韓国スタジアムガイド・観戦記
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ソウルワールドカップスタジアム探訪記
2008年冬にソウルワールドカップスタジアム(ソウル岩上競技場)を訪ねてみました。FCソウルの本拠地、そして韓国代表のほとんどの試合が行われる韓国有数のスタジアムです。行き方はとても簡単。ソウル駅からですと地下鉄4号線(青ライン)乗車で三角地駅で6号線(肌色ライン)に乗り換えワールドカップ競技場駅下車です。競技場駅の目の前がスタジアムです。
左側にエスカレーターがあり登りきった左側にコンビニがあります。韓国ではスタジアム内で買うのは一般的でなく会場前の露天やコンビニで買って入場するのが一般的です。ラーメンに海苔巻き、するめにおつまみ。そしてビールに焼酎とお好みのものを購入して観戦して下さい。
駅を出ると目の前がスタジアムです
左手には昇り降り各2機づつのエスカレーターが設置されてます
6号線ワールドカップ競技場(ウオルドゥコップキョンギジャン)駅正面
ワールドカップ競技場はスタジアムだけでなく映画館、スーパーマーケット等の複合施設となっていますからサッカー観戦だけでなくデートスポット、散歩コースにもなっています。
スタジアムの下は映画館です
案内版
スタジアム前にあるファンショップ
スタジアムに掲げられたFCソウルの旗
地下鉄駅から丁度反対側にある2002FIFAワールドカップミュージアム
さてサッカーファンには絶対お勧めなのがこのワールドカップミュージアムです。展示品はそう大したものはありませんがワールドカップ競技場のスタンドからスタジアムを見学することが可能です。日本だとすぐに1000円とかするような入場料の設定なのですがここ韓国では僅か数百円でこれが堪能出来ます。結構楽しめます。
正面のミュージアムショップ
マスコットや選手のサインなども展示されています
見学のメインはやはりスタジアムです、この日は台湾から多くの観光客が来ていました
スコアボード
サッカー専用で素晴らしいスタジアムです
観戦の場合は座席にある列や番号を確認して下さい(M16列)
こちらはM17列23番の席です
韓国代表2010年ワールドカップ強化試合観戦記
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2010年ワールドカップ南アフリカ大会アジア最終予選でB組首位通過でワールドカップ出場を決めた韓国代表。そして日本を抑えA組で首位通過を果たしたオーストラリア代表が2009年9月5日にソウルワールドカップ競技場でワールドカップ出場者同士の熱い戦いを行いました。
この親善試合に関しては大韓サッカー協会とKリーグの間でAマッチの日程を巡って対立していました。9月5日の豪州戦の翌日、そして10月10日のセネガル戦の翌日の日曜日に試合が組まれているKリーグ側が選手招集拒否を宣言。最終的に大韓サッカー協会が10月10日のセネガル戦を10月14日へ変更し収束の方向へ向かいましたが、この影響もあり海外組15名に招集レターを送ったホ・ジョンム監督です。最終的には海外組10人を含む23人の代表メンバーを発表しましたがマンチェスターユナイテッドのパクチソン選手、ASモナコのパクチュヨン選手をはじめベテランのヴィッセル神戸のキムナミル選手やフルハムのソルギヒョン選手、磐田のイーグンホ選手等が選ばれファンを喜ばせました。
韓国対豪州戦
ワールドカップ競技場駅前の様子
エスカレーターもこの混雑ぶりです
スタジアム前のファン
さて日本でも代表戦、Jリーグと若いファンの方はもちろん多いのですが韓国の場合は高校生くらいの女性だけのグループもかなり多く、よく目にします。手には一眼レフのデジカメを持ちそれぞれお目当ての選手を少しでも近くで写そうと試合前の練習中やハーフタイムなんかには最前列に殺到しています。韓国は日本と違い年上の発言力がかなり強いですからここら辺りに座っているおじさんやおばさん達は「見えない」、「どけ」と言われては散っていくという繰り返しです。日本だと直ぐに喧嘩になったり殺人が起きたりしますがそこらあたりは大人の威厳でひるむことなく言い放つのが韓国流で見ていて大変面白いです。
試合前のスタジアム
試合は前半4分にオーストラリアの守備の乱れをついてASモナコで自信を深めた感のあるパクチュヨン選手が先制ゴール。これでリズムを掴んだ韓国は20分にもイージョンス選手が追加点を挙げます。オーストラリアも韓国の攻撃に耐えながら前半33分にイングランド2部のリーズで活躍するパトリックキスノルボのヘディングシュートで1点を返しました。後半に入りオーストラリアをゴールを狙って再三の好機を作りますが得点には結びつきませんでした。逆に韓国は後半41分にソルギヒョン選手が相手の戦意を失わせる3点目を決め3-1で快勝です。
ところでスタジアムで見ているとその歓声で今どの選手が人気があるのか一目瞭然です。人気ナンバーワンはもちろんパクチソン選手です。もう別格でゴール裏に陣取るサポーターはもちろん、プレーを期待する大人の声援から黄色い声援までその凄まじい人気を実感です。実力もあり独身となれば特に若い女性の声援もものすごいものがあります。そして今回久々に代表へ招集となったキムナミル選手への声援も大変大きかったです。
人気ナンバーワンはこの人、パクチソン選手です
キムナミル選手を応援する横断幕
今回残念ながら韓国の組織力に屈したオーストラリア代表でした。どこか今一つ集中出来ていない雰囲気で特にGKはボールが手につかないといった感じでした。
どこか元気のないオーストラリア代表
試合後、大満足で家路に急ぐ韓国サポーターの皆さんです。
仁川ワールドカップスタジアム探訪記
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いつもは皆さんへの手配だけでしばらく観戦の機会がありませんでしたので2009年夏に久しぶりに韓国へ出かけてみました。8月8日に行われたJOMOカップへ行ってきました。
当初はソウル岩上競技場での開催予定でしたが仁川文鶴競技場へ会場が変更となりました。初めての韓国でのKリーグ、そしてJリーグの韓日選抜チームによるオールスター戦となります。昨年の第1回目は国立競技場で開催され韓国が3対1で日本を下しています。それだけにJリーグは鹿島のオリベイラ監督のもと一丸となって勝利を目指した今回の大会です。対する韓国は水原三星の車範根監督が指揮を執り地元開催のメンツにかけて昨年に続く勝利を目指しました。
さあソウルから地下鉄に乗って1時間半、文鶴競技場駅に降り立つともう試合開始前から凄い熱気が伝わってきます。駅前には露天が立ち並びビールやフライドチキン等試合前の買い出しのファンでごった返しています。早くも屋台で一杯引っかけている方もいます。
仁川文鶴競技場への地下鉄でのアクセス図
仁川文鶴競技場駅
私は仕入れて行ったのですが現地調達の方が美味しそう
露天を抜けていくと直ぐに競技場が見え5分程度で着いてしまう便利な立地のスタジアムです。家族連れや恋人同士も多く和気あいあいとして雰囲気です。
ここはSPORTS COMPLEXになっています
露天を抜けて行くと直ぐにスタジアムが見えてきます
スタジアム正面前です
この日は曇り空で比較的に涼しい一日でした
荷物チェックもなくすんなりと入場するとトラックはあるものの広く見やすいスタジアム内部が見えてきます。私はそれまで知らなかったのですがJOMOカップの試合前にはKリーグ、JリーグのU-13の韓日代表選手が試合を行っていました。小学生高学年〜中学生の年代と思いますが次世代を担う若い選手たちに沢山の声援が贈られていました。試合は終了間際に追い上げる韓国の猛攻に耐え日本代表が3-2で勝利しました。この後いよいよ本番となる韓日オールスター戦。Kリーグ、Jリーグの選手たちが試合前の軽い練習を行いキックオフに備えます。
この日は発表によれば3万数千人の観衆ということでしたがサイドのアッパーの部分に空席があったのと日本側のゴール裏席にかなりの空席がありました。夏休み中で航空券が高かったり景気後退の影響。そしてソウルから仁川への変更で在ソウルの日本人の方の出足も鈍ったのかもしれません。片や韓国側のゴール裏は水原の青いサポーターを中心に元気な応援を行っていました。選手紹介の際にはイーウンジェ選手、そして2年数ヶ月ぶりに代表へ復帰し今回のJOMOカップにも直前にメンバー入りしたFWイードングック選手には地元ファンからもひときわ高い声援が贈られていました。
Kリーグの試合前の練習
韓国側ゴール裏は水原サポーターの青い軍団の凄い声援
少々寂しい日本側応援席
いよいよキックオフ
日没間近かになって薄日が射してきました
Jリーグ遠藤選手
試合はご存知のように日本のJリーグが4-1で雪辱を果たしました。この試合のMVPには地元韓国出身で京都に所属する李正秀選手が選ばれ母国に錦を飾りました。さて以前はプロ野球でもKリーグでもスポーツ観戦と言えば焼酎にスルメが定番でしたが最近はそんな人はほとんど見かけません。周りを見渡してもほとんどがビールにチキン、スナック菓子と日本のそれと変わりはありません。恥ずかしながら眞露にさきいかで観戦していたのは私くらいのものでした。
それはともかく来年以降もどんどんとKリーグとの交流を深め東アジアの発展に寄与して欲しい日韓のサッカー界です。
釜山ワールドカップスタジアム探訪記
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2004年12月19日、年も押し迫った師走に釜山での韓国とドイツの親善試合を観戦してきました。釜山W杯競技場(釜山アジアード競技場)は韓国Kリーグ釜山アイパークスの本拠地です。釜山駅からのアクセスは28番、306番バス。又はタクシーだと所用40分程度、料金で2000円前後(注:換算レートにもよります)掛かります。当時はなかった地下鉄駅ですが現在は2005年に開通した地下鉄3号線の「運動場駅」からが最も便利なアクセス方法と思われます。駅から徒歩で10分程度のようです。
夜の釜山アジアード競技場へ向かうファン
さて雨も降りそうな寒い天気の中試合は攻撃力には定評のある韓国が先制、その後もドイツの攻撃をしのぎ逆に追加点を上げ快勝しましたね。ところで2004年当時の釜山のアジアード競技場は地下鉄もまだ繋がっていない為行きにくいのですがファンは自家用車でスタジアムへ殺到、違法駐車の車の数はそれは凄いの一語でした。どう考えても日本の路上駐車は一列(当たり前ですが)なのですが、韓国の場合は何と3列。(もっとビッグイベントになったらこれ以上の列になるんでしょうね)当然歩道の近くに駐車しているクルマは、より外側のクルマがどかない限りクルマを動かせない訳ですね。万が一急用が出来てもクルマでは帰れないという事になります。それでもクルマで行くというのがやはりらしいという事なのでしょうか。そして警察もこれを全く取り締まらないのが韓国流です。レッカーされるクルマもキップを切られるクルマもいないのが何ともフレックスな対応で市民の味方です。
トラックのあるグランドはサッカーには少々見難くなっています
釜山のスタジアムはと言えばこれが又一風変わっています。どのチケットを持っていても各ゲートから一旦入場すれば区切りやスタッフの検閲がないためどこにでも行けてしまう不思議な競技場です。例えばゴール裏のチケットを持っていても歩いてどこへでも行けてしまいます。もし自分の席が気に入らないならば別の場所へ移動して好きな場所で観戦すれば良い訳です。もちろん席はありませんがあつかましく前面に割り込んで観戦するのが韓国流かもしれません。もちろん空席でもあれば勝手に座って観戦という流れです。もっとも空席があれば自分の席であろうがなかろうが座ってしまうのは何も韓国だけではありません。スペインでもフランスでも勝手気侭に他人の席に座るのはどこでも一緒。事情を知らなければ『ここは俺の席だ!』と言わんばかりの相手の凄みに本来のチケット所持者が怯んでしまったりもします。気弱な私は一刻も早くスタジアムへ向かい自分の席に座るように心掛けているのですが..........。
この日の賞品はクルマです
韓国側サポーター席には大きな大極旗がたなびきます
GO FOR 2006そしてサポーターRED DEVILの大きな旗が
試合は韓国が終止有利に進めました
釜山の町並み 冬の晴天です
今回は博多と釜山を結ぶビートル号の乗るため福岡経由での旅行です
船内はこんな感じ 微妙にしかし継続的に揺れるため全員ほとんど着席してます