U-20ワールドカップ 2007カナダ大会情報
■U20ワールドカップとは
今大会から名称をU-20ワールドカップへ変更となりました。前大会まではワールドユース選手権という名称で皆様も親しまれた事と思います。参加資格は20歳以下に限定され今大会は2007年6月30より7月22日までカナダのトロント等で行われます。大会システムは先ずグループリーグで参加24の代表が6組、4か国づつに別れて総当り方式で対戦します。各組の上位 2ヵ国が決勝トーナメントへ進出します。また各組3位以下の成績上位の4つの国が決勝トーナメントへ進出が出来ます。尚前回は2005年オランダ大会で優勝はアルゼンチン、準優勝がナイジェリアそして3位はブラジルでした。
決勝はアルゼンチンが勝利で2連覇達成!
U20ワールドカップの決勝が7/22にトロントで行われました。決勝はアルゼンチン対チェコとなりましたが後半15分にチェコはマルティンのゴールで先制します。しかしアルゼンチンはその2分後にアゲロセルヒオが同点ゴール。41分にサラテマウロが決勝となるゴールを決めて2-1としチェコを下して優勝しました。アルゼンチンは大会2連覇で6度目の優勝を飾りました。この大会でアゲロセルヒオは6得点をあげて得点王に輝きました。3位決定戦は騒ぎを起こしたチリでしたがマルティネスのゴールを守ったチリがオーストリアに勝ち3位となりました。
7月22日(日)
3位決定戦 オーストリア 0-1 チリ
決勝 チェコ 1-2 アルゼンチン
(@トロント/Canada's National Soccer Stadium at Exhibition Place)
今大会の結果
優勝 アルゼンチン
2位 チェコ
3位 チリ
4位 オーストリア
準決勝の結果
U-20ワールドカップも第14日目となり7/18にはエドモントンで準決勝1試合が行われました。決勝Tで日本、スペインをいずれもPKで撃破したチェコがオーストリアと対戦し2-0で快勝、初の決勝進出を決めました。チェコは開始早々の4分にFKをミチョラがゴールし先制します。15分にもフェニンの追加点で2-0とし快勝しました。
残りの準決勝1試合が7/19に行われました。前半12分にアルゼンチンはマリアアンヘルのゴールで1点を先制して折り返します。後半20分にもヤコブクラウディオのゴールで追加点をあげ2-0。ロスタイムにもモラレスが1点を加え合計3-0でアルゼンチンが快勝し決勝へ進出です。
7月18日(水)●オーストリア0-2 ○チェコ(エドモントン)
7月19日(木)●チリ0-3 ○アルゼンチン(トロント)
U20チリ代表が一時カナダ警察に拘束される事態に発展
U-20チリ代表が7/19の準決勝でのアルゼンチン戦終了後にカナダ警察と衝突し21選手が一時的ですが拘束されたことが分かりました。警官は電気ショック銃、催涙ガスを使用した模様でこれに対しチリのミチェルバチェレ大統領が遺憾の意を表明しました。この事件の背景にはチリの2選手が退場処分となったことで9名での戦いを強いられ完敗を喫したものです。試合終了後チリ選手団のバスを取り巻くサポーターと選手が口論となりこれに警官隊が介入したようです。制圧しようとした過程でチリの選手やサポーターに対し催涙弾等も使用されチリの全選手も一時拘束されたようです。政治問題に発展しそうな気配ですが今後の動向に注目です。
この模様を伝える現地テレビ(You Tubeへ→)
準々決勝の日程と結果
7/14に準々決勝2試合が行われています。オーストリアは米国に先制されましたが前半同点に追い付きました。後半は両チーム無得点で延長へ。延長15分にオーストリアのホッファーがゴールを決めこれが決勝点となり米国を下してオーストリアが準決勝一番乗りです。スペイン対チェコは前半1-1でPK戦へ突入。これを又してもチェコが4-3で制して準決勝進出を決定させました。
7/15にまず行われたチリ対ナイジェリアですが0-0で延長へ突入しました。しかしそこからのチリが凄まじい攻撃を仕掛けます。ペナルティーも含め波濤の4連続得点。一気にナイジェリアを突き放して準決勝へ駒を進めました。又アルゼンチン対メキシコはアルゼンチンが1-0でメキシコを下準決勝進出です。
7月14日(土) ○オーストリア 2-1 ●米国 14:15@トロント
7月14日(土) ●スペイン 1-1 (PK 3-4) ○チェコ 17:45@エドモントン
7月15日(日) ○チリ 4-0 ●ナイジェリア 14:15 @モントリオール
7月15日(日) ○アルゼンチン 1-0 ●メキシコ 19:45 @オタワ
ベスト16の日程と結果
オーストリアはガンビアを下して準々決勝進出。ガンビアはアフリカ勢で初の敗退となりました。米国はウルグアイにリードされるもオウンゴールで同点に追い付き延長戦へ突入。ブラッドリーのゴールで逆転し米国が準々決勝進出を決めています。スペインはブラジルとの対戦となりました。2点をリードしたブラジルでしたがスペインに追い付かれ同点のまま延長へ。延長で2点を加えたスペインが鮮やかにブラジルを下しての8強入りです。そして日本は現在チェコと対戦。前半22分に槙野智章選手のゴールで先制。後半に入った早々に日本がペナルティーを得ます。これを森島康仁選手が冷静に決め2-0としました。しかしチェコも後半29分に逆にペナルティーを決め1点を返しました。その3分後にまたしてもペナルティーを得たチェコが同点そのまま90分が終了し試合は延長へ入りますが決着が着かずPKへ。PKは先頭の安田理大選手が失敗。常にビハインドの苦しい状況の中、森島康仁も失敗。相手も1人失敗しましたが健闘虚しくPKを4-3で惜敗しました。
7/11の試合では日本が惜敗、ぜひともベスト8での試合を観戦したかったのですが残念です。それでも健闘した日本代表でした。そして残りの決勝トーナメント4試合が行われました。優勝候補アルゼンチンはポーランドと対戦し3-1で勝利しました。そして注目のアフリカ勢同士の対決ザンビア対ナイジェリアは前大会準優勝の実力を見せザンビアを2-1で下し8強進出を果たしました。チリはポルトガルとの試合を1-0で辛勝。メキシコはコンゴを3-0で下し試合巧者ぶりを発揮して準々決勝進出です。この結果7/14-7/15に行われる準々決勝の組み合わせが確定しました。オーストリアは米国と対戦。優勝候補の一角スペインはチェコと、ナイジェリアはチリ、大本命のアルゼンチンはメキシコとの試合となりました。
7月11日(水)○オーストリア 2-1 ●ガンビア 17:45 @エドモントン
7月11日(水)○米国 2-1 ●ウルグアイ 19:45@トロント
7月11日(水)○スペイン 4-2(延長)●ブラジル 20:15@バーナビー
7月11日(水)●日本 2-2(PK 3-4)○チェコ 20:15@ビクトリア
7月12日(水)○チリ 1-0 ●ポルトガル 17:45 @エドモントン
7月12日(木)●ザンビア 1-2 ○ナイジェリア 16:45@オタワ
7月12日(木)○アルゼンチン 3-1 ●ポーランド 16:45@トロント
7月12日(木)○メキシコ 3-0 ●コンゴ 19:45@モントリオール
参加国とグループ別の試合結果
日本代表はグループFに入りました。ナイジェリアは前回準優勝国でもあり厳しい戦いが続きそうです。これより更に厳しい組となっているのが韓国です。韓国は強豪ブラジルをはじめ、ポーランド、米国と同じD組に入りました。U20韓国代表のチョドンヒョン監督はポーランド、米国には勝利。ブラジルとは引き分けで2勝1分けで予選突破するのが目標と明言しています。
<グループA> カナダ、チリ、コンゴ、オーストリア
<グループB> スペイン、ウルグアイ、ヨルダン、ザンビア
<グループC> ポルトガル、ニュージーランド、ガンビア、メキシコ
<グループD> ポーランド、ブラジル、韓国、アメリカ
<グループE> アルゼンチン、チェコ、朝鮮民主主義人民共和国、パナマ
<グループF> 日本、スコットランド、ナイジェリア、コスタリカ
●グループリーグ別日程と結果
6月30日の結果
U-20ワールドカップが6/30にカナダのモントリオールなどで開幕しました。1次リーグD組ではブラジルがポーランドに0-1で敗れました。優勝候補のブラジルでした。前半にポーランドが退場者を出したため圧倒的に攻めたブラジルは楽勝かと思われた試合でことごとくポーランド守備陣にゴールを阻まれ敗戦です。ポーランドは前半23分の得点を守りきっての勝利です。ブラジルのロドリゲス監督も敗戦が信じられない様子で大きな黒星となりました。韓国は米国との試合、前半16分に米国は右サイドからのクロスをダニーが頭で合わせ先制します。しかし韓国も前半38分にシン・ヨンノク選手が同点ゴールを決め試合を1-1の引き分けとなりました。又優勝候補の筆頭で6度目の優勝を狙うアルゼンチンは強豪チェコと1-1で引き分けました。北朝鮮もパナマと対戦し0-0の引き分けでした。
7月1日の結果
U-20 WCは7/1の大会2日目F組の日本は前半43分にスコットランドDFのクリアミスから森島選手がゴールを決め先制します。そして後半13分にはドリブルで持ち込んだ梅崎選手がゴールを決め2点目。35分にも青山選手のミドルシュートが見事に決まります。その3分後にスコットランドもキャンベルのゴールで1点を返しますが日本は反撃を1点に押さえ3-1で快勝しました。これで勝ち点3を獲得しグループリーグ突破へ向け白星スタートを切りました。同組のコスタリカ対ナイジェリアは1-0でナイジェリアが勝利しました。F組は得失点差で日本が首位となっており7/4のコスタリカ戦に勝てば3大会連続の決勝トーナメント進出が決まります。ホスト国A組のカナダは0-3でチリに完敗しました。B組のスペインはウルグアイと2-2、ヨルダン対ザンビアも1-1で引き分けました。
7月2日の結果
大会3日目の7/2はトロント、エドモントンで試合が行われました。C組の試合でメキシコはガンビアと対戦。FWドスサントスのゴールなどでガンビアを圧倒、メキシコが3-0で快勝しました。ポルトガルもニュージーランドを2-0の快勝です。オーストリアはコンゴとの対戦。前半7分、ホファーのゴールでオーストリアが先制しました。しかし後半PKでコンゴが同点としそのまま引き分けとなりました。
7月3日の結果
4日目となる7/3は注目D組のアドゥーを擁する米国がポーランドと対戦しました。この試合そのアドゥーが今大会初のハットトリックを決めポーランドに6-1の大勝です。E組は北朝鮮が逆転されるも試合終了間際に同点へ追いつきチェコと2-2の引き分けとなりました。ブラジル対韓国は3点リードされた韓国が後半38分にシムヨンソンのゴール、44分にもシン・ヨンロクがゴールを決めたがあと一歩及ばず3-2で初黒星となりました。パナマ対アルゼンチンは6-0でアルゼンチンリードが完勝です。
7月4日の結果
F組の日本はコスタリカと対戦。第一戦のスコットランドよりかなり手強い相手でした。前半はコスタリカのFWソロルサノやMFペレスを中心とした積極的な攻撃と素早い守りで日本は苦しめられます。後半に入り日本は22分森島康仁選手から梅崎司選手へパスをつなぎゴール前に詰めた田中亜土夢選手のゴールが決まり先制。ディフェンス陣の踏んばりもあってこれを守りきった日本は連勝で大会トップを切る3大会連続の決勝トーナメント進出を決めました。日本は7日に1次リーグ最終戦、優勝候補でもあるナイジェリアと対戦する予定です。そのほかの試合、日本が次戦を行うナイジェリアはスコットランドと対戦し2-0でナイジェリアが勝利。得失点差で日本が現在F組トップです。ウルグアイはヨルダンと対戦。前半エジンソンのゴールで先制したウルグアイがこれを守って1-0の勝利です。スペインはザンビアの反撃を1点に抑えて初勝利です。
7月5日の結果
第6日目となったは7/5はC組メキシコがライバルのポルトガルと対戦。2-1でポルトガルを下して連勝し決勝トーナメント進出を決めました。ガンビアはニュージーランドに1-0で勝ち初勝利です。ホスト国のA組カナダはオーストリアに1-0で敗れ連敗となり敗退です。A組チリはコンゴに勝ち連勝。決勝トーナメント進出を決めました。そして明日韓国は重要な試合となる対ポーランド戦です。グループリーグ最終戦での勝利が義務付けられる韓国です。何とか勝利して日本と共に決勝トーナメント進出を果たして欲しいものです。
7月6日の結果
7/6はE組アルゼンチンが北朝鮮と対戦し1-0で勝利し決勝トーナメント進出を決めました。チェコはパナマと対戦、苦しみながらも初勝利を上げ決勝トーナメント進出です。この後D組2試合が行われ米国はブラジルを敗り2勝1敗で決勝トーナメントへ進出です。韓国は1点をリードされるも後半イーサンホ選手が同点ゴールを決めこのまま1-1で終了。韓国は本当に残念ながらあと一歩及ばず予選敗退です。韓国と引き分けたポーランドが2位を確保し決勝トーナメントへ。負けたE組北朝鮮、D組ブラジルは各3位となり他グループの結果により決勝Tへ進めるか決まります。
7月7日の結果
先ずB組2試合が行われました。スペインはヨルダンと対戦しました。前半アドリアンロペスが29,32,38分と立て続けにゴールを決めハットトリックを達成。ヨルダンも後半2点を返し巻き返しますがガルシアマルコスが大きな追加点を上げスペインが4-2で勝利しました。スペインは1位通過での決勝トーナメント進出です。ここまで好調のウルグアイでした。しかしザンビアとの試合では前半ペナルティーゴールで先制を許します。後半にもコーラロジャースのゴールで追加点を奪われ完敗です。これでザンビアが2位を確保して準々決勝へ進出です。この後F組2試合が行われ日本はナイジェリアと対戦し0-0の引き分け。日本は1位通過となり7/11にビクトリアでチェコと対戦します。そしてスコットランド対コスタリカは1-2でコスタリカが逆転勝ちをおさめました。
7月8日の結果
C組2試合が行われました。ポルトガルは決勝T進出を目指してガンビアと対戦しました。前半20分にコンデッソのゴールでポルトガルが先制しました。しかしガンビアは終了間際にペナルティーゴールを決め同点へ。後半勝負となりましたが先に点を入れたのはガンビアでした。後半23分にマンサリーアブドゥリーのゴールで勝ち越したガンビアがそのまま2-1で勝利しました。C組のもう1試合はメキシコが2点をリード。ニュージーランドもジャックのゴールで1点を返しましたがメキシコの貫禄勝ちです。そして最後の2試合となったA組の結果で全てのベスト16が決定しています。
グループA(チリ、オーストリア、コンゴが決勝T)
7/01 ●カナダ 0-3 ○チリ @Toronto
7/02 △コンゴ 1-1 △オーストリア @Edmonton
7/05 ○オーストリア 1-0 ●カナダ @Edmonton
7/05 ○チリ 1-0 ●コンゴ @Edmonton
7/08 ●カナダ 0-2 ○コンゴ @Edmonton
7/08 △チリ 0-0 △オーストリア @Toronto
グループB(スペイン、ザンビア、ウルグアイが決勝T)
7/01 △ヨルダン 1-1 △ザンビア @Burnaby
7/01 △スペイン 2-2 △ウルグアイ @Burnaby
7/04 ○ウルグアイ 1-0 ●ヨルダン @Burnaby
7/04 ●ザンビア 1-2 ○スペイン @Burnaby
7/07 ○スペイン 4-2 ●ヨルダン @Burnaby
7/07 ●ウルグアイ 0-2 ○ザンビア @Victoria
グループC(メキシコ、ガンビア、ポルトガルが決勝T)
7/02 ○ポルトガル 2-0 ●ニュージーランド @Toronto
7/02 ●ガンビア 0-3 ○メキシコ @Toronto
7/05 ●ニュージーランド 0-1 ○ガンビア @Toronto
7/05 ○メキシコ 2-1 ●ポルトガル @Toronto
7/08 ●ポルトガル 1-2 ○ガンビア @Montreal
7/08 ●ニュージーランド 1-2 ○メキシコ@Edmonton
グループD (米国、ポーランド、ブラジルが決勝T)
6/30 ○ポーランド 1-0 ●ブラジル @Montreal
6/30 △韓国 1-1 △米国 @Montreal
7/03 ○米国 6-1 ●ポーランド @Montreal
7/03 ○ブラジル 3-2 ●韓国 @Montreal
7/06 ●ブラジル 1-2 ○米国 @Ottawa
7/06 △ポーランド 1-1 △韓国 @Montreal
グループE(アルゼンチン、チェコが決勝T)
6/30 △北朝鮮 0-0 △パナマ @Ottawa
6/30 △アルゼンチン 0-0 △チェコ @Ottawa
7/03 △チェコ 2-2 △北朝鮮 @Ottawa
7/03 ●パナマ 0-6 ○アルゼンチン @Ottawa
7/06 ○チェコ 2-1 ●パナマ @Montreal
7/06 ○アルゼンチン 1-0 ●北朝鮮 @Ottawa
グループF(日本、ナイジェリアが決勝T)
7/01 ○日本 3-0 ●スコットランド @Victoria
7/01 ○ナイジェリア 1-0 ●コスタリカ @Victoria
7/04 ●コスタリカ 0-1 ○日本 @Victoria
7/04 ●スコットランド 0-2 ○ナイジェリア @Victoria
7/07 △日本 0-0 △ナイジェリア @Victoria
7/07 ●スコットランド 1-2 ○コスタリカ @Burnaby
U-20日本代表トピックス
■U20ワールドカップ代表カナダへ
日本サッカー協会は6/15カナダで行われるU-20ワールドカップ代表の21人を発表しました。梅崎(大分)や林(流通経大)、柏木(広島)等の今後の日本を担う選手が選出されています。U20は先日トゥーロン国際大会ではドイツに快勝するもフランスに大敗、コートジボワールに1-0で敗れに1次リーグ敗退しましたがその時の20人がそのまま代表入りしました。加えてGK権田選手(FC東京)が加わったものです。
□GK
林彰洋(流通経大)武田洋平(清水)権田修一(FC東京)
□DF
福元洋平(大分)柳川雅樹(神戸)槙野智章(広島)安田理大(G大阪)内田篤人(鹿島)香川真司(C大阪)
□MF
梅崎司(大分)、森重真人(大分)、藤田征也(札幌)、太田宏介(横浜FC)、田中亜土夢(新潟)、柏木陽介(広島)、平繁龍一(広島)、青山隼(名古屋)
□FW
河原和寿(新潟)青木孝太(千葉)ハーフナー・マイク(横浜M)森島康仁(C大阪)
選出されたU20日本代表は6/24にU-20ワールドカップカナダ大会出場のため成田空港を出発し現地へ到着ました。日本は1次リーグをスコットランド、コスタリカ、ナイジェリアと戦います。会場はいずれもカナダ西部の観光都市ビクトリアで行われます。日本はワールドカップで3大会連続の決勝トーナメント進出を目指します。又Jリーグの試合があったクラブの選手も1日遅れで出発しチームに合流7/1のスコットランド戦を目指します。日韓代表の日程は以下となっています。
●日韓代表の試合日程
7月1日(日) 日本 vs スコットランド (Royal Athletic Park,Victoria)
7月4日(水) コスタリカ vs 日本 (Royal Athletic Park,Victoria)
7月7日(土) 日本 vs ナイジェリア (Royal Athletic Park,Victoria)
*Royal Athletic Park:収容人数 1.45万人
6月30日(土) 韓国 vs 米国 (The Olympic Stadium,Montreal )
7月03日(火) ブラジル vs 韓国 (The Olympic Stadium,Montreal )
7月06日(金) ポーランド vs 韓国 (The Olympic Stadium,Montreal )
*The Olympic Stadium:収容人数 5.5万人
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■2007年 U21トゥーロン国際大会(Toulon U21 Championship)
トゥーロン国際大会は8か国が2組に分かれリーグ戦を行います。上位各2チームが決勝トーナメントへ進出します。大会はU21世代の国際大会として1967年に第1回大会が開催されました。1975年からはフランスが7か国を招待し8か国で行われるようになりました。又この年からFIFA公認の大会となり若手発掘の場ともなっています。
第1戦 5/31 ● ドイツ 1-2 日本 ○ 日本代表は5/31の初戦でドイツ代表に2-1で逆転勝ちし白星スタートをきりました。先制された日本はFW森島康仁(C大阪)の2ゴールで逆転勝ちしました。1点目は先ず1点を追う後半18分にDF内田のクロスに頭から飛び込んで同点。更にそのキックオフのボールを奪いペナルティーエリア手前からMF柏木がクロスをあげこれを森島が豪快な左足ゴールで逆転。あっという間の逆転劇にドイツもお手上げでした。
第2戦 6/02 ● 日本 1-5 フランス ○
U20日本代表が5/30に開幕したトゥーロン国際大会の第2戦でU21フランス代表に1-5で大敗しました。初戦の同ドイツ戦から先発9人という大幅なメンバーを入れ替えたものの完敗でした。フランスに先制されたものの後半4分にFWハーフナー・マイクのゴールで同点。しかしその後大量失点しワンサイドゲームとなりました。引き分け以上で準決勝進出が決まる6/4のコートジボワール戦が大きな山場となりそうです。
第3戦 6/04 ○ コートジボワール 1-0 日本 ●
日本代表が消極的な試合運びで決勝トーナメント進出を逃しました。主力組で臨んだ1次リーグ最終戦でコートジボワールに0-1で惜敗。大きな敗戦で決勝トーナメントを自ら逃した感じです。この試合引き分け以上で4強入りできる絶好の状況でしたが後半18分に先制を許しそのまま0封されての負け。2位から3位に転落しそのまま敗退が決定しました。
2007年大会結果
トゥーロン国際大会は6/9日に3位決定戦と決勝が行われました。先に行われた3位決定戦はコートジボワールとポルトガルの試合となりました。試合は0-0のままPKとなりこれを5-4で制したコートジボワールが3位となりました。コートジボワールは5試合中、1次リーグでの日本戦で挙げた1ゴールのみで3位になりました。
そして決勝戦はフランスと北京五輪優勝を目標とすし強化中の中国の試合となりました。先制はフランスでした。13分にボネ(ツールーズ)のFKをレミー(リヨン)がボールキープしガメイロ(ストラスブール)へ。1度目を止められたもののリバウンドを決めて1点を獲得。追加点は25分にガメイロがシュートを決めて待望の2点目となりました。後半早々1分には又もガメイロがゴールを決め3-0。これでハットトリックを達成しました。ほぼ勝負は決まった試合となりましたが中国も後半20分にコーナーキックからのこぼれ球をユーハイ(フィテッセ)が決め1点を返しました。結局3-1でフランスが勝利し4年連続の優勝を飾りました。得点王は決勝戦でハットトリックを決め5ゴールしたガメイロ。そして大会MVPもこのガメイロ選手が獲得です。
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■U20日本代表2007年3月ポルトガル遠征
U-20日本代表はポルトガル遠征を行いました。フランス2部リーグ、グルノーブルへ所属する梅崎と伊藤が代表入りを果たし、その他18人の合計20人が選出され親善試合を行いました。このポルトガル遠征はカナダで開催されるワールドカップ2007を前に強化を目的とする重要な遠征でした。
ポルトガル遠征日程と結果
3月22日(木) 20:00 U-20日本代表● 0-1 ○U-20ヨルダン代表
後半40分に失点し惜しくも敗戦
3月24日(土) 10:30 U-20カボベルデ代表● 1-2 ○U-20日本代表
カボベルデが73分に先制、しかし84分に伊藤 翔選手(グルノーブル)が同点ゴールを決め1-1。そして終了間際92分に河原 和寿選手(アルビレックス新潟)が決勝ゴールを決め日本が2-1で逆転勝ちです。
3月25日(日) 15:30 U-20ポルトガル代表○ 3-0 ●U-20日本代表
日本はポルトガルに完敗
U20日本代表(ポルトガル遠征)
GK:
林 彰洋(流通経済大学)
武田 洋平(清水エスパルス)
DF:
福元 洋平( 大分トリニータ)
柳川 雅樹(ヴィッセル神戸)
槙野 智章(サンフレッチェ広島)
堤 俊輔(浦和レッズ)
太田 宏介(横浜FC)
香川 真司(セレッソ大阪)
MF:
梅崎 司(グルノーブル)
横谷 繁(ガンバ大阪)
森重 真人(大分トリニータ)
柳澤 隼(柏レイソル)
山本 真希(清水エスパルス)
田中 亜土夢(アルビレックス新潟)
小澤 竜己( FC東京)
倉田 秋(ガンバ大阪)
FW:
河原 和寿(アルビレックス新潟)
青木 孝太(ジェフユナイテッド千葉)
伊藤 翔(グルノーブル)
長沢 駿(清水エスパルス)
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