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ユーロ2008のメイン会場ウイーンを訪ねる
W杯以上に質が高く面白いと言われる大会が欧州ナンバー1を決める欧州選手権、ユーロです。2008年に開催される欧州選手権は共同開催となりスイス、オーストリアで行われます。気の早い私は早速真冬のウイーンを訪ねてみました。オーストリアですか？寒いですよ〜なんて散々言われて出発したのですが意外やウイーンは東京の寒い日くらい。聞けばこの冬はどこも欧州は暖冬とのこと。アメリカ東海岸でも暖かいと言っていましたがやはり世界的に異常気象の影響が出ているのでしょう。
イタリアからのフライト
ところで私は今回ミラノ経由でウイーンへ行ったのですがここでも異常気象の影響か暖かく濃霧が出たことにより飛行機の離着陸が不能に。何とか当日に移動は出来たものの大幅にフライトが遅れた関係で余裕をもった移動のつもりが夜の到着になってしまいました。この区間アリタリアはALTALIA EXPRESSという小会社で飛ばしているのですがフライトによっては50人乗りくらいの小さな飛行機で運行されています。私ごとではありますが飛行機嫌いの者にとっては小さな飛行機というのは苦行ともいうべき移動です。幸いにも余り揺れませんでしたが。まあ飛行機が恐くないという方が大半でしょうから余談かもしれません。今回訪問したのは冬でしたがユーロが行われるのは夏ですから比較的気候は安定しているとは思います。共催の両国への訪問はウイーンへのオーストリア航空、チューリッヒへのスイス航空便以外はドイツ経由でのルフトハンザ、パリ経由のエールフランス等でご計画下さいませ。
まずはオーストリアブンデスリーガ
正直を言いますとオーストリアサッカーなんてほんの数年前まで全く興味がありませんでした。ところが一昨年バイエルンミュンヘンとラピッドウイーンの試合を見る機会があり試合には完敗したウイーンでしたが非常に興味を持ちました。そんな訳でユーロも開催されるし行ってみようという事でウイーンへ向かいました。
まずオーストリアに来て感じたのはドイツと似ている（ドイツが似ているということもあるかもしれませんが）ということでした。きちんと整備された地下鉄や国鉄。また街中にはホームレスの姿もまったく見受けられませんでした。ということでユーロ2008とは全く関係ありませんが先のラピッドウイーンの本拠地ゲルハルトハナッピスタジアムへ行ってみました。
2005年11月22日の欧州CL（対バイエルン戦でのRAPID WIEN）
この日の試合は強豪バイエルンに大敗
●と言う訳でゲルハルト ハナッピ・スタジアムへ
ゲルハルト ハナッピ・スタジアムへは簡単に行けました。私は泊まっているホテルが中心街から離れていましたが丁度国鉄S45線の駅が最寄り駅だったためそのまま15〜20分乗ってヒュッテルドルフへ向かいました。途中車内からもスタジアムを見ることが出来て駅からも近い非常に行きやすいスタジアムでした。
＝ Gerhard Hanappi Stadion＝
Keislegrasse 6 A 1140 Wien
Tel: 0043-1-910-01
Fax: 0043-1-911-19-06
収容人数 19600人
◇ゲルハルトハナッピスタジアムへの行き方
地下鉄4番線の終点「ヒュッテルドルフ」で下車。徒歩5分
国鉄： Sバーン45線 の「ヒュッテルドルフ」で下車。徒歩5分
国鉄ヒュッテルドルフ駅前
さてヒュッテルドルフの駅は地上が国鉄、地下が地下鉄となっており同じ駅舎での出発。滞在のホテルにもよりますが比較的簡単に行くことが可能です。バスやトラムといった乗り物を乗り継ぐ場合には多少なりとも下車駅の心配等もあるのですが確認が用意な鉄道のみでのアクセスは簡単で旅行者にとっても大変解りやすく安心です。また駅からも近いため2重に安心です。
スタジアムに隣接する地下駐車場の入り口付近
左方向がWEST TRIBUNA
右方向がSAD TRIBUNA
スタジアム手前からの風景
ファンショップ 試合がない日も開いていますのでゆっくりお買い物出来ます
オーストリア国内でもテレビでドイツブンデスリーガの放送を行っておりそのサッカーへの関心度が非常に高かったです。ただし新聞や雑誌、その他本屋さんなんかを覗いても余り自国オーストリアブンデスリーガに関しての情報は見かけません。冬のスポーツはやはりアイスホッケーなんかが人気が上なのかもしれませんね。それでも平日午前中にもかかわらずファンショップには多くのファンが集まってショッピングを楽しんでいました。宮本選手、三都主選手がザルツブルクへ移籍しましたがオーストリアが少しでも注目されると良いのですが。
スタジアム正面玄関
PRESS、VIPはこの正面玄関より入ります
チケットボックス
移動形のショップ
さてウイーンといえばやはり音楽の都。ウイーンフィルのようなかなりお高いチケット以外にも1万円以下で購入可能なものも沢山あります。私も安いものをいくつか選んで行ってきました。余りクラシックやバレエ、オペラに趣味はありませんが一年中楽しめるものもあるようですから滞在される際はぜひとも一度は行かれてはいかがでしょうか。なかなか面白いですよ。
クラシックに興味がない方でも街はとても奇麗でいろいろな観光名所もあります。ぜひとも散策してみて下さい。カフェやショップが並ぶ繁華街をぶらぶらするのも結構楽しいものです。
シュテファンプラッツの繁華街 クリスマスのイルミネーションが奇麗です
シュテファンプラッツにあるシュテファン寺院の建物 凄いの一語！
フィグルミューラー名物の巨大シュニッツェル ぜひ食べて下さい
ドイツやここオーストリアで有名なのがシュニッツェルです。子牛のカツレツなのですが、日本流に言うと紙カツとでも言うのでしょうか。薄くのばしたお肉をからった揚げたものです。フィグルミューラー名物の巨大シュニッツェルもかなりの大きさなのですがこれだけですと結構ぺろりと食べてしまいます。レモンを搾って食べるのですがトンカツソースかなんかあればもっと食べれそうな雰囲気でしょうか。回りは地元の方、欧州や米国からの観光客も多くいました。女性は残している方もいますが男性はだいたい完食しています。サラダも付いているのですがこれまで全部食べている人は少ないみたいです。夕方早めに腹ごしらえした後は夜のエンターテインメントへ出発です。ちなみに私はこの後バレエを見に行きました。オペラ以外のドレスコードは緩いようでスラックス、シャツといった感じです。スーツを着ている人は会社帰りの人だけです。気軽に行けますのでぜひとも一度！
夜のウイーン オペラ座近く
●2007年オーストリア代表の親善試合
そしていよいよエルンストハッペルシュタディオンへ行ってきました。ここがオーストリアのナショナルスタジアム。日本でいう国立競技場のような所でしょうか。ユーロでのホスト国オーストリアは予選が免除されていますので大会まではここでの試合は親善試合のみとなります。特に今秋は多くの親善試合を行う予定です。
オーストリアの親善試合のチケット情報はコチラ→
●ウイーン・エルンストハッペル・スタジアム情報
エルンストハッペル・スタジアム
＝ Ernst Happel Stadion＝
A - 1020 Wien, Meiereistrase
Tel (+43 1) 728 08 54
収容人数 49000人
◇エルンストハッペル・スタジアムへの行き方
地下鉄1番線の「ウイーン北駅（プラーターシュテルン）」で下車。トラムに乗り継ぎ
トラムは21番に乗り凡そ15〜20分で「stadion」へ。そこから徒歩5分（現在周りが工事中のため歩きにくくなっています）
地下鉄はどこでも乗りやすく便利です
ウイーン北駅の地上に上がってロータリーの横にあるトラム21番線の乗り場の看板
地下鉄のウイーン北駅に降りて恐る恐る地上に出ると比較的簡単に上の看板を見つけることが出来ました。ロータリーを左方向に沿って行き、左手に見つける事が出来ます。この看板の下には各停車する駅名と所用時間（所用分）が書かれていますのでこれさえ確認出来たらもう安心です。トラムを待って乗り込むだけです。途中メッセの会場なんかもあり比較的目安になる建物もありますので焦ったりびびったりする必要は全くありませんでした。
トラムからの車窓
車内よりメッセ会場を臨む
エルンストハッペルシュタディオンの正面
●ユーロ2008本大会でのエルンストハッペルシュタディオンの試合予定
グループリーグ
2008年6月08日 オーストリア対B2(18:00)
2008年6月12日 オーストリア対B4(20:45)
2008年6月16日 オーストリア対B3(20:45)
準々決勝
2008年6月20日 WB-RA(20:45)
2008年6月22日 WD-RC(20:45)
準決勝＆決勝
2008年6月26日 W27-W28(20:45)
2008年6月29日 決勝（20:45)
ユーロ、ユーロ予選のチケット情報はコチラ→
何かと大きな期待を寄せられるホスト国ですがどのような戦いをしてくれるのでしょうか。共同開催のスイスが着実のその力を発揮していますしオーストリアも負けてはいられません。ぜひともベスト8進出を目指して頑張って欲しいものです。
すり鉢状のスタジアムで、オーストリア代表等の国際大会でのみ使用されます
現在周りは駐車場や道路の整備中、まだ欧州選手権の雰囲気すら感じられません
スタジアムのチケットボックス
唯一発見したロゴマークをパチリ、ユーロ2008が待ち遠しい！！！
そして待ちに待ったユーロ2008の開幕
工事中だったエルンストハッペルシュタディオンも生まれ変わりました
スペイン対イタリア戦
ユーロ2008では無敵艦隊スペインが久々の優勝を果たしました
