差が生じるのです。先般のアジアカップは選手たちの負担かなり多かっただろうと思います。

Q  もっと根本的な問題があったんじゃないんでしょうか。

"今韓国では選手たちの競技力を向上させるシステムや環境の整備が全く出来ていません。ヨーロッパはもちろんお隣りの中国や日本でも小中学校の選手たちが毎週サッカーが出来るリーグシステムをもっているのです。しかし、韓国の小中高校の選手たちは何か月かに一度の大会に出ることしか出来ませんし、それも一回戦で敗れたらそれでおわりです。過去、韓国より一歩遅れていたと言われる日本のサッカーが、今では韓国サッカーを追いこしたため、不安に感じるファンの方も多いでしょう。しかしそれにはシステムの整備が重要なのです。

Q アジアカップで日本が優勝しました。日本サッカーをどう思いますか。

"アジアではトップだと感じました。日本代表ばかりじゃなくて全体的に水準が高くなったと思います。日本代表チームのレベルは他の国のチームとはひと味違います。監督の注文に選手たちが完璧に応じているし、テンポもはやいし、パスも正確でした。せまい所でのプレッシャーや、瞬間的に攻撃人数をふやしていくことやいろいろな面でびっくりするほど変化しました。

Q そんなに変化した理由はあるんでしょう。

"もちろんです。私が現役選手であった1978年日本へいった時、すでにいろんな方法に接しながら努力していました。そんなに努力しながらも韓国にはたびたび敗れましたがヨーロッパとブラジルのモデルなどを比較検討しながら適用した結果、いまの日本サッカーになったんじゃないかと思います。たしかに日本サッカーの水準は高くなりました。


その1 =韓国サッカーの将来はこれからだ!=

さて車範根元監督が数年ぶりに韓国サッカーについて口を開きました。韓国スポーツ新聞各紙でも大きく取り上げられたインタビューを今回はお伝えします。車範根元監督は1997年1月フランスワールドカップを前にした韓国チームの監督に任命されアジア地区予選で爆発的な人気を集めましたが1998年6月フランスワールドカップでオランダに惨敗して途中で更迭されたのです。その後1998年夏に中国プロチームの監督へ就任。この間だれにもあわないでひっそりと過ごしたのです。しかし、多くの韓国サッカーファンたちの間では何といっても"車範根"は韓国が生んだ最大のスーパースターと考えているのです。

Q この数年は車監督にとって一番厳しい時期だったとおもいますが如何ですか?

"1998年当時のことは時間が立つことにより理解ができて、又受け入れる事も出来るようになったのですが、やっぱりそれは、私の人生においてこの時の心の傷はたぶん消えないだろうとおもいます。今まで自分なりに韓国サッカーのため献身してきたと自負しているのですが、私の心の痛みはほとんど世間には理解されませんでした。"

Q 中国プロサッカーチーム「ピングアン」をやめた後、どうすごされましたか?

"うちの家内の健康が悪いので「ピングアン」チームの監督をやめて何年か前にソウルを経てドイツにいきました。左の肺を少し切り取って治療するのに六ヶ月かかりました。そのうちに高麗大学のサッカー選手である息子の右足の骨が折れて手術をしました。それから昨年8月末に帰国して子供達のために「サッカー教室」に没頭したためにとても忙しかったのです。"

Q その間、多くのインタビューの要請があったと思いますが…..

"はい。でも静かに自分の仕事をする時だと思って一切応じなかったんです。「サッカー教室」で子供と一緒にすごしながらサッカーを教えてくれるのが唯一の楽しみだったのです。"

Q 張り合い、生き甲斐はありますか?

"子供がとってもすきだったんです。幼稚園から小中高校までもっと体系的なシステムを通じて子供たちの才能を発見し、育てるのがなによりも必要です。サッカー協会が前面にたち、それを推進すれば良いとおもいます。"

Q どのくらいでの結果が出ると思いますか?

"1990年初めて「サッカー教室」を開いた時は10年ほどかかるだろうと思いました。その時のメンバーたちが集まった JUNGKYEONG高校サッカーチームが一昨年、全国高校サッカー大会ではじめて優勝しました。その時の感動は言葉では表現できないほど嬉しかったんです。一般の学校のサッカー選手とは違って合宿訓練もしなかったし、学校の勉強も一生懸命しながらの優勝でしたので、それは本当に嬉しかったのです。学校の成績が平均70点以下の選手はサッカー練習を休ませて成績が上がるまで勉強するように指導しました。それとこれはまだ私ひとりの考えなのですが小学校、中学校、高校、そして大学まで含めて10年以内にこのような子供達だけでプロチームを作るのが私の今の夢です。

Q 過去の話ですが1998年のフランスワールドカップの話をしてください。

当時はオランダに0−5で惨敗、サッカーファンは怒り心頭だったのですが?"サッカーの世界で5ゴールの差はたぶんあると思います。それよりも当時のまわりの環境がとても悪かった。メキシコ戦で1−3で破れた後、選手の間で監督交替の話があるほど、まとまりがなくなっている時期でした。"

Q 車監督がオランダの戦力をあまりによく知り過ぎていたため畏縮されたんじゃないですか?

"そうですね。そうかもしれませんね。もし相手の事を知らない状態で試合をしたらもっといい結果になったかもしれません。"

Q 黄善洪選手の負傷、そして催竜洙選手をメキシコ戦で起用しなかったのについていろいろ話しがあるんですが.…..

"黄善洪はフランスへ出発する前、「走ることができない」ときっぱりといいました。私も正直、衝撃を受けました。膝の負傷のためジョギングもろくに出来なかったんです。そんな状態では無理だと思いました。"


2001年4月号記事
韓国通信 『ヒディング監督の野望』

名将と名高い韓国代表監督のヒディング氏。逆に若さ溢れるパワーと行動力が売り物なのが日本代表のトルシエ監督。トルシエ監督は先日中山等の復帰を発表したものの、チームは若返りを繰り返し今や平均年令23ー24才まで下がっています。ところが今回ヒディング監督は多くのベテランを代表へ復活させ、その経験豊富な知識をワールドカップへ向けて生かそうとしています。さてその経験豊富なベテラン勢を加えた平均年令は何と28才。しかも選手の多くは海外で活躍する選手たち。その質の高い経験をチームに注入、韓国サッカーの復活を秘かに画策しているのです。もともと韓国は純血主義。代表監督も長らく韓国人監督一本で戦ってきましたが、皆さんも御存じのように韓国のここのところの不振は遂に外国人監督の招聘へと繋がりました。当然、結果重視のサッカーの世界、その中でも特に結果にこだわる韓国国民ですから、ヒディング監督にとっては、日本のサポーターの皆さんがトルシエ監督にとる行動や批判以上のプレッシャーが掛かり、とにかく”勝つ”事を最優先にチーム作りも進めていくのは当然です。期待されるベテラン、海外組の選手たちには柏のFWファン・ソンフォン (黄善洪)、LASKリンツのカン・チョル、同じくLASKリンツのチェ・ソンヨン、ブレーメンの李東国(イー・ドンクック)他多数。さてその韓国代表。いよいよその実力を発揮するための舞台、イラン、エジプトとの親善試合が24、26日に行われます。その後コンフェデ杯へとつづき、ヒディング監督の実力が試されるわけです。ヒディング監督はもちろんワールドカップでの1勝を勝ち取るのは当然のこと、この韓国と日本にとっての檜舞台で決勝トーナメントへの進出という野望を果たすべく、着々と準備を進めています。トルシエ監督率いる日本代表の次なる戦いは25日のスペイン戦。日本にとってはもちろん大切な試合でしょうが、我々韓国人にとっても注目の試合なのです。ライバル日本が強剛スペインに対して善戦でもしたら、さらなるヒディング監督へのプレッシャーへと繋がることは必至。しかしそこは名将、ワールドカップを見据えての戦略は万全遺漏なきように進めているに違いありません。


2001年3月号記事
韓国クラブの日本でのキャンプ

日本の野球チームとメジャーリーグの間には多くの違いがありますよね。なかでも特にその違いに驚くのが練習量の差があります。野茂も、マックも佐々木もイチローもチームとしての練習はかなり少なく、その大半は個人の自己責任に於いての自主トレーニングに掛かっているのです。サッカーに於いても韓国のクラブチームと日本のクラブチームとではやはり多くの違いが見受けられます。そのなかで差が顕著にみられるのがやはりトレーニング量の差にあります。韓国チームはとにかくは、馬力を使う、厳しいトレーニングを非常に好みます。反面、日本では無理をさせず、長期的なトレーニングプログラムによって体力アップを心掛けています。韓国はどのチームでも数多くの体力トレーニングを行い、そして練習試合を行います。選手にとっては次々にくる練習メニューに追い立てられ、コーチが立てたスケジュールに従って一日中動き回ってなくてはなりません。そのためこの冬のキャンプを称して「地獄のレース」と呼ぶ者さえいるのです。現在一部のクラブは日本等の外国でのキャンプを行っています。一見するとよくみえるこの外国キャンプですが、毎日繰りかえし行う練習試合に加え、厳しい練習の連続では観光さえ行う事が出来ず、逆に不自由な海外では体調を崩してしまう選手さえ出る始末です。今年日本でキャンプを行ったチームは蔚山現代、全北現代、城南一和があります。当然日本の各クラブもキャンプの真っ最中。そこでここぞとばかりJリーグの各チームと多くの練習試合を行った訳です。実戦第一主義の持論のもと、2日に1回の割り合いで練習試合を強行していったのです。しかし日本のチームの状況は全く違います。韓国チームから見るとまるでぬるま湯に浸かっているような簡単なトレーニングの連続。全北現代とともに御殿場でキャンプを行ったコンサドーレ札幌を見た韓国人スポーツ記者も同じような」感想を持ったようです。御存じのように北海道を本拠とするコンサド−レの冬のトレーニングはスキーでスタートを切りました。クロスカントリーなど楽しくスキーをして選手の体力アップを図りました。スキーでの練習後、オーストラリアでの10日間のキャンプを行いましたが、ここでも試合は2ゲームにとどまり、残りは練習量を調節しながら、休養も行ったということなのです。帰国後も3日に1回程度実践練習と筋力トレーニングで調整し、それほどきつくないメニューが立てられていました。しかし韓国式ではとにかく、練習!練習!そして試合!試合!この」連続で選手も本当に疲れているのです。この疲れが原因で怪我を引き起こし、引退していった選手も実は数多くいるのも事実。逆に日本選手の練習量が多くないからといって体力が劣る事は絶対にないと言っても過言ではありません。結局、韓国と日本の考え方の差。そして科学的な練習方法の導入の差なのです。まだ自主トレーニングに慣れていない韓国ではチームが練習量を管理、強制するスケジュールを組み、選手の私生活まで干渉しているのです。一方日本は全てのことを選手自身に任せており、やるのも怠けるのも全てが自己責任。結局は他人から無理矢理やらされても結果がなかなか出難いというのが体験的に理解している日本のシステムなのではないでしょうか?!ところがいざ野球となればサッカーに比べれば、日本もまだまだ後進国。根性、忍耐、先輩、後輩の上下関係と、まだまだシステム化していく必要がありますよね。


2001年3月号記事
 ◇韓国通信 『許丁茂(HUH JUNG-MU)元代表監督』

昨年のアジアカップを終えて帰国した際、許丁茂(HUH JUNG-MU)代表監督(当時)が行ったインタビューは韓国のサッカーを取り巻く状況を如実に物語っていました。全てを監督に責任を負わせるその体質は決して韓国だけでなく、日本にも見られるアジア特有の功罪なのかもしれません。今回はその時のインタビュー記事を交えての韓国通信をお届けします。さて前出の許丁茂(HUH JUNG-MU)元代表監督は「サウジアラビアとの準決勝で破れたのが一番悔しい。そしてこれについての個人攻撃に近い批判と罪人扱いを受けるようになったのは非常に残念。今後の問題については協会の決定に従う予定です。」と率直に話しました。その後御存じのように現在はヒディング新監督のもと、韓国代表は新しい道を歩み始めているのです。

- Q)今回のアジアカップを総評すれば?
「シドニーオリンピックに参加した若い選手たちが中心となってアジアカップを戦いました。結果は不満足でしたが今度のアジアカップを通じて2002年ワールドカップの主役に成長したとおもいます。しかし、技術的な面で見れば我々の選手はまだまだ当たりも不足であり、肉体的にも更に鍛える事が必要におもいます。」

- Q)代表チームについての評価があまりよくないのは?
「2年前、最も弱いと言われるオリンピック代表でしたが、この時監督をお受けして、その後オリンピックで2勝をするほど戦力が高くなりました。いま、私と代表チームが受けている非難は大部分は個人攻撃に近いもので無責任な行為じゃないかとおもいます。本当に韓国サッカーのためには必要な時に沈黙していた人たちが、いまになって結果論だけで声を高めることはどうしても納得できないです。」

- Q)日本サッカーの成長に対する評価をしたら
「これから日本とは良き競争者(ライバル)として一緒に発展していかなきゃだめだとおもいます。日本に勝つためには、日本が行ったような長期対策が必要だとおもいます。今のような目先の事ばかり考えるのではなく、長期対策をきちんと遂行出来れば十分におくれをとりかえすことができるとおもいます。」


2001年3月号記事
韓国こぼれ話 『北朝鮮女子サッカーの訪韓』

韓国の新聞の報道によれば北朝鮮の女子サッカーでは最強チームとの評判のポトンガンが5月に韓国を訪問し、試合を行う計画だと発表されました。5月8日から開催される第2回崇民杯女子サッカー大会に中国、日本、香港、台湾のチームを招待して、国際大会が行われるのです。 この大会に先の北朝鮮チーム、ポトガンが参加を承諾したとのこと。参加チームは広州、中国U−19、日本及び香港のチャンピオンチーム、台湾ナショナルチームを招待。韓国からは崇民ワンダースとインチョン製鉄が出場する予定です。 今回参加の8チームはA、B組に別れ、リーグ戦を行います。各組1、2位のチームがクロストーナメント方式で優勝を決める。優勝、準優勝、3位チームは、それぞれ3万、2万、1万ドルの賞金が授与されるそうです。 普段あまり触れない女子サッカー。しかも北朝鮮の女子サッカーについての報道。日本では見る事は出来ないでしょうが、ぜひとも生の北朝鮮サッカーを観戦してみたいものです。


2001年3月号記事
韓国通信 日本の「長期サッカー計画」を見習う

兎を韓国サッカーに例えるならば、ウサギが寝ているうちに、亀の日本サッカーはアジア有数の地位を築きながら、世界のトップに向かって走っているという事なのでしょうか。韓日代表チームの間の歴代戦跡は65戦39勝14分12敗で数字で見れば日本は韓国の敵にならない状況となっています。先日からお伝えしているように韓国サッカーの最近の結果が出せない状態になったのは、逆に言えばこの日本サッカーとの対決で不幸にも優位を占めて来た結果とも言えるのです。別の言い方をするならば日本戦だけにはしっかりと結果を出した我らが韓国サッカーであった訳です。大きな投資を払い、且つ努力で(精神論で)かんばって来た対日本サッカーとの戦いに勝利し、「いくらやっても日本は我々の相手にはならない」と自慢したこの勝利だったのですが、嬉しさばかりに目を奪われた結果が今の状況を生み出した原因の一つであると考えられているのです。その間、プロ、社会人、小中高校、大学、女子などを合わせて韓国では651チーム。1万8449名。これに対し日本は2万338チームで61万2059名というサッカー人口の底辺の差が生じた訳です。韓国は1983年プロサッカーが創設、日本ではこの10年後の1993年になってやっとプロリーグであるJリーグが船出するという遅れがあったのです。ところが先進サッカー国のクラブに似ているユースチームの運営ではアジアカップで大活躍した中村選手や稲本選手という実力のあるスターを輩出。昨年ナイジェリアで開かれた世界青少年サッカー大会でも準優勝をした日本チームは大学選手一人を除く17人が全部プロ選手だったのです。日本でサッカーを学んだ在日同胞出身のパクカンジョ(Park Kangjo=20才、城南)選手は"日本の青少年たちはクラブチームで技術を磨き、そして個人能力と基本技を高めているというコメントをしています。日本の皆さんは御存じないかもしれませんが、韓国では大学に入るためにサッカーをやったり、出世するためにサッカーをやろうと考える人たちもいるのです。大学進学のため全国大会で4強に入るのを目指して芝もないグラウンドで戦いながら怪我をさせる韓国ではその出発点も違い、当然将来に差が生じるのも仕方がないことなのかもしれません。サッカー留学も日本サッカーを生かす原動力となったという意見もあります。(これには日本国内では賛否両論があるようですが)いまブラジルでは1000名を超える日本の青少年たちが第2の三浦(和)を夢見ながらサッカーに夢中になっていると言われています。韓国でも遅まきながら、近年このブラジル等でのサッカー留学をしている青少年が数十名いると報道されています。しかしいまの韓国のサッカーシステムの現実では彼らが帰国してもこれに対応出来る環境があるかどうかは疑問があります。ドイツのクラマ監督を技術顧問として迎え入れ1968年メキシコオリンピックで銅メダルを獲得した日本の「先進技術迎え入れる」という外側への開かれた考えは代表チームの監督に有能な外国人監督を迎え入れるのにも積極的な姿勢を当初よりみせていました。ジーコ(ブラジル)やリネカー(イングランド)、ドゥンガ(ブラジル)、ストイコビッチ(ユーゴ)などのワールドクラスのスターたちを直接Jリーグに輸入して自国選手が彼らと一緒に走ったり、汗をかいたりする機会を積極的に与えたのも、現在の日本の強さを見ればプラスになったと誰もが疑わない決定的な事実であることは間違いありません。1997年、日本は協会(JFA)創立100周年にあたる2021年までの長期的な計画を立て、サッカーのため環境作り、代表チームの競技力をアジアを越えて世界的な水準まで引き上げるという具体的で未来志向的な計画を立て、発表しました。せっかちな目先だけを考える外科手術を選ばずに長期的な体質改善を選んだ日本は、「急がば回れ」を実践し、今や韓国サッカーを後にして世界に向かって、ひた走っているのかもしれません。


2001年2月号記事
韓国通信 『韓国サッカー復活への道』その1

― 外国人監督の迎え入れ。ヒディング監督決定までの長い道のり ―

1998年バンコクのアジアゲームでタイに1−2で衝撃の敗戦、1999年ナイジェリア青少年サッカー大会で16強の進出の失敗、2000年シドニーオリンピックの準々決勝の進出の失敗、2000年アジアカップでの準決勝、サウジアラビア戦での1−2の敗戦等々。韓国のサッカーファンは近年の、ここぞという場面での敗戦の繰り返しの結果に呆れて冷笑的な反応を見せているようです。2002年ワールドカップまで残り僅かとなり、韓国サッカーどうしたらいいか一緒に考えてみようという気運が国民全体に広がっています。大韓サッカー協会は続けている惨敗にどうしたらいいか迷っています。まず、最初にしなくてはならない事、それは監督の交替だということはみんな認めていた事。しかし、協会では外国人監督を迎え入れることには以前より慎重論が大勢を占めていたのです。サッカーファンたちは今度のこの機会に国際的な指導力を備えた監督を迎え入れ韓国サッカーの水準を高めようではないかと、その声が日増しに高くなっていました。ただ、外国人監督へ交替すれば、今ある問題が全て解決されるのではないこともファンたちはもちろん承知していました。1996年アトランタオリンピック、監督であったビショベツ(ロシア)監督は1勝の成果は上げただけで、いろいろな問題で結局更迭されたのです。しかしLee Yongsu世宗大学教授は「外国人監督を迎え入れるのは今の韓国サッカーには不可避な選択であるが、外側の包装だけを変えるのではなく、その内容、考え方まで全てが変わらなきゃいけないんです。そしてこの機会が韓国サッカーが復活する最後の機会だと思います。」と話されたのです。さて昨年2月、済州島で開かれたワールドカップ技術支援チームの会議でニポムニシ(ロシア)ジャガロ(ブラジル)ジャケ(フランス)などの各氏の監督としての迎え入れが検討されましたが、サッカー協会はシドニーオリンピック終了後、K-leagueの富川SKの監督であった(細かいパスワークと深いmid-fieldの戦略で評価を受けた)ニポムニシ監督とやっと接触、交渉しましたが失敗したのです。協会が決定に迷っているうちに、Jリーグのサンプレチェ広島と契約した事は今では韓国では誰でも知っている話となっています。さてもう御存じのように昨年末、ようやくヒディング監督が就任、本格的な反撃の狼煙が上がったのです。日本代表の監督問題をみても分かる通り、国の威信を掛けた監督選びは、いろいろな人の思惑も絡み、そう簡単な事ではないのです。来年に迫ったワールドカップに向けて韓国、日本共に最後の佳境に突入していくのですね!


2001年2月号記事
◇お隣、韓国でのチケット取扱い事情は?
さてお得な韓国での観戦?!何と新聞報道によれば韓国でのチケット価格は日本より1万円安い価格設定とのことなのです。韓国のW杯組織委がウォン建ての値段を発表しました。もともとのFIFA設定価格は米国ドル建て。これを韓国の通貨ウオンへの為替が発生するのですが、この設定価格がレー トを度外視したものだったようなのです。この値段は何とドル建ての値段を、およそ23%もディスカウントした思いきったものなのです。1ドルは現在約1300ウォンなのですが、これを今回1000ウォンとして価格を決定したのです。当社は旅行会社、当然為替の損益が発生しますが、例えば10%が儲けだとした場合、為替で23%損をしたら、全くの大赤字になる事は子供でも分かる計算ですよね。今回の開会式のカテゴリー1のチケットは、FIFAからの購入だと仮定すれば 、日本での決勝(2002年6月30日・横浜)と同じ500ドル(約5万7500円)かかる計算です。ところが韓国内では50万ウォン(約4万6000円)で購入出来るという何ともお得な設定なのです。ちなみに日本で販売されるチケットの為替レートは1ドルが約112円として設定されています。まあ現在の円安の状況を考えれば若干お得ではあるのですが....。韓国でのチケット販売は日本と同じ2月5日の予定。しかし、日本よりお得なこのチケットも韓国人の方、又は長期滞在者に限られ、日本にいる我々が簡単に入手するのは難しいようです。


2001年1月号記事
韓国通信 『日本人初のKリーグ入り』

城南一和はソウルの近郊、いわゆるソウルのベッドタウンという役割を担う城南市(人口100万人)に本拠地を置く名門チームです。この名門チームへ日本人としては初めてのKリーガ−が誕生したのです。ガンバ大阪のMF海本選手は、昨年ガンバより戦力外通告を受けましたが、その後城南一和の入団テストを受け、今回見事に正式契約となったわけです。城南一和と言えば在日コリアン初のKリーガーとなった元パープルサンガの朴康造(パク・カンジョ)選手が我々の記憶に新しいところですよね。彼は今や大極旗戦士(テグッキ・チョンサ)-つまり韓国代表チームに選ばれるまでの選手となったのです。さてこのチームの愛称は天馬(チョマン)。英語で言うところのペガサスを意味する言葉。今回入団の決まった海本選手の年俸は9千6百万ウオン。法貨にして900万円余り。Jリーグでも武田選手や前園選手のような一世を風靡した選手も今やサラリーマン並みの年俸に甘んじる時代。スタートとしてはまずまずの条件のようにも見えますが、この城南一和のマスコット、天馬(ペガサス)のように空高く世界に通じる選手として羽ばたいて欲しいと願っています。


2001年1月号記事
韓国サッカー通信
若き天才的司令塔、高宗秀選手のインタビュー記事

先日行われたアクセンチュア・ドリームサッカー、このメルマガでもそのプレーを絶賛したのが、韓国の若きスタープレーヤー高宗秀(コジョンス)選手(23才・水原三星)でしたよね。この韓国サッカー界の貴公子、コジョンス選手を韓国国内では世界オールスターに対して韓国のスターは芸術的なフリーキックで迎え撃ったと、もう手放しの絶賛を報じました。もう皆さん御存じのように、彼の左足から放たれたフリーキックは手さえも当たらせずゴールネットを揺らしました。世界的なGKチラベルト選手も賛辞を惜しまない完璧なゴールだったとコメントしていましたね。チラベルトは「この方向にボールが来ると予想したがスピンがかかったボールを止める事が出来なかった。」と文句なしのキックを褒め称えました。そしてその若きスター高宗秀(コジョンス)選手のインタビューが韓国国内のスポーツ新聞に掲載され話題になっています。今回はこれをお伝えします。

Q 今後海外移籍の計画はあるのですか?
A)正直な話、機会さえあればやはり出たい(移籍したい)と思っています。より大きなステージでプレーし、いろいろな経験を積まなければレベルアップ、スキルアップ出来ないと感じています。

Q フリーキックを蹴る時の作戦はあるのですか?
A)今回チラベルト選手はゴール左側を空ける振りをしたように感じ、右を狙って打ったのが良かったのですが、やはりゴールを決めるには心理戦で勝つ事だと思います。

Q 世界オールスターと対戦してみた感想は?
マテウスなどの世界的にも有名な選手とプレーが出来た事を光栄に思いました。また自分自身のためにも非常にプラスになったと思いました。

Q 日本選手とプレーした感想は?
A)これまではライバルとして敵という認識しか持たなかったのですが、今回とても親しくなりました。私自身は日本語もほとんど分かりませんし、日本の選手たちは余り英語が出来ず、コミュニケ−ションの多くが身ぶり手ぶりでしたが、それでもプレーしていくうちに通じるものがあり、今回とても通じ合えるものがありました。この経験を今後に生かしてゆこうと思っています。


2001年1月号記事
◇ 韓国サッカー通信 2002年ワールドカップ強化プロジェクト

いよいよ大韓サッカー協会が2002年ワールドカップを見つめた選手強化を打ち出す計画をあらわにし始めました。最近代表チームの弱体化をマスコミ、ファンを中心に批判され、本当に今の体制でワールドカップを戦えるのかと言う疑問まで噴出していましたが、これに対し大韓サッカー協会も遂に反撃(チーム力強化)に出たという事なのでしょう。さてこの計画は今年夏までに欧州各国のクラブへ強化指定選手10名を送り込むというプロジェクトなのです。その第1弾がアジアカップ得点王、そして名実ともに韓国の若き中心選手であるFW李東国(イドングク)選手がドイツ2部リーグ、1FCザールブルッケンに6か月間のレンタル移籍が決定したのです。年俸20万ドル(円にして約2300万円)での契約のようです。当初はブンデスリーガ、ドルトムントやブレーメンへの移籍を目指したようなのですがイ選手の膝の古傷を危惧する両チームよりは色好い返事が貰えず今回の移籍となった模様です。まず第一弾が決定したことで大韓サッカー協会もほっとした様子でしょうが、これから続く残りの9選手の行方。そして肝心なのはこの移籍の成果を代表チームへ持ち帰り反映し、且つ結果として要求する国民の熱き期待に応えなければならないことです。我々韓国の国民にとっての悲願、ワールドカップの開催も間近かになるとなれば、ただでもせっかちなファンが結果のついてこないプロジェクトを批判しても全くおかしくありません。このプロジェクトを今後も見守っていかねばなりません。


2001年1月号記事
☆日韓合同チームアクセンチュアドリームサッカー

日韓によるはじめての合同チームによる戦いを楽しみにしていたのと同時に、やはりその豪華なオールスターチームの出場選手に期待をしていたのは皆さんも同じだと思います。ところが当初発表された参加予定選手のうち(19選手)、来日した選手が何とわずか4人という結果になり、加えてブラジル代表のロマリオにいたってはキックオフの30分前のドタキャンとなれば怒りを通り越して、呆れた方も多かったのではないかと思います。その証拠に発売直後に完売した約7万枚のチケットのうち約1/3に当たる2万枚はキャンセルされたとのことですから。ジダン、レオナルド、マルディーニ等の名前も早々に亡くなれば尤もな事かもしれません。企画自体が少し商業的過ぎたきらいも見隠れしていたような気がしたのですが、文句ばかりではもちろんありませんでした。韓国の天才的司令塔、高宗秀選手のその芸術的とも言える先制フリーキックは日本でも超有名なゴールキーパー、チラベルトでさえ、ただ呆然と見送るしかありませんでした。彼の攻撃的MFとしての素晴らしいプレーも今回そこかしこに見られ、ファンとしては今後非常に楽しみな選手のプレーを堪能出来た事には満足感がありました。そして昨シーズンまで米国MLSで活躍していた往年の名選手(失礼)、マテウスがこの日引退試合とのことで、張り切ったプレーを披露してくれました。米国ではトラブルメーカーでもあり、今ひとつプレーに冴えがなかったように感じたのですが、この日のはつらつプレーにはまだまだメンタルな部分さえ衰えなければ充分に力がある所を見せつけました。先日までUAEのチームへの移籍を模索しているとの報道があったような気がしましたが、結局は引退という事のようです。さて日韓のこれからの課題は各々のチーム強化。そして2002年ワールカップへの体制強化です。今日も扇大臣が韓国からのサッカーのための観光客のスムースな入国のために日本から入国管理官を期間中、韓国へ派遣し、予め日本の入国審査を韓国側で行う用意があると声明を出していましたね。これから来年に向けてこのような話題が確実に増える事と思います。我々もこれに合わせて、少しづつテンションを高める事も良いかもしれませんね。


2001年1月号記事
◆歴史的初ゴール! 大阪朝鮮高校◆

これぞワールドサッカーファンとしては重要な出来事の一つではないでしょうか!?大阪朝鮮高校が歴史的1点を上げました。全国高校サッカー選手権第2日目の出来事でした。1996年に全国12校の朝鮮高級学校に全国高校サッカー選手権大会への門戸が開放されましたが、今回朝鮮高級学校として初の得点を上げたのです。試合中、6千余名の応援団は拍手とともに「イギョラ!イギョラ」(がんばれ がんばれ)の大声援でした。残念ながら大阪朝鮮イレブンは初戦敗退ではありましたが、0―3で迎えた後半11分、中央からのクロスを、MF権がペナルティーエリア内でトラップし、右足でのシュートがゴールを揺らしたのです。しかしその当事者の 権君は「うれしいけど、負けてしまっては.........」と複雑な表情でした。全国での勝利はならなかったものの、その実力はかなり以前より認められており、チームとして、又各選手としても今後ますます楽しみになってきていると思います。21世紀を迎えた今、世界の平和も人類の繁栄もスポーツを通して出来ることが沢山あると思います。世界のサッカー、そして国内のサッカーを本年も応援して下さいね。


2000年11月号記事
◆W杯入場券販売受付正式決定に伴うご案内◆

日韓共催のワールドカップ2002。チケット収益のFIFAとの非課税問題でごたごたし、予約受付が延期されていましたが、先日問題が解決し、正式な受け付け開始日時が確定したようです。それによれば来年2001年2月15日より日本国内分だけでなく、世界同時の受け付けが開始されると言う事です。当社でも皆様のご希望により多少の販売をするつもりではおりますが、儲け第一主義での大量販売は1998年フランスワールドカップの各旅行代理店の失態による信用の失墜の二の舞いとなる恐れがあります。又日本戦のチケットは国内を扱う他の業者さんや金券屋さんにお譲りするとして、私達はワールドサッカーのサポーターの皆様のアシスト役として、主に韓国戦、韓国国内での試合や、日本戦ではない欧州、南米のチケットを扱うつもりでおります。ただしこれもまだ全くの未定ですので、皆様へのチケットに責任が保証されない場合には全くの取扱い中止とさせて頂く場合もあると考えております。取扱いが出来るようであれば又別の機会に改めてご案内させて頂きます。


2000年11月号記事
◆韓国通信 =大極旗戦士=◆

165センチ57キロの大極旗戦士(テグッキ・チョンサ)パクカンジョ。韓国では韓国代表選手のことを尊敬の念を込めて「大極旗戦士」という呼称で呼ぶのです。パクカンジョ選手(20)はもともと滝川第2高校から京都パープルサンガへ入団。今年より韓国Kリーグ城南一和へ移籍しプレーしている選手なのです。そしてそのプレーが認められ、憧れの代表選手まで登りつめたわけです。そのパクカンジョ選手が最近「もう一度日本でプレーしたい」と発言し、韓国で話題になっているのです。この天才ミッドフィルーダーは球団側にできるだけ早く日本でプレーしたいという意志を表明。しかしチャキョンボク城南一和監督は「もう1年韓国でプレーさせた後日本にかえす」とコメント。2002シーズンには韓国でのパクカンジョ選手のプレーを見ることができなくなる可能性が高くなり、韓国のサポーターたちからの嘆きがしきりに聞こえてくるのです。パクカンジョ選手は攻撃型のミッドフィルダ−としてめきめき実力をつけ、韓国でのわずかなプレー期間にもかかわらず、韓国代表選手=大極旗戦士に選ばれたのです。しかし彼は韓国国内選手と同じ適用のため、城南一和球団の許可なしでの他国でのプレー(日本を含む)は出来ないのです。通常通りの移籍、トレードによってのみ移れるのです。前述の球団への意志表示の際、シーズン後受け取るとされる約1億ウォンの特別報奨金の放棄までほのめかしたとのこと。彼がパープルサンガで時代、城南一和の監督の目にとまり今シーズン、年俸3,600万ウォンで入団し活躍。シドニーオリンピック代表チームに抜てきされたのです。今後どうなるか予断を許しませんが日本での彼のプレーを観たいのも事実ですよね。


2000年10月号記事
◆北朝鮮スポーツ界と北朝鮮サッカー◆

今朝の新聞、テレビを見ていて、度胆を抜かれる話題があり、本当にびっくりしました。以前よりぜひ北朝鮮サッカーについて何かこのメルマガで書きたいと思いながら、なかなか資料のない国ですし、観戦する機会もあまりなく、ただ無為な時間が過ぎるばかりでした。この国のスポーツに関して全般的に興味がありましたが、時々名前を聞くのは柔道とオリンピックの時の南北同時入場そして2002ワールドカップの開催についての韓国絡みの話題(自分の勉強不足の部分も多分にあると思いますが.....)。忘れもしない1966年のワールドカップイングランド大会(生まれて間もない頃ですから、記憶ではなく、この輝かしい記録を忘れもしないとい言う意味です)。この当時、サッカーと言えば欧州か中南米。我々ファーイースト、つまり極東(彼等から見れば地球の端に位置する)のわけも分からない小国、そしてサッカー弱小国なんかは目にも入らない存在だったわけです。今では世界を席巻するアフリカサッカーもまだ発展途上にあり、何とアジア、オセアニア、アフリカをも含めた全ての地域に出場枠がたったの一つという考えられない大会(ワールドカップ)を開催しようと企てたのです。さすがに、これでは「ワールドカップ」とは名ばかりのサッカー大会ではないかと、批判が噴出。ほとんどのこの地域の国が大会をボイコットしたのです。最終的に予選に出場した北朝鮮チームはたった1試合、オーストラリアと対戦し勝利。ワールドカップ出場を果たしたのです。大会ではロシア(当時ソ連)に敗れはしたものの、続くチリ戦は引き分け。そして記念すべきワールドカップでのアジア初勝利となったのが対イタリア戦なのです。結局予選の最終結果1勝1敗1分だったもののソ連に次いでの2位となり、居並ぶ世界の強剛を尻目に世界の8強に名を列ねたのです。これだけであれば彼等の力が本物ではなかったかもしれません。ところが次の試合、優勝候補でもあったポルトガル戦で、世界は驚愕したのです。何と試合開始早々から北朝鮮の怒濤の3連続得点。このシュート力、得点力には皆が騒然となったのも無理はないかもしれません。しかし誰もがこの北朝鮮の勝利を信じ始めた後に状況は一変。なんと北朝鮮は守備の破綻から5失点を失い力尽きたのです。さて話題を今朝の新聞、テレビ報道に戻します。何にそんなに度胆を抜かれたかというと、世界で一番背の高いバスケットボール選手、北朝鮮のイーミョンフン選手(なんと驚きの235センチ)のNBA入りがほぼ決まったとの報道なのです。ク−コッチやムトンボ等欧州やアフリカの選手はかなりNBAにも進出していますが、アジア人選手としては異例のこと。ぜひとも活躍して欲しいとワールドスポーツファンとしては願うばかりです。


2000年10月号記事
◆韓国プロサッカーリーグ  K -LEAGUE◆

欧州や、中南米だけがサッカーではない!これが当メルマガのポリシー。日本が更に強くなるには強剛、韓国との熱い戦いが絶対に必要。それがアジアサッカーの向上にも役立つのです。さて今回も韓国通信をお伝えしていきます。1983年メキシコで開かれた世界青少年サッカー大会で韓国の幼い英雄らは世界サッカーの強国を退け、4位を占め,韓国サッカーのすごい力を見せてくれました。 また、韓国代表チームは1986年から4回連続にワールドカップに進出するなどしてアジア最多のワールドカップの本選進出国になったのは勿論、世界水準に近接した韓国サッカーの優秀性を世界の全てのサッカーファンに見せつけたのでした。1983年アジアで最初に船出したプロリーグ、それが韓国プロサッカーリーグであるKリーグなのです。韓国のサッカーファンに大きな楽しみをあたえ、韓国サッカーの水準を更に一段引き上げたばかりでなく、周辺のアジア諸国にプロサッカーリーグ創設の刺激を充分に与える結果となったのです。5つのチームではじまった韓国プロサッカーリーグですが2000年現在、その倍となる10チームで構成、運営されているのです。リーグ名は韓国の英語標記名コリアの頭文字をとってK-リーグと呼ばれています。1996年から3年間アジアのクラブ選手権優勝を韓国プロチームが占めるほど韓国プロサッカーの水準はアジア最強の座を占めているのです。韓国全国民の溢れるサッカー愛と選手達の漲る闘志、そして世界へ向けて絶えず挑戦し続ける韓国サッカー界。輝く歴史を成し遂げる原動力となっている韓国Kリーグですが、これから、更に韓国サッカーの歴史を創造し、国民に喜びを与えることは間違いありません。

= 全チーム紹介 =

スウォン・サムソン ブルーウィングス(水原・三星)
ウルサン・ヒョンデ ホランイ(蔚山)
ポハン スティーラーズ(浦項)
チョンナム ドラゴンズ(全南)
プサン・アイコンス(釜山)
チョンブッ・ヒョンデ ダイノス(全北・現代)
プチョンSK(富川)
アニャン LG・チータース(安養)
テジョン シチズン(大田)
ソンナム・イルファ チョンマ(城南・一和・天馬)


2000年10月号記事
◆韓国サッカー通信 「車範根の懲戒と赦免」◆

車範根監督、1998年フランスで開かれたフランスワールドカップの途中、成績が悪いということで監督を辞めさせられた後、ある月刊雑誌とのインタビューで韓国のプロサッカー、K-Leagueで勝敗の操作があったと発言、大きな波紋を投げかけて韓国サッカ連盟から資格停止5年という懲戒を受けたのです。今年、車範根元監督は1年数ヶ月ぶりに赦免を受け、韓国国内での活動が可能になりました。韓国サッカー連盟は2000年1月14日ソウルのタワーホテルで開いた“99年サッカー人の日”の前に緊急記者会見を開き、車範根元監督の赦免を発表しました。連盟は懲戒期間(5年)の半ばも経ていない現段階での赦免は、通常であれば案件事項にもならないが2002年の日韓ワールドカップを前にして、韓国サッカー界の大同団結が必要だという長老らの意見をjmj会長が受け入れ、晴れて、車範根元監督は赦免された訳です。車範根元監督は1998年フランスワールドカップで対メキシコ戦(1−3)、対オランダ戦(0−5)で惨敗を喫した後、大会途中監督を辞められて98年7月中国プロサッカーチームの監督に就任する直前、ある月刊雑誌とのインタビューで一部のサッカー協会の委員を“蝿ども”と表現し、又韓国のプロサッカーチームの監督のあいだに八百長をして試合を操作しているという主旨の爆弾宣言をして大きな波紋を投げかけました。これに対し、韓国サッカー連盟はプロサッカー連盟の調査の結果、全くの事実無根だとして車範根元監督を資格停止5年という懲戒処分に下したのです。車範根元監督は昨年12月初旬、1年数ヶ月の間担当していた中国プロサッカチームの監督をやめて奥さんであるoemさんの病気の治療のためドイツのフランクフルトで家族と共に過ごしています。古いファンの方は御存じですが、車範根元監督はドイツのプロサッカー、レベクチェンチームで活躍したアジアのスーパースター、この時の同僚はもちろん、チームマネジャー、球団の関係者たちとは今でも良い関係を持続しており、懲戒赦免といっても、直ぐに韓国国内のサッカー界には帰らないだろうと言われています。仮に帰国しても小学校から中学校まで拡大された子供たちのためのサッカー教室に当分の間専念すると予想されているのです。2002年の日韓ワールドカップを前にしてその間築いて来たノウハウをもとにして韓国サッカーに役立つ役割をする可能性もあるかもしれません。韓国人サッカー選手として世界サッカー界にコネクションを持つ車範根元監督は2002年ワールドカップの広報役員として世界中を巡るという可能性もあるようです。昨年12月インターネットの某スポーツサイトで実施したアンケートで59%(493人)のファンが車範根元監督は子供たちの為のサッカー指導者として活躍して欲しいという意見がありました。又18%が日本のJ-Leagueの監督に、16%が海外での活躍に期待したいという、いずれも肯定的な意見が大勢を占めていました。しかしこのアンケートは赦免前に実施した調査の結果、赦免された現在は国内のプロチームの監督として戻ってきて欲しいと願うファンも多いと思われます。しかし、ドイツで一緒に生活し、現在一時帰国中の車範根元監督の娘であるハナ(HANA)さん(22歳、梨花女子大学社会体育学課 2年生)によれば“父は現在いずれの国でも監督をする意志はない”と発言、”冬になる前には、病気療養中の母のため、寒いドイツを離れてどこか暖かい所で過ごす予定”とも発言しています。車範根元監督は今も毎朝運動をし、暇な時間があればドイツの友人に会ったりしながら毎日穏やかに過ごしてるようです。又、元監督の長男であり、高麗大学で活躍するサッカー選手であるツリ(DURI)さんも昨年サッカの練習中に骨折。ドイツのフランクフルトの病院で治療を受けているようです。


2000年10月号記事
◆韓国サッカー通信 「韓国サッカーの足跡」◆

今回はコラムではなくて日本のライバル韓国サッカーの足跡のお勉強。己を高めるにはやはりライバルが必要。しかも弱い相手ではなく強い相手が。その強剛韓国サッカーの歴史を今回はお伝えします。いつでもアジア1、2の強い国であるために切磋琢磨。日本、韓国を共に応援しましょう!!!

・1897年英国艦船が仁川に入って乗務員らが宮内部参理と御殿と御前通訳官に サッカーの仕方を見せたとの記録がある。これらが大韓蹴球具楽部を組織、最初のサッカーチームで誕生 する。

・1920年7月13日90名位の有志らが朝鮮体育会を創立するとして韓国サッカーが本軌道にのる。

・国際競技に進出。1926年1月5日BAEJAEBOGOサッカーチームが日本大阪で行われた第8回全日本中等学校サッカー大会に韓国代表として出場、一回戦で御影師範チームに1対0と敗れた。

・1933年9月19日有志20余名が朝鮮蹴球協会を創立して地方別に散漫に乱立していたサッカー団体を統一させた。初代会長朴勝彬。

・1933年10月22−23両日間京城と平壌の定期対抗戦が平壌公設運動場で開かれ引き分けに終わる。

・1934年朝鮮総督部はサッカー開催権を統制しようとしたが、官署体育会の統制反対陳情で既得権を認められる

・1947年6月19日大韓サッカー協会が世界サッカー連盟(FIFA)に正式に加入、オリンピック参加資格を得る。

・1948年7月29〜8月14日ロンドンオリンピック(14回)出戦。1回でメキシコを5対3に押さえて世界のサッカー専門家らを驚かせた。2回戦でスウェーデン(優勝)に12;0(62個のシュート)で惨敗する。

・1954年アジアサッカー連盟(AFC)に加入。

・1954年6月16〜7月4日、第5回スイスワールドカップに初出戦。日本を5対1、2対2で下す。しかしハンガリーに9対0、トルコに7対0で敗れる。

・1964年18回東京オリンピックに出戦、アラブ共和国に10対0、チェコに6対1、ブラジルに6対0と敗け

・1968年メキシコのオリンピック予選 韓国:日本(3対3)、韓国:フィリピン(7対0)、日本:フィリピン (15対0)、ゴール得失差によって日本が本選に進出。日本は銅メダルを獲得(アジア最初の上位入賞を果たす)。

・1980年3月22日〜4月6日モスクワーオリンピック予選(マレーシア)、マレーシアに2対1と敗れ脱落。

・1988年6月フランスのワールドカップ本選に出戦(86メキシコ、90イタリアワールドカップに次いで連続4回本選進出。54年スイスワールドカップまで5回進出)。

・1994年6月米国ワールドカップ本選に出戦。

・ワールドカップ初得点-86メキシコ。 アルゼンチンに(3:1敗れる)後半27分ParkChangSun 30Mのシュートを決める。

・韓国国際試合最多ゴールを奪われ敗れる−1948年対スウェーデン戦。12:0韓国(ロンドンのオリンピック初出場)

・ワールドカップ本選総14戦 4引き分け 10敗 得点11 失点43。


2000年9月号記事
◆アジア最強国の一つ韓国サッカーの歩み◆

いよいよ今回より韓国直輸入の韓国通信のスタートです。昨日の韓国の戦いは素晴らしいものいがありました。しかし涙の予選敗退。残念でした。そこで、日本ではなかなか触れることが少ないホットな韓国サッカー情報を今日から満載していきます。歴史のお勉強から現在のプロサッカーリーグ(Kリーグ)までその時々の話題をお伝えして参ります。韓国に英国式のサッカーが導入されたのは1882年6月(高宗19年)英国の軍艦のプラインフィシー号が仁川港に停泊した時と伝えられています。サッカーの体系的な普及は1904年4月官立の外国語学校で体育の一種目に採択してから。韓国の最初のサッカーゲームは1906年3月大韓体育具楽部と黄城のキリスト青年会が最初でした。そして本格的に韓国サッカーのスタイルが定着されたのは1920年代にきてからなのです。1921年2月第1回全朝鮮のサッカー大会を開催したことが全国の体育大会の母体となりました。韓国では有名なキョンピョンのサッカー対抗戦は1933年10月に始まりました。その後、韓国サッカーは発展を重ねてアジアトップクラスの座を守ってきたし、2002年ワールドカップを共催するまでに至った訳です。そして過去のワールドカップ本選5回連続出戦(総6回出戦)するなど、アジア最高の記録を持ち、韓国国民の自慢に値する栄光を掴んだのです。こうした韓国サッカーの強さはどこにあり、どんなシステムで作られているのかを調べるために1980年初頭アジアサッカー連盟(AFC)から調査団が派遣されたことが有りました。しかし、AFCは韓国サッカーの強さの理由が一つも解明出来なかったのです。芝生の競技場は、貧弱なうえに、冬が長くて練習も充分出来ない日も多く、選手たちは兵役の義務を果たさねばならない等(兵役義務は現在も維持されています)、逆に韓国サッカーの弱い部分、つまりこれを改善出来れば更に強くなる理由を探して報告したというのです。冬はかなりの寒さとなる土地柄で韓国サッカーが花を咲かせる。これは選手の努力だけでなく、裏方となる指導者やあらゆる人たちの支えがなくては実現しなかったことでしょう。


2000年9月号記事
◆セリエA空前のトレード戦争とアジア人選手たち◆

Rマドリッドからレドンド、ヴァレンシアからロぺス、コヴェントリーからキーンなど他国リーグからのトレードやバティストゥータなどのリーグ内のトレードまで今年のセリエAのトレードは史上空前の戦いが繰り広げられているのです。でもそんな情報は通の皆さんのこと、もう何回も雑誌や他のメルマガでも目にされていることと思います。今回はちょっと目先を変えた話題をお届けします。中国のマミンウィ選手がぺルージャ入団!実はセリエAにアジアのスター選手たちが集結しているのです。韓国、中国、そして日本のアジアサッカー3強の看板スターがイタリアのプロサッカーリーグ、セリエAで活躍することになりました。中国代表チームの主将として7月28日、韓・中定期戦(韓国1:0)にも出場したミッドフィルダーのマミンウィ選手(30.スチャン チェンシン)がペルージャと入団契約を行ったのです。韓国のスター釜山のアンヂョンファン(24)選手がペルージャのユニホームに袖を通してからわずか2週間後のことでした。ポジションが同じ、この韓国のアンヂョンファンと中国のマミンウィはイタリア移籍の喜びも束の間、チーム内での競争を余儀なくされたわけです。二人は名門ASローマで既に活躍中の日本サッカーの英雄中田(23)選手とともにアジア3ヶ国の名誉をかけて激突すると韓国、中国では大々的に報道されています。さてこの3選手、体格が五分五分で、韓国、中国、日本のサッカーの英雄でセリエAに乗り込んだ訳ですが、偶然?!にもそのスタートはペルージャという共通点を持っているのです。しかしアンヂョンファン、中田、マミンウィの今のセリエAでの地位は御存じのように全く異なるものとなっています。一番はじめにセリエAに移籍したのは中田。今年初め移籍料18億円、年棒2億4000万円でペルージャからASローマへ移籍。すでにトップクラスの選手として地位を確率しています。これに対しアンヂョンファンとマミンウィはこれからがスタート。プロとしての評価はやはりお金。お金だけで比較すればレンタル料40万ドル、年棒45万ドル(手当て含め)、1年後移籍料210万ドルという条件でサインしたのが韓国のアンヂョンファン選手。この条件はマミンウィ選手よりかなり上回っているようです。年令が30才にさしかかったマミンウィは最後の選手生命をかけてのセリエA、ペルージャ行きを決断。契約時にはその分、相当不利益を甘受したとの噂なのです。ペルージャ側は彼の正確な入団条件は明らかにしていませんが、中国のマスコミ関係者によれば移籍料なし、年棒30万ドル位であろうと推定しているのです。ところでマミンウィの入団に先立ってイランの国家代表チーム出身のアルり・カリミドがペルージャのキャンプに合流したという報道があり、ペルージャではこれでアジア圏出身の選手が3名となり、しかもこの3選手がポジションで競合することになるのですから大変!!!サッカー後進国と言われたアジアですが、中田選手を筆頭にこれら3選手もセリエAでの一流選手として頑張って欲しいと切に願うのは我々アジアのサッカーファンとして当たり前のことだと思います。最後に、中田選手は度々報道されているようにセリエAの別のチームからもオファーがあり、移籍するのでは?という記事や、フランスからも`LOVE CALL`が殺到しているとのこと。2000〜2001シーズンを前に移籍する可能性も捨て切れません。いずれにしても我々ファンとしては今以上の更なる活躍を願って応援していきたいと思っています。          


2000年8月号記事
◆「2002 Worldcup KOREA-JAPAN」◆

さて先日、と言っても1ヶ月くらい前にやっていたテレビ番組で日韓の若者の意識の違いを取り上げた番組がありました。この中で紹介されていたのがワールドカップ98フランス大会の予選、ソウルで行われた韓国対日本の試合の時のエピソード、先にフランス行きを決めていた韓国チームのあるサポーターの方が「共にフランスへ行こう」という内容の横断幕を上げて両チームを応援したのです。その返礼として、東京で行われた予選第2ラウンド、日本対韓国の試合の時、日本のサポーターからも同じ内容の横断幕を上げて両チームを応援。今までの日韓、韓日戦の枠を超えた応援に新しい若者の時代を見たような気がしました。これをきっかけにして日本と韓国の若者がワールドカップサッカー2002を通して交流を深め、そして共にこの大会を成功させるためにホームページを開設したのです。以下がホームページアドレスです。アクセスしてみて下さい。「2002 Worldcup KOREA-JAPAN」http://www.football.gr.jp/ちょっとだけ内容を紹介しましょう。アジア最強のリベロの洪明甫(ホン・ミョンボ)選手のコーナーや、Jリーグで活躍し、今季からKリーグ・蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)のフィジカルコーチとなったユン・テジョさんのコラムなど盛り沢山な内容です。その他にもKリーグの紹介や観戦ガイド等も充実。ちょっとエステや買い物、そして食べ歩きの韓国旅行のついでに観戦なんていうのも良いと思いませんか?それと編集長・慎武宏(シン・ムグァン)さんがホームページ上で書いているように、韓国と日本が「近くて遠い国」である時代は終わりました。両国サッカー界は、世界から託された2002年W杯の成功を目指して、急接近しています。日本と韓国を活動拠点にするこのサイトの編集長シンさんの日韓新時代の“今”のレポートは、新たな友好と友情に一石を投じていると思います。韓国では日本の映画の公開や日本人ミュージシャンのコンサートの解禁など様々な規制緩和で日本文化が紹介され始めています。その反面日本ではまだまだ韓国文化の紹介は少ないと言わざるを得ません。韓国プロサッカーリーグのKリーグや韓国プロ野球などのスポーツから日韓、韓日の友好の掛け橋が深まれば最高ですね。当メルマガでは、韓国サッカーについての情報発信として、新たに「韓国サッカー通信」として今後韓国サッカーについても迫っていきたいと考えています。欧州サッカーだけでない当メルマガを今後も宜しくお願い申し上げます。

 

 


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