■日本代表2001-2004年サッカー記事
日本代表最新チケット情報
2004年12月号記事
W杯最終予選 北朝鮮視察
W杯アジア最終予選では各国とも北朝鮮を大きく警戒する体制作りを急いでいます。平壌市で開催される予定の試合ではスムースな協力態勢が得られないままでいる北朝鮮に対しアジアサッカー連盟は1月15日から視察団を派遣することを決定しました。これに帯同する形で日本も含めB組のイラン、バーレーンもこれに参加する予定です。ビザの発給問題、人工芝での競技への不満や選手たちの食材の持ち込み問題等山積する問題をクリアにしたい考えです。
2004年12月号記事
W杯最終予選 対北朝鮮戦チケット予約方法
日本、韓国、タイと試合をしたドイツはタイに5-1で勝利し遠征を終えたようです。1点も取れなかった日本の攻撃陣には頑張って欲しいですね。その日本代表が2006年ドイツW杯のアジア最終予選で戦う2月9日の対北朝鮮の入場券の申し込み方法が発表されました。 今回も登録制で、先行は本日よりファミリーマートの会員限定、一般販売は電話登録が30日から、インターネット受付は28日から登録開始です。大一番となる試合ですから新聞その他で確認し登録して下さい。
2004年12月号記事
キリンカップ・ドイツ戦 稲本選手代表復帰
日本代表は12月16日に強豪ドイツ代表との親善試合に臨みました。プレミアリーグへの完全移籍を果たしたものの未だWBAでのプレミアデビューがお預けになっている稲本選手ですが、そのプレミアデビューより一足お先にドイツ戦での代表戦復帰となりました。6月1日のイングランド戦でのひ骨骨折以来、約半年ぶりの代表戦となりました。リザーブリーグではそれなりの存在感を見せる稲本選手もさすがに世界トップクラスのドイツ代表の力には感嘆したようです。そしてドイツでの契約が延長となり、気分一新の高原選手も召集されました。カーンからのゴールを上げた経験を持つ高原選手もこの日は見せ場なし。ディフェンス陣も怪我で主力を欠いた日本は結局試合も3-0の完敗しました。ドイツは日本代表との格の違いを見せつけました。それにしてもドイツの主将となったバラック選手の攻守の渡る素晴らしいプレーは見物でしたね。ドイツは12月19日に行われる釜山での親善試合のため韓国へ渡ります。
2004年12月号記事
W杯日本代表の組み合わせの行方
2006年W杯アジア最終予選の日本のシード順別の対戦日程が決定しました。最終の決定は12月9日クアラルンプールでの抽選で決定しますがアジアサッカー連盟は予めシード別の対戦日程を決定したようです。日本は出場国のW杯ランキングが最も低い第4シードの北朝鮮かクウェートのため日本にとっては有利との報道もあります。しかし過去トップクラスのチームを築いたクウエートの底力、そして最近は表舞台に余り登場せず未知の北朝鮮が日本の脅威となる可能性もあり楽観視するのは早計です。
2004年11月号記事
W杯アジア最終予選シード分け
W杯アジア最終予選に出場する8か国のシード順が決まり、日本は韓国とともに第1シードとなり、別の組に入ることが決定しました。アジアサッカー連盟は当初よりシードは2002年W杯と予選の成績を基にしたランキングをベースにすると発表していました。これに加えて政治的な理由を加味し、今回北朝鮮は韓国と同じ組に入らない事が決定し、自動的に日本と同組となることが決定です。第2シードはサウジアラビアとイラン、第3シードはバーレーンとウズベキスタン、第4シードはクウェートと北朝鮮です。組み合わせ抽選は12月9日にクアラルンプールで行われるます。
2004年11月号記事
ワールドカップアジア1次予選最終戦
アジア1次予選最終試合で日本代表は最終シンガポール戦を1-0で勝利し、初のアジア1次予選全勝突破を成し遂げました。しかし順風満帆とは言えず、得点力不足や選手の底上げという課題も山積。ジーコ監督も頭を悩ませています。またカズ等の召集についても他の選手たちへの良い面での影響があったと思うと発言し、やはり無念だったようです。
3組結果
11/17(水) 19:20 ○日本1 -0 シンガポール● (@埼玉)
玉田の先制ゴールも1点止まりで辛勝
さて予選最終戦で最も注目された中国-香港戦が行われました。中国はこの試合の相手が特別行政区の香港だったため、不正の可能性を危惧した国際サッカー連盟-FIFAとアジアサッカー連盟-AFCから「厳格な態度で審査する」と事前通達されていました。この緊張の試合で中国は何と7-0で香港に大勝しました。よもやの大逆転かとも思われましたが、クウェートはマレーシアを6-1で下し総得点差で1点及ばず中国の2位が確定、前回W杯出場で日本にも脅威だった中国は最終予選進出を逃しました。中国サポーターも7-0で勝利した時点で首位を確信したようですが終わってみれば総得点1差での敗退は悔しい限りです。前回2002年W杯KOREA-JAPAN出場国のなかで最初の予選敗退となりました。
4組結果
11/17(水)21:00 ○中国 7-0 香港●
11/17(水)○クウェート 6-1 マレーシア●
7組では韓国-モルジブ戦が行われました。勝てばW杯最終予選進出が決まる韓国は、ホームにモルディブを迎えました。前半苦しんだ韓国ですが後半20分に先制、35分にも期待の李東国がゴールし2点目をマーク、勝利しました。しかし試合中スーパースター安ジョンファン選手がくるぶしを骨折し全治2ヶ月の模様で韓国にとっては勝利も痛い結果となりました。
7組韓国戦結果
11/17(水) 20:00 ○韓国2 -0 モルジブ● (@ソウル)
●W杯アジア1次予選各組の勝敗
1組 1位 イラン(最終予選進出) 2位 ヨルダン
2組 1位 ウズベキスタン(最終予選進出) 2位 イラク
3組 1位 日本(最終予選進出) 2位 オマーン
4組 1位 クウェート(最終予選進出) 2位 中国
5組 1位 北朝鮮(最終予選進出) 2位 UAE
6組 1位 バーレーン(最終予選進出) 2位 シリア
7組 1位 韓国(最終予選進出) 2位 レバノン
8組 1位 サウジアラビア(最終予選進出) 2位 トルクメニスタン
●最終予選進出国8か国
イラン、ウズベキスタン、日本、クウェート、北朝鮮、バーレーン、韓国、サウジアラビア
2004年11月号記事
新潟チャリティーマッチ
W杯シンガポール戦で日本代表を中心とした功労者を召集する事を断念したジーコ監督でしたが今回新潟県中越地震のチャリティーマッチを行う事が決定、この試合でこれらの選手が出場、その栄光を称える事が決まったようです。Jリーグ新潟と日本サッカー界への功労者を中心としたジーコドリームチームが対戦するこの試合の目的はもちろん中越地震で被災した方々の為のチャリティーです。しかしチャリティーだけでなくサッカー界の功労者の為にも行う辺りがジーコ流なのかもしれませんね。試合は12月4日に新潟スタジアムで行われ、収益はもちろん地震で被災された方々のために寄付されます。
2004年11月号記事
W杯1次予選最終シンガポール戦日本代表メンバー発表
日本サッカー協会はW杯アジア1次予選最終戦のシンガポール戦の日本代表を発表しました。当初ジーコ監督が代表チームに功績のあった選手を招集したいと提案し、注目されたFW三浦知良選手(神戸)や中山雅史選手(磐田)等の功労選手は選ばれませんでしたた。ジーコ監督はW杯1次予選突破を決めた10月13日のオマーン戦後、功労者の招集を日本サッカー協会の川淵三郎会長に提案していましたがアジアサッカー連盟等からもベストメンバーを召集するように指示もあり今回は折角の素晴らしい提案も白紙に戻りました。
1次予選最終シンガポール戦日本代表メンバー
GK 楢崎正剛(名古屋)、土肥洋一 (FC東京)
DF 松田直樹 (横浜M)、中澤佑ニ( 横浜M)、加地亮( FC東京)、三浦淳宏( 東京V)、田中誠( 磐田)、宮本恒靖 (G大阪)、三都主アレサンドロ( 浦和)
MF 藤田俊哉( 磐田)、福西崇史 (磐田)、小笠原満男( 鹿島)、中田浩二( 鹿島)、本山雅志( 鹿島)、遠藤保仁 (G大阪)
FW 鈴木隆行 (鹿島)、玉田圭司 (柏R)、大久保嘉人(C大阪)
2004年11月号記事
◆コンフェデ抽選組み合わせ
6大陸の王者が集まり2006年ドイツW杯の前哨戦として来年6月にドイツで開催されるコンフェデレーションズ杯の組み合わせ抽選会が行われました。アジアカップで優勝の日本も出場権を獲得、1次リーグではB組となりブラジル、ギリシャ、メキシコと対戦することが決定しました。A組はドイツ、オーストラリア、アルゼンチン、チュニジアとなりました。いずれの組も強豪が揃う厳しい戦いとなりますがぜひとも決勝トーナメント進出を果たしてもらいたいですね。
コンフェデレーションズカップ2005日程
A-GROUP
6/15 Argentine - Tunisia(@Cologne 18:00)
6/15 Germany - Australia (@Frankfurt 20:45)
6/18 Tunisia - Germany(@Cologne 18:00)
6/18 Australia - Argentine(@Nuremberg 20:45)
6/21 Australia - Tunisia(@Leipzig 20:45)
6/21 Argentine - Germany(@Nuremberg 20:45)
B-GROUP
6/16 Japan -Mexico(@Hanover 18:00)
6/16 Brazil - Greece(@Leipzig 20:45)
6/19 Mexico - Brazil(@Hanover 18:00)
6/19 Greece - Japan(@Frankfurt 20:45)
6/22 Greece - Mexico(@Frankfurt 20:45)
6/22 Japan - Brazil(@Cologne 20:45)
決勝トーナメント
準決勝 6/25 A組1位-B組2位 @Nuremberg
準決勝 6/26 B組1位-A組2位 @Hanover
3位決定戦 6/29 @Leipzig
決勝 6/29 @Frankfurt
2004年10月号記事
日本代表稲本選手の近況について
〔10/6付〕今季プレミアリーグのウエストブロムウイッチへの移籍を果たした稲本選手ですが骨折からのリハビリを経て10月4日に行われたリザーブリーグのブラックバーン戦に出場しました。移籍後初となるこの試合ではまずは実践に慣れる事と、体を作っていくことに重点を置き、早期のプレミアでビューを目指しています。疲れの出た後半36分に交代するまで怪我からの完全復活を誓うかのようなプレーを披露していました。 早期のプレミアデビューに期待したいですね。
〔10/14付〕イングランドプレミアリーグでの今季の復帰を目指すウェストブロミッジの稲本潤一選手が13日に行われたアウエーでのリザーブリーグ、サンダーランド戦に出場し順調な回復ぶりを示しました。左すね骨折からの早期の復帰へ向け調整していますが、この日は実践での3戦目となりました。この試合では初のフル出場で順調な回復ぶりのようです。試合は3-0でウェストブロミッジが勝利しました。稲本選手は得点には絡まなかったものの試合勘、体力、怪我の不安の払拭等をチェックしながらの調整です。
〔10/19付〕稲本潤一選手はリザーブリーグを順調に消化しています。18日はホームでのマンチェスターCITY戦でしたが先発フル出場しました。リザーブリーグでのフル出場は前回から2試合連続となり、体力面での懸念、怪我の不安は完全に払拭したと言って良いでしょう。既に主力選手との練習に合流しており、プレミアデビューも時間の問題のようです。年内の完全復帰で将来の完全移籍をぜひとも実現させたい稲本選手です。
〔10/24付〕稲本潤一選手はリザーブリーグでの調整をしながら復帰を目指していましたが23日のプレミアリーグ、クリスタルパレス戦で移籍後初のベンチ入りをしました。イングランドとの親善試合での怪我以来となる、実に久しぶりのベンチ入りとなりました。この日の試合への出場はありませんでしたが、確実に復帰に近付いていることだけは間違いありません。
2004年10月号記事
◆W杯アジア予選 日本快勝、韓国も最終予選進出を手中に!
2006年ワールドカップドイツ大会アジア1次予選が行われました。ご存知のように3組の日本はオマーン戦で1−0で勝利し最終予選進出を決めました。66年W杯イングランド大会ではベスト8になった事もある北朝鮮ですが5組でイエメンと対戦し2−1で勝利し最終予選進出を決めました。2組のウズ ベキスタンはイラクを2−1で下し1位を確定、6組のバーレーンもシリアと2−2で引き分けましたが1位を確定させました。8組のサウジアラビアはイン ドネシアに快勝し最終予選進出です。
その他成長著しい4組の中国でしたが0−1でクウェートに敗れ現在2位となり、予選最終戦ではクエートはマレーシアと、中国は香港との戦いとなります。中国にとってはマレーシアより実力のある香港との対戦となり苦しい戦いを強いられそうです。7組の韓国はレバノンと1−1で引き分けましたが首位をキープ、ホームで行われるモルジブとの最終戦で1次予選を突破すると思われます。
●1次予選各組勝敗
1組 1位 ヨルダン(勝ち点12) 2位 イラン(勝ち点9)
2組 1位 ウズベキスタン(最終予選進出) 2位 イラク
3組 1位 日本(最終予選進出) 2位 オマーン
4組 1位 クエート(勝ち点12) 2位 中国(勝ち点12)
5組 1位 北朝鮮(最終予選進出) 2位 UAE
6組 1位 バーレーン(最終予選進出) 2位 シリア
7組 1位 韓国(勝ち点11) 2位 レバノン(勝ち点10)
8組 1位 サウジアラビア(最終予選進出) 2位 トルクメニスタン
2004年9月号記事
◆W杯アジア予選 日韓両国の戦い
日本代表の相手はAWAYでインドとの対戦となりました。インドでの暑さと湿度の高さは日本の選手にとっては脅威となる環境での試合となりました。ところが日本の選手たちを襲ったのは、その気候でも相手選手でもなく、停電の洗礼でした。1-0と最少ながらリードをした前半が終了した途端のハーフタイムに停電は突然発生。復旧に手間取り、あわや無効試合も検討されという試合にファン、関係者ははらはらドキドキだったに違いありません。しかしこの間も日本の各選手のモチベーションは下がらず、これが勝利を呼び込んだのかもしれません。復旧したスタジアムは30分遅れで後半が開始されました。そしてこの後半に3点を加えて日本は4-0で快勝しました。日本の選手は落ち着いた試合運びは上々の素晴らしい出来でした。これで日本は次戦オマーン戦で引き分けか勝利すれば1次予選の突破が確定します。
逆に韓国は苦戦する場面が再三ありました。もちろん白黒はっきりさせたい国民性の韓国のファンにとっては余り気分の良い試合とはいきませんでした。8日に行われたのは格下ベトナムとの試合でした。FIFAランキングや今までの実績とは全く無関係でアウエーでの対戦は思わぬ波瀾も予想されるのが常です。そのうえ今回のベトナムはアジアカップの予選で思わぬ不覚をとった苦手な相手で、前監督の更迭の一因ともなった曰く付きの相手でした。そして始まった試合でしたが前半11分に相手選手との交錯から車ドゥリ選手がよもやの一発退場。開始早々から10人での戦いを強いられました。カウンター攻撃に苦しめられながらも耐えた韓国でしたが、後半早々に今度はDF朴載弘選手がオウンゴールで失点。10人で戦う韓国にとっては大きな失点となり、もはやこれまでかと思われた試合でした。ところがここから一転、今季もスペインでプレーするイーチョンス選手が1ゴール1アシストを決める大活躍で試合をひっくり返しました。この日の韓国はボンフレール監督も激怒する程プレーに集中力を欠く開始早々の選手たちでしたが、終わってみれば2-1の辛勝で何とか予選7組のトップをキープしました。苦しい試合を展開した韓国代表にとっては次戦は今回のような油断がならない相手となります。予選での最大のライバルとAWAYでの対戦となります。10月13日に大きなヤマ場となるレバノンと戦います。
2004年9月号記事
祝!日本代表コンフェデレーションズカップ2005出場権獲得
日本オリンピック代表の五輪での戦いは予選落ちという厳しい現実を突き付けられました。メキシコ以来のメダルが狙える実力がありながらも、粘り強いパラグアイや、パワーとテクニックを兼ね備えたアルゼンチンを見ていると、まだまだこれから実戦と経験を積み重ねていくしか方法はないのかもしれません。さてそのオリンピックの直前に行われ熱く燃えたのが中国でのアジアカップ2004でした。苦しい場面をいくつも乗り越えて勝ち取った栄冠は本当に素晴らしいの一語でした。最近の日本代表の戦いのなかでも最も泥臭く、粘り強い最高の戦いでした。さてこのアジアカップの優勝で来年2005年に行われるコンフェデレーションズカップの出場権を日本は得ました。前回フランス大会では予選落ちをした日本でしたが、2006年W杯の前哨戦ともいうこの大会にかけるファンの期待はとても大きいに違いありません。
◆ コンフェデレーションズカップ2005開催概要
開催期間:2005年6月15日(水)〜 6月29日(日)
開催都市:ドイツ国内(ハノーバー、ケルン、フランクフルト、ニュールンベクル、ライピチヒ)
◆ 出場国〔6大陸優勝国+2招待国=*印〕
アルゼンチン(2004年コパ・アメリカ優勝国)
メキシコ(2003年ゴールドカップ優勝国)
チュニジア(2004年アフリカネイションズカップ優勝国)
日本(2004年アジアカップ優勝国)
ギリシャ(2004年欧州選手権優勝国)
ソロモン諸島又はオーストラリア(2004年オセアニアカップ優勝国)
*ドイツ(2006年W杯開催国)
*ブラジル(2002年W杯優勝国)
〔コンフェデレーションズカップ2005日程〕
● Aグループ
6/15 A3 - A4(@Cologne)
6/15 Germany - A2 (@Frankfurt)
6/18 A4 - Germany(@Cologne)
6/18 A2 - A3(@Nuremberg)
6/21 A2 - A4(@Leipzig)
6/21 A3 - Germany(@Nuremberg)
● Bグループ
6/16 B3 - B4(@Hanover)
6/16 Brazil - B2(@Leipzig)
6/19 B4 - Brazil(@Hanover)
6/19 B2 - B3(@Frankfurt)
6/22 B2 - B4(@Frankfurt)
6/22 B3 - Brazil(@Cologne)
● 決勝トーナメント
準決勝 6/25 A組1位-B組2位 @Nuremberg
準決勝 6/26 B組1位-A組2位 @Hanover
3位決定戦 6/29 @Leipzig
決勝 6/29 @Frankfurt
2004年8月号記事
五輪特集 なでしこジャパン惜敗で五輪終了
20日に行われた準々決勝で日本は米国と戦い1-2で惜敗しました。決勝点となった2点目がオフサイド気味だったこともあり、非常に残念な敗戦となりました。しかし強豪米国を相手に互角以上の戦いをした日本に対し惜しみない拍手が贈られました。沢穂希選手をはじめ2007年ワールドカップ、2008年北京オリンピックででの更なる飛躍を誓ってなでしこジャパンの夏は終わりました。
2004年8月号記事
五輪特集 日本代表の1勝と小野選手
オリンピック代表のOA枠として期待された小野選手にとってはガーナ戦には何とか勝利したものの予選敗退に本当に悔しい思いをしました。しかしこの間、所属するフェイエノールトはデフラーフシャプとの開幕戦を行い6対1で快勝しました。小野選手にとってはアテネ五輪に出場し好成績を上げる事は大きな目標の一つでしたが、今後は気分を切り替えてリーグ戦への集中を高める事が最も重要な事です。小野選手はオリンピックの予選が終わり、とんぼ返りでオランダへ渡る予定。早くも22日に行われるオランダリーグ、ヴィレムII戦から出場する見込みのようです。小野選手の今シーズンに賭ける意気込みは凄まじいものが感じられます。昨季は怪我から満足なプレーが出来ない場面もありました。今シーズンは思いきったプレーでチームに活力を与えるポジションで素晴らしい活躍と成績を獲得して欲しいものです。またオリンピック代表は2006年ワールドカップを担う世代でもあり、これをバネに更なるブラッシュアップに期待します。
2004年8月号記事
W杯アジア予選 9.8インド戦
日本代表は先のアジアカップでも得点力の弱さに苦労しましたがそれでもアジアNo1の栄冠を掴みとったジーコ監督です。9月8日に迫るW杯アジア予選・インド戦では課題の得点能力を向上させるためガンバ大阪の大黒将志選手の招集も考えているようです。欧州組ではメッシーナの柳沢選手、HSV高原選手も召集が見込まれています。しかしマリノスの久保選手、先のガンバの大黒選手といった国内組の台頭が日本代表の命運の握る鍵となるかもしれません。
2004年8月号記事
五輪特集・サッカー男子代表予選敗退
36年ぶりにメダルを狙えるところまで漕ぎ着けたオリンピック日本代表でした。しかし必勝が条件だったイタリア戦を3-2で敗れ予選敗退が決定しました。初戦の黒星が大きく影響し、守備重視で臨んだイタリア戦でした。しかし初戦同様に守備での崩壊が致命的でした。イタリアの攻撃の要ジラルディーノに2ゴール、前半で3点を失っては既に逆転の余力が日本にはありませんでした。これでガーナとの最終戦を残して予選敗退が決定しました。
2004年8月号記事
五輪特集・男子サッカーイタリア戦必勝
サッカー男子オリンピック代表は1次リーグB組の初戦をパラグアイと戦いました。パラグアイの堅守とカウンター攻撃に注目が集まりましたが、日本の弱点のサイドからの攻撃を再三仕掛けられ守備陣が4点を献上。3点を返すも力及びませんでした。次戦は15日に行われる優勝候補のイタリア戦。この試合を必勝体制で臨むのは当然のことですが、決勝リーグ進出の鍵となりそうなのはイタリアと引き分けたガーナ戦になりそうな気配が濃厚。イタリア戦に勝っても油断のならないB組です。
2004年8月号記事
五輪特集・次戦ナイジェリア戦が正念場のなでしこジャパン
開会式に先駆けてスタートしたサッカー男女予選です。なでしこジャパンはメダル有力候補と言われながらも予選E組での緊張の初戦で格上スウェーデンとの対戦。日本はボンバー荒川が右足で押し込む先制点を死守し1-0で何とか勝利をものにしました。期待された沢選手でしたが残念ながら再三の好機を逃してしまいました。明日14日にナイジェリアと対戦する日本はチャンスを的確にものにしないとまさかの予選敗退の可能性もあります。
2004年8月号記事
オリンピック日本代表
オリンピックのサッカー男子代表はメキシコ以来のメダルを目指しています。もちろん実力に加え、猛暑対策や選手のスタミナ、そして運も味方につけてはじめてその夢が実現出来るのです。アテネ入りする前の最終調整にため日本代表はドイツのニュルンベルク入りしました。今週末まで調整した後、ギリシャのテッサロニキへ移動し、予選に備えます。強豪が揃ったB組の日本ですが12日にパラグアイとの予選を皮切りに、イタリア、ガーナと対戦します。是が非でも予選突破して欲しいものです。
2004年8月号記事
祝!アジアカップ日本優勝で2連覇
試合以外でもいろいろと騒がれたアジアカップ決勝でしたが、7日に北京で6万5000人余りを集めキックオフ。試合は前半1−1で白熱の戦いとなりました。そして後半20分に中田浩二選手のゴールでで1点をリード。終了間際にも玉田の駄目押し点で3-1で優勝、アジアカップ制覇を成し遂げました。ジーコ監督にとっては初タイトルとなりました。MVPは中村俊輔選手。選手全員には一律365万円の優勝ボーナスが支給される事が決定しました。又ワールドカップの前年に開催される予定のコンフェデレーションズカップのアジア代表として参加が確定しました。
2004年8月号記事
アジアカップ2004 IN 中国
●予選 ブーイングと猛暑での重慶での戦い
中国、重慶での日本の戦いはタフで非常に面白かったです。中国のサポーターからのブーイングや嫌がらせも日本代表を強くさせるステップアップだと思うと逆に思わずワクワクしてしまいました。一部マスコミは感情的な報道をしているところもありますが、欧州ではこの位の事は当たり前。気にせず自分達のプレーに集中して貰いたいと強く思っていました。そのような状況のなかで苦戦しながらも勝ち進んでいる日本代表でしたが、事実少しづつですが代表の選手達は逞しくなったような気さえしました。粘り腰の中東サッカーや中国サポーターのブーイングや猛暑等、二重苦、三重苦の戦いを強いられながら日本代表は目標に向かって邁進しています。
●決勝トーナメント 日本10人で準決勝を制す
予選でも苦しみ抜いた日本でしたが、準々決勝ヨルダン戦も前半早々にに先制され苦しい立ち上がりでした。しかし14分に鈴木隆行のゴールで同点とし延長戦ヘもつれ込みました。最後はPK戦となった日本でしたが、俊輔、三都主の2人が連続の失敗。もはやここまでと思われましたがGK川口能活選手の大活躍で奇跡の逆転勝利でベスト4入りを果たしました。
そしてアジアカップ準決勝でのバーレーン戦、予想された通り死闘となった日本代表でした。試合はまたも先制され苦しい展開。これに加え前半には遠藤が退場処分となり、10人での苦しい戦いを強いられました。しかし中国での冷遇もはね除け、いつしか逞し精神力を持った日本代表には中東勢に負けない強い粘りがありました。後半に入り2点を取り逆転。一時は再逆転を許しましたが、終了間際に同点として延長戦へもつれ込みました。前半玉田のゴールでの1点を守りきり4-3で決勝進出を決めました。
●決勝 完全AWAYのなかの中国との決勝
毎試合、死闘を演じる日本は満身創痍の状態、そんななかで一番の強敵、地元中国が決勝の相手となりました。2008年のオリンピックを控え、特にスポーツへの関心が強まっている中国、そして反日感情も相まって当日は物凄い試合となることは必至です。暑さ、中東サッカー、ブーイングに悩まされた日本の最後の壁は開催国でした。プラス要因のほとんどないなか優勝を目指す日本代表の最後のプレーを日本サポーターも全力で応援したいものです。その決勝はいよいよ7日(土曜)に迫っています。
2004年8月号記事
アジアカップ ブーイングと猛暑での戦い
中国、重慶での日本の戦いはタフで非常に面白いですね。中国のサポーターからのブーイングや嫌がらせも日本代表を強くさせるステップアップだと思うと思わずワクワクしてしまいます。一部マスコミは感情的な報道をしているところもありますが、そのなかで苦戦しながらも勝ち進んでいる日本代表は少しづつですが逞しくなったような気さえします。粘り腰の中東サッカーや猛暑等、二重苦、三重苦の戦いを強いられながら日本代表は目標に邁進しています。
2004年7月号記事
アジアカップ 日本首位で決勝トーナメントへ
強豪イランとの対戦、楽ではないものの日本の攻撃に期待しました。しかし想像以上の強い当たりとイランの分厚い攻撃で日本は危ない場面が何度もありました。しかし全般的には落ち着いた試合運びで又川口選手の好セーブもあり引き分けとなり、予選を首位で通過しました。次回準々決勝はヨルダンとの対戦。今大会台風の目となっている堅守のヨルダンだけに油断は禁物です。アジアナンバー1を目指して頑張って欲しいものです。
2004年7月号記事
アジアカップD組予選
アジア杯1次リーグD組はオマーンが中東の強豪イランと対戦し、格上相手にあわや勝利の善戦で2-2の引き分けとなりました。一時は2点をリードしましたがイランの底力にも迫力がありました。そして日本はタイと対戦し4-1の逆転勝利でした。先制されて厭なムードのなか前半21分の中村俊輔選手の芸術的なFKで同点とし、流れを一気に引き戻しました。残り1試合を残し決勝トーナメント進出です。
2004年7月号記事
オリンピック代表日韓戦
オリンピック代表同士の日韓親善試合が21日ソウルで行われ、本番モードの激しい戦いとなりました。ここまでアジア最強の一つと言われる韓国に1勝1敗1分の日本でしたが、この日も試合開始早々から度々押し込まれる場面が続きました。縦の攻撃では一歩もニ歩も力の勝る韓国に対し、日本は強固な守備で応戦、最後までゴールを割らせませんでした。この後両チームは何試合かの親善試合を経てオリンピック本番へ突入します。
2004年7月号記事
アジアカップ 猛暑のなかの勝利
アジア杯でのオマーン戦は1-0の辛勝でした。勝利にもかかわらず辛口のコメントばかりの試合となりました。しかし中村俊輔選手のテクニック溢れるシュートは絶賛もの。久々のGK川口能活選手の好セーブも楽しめました。強豪チームが相次いで引き分けるなか勝ち点3の獲得は非常に大きな収穫。猛暑のなか体力面ではやや不利な日本人選手ですがスタミナ不足を大きく露呈することなく勝利したことは大きいな意味があるでしょう。
2004年7月号記事
アジアカップ代表選出
17日から中国で開催される2004年アジアカップの日本代表が決まりました。欧州組みでは柳沢はメッシーナ移籍のため欠場し、その他の選手もリーグ戦開幕前と重なるため選考から外れました。そのなかでレッジーナの中村とノアシュランの川口の2人は代表入り、活躍が期待されます。1次リーグD組の日本は20日オマーン戦、24日タイ戦、そして28日にイラン戦を戦います。キリンカップ優勝の勢いでアジアカップ制覇を狙います。
2004年7月号記事
日本代表キリンカップ優勝
キリンカップは9日に広島で行われた第1戦、日本はスロバキアに3−1で圧勝しました。そして最終日となったセルビアモンテネグロ戦では惜しいゴールを連発した日本代表ですが、僅か1点を守り切って勝利。キリンカップ優勝でジーコ監督は初タイトルをものにしました。この試合で好プレーを披露したのはGK川口能活選手でした。ここ最近は楢崎に正GKの座を奪われていましたが、久々の出場もブランクを感じさせない熱いプレーでファンを魅了しました。
2004年5月号記事
日本代表英国遠征
日本代表はマンチェスターで行う親善試合のため英国遠征に出発しました。これはマンチェスターでアイスランド、イングランドとの2つの親善試合を行うものです。特にイングランド戦は欧州選手権を目前に控える重要な調整の場となるイングランドにとっても遊びの試合では決してありません。この注目の試合には欧州各国の偵察はもちろんのこと、各欧州クラブも新戦力の発掘のため視察に訪れるようです。新しい移籍先を模索する柳沢選手や欧州移籍を希望する他の選手にとっても大きなアピールの場となりそうです。
2004年4月号記事
日本代表チェコ戦で光明
FIFAランキング9位のチェコを敗った事よりもジーコ監督にとっては今後の代表のチーム作りを模索するうえで重要な試合でした。1-0で勝利した試合に中田英寿選手の姿はありませんでした。しかし海外組み一辺倒だったチーム作りを少しづつ修正しながら、今回は国内組と欧州組をうまく融和させながらの勝利に今後の代表の方向性を見た気がします。決勝点を奪った久保竜彦選手の素晴らしいプレーに拍手です。東欧遠征は2戦で1勝1敗となり、大きな成果をあげたようです。
2004年4月号記事
本気モードのチェコ戦
先日の日本代表のハンガリーとの親善試合は意外な展開で正直面白かったです。ジーコ監督がPKでの敗戦に切れて不機嫌云々という報道も目立ちますがジーコ監督もいよいよ本気になってきたというのが実感です。さて本日28日のチェコ戦は、興味津々です。ユーロを目前に控え単なる親善試合ではすまないチェコ、今回のチームは過去のいずれにも劣らないといわれる程完成度の高いチームとなっています。日本を相手にどのような戦いになるか楽しみです。
2004年4月号記事
日本代表東欧遠征
サッカー女子オリンピック代表は苦手の北朝鮮と準決勝に臨みましたが、サポーターの大声援を背に受け3-0の完勝。男子に次ぎアテネオリンピック出場を決めました。そんななか今週はA代表の東欧遠征が行われます。25日にハンガリー戦、28日にはチェコ戦が行われます。先日は韓国代表監督のコエリョ氏の辞任が発表されたばかり。ジーコ監督への風当たりも強くなっていますが結果を気にせずのびのびと戦ってもらいたいものです。
2004年4月号記事
藤田値千金のゴールで辛勝
悪い面ばかりが強調される日本代表のシンガポール戦でした。しかし選手や監督とは全く別に、ファンとしては勝てば官軍。先ずは2連勝を飾った事に拍手を贈りたいと思っています。後半37分の藤田俊哉選手のゴールは値千金。素晴らしい決勝ゴールでした。ユトレヒトで経験した欧州クラブでの実践と国内で鍛えたメンタル、フィジカル面がいざという時に力を発揮する。藤田選手には手放しで敬意を表します。
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004年3月号記事
W杯アジア予選 シンガポール戦
アジア各国のW杯予選に関しては、強豪と言われる国以外はそれ程の興味を国民が持たない事もあり、至って対応がのんびりしているようです。日本が対戦予定である次戦3月31日のシンガポール戦も同様の様子です。未だにチケット発売等の詳細は未定となっているようです。これに加えて試合会場も6000人収容のジャランバサール・スタジアムで行われることとなりそうとの報道もあり 、5万人規模を収容出来るナショナルスタジアムから一転、観戦はプレミアチケットの争奪戦になる様相を呈しています。
2003年12月号記事
W杯予選チケット販売方法の見直し
サッカー日本代表のチケット販売が従来の方式から大きく変更となります。来年から始まるW杯アジア予選からその新しいシステムの導入となりました。2月18日に日本代表は埼玉スタジアムでオマーン代表と対戦しアジア1次予選の初戦として激戦の火ぶたが切られます。今までぴあやCNプレイガイドといった会社を通じて電話でこれらのチケット販売を行ってきました。しかしこの大会からはより公平に観戦してもらうことを主旨とし、チケット販売を登録制の抽選にすることを決定、発表しました。チケットゲッターやその他不透明な流通経路で転売目的のチケットが氾濫していた状況を打破し、本当に観戦したいファンにチケットが渡るように意図したようです。今回、電話や携帯そしてインターネットからチケットの申し込みを登録を行った後、抽選を行い当選者にチケットを販売するというものです。既にW杯2002大会等で経験済みの方式ですから大きな混乱はないと思いますが、システムがうまく稼動すれば今より入手のチャンスは増えるのかもしれませんね。さてその初戦オマーン戦の登録期間はインターネットと携帯電話からが年明け1月14日午前零時から21日午後6時まで。電話からは1月15日午前零時から21日午後8時までとなっています。又2月7日にカシマスタジアムで行われるマレーシア代表との試合も同じ方式を採用、明日27日午前10時から登録受付が開始しています。2月12日に行われる国立競技場でのイラク代表戦についても本日26日より受付を開始します。
・W杯予選受付アクセス先
モバイル(携帯電話)による登録 http://www.jfa-ticket.com
インターネットによる登録 http://www.jfa-ticket.com
モバイル、インターネットでご登録の方の抽選結果は、メールで返信されます。
・W杯予選申し込み方法
1)パソコン:アクセスの後、チケット抽選受付を選択し、入力
2)携帯電話から:題名・本文は何も書かずにfm5@docomo.ne.jpへメールを送信メールが帰ってきたらURLをクリック。メールが送信できない場合は、http://fm.famima.comを直接入力。Ezwebは、一部機種を除くauの携帯端末からのみご利用いただけます。TU-Kaの携帯端末からは利用出来ません
2003年12月号記事
東アジア選手権 韓国優勝
ジーコ監督が望んだ日本代表での初タイトルの獲得は夢と終わりました。韓国と対戦した最終戦、日本は勝利してはじめてタイトルが獲得出来る条件に選手達も熱く燃えた筈でした。しかし日本は前半18分にFW大久保選手が2度目の警告貰い退場。不運な面があったといえ、痛い退場となりました。しかし日本はこの開始早々の悪夢から立ち直り10人での戦いながら、堅実な守備と攻撃陣の踏んばりでチャンスを作りました。しかし結局得点を挙げられず0―0で引き分けとなりました。この結果日本、韓国ともに2勝1分けながら総得点差で優勝は韓国となりました。これで年内のスケジュールを終え、日本代表は来年2月18日のオマーン戦に臨みます。ドイツW杯1次予選に向けて厳しい意見もありますがぜひとも頑張って欲しいものです。
2003年12月号記事
世界ユース選手権 世界8強
世界ユース選手権でU−20日本代表は韓国と戦いました。これまでに4連敗し、苦手としていた韓国に前半先制され苦しいスタートとなりました。しかし粘りながらの後半37分に横浜MのFW坂田選手が貴重なゴールを決めて同点。そして同点のままゴールデンゴール方式の延長となった前半14分にも再び坂田選手がゴールを決め、世界8強入りを果たしました。日本はこれまでコロンビアに完敗したものの、イングランド、エジプトに勝ち1次リーグを1位で突破していました。そして2大会ぶりの決勝トーナメントで韓国を破り世界8強入りとなったわけです。期待される次の準々決勝は12日に行われ、対戦はブラジルとスロバキアの勝者と対戦します。
2003年12月号記事
東アジア選手権 香港戦
7日には日本代表は香港と戦いました。この試合は超格下との戦いと予想され、何点取れるかが焦点となっていました。しかし格下とはいえ下がり気味にがっちりと守備を固める香港に対し、結局日本はPKによる1点のみの得点。不安を残す結果となりました。10日にはいよいよ韓国戦。勝ち点で並ぶ韓国ですが、日本は総得点で劣るため、韓国戦で勝つことが優勝への最低の条件となります。来年のW杯1次予選ではオマーン、インド、シンガポールとの対戦となりますが、不安を残す結果にジーコ監督の進退にも言及する報道も出てきました。これからが正念場となります。
2003年12月号記事
東アジア選手権 中国戦
4日に行われた東アジア選手権、対中国戦でFW久保竜彦選手は2得点を上げジーコジャパンに待望の勝利を呼込みました。久保選手は代表初ゴールをあげた後、更に駄目押しとなる2点目を決め、日本の勝利に貢献する大爆発となりました。小笠原選手とのホットラインが機能し、優勝を狙う日本にとって貴重な初戦の勝利を決めました。今回は韓国戦にスポット参加する藤田選手を除いて実質欧州組抜きの戦いを強いられ、苦戦する場面も想定されていました。しかし欧州組不在の中でも、久保選手をはじめとした国内組が活躍し、初代東アジア王者を目指して、更なる戦いは続きます。来年に迫るドイツW杯1次予選に向けた最終調整の意味もある今大会の行方に関係者も注目しています。
2003年12月号記事
東アジア選手権 藤田選手の参戦
ジーコジャパンの東アジア選手権に於ける日本代表23人が発表されました。今回は欧州各国リーグの日程の関係で国内組中心で構成されました。又ジーコ監督は先発メンバーを公表せず、練習を見ながら各試合での先発メンバーを決めていく方針を決定しました。そして最も注目される10日の韓国戦に限りユトレヒトのMF藤田俊哉選手をスポット召集し、必勝体制で臨みます。アジアW杯予選を控える代表はこの大会での優勝を狙い、本年最後となる実践を締めくくりたい意向です。またユトレヒトの藤田選手は今週末のヴィレム戦に出場後に帰国し、韓国戦に臨みます。この大会で優勝を狙うジーコ監督ですがキャプテン中田選手を欠き、且つ欧州組の召集にも失敗、限られた戦力ながら何とか結果を残したいと全力で戦います。
2003年11月号記事
国際親善試合 日本vsカメルーン
韓国代表に一日遅れた19日、日本はカメルーンと国際親善試合を行いました。カメルーンは怪我のため主力が欠場し、決定力不足でスコアレスドローが精一杯でした。不屈のライオンとも言われるカメルーンも準備不足や若手中心の起用で日本を撃破することは出来ませんでした。しかしカメルーンのシェーファー監督はこの試合を大絶賛。FWエトー、DFソングを欠いても今回の試合は大きな経験になり、チームにとっても勉強になったと語りました。アフリカ選手権やW杯アフリカ予選に向けて実践での練習に手ごたえを感じたようです。一方日本は再三の好機を逃し高原、柳沢の両選手も無得点。中田選手がインタビューで答えたように無得点に終わったことをチーム全体で反省する必要があるのかもしれません。日本代表は年内最後となる東アジア選手権に向けて調整が迫られます。
2003年10月号記事
W杯アジア予選 壮行試合
ホームでのW杯アジア1次予選が来年2月18日に行われます。その予選壮行試合が2月11日に行われる事が決定しました。壮行試合はW杯予選初戦に向けた国内での準備をする試合で、2試合を行う予定のようです。サッカー協会はこの試合の重要性を認識し、欧州組みを含めたベストメンバーでの布陣を考えているようです。FIFA規定によれば国際大会は5日前からの選手招集が可能であり出来る限り早い段階でベストメンバーでの実践プレー、戦略の再確認を行いたい意向です。もちろん予選といっても対戦相手は第2シードの国でもあり、決して油断してよい状況ではありません。このアジア1次予選では32ヶ国が8組に分かれ、来年2月よりリーグ戦形式で戦う予定です。この8組の1位が4ヶ国ずつの2組に分かれ、2位までがドイツW杯出場権を獲得するわけです。実力の底上げが期待されるアジア地域ですが、激戦が展開されることえしょう。
2003年10月号記事
W杯アジア予選 2月に開幕
既に予選の始まった南米とアフリカですが、アジアサッカー連盟はW杯ドイツ大会のアジア予選を来年1月末までに予備予選を行った後、2月から32チームによる1次予選を行うと発表しました。予選は39カ国が参加し、下位ランキングの14チームがホーム&アウエー方式の予備予選を行い、勝ち残った7ヶ国に25チームを加えた32チームが4ヶ国ずつの8組で1次予選を戦います。各組1位は最終予選に進み、8ヶ国が2組に分かれ、2位までがW杯ドイツ大会の切符を手に入れるわけです。そして3位の2チームの勝者が最後のチャンスを賭けて大陸間プレーオフに進みます。力をつけた日本ではありますが、東アジアだけをみても韓国、中国、北朝鮮とあなどれない相手も多く、これに従来より不得手といわれる中東諸国を加えると決して楽観視出来ないのがW杯への厳しい道です。ここへ来て不人気とも言われるジーコ監督ですが何とか出場権を獲得して欲しいと願ってやみません。
2003年10月号記事
日本代表 ルーマニア戦
11日のルーマニア戦、柳沢選手の2試合連続の得点で1ー1の引き分けとなりました。遠征の目玉でもあったアウエーのルーマニア戦を何とかドローとしたのは大きな収穫でした。ルーマニアは前半16分にチェルシ−のムトゥが川口選手の守備にも助けられ先制しました。後半13分に柳沢選手のゴールで同点に追いつきました。この試合で目立ったのはやはり1アシストを決めたMF中田選手でした。積極的なプレーと強いリーダーシップは柳沢選手を含めて地元の評価も非常に高かったようです。さて日本代表は来年、東欧及び北欧遠征を計画していることがわかりました。台頭著しい東欧、北欧への遠征でW杯予選の強化へつなげて行きたい意向です。
2003年10月号記事
日本代表 チュニス戦辛勝
日本代表は8日にチュニスにあるエルマンザ競技場でチュニジア代表と親善試合を行いました。今回の遠征は早くも来年早々にスタートするワールドカップアジア予選前の最後の海外遠征となるためいろいろな経験を選手達にさせたいというジーコ監督の思惑もあるようです。この試合、慣れない北アフリカの過酷な状況のなか、落ち着かない各選手たちでしたが、前半39分に茂庭(F東京)のパスに走り込んだ柳沢選手が左隅にシュートを決めました。これが決勝点となりました。守備での不安を指摘されていた今回の代表でしたが何とかチュニジアの攻撃を凌いで、勝利を掴みました。これで国外での試合は3勝2敗となりました。また次戦は11日にブカレストでルーマニア代表と対戦します。
2003年10月号記事
U―22日本代表 中東遠征発表
ソウルでの韓国戦では残念ながら今一つ力の出し切れなかったU―22代表でした。しかしアテネ五輪出場を目指し、がっかりしている時間は既にありません。そのU―22日本代表は最後の強化のため中東遠征を行う予定でこの日程が決まりました。フィリップトルシエ氏が率いるカタール代表との対戦が11月3日にドーハで行う事が決まりました。御存知ドーハの悲劇の舞台も今や実力をつけた全ての日本代表には昔日の苦い思い出程度かもしれません。力のあるところを存分に見せつけて欲しい試合です。またこれより前の10月下旬にはイランかサウジアラビアのU―22代表と対戦する予定もあり、チーム強化には最高の遠征となりそうです。
2003年9月号記事
日本代表 欧州・北アフリカ遠征の行方
タイ遠征が中止となり、めまぐるしく予定が変更となる日本代表ですが10月中旬に欧州遠征は仮決定しています。10月11日はルーマニアで内定し、もう1試合を別の北アフリカとの代表戦を行う予定です。2試合の親善試合を行うことは早くも来年2月からスタートとなるドイツW杯アジア予選の為には重要な試合になる事は間違いはありません。ルーマニア戦は11日の国際Aマッチデーに設定、その前段の8日は準備期間となるため、クラブの拘束がなく北アフリカとの2試合目はこの日に設定される可能性が高くなっています。欧州移籍組にも欧州での親善試合は好都合となります。プレミアから移籍したばかりのノアシェランGK川口能活選手、フランスでの初の日本人プレーヤーMF広山望選手、オランダへの移籍早々活躍するユトレヒトの藤田俊哉選手たちを召集する可能性もあると報道されています。南米では既にW杯予選が始まり、前回優勝国のブラジルも含めた強豪たちの熱戦が繰り広げられています。ワールドカップ4強となった韓国や決勝トーナメント出場の日本もアジアでの予選を楽観視することは出来ません。予選を見据えて出来るだけ多くの試合をこなしたい日本代表です。8日の北アフリカ勢の相手はモロッコ、チュニジアなどが候補になっていますが、最終段階としてエジプトに絞られているようです。エジプトを対戦相手に選ぶことはこの時期30度を超す猛暑が続くなかでの試合となり、これを経験することは大きな財産となるに違いありません。
2003年9月号記事
U-22日本代表 点差以上の完敗
来年のアテネ五輪出場を目指しU―22の日本代表が17日、ソウルで韓国との親善試合を行いました。ワールドカップスタジアムは韓国のサポーター達のレッドで埋め尽くされました。韓国代表は現A代表、A代表経験者を豊富に揃え、エースのPSV朴智星選手とスペイン・Rソシエダの李天秀選手を欠いた布陣でさえ、過去最強と言われるメンバーで日本を迎え撃ちました。親善試合とは言え、もちろん両代表ともアテネを控え本気モード。そんななか韓国は前半6分そして32分にいずれも金東進が得点、前半を終えて0―2と苦しい展開でした。後半に入っても思うようなプレーをさせてもらえないまま32分に高松のゴールでやっと1点を返したものの、1―2で敗れました。大久保、松井のシュートもなく、大きな不満の残る試合展開に川淵キャプテンの落胆も大きかったようです。
2003年8月号記事
日本代表戦 タイ遠征中止
日本代表の10月の遠征が迷走を極めています。当初の欧州遠征を中止し予定していたタイ遠征でしたが、結局ブラジル戦の行方が不透明な事から中止になることが決まったようです。日本はバンコクで10月12日にブラジル戦、14日にタイ代表と親善試合を行う予定でした。ブラジルサッカー協会は当初からタイ遠征はないと発表し、日本サッカー協会の発表と食い違いが生じていました。今年はイラク攻撃の余波で米国遠征も中止になっており、代表にとっての親善試合は災難続きとなりました。10月は再度欧州遠征へ方向転換し、ルーマニア代表ともう1試合を欧州内で行う予定です。
2003年8月号記事
キリンカップ 8月20日ナイジェリア戦メンバー発表
日本サッカー協会は今日、キリンカップ20日のナイジェリア戦(国立競技場)の日本代表23人を発表しました。海外組は中田選手以外の参加は各クラブ、本人も含めて否定的だと報じていましたが蓋を開ければ、サンプドリア-柳沢、パルマ-中田英、レッジーナ中村、HSV-高原、フルハム-稲本の各選手が選出されました。コンフェデレーションズカップで惨敗し、またワールドカップアジア予選の日程が繰り上がった関係で、早い段階の調整が必要になっていました。しかし欧州リーグ戦開幕直前或いは直後という日程の問題でジーコ監督も選出には苦労したと思われます。さて海外組に加え、国内組は横浜Mの久保、松田、中澤選手。その他、市川、大久保、松井が選出されました。選出メンバーは以下です。
GK
楢崎(名古屋)、曽ケ端(鹿島)、土肥(FC東京)
DF
松田、中澤(以上、横浜M)、市川、三都主(以上、清水)、宮本(G大阪)、坪井、山田(以上、浦和)
MF
稲本(フルハム)、中田英(パルマ)、中村(レッジーナ)、小笠原、中田浩(以上、鹿島)、福西(磐田)、奥(横浜M)、遠藤(G大阪)
FW
大久保(C大阪)、松井(京都)、久保(横浜M)、高原(ハンブルガーSV)、柳沢(サンプドリア)
2003年7月号記事
キリンカップ U22韓国戦
23日のキリンカップ、U−22韓国代表とU−22日本代表の試合は1−1で引き分けました。5月のフル代表戦に続き、またも雨のなかの試合でしたが前半は韓国の個人技とパワーが圧倒するなか先制されました。韓国のMF崔兌旭選手にまさかのロングシュートであっという間の1点でした。しかしFC東京のMF石川直宏選手の強烈なシュートが相手DFに当たり、ゴール左隅に入るオウンゴールで同点としました。日本の組織サッカー対韓国の厚い攻撃陣の戦いでしたがその後は試合が動かず引き分けとなりました。韓国代表・コエリョ監督、日本代表・ジーコ監督の見守るなか次戦9月17日のソウルでの同カードへ向けて勝利を誓う両代表でした。
2003年6月号記事
コンフェデレーションズカップ 波瀾のブラジル予選落ち
FIFAコンフェデレーションズカップで日本はコロンビアに1−0で敗戦、予選リーグ敗退が決まりました。これで予選A組ではフランス、コロンビアが決勝トーナメントへ進出。日本、ニュージーランドが予選落ちとなりました。そしてB組は本命ブラジルが苦戦するなかカメルーンが予選突破を決めました。残り一つの枠をめぐってトルコ、ブラジルが熾烈な争いを繰り広げましたが予選最終戦となった23日のブラジル対トルコ戦は2−2でトルコと引き分け。勝ち点、得失点差で並んだものの、総得点で1点及ばず、ブラジルは予選3位が決定し準決勝進出を逃しました。B組は米国に続きブラジルが予選敗退となりファンにとっても残念な結果となりました。今後の日程、組み合わせは以下の通りです。
26日 準決勝(@パリ) フランス(A組1位)−トルコ(B組2位)
26日 準決勝(@リヨン) カメルーン(B組1位)−コロンビア(A組2位)
28日 3位決定戦(@パリ)
29日 決勝(@サンティエンヌ)
2003年6月号記事
2003年秋・日本代表欧州遠征
日本代表はコンフェデレーションズカップの初戦、ニュージーランド戦を快勝、ここのところ見放されていた勝利を掴んでやっと一息ついたといった感じです。その日本代表は10月の欧州遠征で11日にポルトガル戦を行うことを既に発表していました。今回これに加えもう1試合、親善試合を行う方向で現在調整しているようです。日本代表は秋の海外遠征を最重要課題と位置付け10月にポルトガルで行う予定となっています。当初この期間にポルトガル戦を1試合を行うこととしていました。しかしSARSの影響もあってなかなか思い通りの強化が出来ない事もあり、何とかもう1試合を追加で行いたいため調整に入ったのです。ドイツW杯出場へ向けてジーコ監督はアウエーでの戦い方を是が非でも強化した意向です。中止となった米国遠征の影響もあり、ハードスケジュールとなってしまいますが、一つでも多く世界の強豪と対戦する事が重要です。日本代表にとって実り多い欧州遠征になることは間違いないでしょう。そしてコンフェデ2003で最も厳しい戦いとなるフランス戦は今晩キックオフとなります。
2003年6月号記事
欧州強豪クラブとの話題の親善試合
ファンの間で今から話題となっているのが8月に予定されている国際親善試合です。先日、日本サッカー協会は理事会で欧州でもトップクラスのクラブを招聘し、国際親善試合を計画していることを発表しました。強豪でスター軍団のスペインのレアルマドリッドと欧州チャンピオンズリーグの今年の覇者、イタリアのACミランです。レアルはMFジダン、フィーゴ、FWロナウドやDFロベルトカルロスらの世界最高のプレーヤーを擁し日本でも多くのファンがいますし、ACミランもFWシェフチェンコ、インザ−ギ、リバウドの攻撃陣と堅守を誇る欧州ナンバー1のクラブです。先日もパルマ、キエーボ、フェイエノールトが各Jリーグのクラブと親善試合を行いましたが、いずれもシーズン終了間際ということもあり、本当の意味での「親善」であり、怪我や疲労で出場出来なかったり、又コンディション的にも調整といった感じの試合になることは致し方のない事です。ところが今回実現する試合はいずれも8月。各欧州クラブの開幕前という事もあり、シーズン直前の大切なゲームとなる事は間違いありません。さてそのJリーグとの親善試合ですが8月5日にFC東京がレアルマドリッドと国立競技場で戦います。そして翌6日にも鹿島が同じく国立でACミランと対戦する予定です。現在詳細は未定のようですがファンとしてはどうしても観戦したい一戦です。
2003年5月号記事
東アジア選手権延期に伴う5.31 日韓親善試合
5月28〜6月3日に横浜で日本、韓国、中国、そして香港が参加する東アジア選手権の開催の無期延期を東アジアサッカー連盟が発表しました。新型肺炎(SARS)によるもので、これを懸念した横浜市の中田宏市長の強い要請を受け入れた形での延期決定となったものです。一部海外組を含めて、優勝宣言までしていたジーコ監督でしたが、苦渋の決断を受け入れざるをえない状況となってしまいました。ただジーコ監督は予定通り22日に代表選手を発表し、25日から合宿を行うことを明言しており、選手強化のために代替の試合の開催を熱望していました。その代替の試合の開催を巡っては大韓サッカー協会と急遽話し合われ韓国代表の強化策と合致。一時は韓国ソウルでの4月に続くライバル同士の韓日戦第2ラウンドになるともみられていましたが、最終的には5月31日に東京・国立競技場で韓国代表を迎えての親善試合を行うことが16日に正式決定されました。特に今回の韓国代表は欧州組を含め、かなりの力のいれようで、前回4月16日の敗戦をばねに全力を出してくる気配です。またこの日は韓日共催のW杯の1周年記念とも重なり、お互いに激しい戦いとなりそうです。
2003年5月号記事
日本代表 コンフェデレーションズカップへ向けて
東アジア選手権、キリンカップの後にいよいよ日本代表はコンフェデレーションズカップのために渡欧します。欧州組もリーグ戦終了に伴いベストメンバーでの戦いとなる見込みです。ワールドカップ前に行われた前回大会は日本でも大変な注目を集めました。元々この大会は1992年サウジアラビア大会から開始したもので、FIFA(国際サッカー連盟)主催で行われるものです。今回はその第6回フランス大会となるわけです。基本的に2年に1度、奇数年に行われれいましたがこの2003年を最後に、4年に1度W杯の前年開催の方式に変更となることが正式に決定しました。今大会の概要を簡単にご紹介します。
◇コンフェデレーションズカップ2003
開催期間:2003年6月18日(水)〜29日(日)
場所:フランス各会場(サンドニ、リヨン、サンテティエンヌ)
◇出場国 (6+1+1の8ヶ国)
〔6大陸チャンピオン〕
・フランス(欧州・2000年ユーロ優勝国)
・コロンビア(南米・2001年コパ・アメリカ優勝国)
・アメリカ(北中米・2002年ゴールドカップ優勝国)
・カメルーン(アフリカ・2002年アフリカネイションズカップ優勝国)
・ニュージーランド(オセアニア・2002年オセアニア・カップ優勝国)
・日本(アジア2000年アジアカップ優勝国)
〔W杯優勝国〕
・ブラジル(2002年)
〔ゲスト〕
・トルコ(2002年W杯3位。今回スペシャルゲストとして参加)
◇コンフェデレーションズカップ2003日程
6月18日〜29日 コンフェデレーションズカップ@フランス
6月18日 日本 対 ニュージーランド戦 (サンドニ)
6月20日 日本 対 フランス戦 (サンテチエンヌ)
6月22日 日本 対 コロンビア戦 (サンテチエンヌ)
6月26日 準決勝
6月29日 決勝 サンドニ
2003年5月号記事
日本代表 東アジア選手権
日本代表は8月20日に東京・国立競技場で行う親善試合の対戦相手がパラグアイに正式決定したと発表しました。日本代表は米国-イラク戦争の影響やSARSの影響もあり、今年に入ってからの度重なる日程の変更を余儀無くされていました。8月の親善試合も当初はセルビア・モンテネグロと対戦する予定でしたが、今度は欧州選手権予選と重なった為、再び対戦チームの変更が必要となっていました。今年の日本代表はいくつか大きな大会が控えています。その一つが東アジアサッカー連盟の主催で横浜で第1回大会が行われる東アジア選手権です。昨年のワールドカップ出場国の日本、中国、韓国がシードで出場し、6チームの予選を勝ち抜いた1チーム(香港)が加わり、計4チームがリーグ戦を行うもので、優勝賞金も40万ドル(約4800万円)というビッグな大会となっています。その第1回東アジア選手権は5月28〜6月3日に横浜国際競技場で行われます。日本代表の各選手は欧州所属選手の日程や疲労度を考慮して招集することとなりそうですが、一部海外組を加えながら国内組で構成される見込みです。
(東アジア選手権・日程)
5月28日 16:30 香 港 ― 韓 国
5月28日 19:15 日 本 ― 中 国
5月31日 16:30 韓 国 ― 中 国
5月31日 19:15 日 本 ― 香 港
6月3日 16:30 中 国 ― 香 港
6月3日 19:15 日 本 ― 韓 国
この大会はいろいろな影響で日程が二転三転している日本代表にとっては非常に大きな意義のある大会となりそうです。W杯予選のライバルとしての各国代表の情報収集の場として、宿敵韓国や、力をつけている中国、そして香港等強豪との対戦はファンにとっても愉しみな試合の連続です。最も注目の試合は6月3日に予定されている韓国との対戦となります。先日行われた4月16日のソウルでの韓日戦では、終了間際の劇的決着のリベンジを狙う韓国は前回以上に力を入れる試合になることは必至です。過去最大級のサポーターが来日するとの話もあり、白熱した試合になりそうです。日本代表は当初、国内組中心と考えていた代表の選出にも微妙に修正を加える方針でリーグ戦終了の稲本、川口両選手らイングランド組に加え、24日終了のブンデスリーガの高原、25日終了のセリエのパルマ中田英、レッジーナ中村俊輔らも参加する可能性が出てきたようです。
2002年10月号記事
ジーコジャパン ジャマイカ戦で発進
ジーコジャパンが船出しました。しかし期待が大きかった反動もあってホームでのジャマイカ戦が1ー1の引き分けに終わったことでジーコジャパンに対する風当たりは強くなりそうです。黄金の中盤を引っさげての試合だっただけにこの結果に満足するファンはいないでしょう。多くの批判は戦略がなかった、ジーコがライセンスを持っていない、意味のない交代と言ったところ。確かに結果論であっても不安の残るスタートを切った事には間違いありません。そんななか不発に終わった?!レッジ−ナのMF中村俊輔選手が11月20日のアルゼンチン戦の出場を直訴したと報道されています。ジャマイカ戦ではコンディショニングの失敗もあったのか、ミスが多く自身も不満足なプレーに我慢が出来なかったようです。既にジーコ監督はアルゼンチン戦に中田英寿、小野伸二の両海外組の選手を招集しないことを明言しているため、ファンにとっては俊輔の出場とプレーは非常に楽しみです。
2002年10月号記事
新生ジーコジャパンの船出
ジーコ監督の初試合となる16日のジャマイカ戦に向けてメンバー22人を発表しました。注目はゴールデンカルテットと呼ばれる欧州移籍組のMF陣です。中田、稲本、小野、中村をいかに使うかもジーコ監督の手腕にかかります。今まで一度も実現しなかったこの4人を一度に使う構想もあり非常に楽しみな試合となりそうです。さて今回レッジ−ナへ移籍した中村俊輔選手にとっては待望の代表復帰となりました。加えてエースナンバーの背番号10をまかされ、先ずは中村選手への期待の大きさを伺わせました。ジーコジャパンにとって攻撃陣が悩みの種。しかし次期エースとして高原選手に更なる飛躍を期待したいところです。代表は14日から合宿、16日にジャマイカ戦となる予定です。
2002年7月号記事
次期日本代表監督に対する協会の意気込み
日本代表の次期監督がどうやら外国人監督に絞られそうです。日本をベスト16へ導いたトルシエ監督の後は一体誰が監督に就任するのかは日本代表が今後世界の常勝チームとなる実力をつけれるかどうかの最も大切な要因。実績のない日本を指導したトルシエ以上に実力のある監督でなくては今回のW杯の意味が全くなくなってしまいかねません。監督候補には岡ちゃんこと岡田武史氏や山本昌邦コーチの名前も挙がったようですが、まだまだ経験不足の否めない日本代表には世界の強豪国との親善試合を招致出来る実力派の大物監督でなくてはなりません。前フランス監督のエメ・ジャケ氏等を中心に人選は進められていると言われていました。 そんな矢先、日本代表次期監督の候補をジーコ氏に一本化、交渉を行う方針であることが判明しました。御存知のようにジーコ氏は日本のアマチュアサッカーのプロリーグ化に於ける前段から日本サッカー界に貢献しました。又W杯の下地となるJリーグの発展にも大きな足跡を残したスーパースターです。現在も鹿島アントラーズの総監督として指揮していますが、日本サッカーを、そして日本を熟知している大物に間違いありません。前フランス代表監督のエメジャケ氏が有力候補として名前があがり、これを中心として交渉が行われると思われた矢先の報道でした。川淵三郎次期会長を中心としてジーコ氏への信頼は厚く、是が非でも受諾して欲しいという信念での要請のようです。日本サッカーにとって最も大切な次回W杯ドイツ大会へ向けて本格的な始動は既にはじまっています。その当人であるジーコ氏も要請を受諾の方針。新生ジーコジャパンの誕生はもうすぐのようです。
2002年7月号記事
W杯の高視聴率と放映権料の高騰
サッカーに限らず今までの団体競技に於ける視聴率は、そのほとんどが日本絡みのものしか視聴率が取れなかったのは放送業界の定説でした。ところが今回のW杯では日本とは無関係の試合でも高視聴率を記録。各局では嬉しい悲鳴を上げたようです。決勝戦となったドイツ対ブラジルの平均視聴率が、関東で58.1%、瞬間最高では71.6%という記録的なものだったことも判明しました。今まで若者のスポーツという認識だったサッカーですが、オリンピックと同等に、今回老若男女がサッカーの魅力とべッカムを筆頭に世界の一流プレーヤーの魅力を堪能し、その素晴らしさを認識したことは言うまでもありません。ところがこれを単純に喜んでばかりはいられない事情もあるようです。4年後のW杯ドイツ大会ではその放映権料の高騰が懸念されています。今回の地元開催と違い、従来であれば時差の関係で放送時間に恵まれない大会では価格の高騰は考えられませんでしたが、今回のW杯人気。そして日本戦以外の高視聴率でその価格の高騰が早くも心配され始めています。これに加えて日本のベスト16進出で世界の注目を集めているのもその一因となっているようです。今後は余りの高騰に耐えかねた各メディアがペイビュー方式でも採用しようものならば我々の懐を直撃。今までのように無料で見れる時代はそう長く続かないかもしれません。誰もが好きな試合をいつでも楽しめる今回のようなシステムがいつまでも続くことを祈るばかりです。
2002年6月号記事
アジアの虎への報奨金
昨日の準決勝、日本を破ったトルコはブラジル相手に堂々の試合運び。流石に欧州の波に揉まれたチームだけに一見派手さはないもののしたたかな戦法には舌をまいてしまいます。最後は王国ブラジルの前に惜敗しましたが、3位決定戦での韓国との戦いは注目です。その3位決定戦、ぜひとも頑張って欲しいのがアジアの虎、韓国です。古豪ドイツに屈しはしましたが、アジアで初のベスト4進出はまぐれなんかではなく、韓国の持つ、フィジカルな強さとテクニック。そしてゴールを奪いたいというメンタルな強さのバランスが生んだヒディング監督の芸術作品でもあるのです。しかし強さの秘密はそれだけではありません。選手達は皆プロフェッショナル。サッカーで飯を食うという現実もそこにはあるのです。人間誰しも頑張った分の報酬を得たいという欲望があるのは当たり前。今回決勝トーナメントに進出を決めた段階で韓国代表の選手たちには1億ウォン(約1千万円)の報酬が約束されました。そしてご存じの通り決勝トーナメントでも大活躍した韓国代表ですが、1試合の勝利につき更に1億ウォンづつの報賞が加えられました。ベスト16、ベスト8と各試合ごとに加算され合計では4千万円の報酬が既に約束されています。しかし韓国はまだ3位決定戦が残されています。この試合の結果如何でまだまだ増える事も予想されます。既に兵役免除や年金の獲得等も発表されており、否応なくテンションの上がる韓国代表の選手の皆さんです。ちなみに日本の選手は今回750万円を獲得したようです。
2002年6月号記事
アジアサッカーの躍進と日韓選手の高騰
韓国は遂にベスト4へ進出。今日の決戦に勝利すれば横浜での決勝へ。本当に快挙です。日本を含め、今回韓国、中国と東アジアのサッカーそれ自体が世界レベルと同等、又はそれに近い実力を持ちつつあります。とは言え、特に日韓は準備万端、体力を充分蓄えてのスタートであった事は事実。ただそれを差し引いても東アジアのサッカーは確実にレベルアップしている事に間違いはありません。先日お伝えした韓国のスーパースター、アンジョンファン選手もべルージャを退団、次なる新天地を探していく予定です。大活躍した選手には世界中の目が注がれ、富み、名声、スポットライトとあらゆる栄光を手中に出来る。まさにそれがワールドカップなのです。そんななか注目されているのが日本代表のエース中田英寿選手。リーグ戦後半には何とか調子を取り戻し、チーム内での存在感を示したのですが、パルマというチームに対して中田選手との相性は今ひとつ、しっくりいかない部分もありました。パルマ残留決定と言われたシーズン終了時でしたが、ここへきて新たな動きがあるようです。中田選手本人が最近、来シーズンをイングランドかスペインでのプレーをしたいと熱望しており、今後の行方が混沌としてきました。前述のように来シーズンは残留の方向性を示していましたが、ワールドカップで事情が一変。更なるレベルアップを果たし、自身のサッカーをもっと楽しみながら飛躍させていきたい信念に基づいて移籍先を決定していきたいというのが本音のようです。そんな向上心の高い中田選手に対しては特にイングランドのクラブが興味を持っているようです。チェルシー、アーセナルとなり交渉が、進んでいくようです。日本代表には残念ながら選出されなかった中村俊輔選手は苦戦しています。当初内定とされていたレアルマドリッドはそれを反古とし、白紙へ。同じマドリッドをホームとする名門、アトレチコも中村選手に興味を示していましたが、ぺルージャから更に飛躍し、欧州リーグでもレギュラーを攫みたい前述のアンジョンファン選手へ方向転換。ワールドカップで大活躍のアン選手のテクニックとフィジカルな強さに魅力を感じ、オファーを出すのではないかと言われています。いずれにしても日韓の選手はこのワールドカップで大変な注目を集め、また選手自体の価値が高まったのは事実。世界のリーグへ出ていることによって、日韓の実力は更に高くなることでしょう。米国のようにW杯の自国開催後も着実に実力を伸ばすようになるのを願うばかりです。
2002年5月号記事
キリンカップ ホンジュラス戦
非常に興味深い、面白い試合でした。フラット3の崩壊で3点を上げられる展開に日本の成すべき事が見えたような気がしました。 試合前からホンジュラスはワールドカップホスト国の日本には敬意を表し、勝つつもりで全力で戦うと明言。その通りの試合となりました。ここのところ日本は負け知らずの試合ばかりでしたが、その相手が強豪であってもベストメンバーでなかったり、手の内をみせない試合となったりで本当の厳しさを教えてくれる相手がいませんでした。ところが今回のホンジュラスは当たりも強くその真の実力を見せつける内容に、ファンとして大満足の面白い展開だったのです。キリンカップ2002の最終日となったこの試合の結果は3−3の引き分けでした。この3失点は日本の誇るフラット3の弱点を突く国際レベルの攻撃にやられてしまったのです。1失点目はCKからフイをつかれる失点でした。2失点目も無造作な守備の間隙をついてでした。前半終了間際にも得点され、研究され尽くした形跡に日本守備陣もショックを隠し切れない様子。ラインを上げたときに、2列目から飛びこまれる攻撃への対応が必要なのは言うまでもありません。この克服なしに決勝リーグへの進出は厳しいはずです。昨年3月のフランス戦での5失点は私たちにとっては本当にショックでした。しかし今回の試合は大量失点ばかりでなく、中村俊輔選手の素晴らしいキック力や先制されながらも何とか引き分けに持ち込んだところには日本の成長をみたような気がしたのです。確かに生命線だったオフサイドラインを巧妙に破られ、2列目から飛びこまれ、幾度となくゴールに迫られましたが、今の日本の課題を知らせてくれたホンジュラスには正直、感謝の気持ちさえあります。この試合は当然、H組で戦う予定の各国にも見られ、又研究される事となります。しかしその相手を上回る爆発的なエネルギーとメンタルマネージメントが決勝トーナメント進出への原動力になる事でしょう。W杯初戦のベルギー戦まで、沢山の課題をクリアしなくてはならないトルシエ・ジャパンです。
2002年3月号記事
キリンカップ2002 ウクライナ戦での勝利
キリンカップ2002、日本代表がウクライナと対戦し1−0勝利しました!戸田が代表初ゴールを決めての勝利でした。戦前の予想でもこの試合は必ず勝たねばならない宿命が日本代表にはありました。問題の攻撃力は三都主選手の加入で思いのほかアップするのではという憶測もありましたが、予想通りにはなりませんでした。しかし三都主はウクライナ守備陣を翻弄させました。左サイドで先発し、前半24分のゴールの起点となるパスも供給し勝利に貢献しました。一方中村俊輔は後半からの途中出場。戸惑いを感じながらのプレーで集中出来ない様子でしたトルシエ監督はフィジカル面の弱さを指摘。テクニックは超一流の折り紙付きではありますが、世界のトッププレーヤーの仲間入りするには逆に荒削りでも強引さや、「熱さ」が全面に出てきても良いのかもしれませんね。しかしこの日のプレーも随所でそのテクニックの素晴らしさを披露。中村選手の素晴らしさは我々にも伝わってきました。
2002年3月号記事
キリンカップ2002 日本代表 本日ウクライナ戦
今日、日本代表はキリンカップ2002にてウクライナとの親善試合を長居陸上競技場で行います。御存知の通りウクライナは歴史のあるチーム。しかし今回はACミラン所属のシェフチェンコをはじめとする大物は不在。今回のワールドカップ出場を逃したウクライナにとっては次なるW杯出場を念頭に早くも若手強化に布陣でもあります。さて対する日本は当然W杯前の重要な調整の試合。今回の注目は代表デビューのMF三都主アレサンドロ選手です。日本最後の切り札として三都主をスーパーサブとして途中起用するのか、それとも先発からの起用なるのか注目が集まります。ただトルシエ監督は左サイドのウインガーとして限定10分間の出場を明言。デビュー戦はスーパーサブとしての起用の腹づもりのようです。勝負にこだわるだけの試合でない事は承知しつつも、若手中心の今回のウクライナ戦で、敗戦するような事になれば大変な事。代表として実りの多い戦いにしたいですね。
◇キリンカップ2001特集 日本代表、ユーゴに1-0で優勝
キリンカップ最終日の本日4日。2002年ワールドカップの会場にもなる大分スタジアムで日本―ユーゴスラビアが行われました。3万8千人余りの観衆が詰め掛けるなか日本が稲本の代表初ゴールで挙げた1点を何とか守り切って2勝目を挙げ、2年連続6度目の優勝を手にしました。前半21分、ア−セナル移籍が濃厚なMF稲本選手が、中央からのシュートを決め先制しました。ユーゴのあまり効果的でない攻撃にも助けられましたが、日本の安定した守りで逃げ切った形でした。相手がフルメンバーでない部分もあるとは言え、世界ランク10位のパラグアイ、同11位のユーゴに連勝した事は大きな自信となる筈です。 優勝は日本。そして1勝1敗のパラグアイが2位。2敗のユーゴスラビアは残念ながら3位という結果に終わりました。
◇キリンカップ2001特集 ストイコビッチ最後の勇姿
天才MFユーゴスラビア代表のストイコビッチ選手が本日行われた大分スタジアムでのキリンカップ日本戦で代表最終戦を終えました。83年に初代表に選ばれてからの84試合目となる国際Aマッチでした。ストイコビッチ選手は最後の国際Aマッチの相手として選んだのは「第2の故郷」と言う日本の代表との試合。持てる力のすべてを出し切って完全燃焼したいとの言葉通り、終止積極的なプレーが目立ちました。28日のパラグアイ戦では前半に交代しましたが、これも日本戦を控えて、大事をとったようですが、右ふくらはぎは何とか持ったようです。94年、名古屋グランパス入りした後も、半年程度で帰国するつもりが、今や8シーズンの在籍となり、MVPにも選ばれました。名古屋で、日本で、Jリーグで現役最後と心に決めたストイコビッチ選手ですが日本を愛する心とサッカーを愛する心、そして祖国を愛する心は我々ファンにも充分伝わるピクシーの最後の勇姿でした。現役は引退してもサッカーを通じて我々ファンに、日本とユーゴスラビアのために貢献してくれるストイコビッチ選手に違いありません。
◇キリンカップ2001特集 日本、パラグアイ戦に快勝
キリンカップ、日本の初戦。日本対パラグアイが本日7月1日、札幌ドームで行われました。日本代表はワールドカップ予選現在2位の南米の強豪パラグアイを2−0で敗りました。小野選手の軽いタッチのパスが前半より冴え渡り、前半16分にはロングパスを受けた柳沢が左足で合わせた豪快なゴール右決めました。後半早々にも、又もや小野から出たパスを柳沢が、右足でゴール、最終的に2−0の快勝となりました。日本の次なる対戦は4日のユーゴスラビア戦。この試合が引き分け以上で日本の優勝が決まります。さて注目の選手のうち、川口は期待通り、先発し無難にプレーをしましたが、もう1人の注目選手。パラグアイの名門、セルポルティーニョ所属の広山選手は後半に出場かと思われましたが、今回のパラグアイ戦では最後まで控えのままでした。パラグアイの守護神、Jリーグ入りも噂されるチラベルト選手はこの試合で2点を許しましたが、その存在感はやはり凄いと言わざるをえませんでした。試合終了後、川口選手と健闘を称えあう場面もみられ、ワールドカップ本戦でも顔を会わせる可能性もある両国の守りの要の戦いは、今回川口選手に軍配が上がりましたが、戦いはこれで終わった訳ではありません。
◇キリンカップ2001特集 キリンカップここまでの結果
◆6月28日(木) 第1戦 パラグアイ対ユーゴスラビア
◇国立霞ヶ丘競技場
パラグアイ 2 - 0 ユーゴスラビア
勝ち点3 勝ち点0
◇得点
J・カセレス(前半39分)
フェレイラ(後半38分) 得点
◆7月1日(日) 第2戦 日本対パラグアイ
◇札幌ドーム
日 本 2 - 0 パラグアイ
勝ち点3 勝ち点3
◇得点
柳沢 敦(前半16分)
柳沢 敦(後半5分)
◆7月4日(水) 第3戦 日本対ユーゴスラビア
◇大分スタジアム
日 本 1 - 0 ユーゴスラビア
勝ち点6 勝ち点0
◇得点
稲本 潤一(前半21分)
◇キリンカップ2001特集 パラグアイでの広山の活躍
キリンカップでの活躍が期待されるのがパラグアイリーグでVを決めた日本代表初選出のMF広山望選手です。前期リーグの決勝の相手スポルティボ・ルケーニョに2戦合計6―1と圧倒的強さで優勝を決めたのがセロ・ポルティーニョです。その広山選手は、パラグアイで多くの経験を積んでいるのです。2月には日本人初のリベルタドーレス杯に出場。3月にはスポートボーイズ第2戦で2得点をあげました。南米サッカーは広山にとって、多くの事を学ばせ、そしてパラグアイ国民の厳しい、そして温かい目に守られているのかもしれません。
◇キリンカップ2001特集 川口選手のプレミア移籍の野望
川口能活選手にとってのキリンカップはただのキリンカップではないのです。プレミアリーグ・ボルトンへの移籍交渉が続くなか、何とか己の価値を高める絶好の舞台がキリンカップなのです。特に各メディアでも注目しているのが1日のパラグアイ戦での対決です。御存知GKチラベルトとの直接対決は最も価値をあげる試合にほかなりません。川口選手の代理人クリス・ブロマジ氏は英国ボルトンのサム・アラーダイス監督、関係者と会談。川口選手の完全移籍については基本合意したと言われています。ただしまだ移籍金を含めた金銭面での合意が行われず、いつ破談になっても不思議でない厳しいワールドサッカーの世界では今回の活躍は絶対条件なのです。どんどん海外へ出ていく事が日本サッカーの躍進に繋がる重要なポイントの一つ。ぜひとも移籍が成功する舞台をキリンカップで上げたいものです。
◇キリンカップ2001特集 注目選手 セロ・ポルテーニョ広山
28日開幕のキリンカップに日本代表として初めて選ばれたのがMF広山望選手です。パラグアイリーグ、セロ・ポルテーニョでの広山の活躍は、テクニックだけでなく、現地へ溶け込む強靱な精神力、そして何よりも恵まれた環境とは言えない、現地での生活にも何ら臆する事もない、素晴らしい順応力があるからに違いありません。今の彼は決して恵まれてはいないけれども、パラグアイリーグでの”頑張り”を見れば将来彼が必ず日本でもトップクラスの選手となる素地が見え隠れしています。今回のキリンカップでは、広山選手が現在活躍しているパラグアイ代表も参加します。パラグアイ代表の守護神といえば、その得点能力にも優れ、Jリーグ入りも噂されるGKチラベルトですよね。そのチラベルトも、もちろん健在。広山の速さとテクニックを警戒しているようです。
◇キリンカップ2001特集 キリンカップ 日程
今年のキリンカップは他の年とはその意味合いもまったく違います。来年にはいよいよワールドカップ2002 KOREA-JAPANが開催されますね。そのW杯の本番までにはそう多くの時間が残されている訳ではありません。パラグアイ、ユーゴスラビアの強剛を迎えてのキリンカップの結果はいかに!
6・28(木) パラグアイ vs ユ−ゴスラビア 19:00 国 立
7・ 01(日) 日 本 vs パラグアイ 15:00 札幌ド
7・ 04(水) 日 本 vs ユーゴスラビア 19:00 大分ス
◇キリンカップ2001特集 キリンカップ 各国代表メンバー
◇パラグアイ代表
GK
チラベルト ストラスブール 35
タバレリ オリンピア 30
DF
イサシ グアラニ 28
セラジャ セロ・ポルテーニョ 27
J・カセレス セロ・ポルテーニョ 27
カニサ ラヌス 26
エスコバル Sルケーニョ 26
エスピノラ セロ・ポルテーニョ 25
サナブリア リベルタ 24
MF
アマリージャ Sルケーニョ 28
エステチェ オリンピア 27
エンシソ インテルナシオナル 26
キンタナ オリンピア 25
モリニゴ リベルタ 24
フェレイラ セロ・ポルテーニョ 24
ロブレス リベルタ 23
ガビラン ニューキャッスル 21
FW
M・カセレス レバンテ 27
マシ Sルケーニョ 24
クエバス リバープレート 21
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◇ユーゴスラビア代表
GK
ルキッチ Sスメデレボ 32
クラリュ Pベオグラード 28
ステバノビッチ OFKベオグラード 26
DF
ドミトロビッチ グラツァー 29
ラショビッチ Pベオグラード 28
ペトコビッチ OFKベオグラード 27
チルコビッチ Pベオグラード 24
コスティッチ Sニクシッチ 24
オブラドビッチ オビリチ 23
ララトビッチ レッドスター 23
オグニャノビッチ ブドゥチノスト 23
ガブランチッチ Dキエフ 22
グボジェノビッチ レッドスター 22
MF
トロボク Pベオグラード 26
ラジェノビッチ OFKベオグラード 26
バスコビッチ Sスメデレボ 25
イリッチ レッドスター 25
クリボカピッチ Bノビササド 23
FW
ストイコビッチ 名古屋 36
ボグダノビッチ Bノビサド 26
ディビッチ OFKベオグラード 25
ステバノビッチ FKラド・ベオグラード 25
ブルノビッチ FKゼタ 22
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◇日本代表
GK
川口 能活 横浜M 25
都築 龍太 G大阪 23
曽ケ端 準 鹿 島 21
DF
秋田 豊 鹿 島 30
服部 年宏 磐 田 27
森岡 隆三 清 水 25
波戸 康広 横浜M 25
松田 直樹 横浜M 24
宮本 恒靖 G大阪 24
中田 浩二 鹿 島 21
MF
森島 寛晃 C大阪 29
伊東 輝悦 清 水 26
広山 望 セロ・ポルテーニョ 24
藤本 主税 広 島 23
戸田 和幸 清 水 23
稲本 潤一 G大阪 21
小野 伸二 浦 和 21
FW
中山 雅史 磐 田 33
鈴木 隆行 鹿 島 25
久保 竜彦 広 島 25
柳沢 敦 鹿 島 24
山下 芳輝 福 岡 23