2012年欧州選手権観戦情報
グダニスクにやってきました。昨年はワルシャワ、クラクフと回ったポーランドでしたが今回はベルリンより空路グダニスクへとやってきました。グダニスクの玄関口となるのはグダニスク・レサ・ワレサ空港です。今回使用したのはベルリンからエアベルリンを使いました。LCCと言ってもきちんと機内食(プレッツェルをチョイス)も出てサービスもなかなかです。
グダニスクでのユーロ2012 スペイン対アイルランド戦
エアベルリン
機内食のプレッツェル(美味しかったです)
グダニスク・レサ・ワレサ空港
ここからは市中心部、スタジアムへの無料シャトルバスが出ています。空港の到着ターミナルを出ると左手。新しい出発ターミナルの横にバス停があります。というと簡単に分かったような言い方ですが実は表示等が非常に分かり難く反対方面へ歩いて行ったため約1時間もロスしてしまいました。分かってしまえばあ〜何だ!という事も初めての土地ではついあれこれと遠回りしてしまうこともしばしばです。
駐車場から見たグダニスク・レサ・ワレサ空港
大会期間中専用のバスで市内へはC1、スタジアムにはC2が出ています。いずれも無料での乗車が可能でした。通常走っている210番のバスでも市内へ行けますが観戦の方専用のC1がより安心して乗れました。簡単な路線図も設置されておりますので見つければそう難しい移動ではもちろんありません。
市内へ向かうシャトルバス
路線図
空港に到着して多くの方がすることとと言えば「両替」。残念ながらグダニスク空港到着ロビーには両替所は見当たりませんでした。ATMも到着ターミナルの外に1台あるだけ。ATMの前には長い行列が・・・。しかし、よく考えてみたら市内までは無料のシャトルバスがあります。空港で両替が出来なくても困るとこはありません。市内に出た後に両替やATMでの現金引き出しで対応すればOKだと思います。
スペインサポーターでごった返す空港
両替機があるも長蛇の列
空港からC1のシャトルバスに乗って着くのは駅前ではなくちょっと手前のエリアです。初めて着いたばかりの時は「ここはどこ?」と言った感じですがふと見ると表示案内がいくつも設置してあります。スタジアムへの起点となるグダニスク中央駅はこっち、空港行きバスはこちらと標識を見るだけで大まかな位置情報は飲み込めてしまいます。これに加えボランティアの地元学生の方も結構いて旅行者にいろいろと教えてくれているのを度々見かけました。親切にあれやこれやと世話を焼いてくれていますので初めての旅行者でも安心ですね。
空港からのバスが到着
各ユーロ関係の方向を示す標識
ツーリストインフォメーションがあります
この門をくぐると中心地へ、いざグダニスクの町へ
さあ到着早々今夜は試合。ゆっくりする暇もなくスタジアムへ向わねばなりません。それでも多少の散策の時間に町中を少しのぞくとショッピングモールにアディダスの巨大シューズやらボールやらあって大会の雰囲気を盛り上げています。
そして空港にはスペインサポーターが目立ったのですがグダニスクの町中にはアイルランドサポーターが目につきました。今夜の試合はアイルランド対スペイン戦ですがまだ夜の試合までには時間があるため多くのサポーターが散策しています。
ショッピングモールに巨大シューズが!
アイルランドサポーター
グダニスクの町中からスタジアムへは電車でのアクセスとなります。電車はグダニスク中央駅(下の写真)から試合開始に合わせて頻繁に出ており全く迷う心配はありませんでした。大きな大会ですとしばしば試合前は日本の通勤ラッシュ並の混雑も多々ありますが今回臨時列車が頻発しておりちょっと早めにスタジアムへ向かえば車内はまったく混雑なしでゆったりとしていました。
但し残念ながら帰りの列車はスタジアムを一挙に出てきたサポーターでごった返します。イングランド等のリーグでは暴動等を防ぐ目的もあって電車を多数投入してその場から去れさせるような工夫がありますがここではそういう対応はありません。それでも多少並ぶ程度で何ら問題は生じませんでした。
グダニスク中央駅
駅の中をを歩いていると足元にもこのような表示
スタジアム行き、10分乗ればスタジアム駅です
駅から見るスタジアム
プラットフォームの電子掲示版
黄金に輝くグダニスクのスタジアム
躍動するトーレス、イニエスタ、シャビのスペイン代表
さてワルシャワへ列車で5時間掛けてやって参りました。なかなかのハードスケジュールと言うこともあって車内では爆睡、かえって良く寝れて楽な移動となりました。もう間もなくワルシャワという所で車内からワルシャワのスタジアムが左手に見えてきました。昨年訪れた際にはまだ工事中だったスタジアムですが今は立派に完成しています。早く行ってみたい衝動に駆られますが先ずは下車駅のワルシャワ中央駅へ向います。中央駅からタクシーでホテルへ向います。
こんな列車に乗ってやってきました
さてホテルで荷を解いた後は徒歩でワルシャワのナショナルスタジアムへ行ってみました。中央駅へは遠いのですがスタジアムへは徒歩で15分程度の距離で大変便利。最寄り駅のワルシャワスタジアム駅からはすぐ目の前にワルシャワ国立スタジアムが望めます。電車で2〜3駅行ったところが中央駅です。観戦時はチケットを持っていればこの区間の乗車券を購入する必要はありません。
試合まで時間があるため一旦切符を買ってこのワルシャワスタジアム駅よりワルシャワ中央駅へショッピングのため向ったのですが何と切符を買い間違え、且つこういう時に限って出くわす抜き打ち検査官に遭遇。結局チェックを受けてしまい言い訳無用の(またまた)欧州での罰金刑を下されました。単純に買い間違えただけなのですが真面目に一切の言い訳は通用しません。円高、ユーロ安で助かりました!
あらゆる所で目につくポスター
ワルシャワ市庁舎 ここでパブリックビューイングが行われました
ワルシャワ・スタジアム駅が最寄り駅
駅前にはインフォメーションブースも
駅から見たワルシャワのスタジアム
さて駅からスタジアムの入場ゲートまでは徒歩5分程度です。今回入場時に少々トラブルが発生しました。今まで多くのスポーツ競技を観戦してきましたが、一眼レフカメラを持ち込めなかった経験はありませんでした。それが今回のワルシャワでの試合では持ち込みを拒否されました。大型の望遠レンズを取り付けているわけでもなかったのにこれには少々驚きましたが数日前にポーランドとロシアのサポーターが衝突する事件もあり係員も多少厳しい体制となっていたのかもしれません。
まあお決まりなのですが、ゲートにより担当者によりそのポリシーもまちまちのようで、スタジアム内に入ってみると持ち込んでいる方もかなり多く見受けられました。私が通ったレーンの担当者は女性、男性の二人体制でしたが非常に生真面目な雰囲気、もっともこれがあって安全が保たれるのであれば致し方がないことですが対応が統一されていないことは少々不満でした。
ただし以前W杯でも利用したことがあるのですが手荷物預かり所の管理はしっかりしているようなので安心です。今後観戦される方はこのようなこともあることもご考慮の上で小さなデジカメも一緒に持参されスタジアムへお越しになればより安心ですよね。
上の写真は手荷物に貼られていたタグ
さて今回観戦したいずれのポーランドのスタジアムでもそうでしたがヨーロッパでサッカー観戦をされた経験をお持ちの方はおわかりの事と思いますが、ヨーロッパではサッカー専用のスタジアムがほとんどで本当にとても観戦しやすい!比較的後方の席でも十分に楽しむ事が出来ました。写真に撮るとかなり選手は小さく写っていますが実際に観戦するのには充分です。
満員のスタジアムで熱狂的に応援するサポーター
ギリシャサポーター
こちらはロシアサポーター
グダニスクは時折雨も降り大変寒く真冬の格好でしたがワルシャワは一転、晴天でまさに真夏の様相。普段は余り飲まないビールを大変美味しく頂きました。このワルシャワの試合でロシアはまさかの敗退が決定。あれほど晴天だった天候が試合後は雷も鳴り雨も降る天候へと急変しました。
今回日本からは出足の鈍い大会となりましたが過去の大会に負けないくらい素晴らしい大会となりました。スペインは今大会でユーロ連覇を達成。当初心配されたフーリガンや人種差別の問題もほとんどなく本当に楽しめた大会でした。次回はユーロ2016フランス大会となります。4年後にはまた大会の様子を皆様にお伝え出来ることを楽しみにしています。
そしてポーランドのグダニスクへはLCCのベルリンエアでの入国となりましたが緊縮財政の折、ワルシャワからはLCCのWIZZ AIRでの出発となりました。ご参考まで。
ワルシャワからはこのWIZZ AIRで出発です
2008年欧州選手権観戦記
いよいよユーロ2008も開幕しました。強豪が順調に勝ち点を加えているようです。
さて、私もスタッフの一人として現地入りすべく今日(9日)福岡空港から飛び立ちました。今回は福岡よりタイのバンコクを経由してドイツのミュンヘンへ向かいます。福岡からの出発ということでバンコクでは同日の乗り継ぎが出来ません。と言うことでタイへ入国して空港近くのホテルで一泊することになりました。
福岡からバンコクへは約5時間のフライト。今日は天候にも恵まれ快適な空の旅でした。ただ隣の席の方の貧乏揺すりの凄かったのには参ってしまいましたが…。
最近海外に行っても感心するのはインターネット事情がすごく良くなっているということ。今泊まっているバンコクのホテルでもかなり快適にインターネットに接続出来ています。無線LANで簡単に接続が出来るし無料なんです。ちょっと前までメールのチェックの為にネットカフェを捜し歩いていたなんて嘘みたいです。
仕事でもプライベートでもネット環境が必需品の私にとっては有難い限りです。さて明日はお昼の便でミュンヘンに向かいます。ユーロ期間中はこのドイツのミュンヘンが私たちのベースとなります。
2006年ワールドカップ以来のミュンヘンとなりますが明日も快適なフライトになることを切に願っています。バンコクのホテルでぐっすり眠って日が昇る頃目覚めました。日本との時差が2時間あるのでこちらではちょっと早起き。このホテルは空港から車で10分程の処にあります。空港からホテルに向かう車窓からは象に乗った青年や屋台が立ち並ぶ風景もも見かけました。まさにタイといった感じでしょうか。
ホテルの外観です 右手に見えているのがレストラン
このホテル部屋自体は割と広くてベッドもクイーンサイズでゆったり。掃除もきちんと出来ていてかなり快適です。
広々クイーンサイズのベッド
ただちょっと戸惑ったのはシャワールーム。トイレと一緒なのはよくあることですが、仕切りが全くありません。せめてカーテンでもあればいいのに。おかげでシャワーを浴びると便器までびちょびちょ・・・。
ちょっと困ったシャワールーム
朝食はホテルの外にあるレストランでのアメリカンブレックファースト。今日も雨季の割には天候に恵まれて気分よく朝食を頂くことが出来ました。さてもうしばらくしたらチェックアウトして一路ミュンヘンに向かいます。
約11時間の空の旅を終えてミュンヘンにやって参りました。ドイツは2年ぶり、ミュンヘンは3年ぶり2度目の訪問です。ドイツへはいつも空路フランクフルトに入って国内移動は全て列車でした。ということでミュンヘン空港は初めて。日本からは直行便があまり多くないので馴染みがない空港かもしれませんが、実はこの空港ベストエアポートの常連なんです。空港を見に来る人が絶えないというほど人気なのだとか。
本当はゆっくり空港探索をしたかったのですが、到着時間が午後7時だったので断念。何しろ日本時間でいえば翌日の午前2時。さすがに眠い。とは言って空港の駅まで歩きながらきょろきょろ。さすがにここは自動車メーカーBMWの本拠地。至る所にBMWの広告が目につきます。
そして一歩空港の建物の外に出てみるとこんな光景が。さすがはドイツとでも言ったらいいのでしょうか。大スクリーンの周りにはビール片手にユーロの試合開始を待つ人々が。ドイツ到着早々に早くも気分が盛り上がって来ました。
ミュンヘンでの初日は着いたのが遅かったこともあり何をすることもなく終わりました。一夜明け、早起きをしたので散歩でもしてみようかと思いカーテンを開けてみると残念なことに雨。しかもかなり肌寒い。事前にネットで天気予報をチェックしていたので、朝夕が寒いことは知っていました。ミュンヘンの最低気温は10度ほど。オーストリアやスイスはそれ以上に気温が下がります。これから欧州選手権観戦でヨーロッパに来られる方は一枚厚手の洋服を準備されることをお勧めします。
さて、部屋で仕事をしているうちにお昼時になり雨も霧雨程度になったので外に出てみました。泊っているホテルから町の中心まで徒歩10分ほど。ぶらぶら歩くうちに見憶えるあるある風景が目に飛び込んできました。
これはミュンヘンのシンボルと言ってもいいでしょう。ブラウエン教会です。塔のてっぺんがネギ坊主のようなかたちをしています。教会への入場は無料ですが、塔への入場には3ユーロが必要です。塔の高さは100メートルほどありますからミュンヘンの町が一望に出来るはずです。
ブラウエン協会を右手に見て少し歩くと今度は左手に新市庁舎が見えてきました。新市庁舎と言っても築年数は100年をはるかに超えています。新市庁舎の見どころはドイツ最大の仕掛け時計。11時、12時と夏期(3〜10月)は17時の各10分間等身大の人形が現れます。
これはいつも見えている人形です
また21時にはミュンヘン小僧がおやすみのあいさつを送ってくれます。この時間新市庁舎前は大勢の見物客で込み合いますから時間に余裕をもっていい場所を確保されることをお勧めします。
今度はミュンヘン中央駅方向に歩いて行くとこんなディスプレーが見えてきました。ここはkaufhofというデパート。買い物客も足を止めてモニターに映し出される映像を眺めていました。欧州選手権の期間中は至る所でこのような光景が見ることが出来るはずです。開催国でないドイツでもこうですから、開催国のオーストリア・スイスではさぞ盛り上がっていることでしょう。
ミュンヘン3日目はお昼過ぎに後発のスタッフと合流。久々に日本語での会話を堪能しました。
さて、今年のミュンヘンは雨がとても多いようです。週間天気予報を見てもほとんど傘マークが並んでいます。
欧州選手権が開催されているオーストリア・スイスなども同じ傾向のようです。これから観戦に訪れる方は寒さ対策とともに雨にも備えた方がいいようです。昨日は滞在地ドイツの試合があるということで街中でもドイツサポータの姿をよく見かけました。
またスタッフを迎えに行った空港にはスペインサポーターの姿もありました。
彼らはミュンヘン空港に降りたりそこからレンタカーで次戦開催地のインスブルックに向かうようです。
クロアチアとドイツの試合が始まると町のスポーツバーも大勢のドイツサポーターで埋まっていました。
しかし結果は2−1でクロアチアが勝利。
試合後ミュンヘンでもクロアチア国旗をはためかせた車がクラクションを鳴らして走りまわり、勝利と決勝トーナメント進出の喜びを爆発させていました。今後続々と決勝トーナメントに進出する国が決まってきます。どんな組み合わせになるか楽しみですね。
欧州滞在5日目はオーストリアのザルツブルグで行われるギリシャとロシアの試合を観戦しました。滞在先のミュンヘンからはレンタカーを借りてザルツブルグへと向かいました。ミュンヘンからザルツブルグへは約170キロの道のり。初めての欧州での運転はやはり緊張の連続。運転を初めてしばらくは慣れない右側通行に悪戦苦闘。でも、アウトバーンに乗ってしまうと日本の高速道路を走るのと大差はありません。
全体のアベレージスピードがかなり速いというだけです。それでもいつもよのようにリラックスしてハンドルを握ることは出来ないあたりは右側通行のプレッシャーなのでしょう。
いつのなら無休憩で走る距離ですが、2度休憩を挟みゆっくり走りました。最初の休憩のときにサービスエリアのガソリンスタンドでオーストリアのアウトバーンを走る際必要なシール(ヴィニエッテ)を購入しました。
ドイツのアウトバーンは無料ですが、オーストリアのアウトバーンは有料。このシールを購入してフロントガラスに張り付けないといけません。有料といっても10日間で7ユーロ程ですから日本の高速道路に比べたら格安です。
国境付近ではロシアサポーターの乗ったバスと遭遇。彼らはかなり盛り上がっているようで国旗を振り気勢を上げていました。
国境を越える際は同じユーロ圏ということありパスポートのチェックもなくすんなり通過。チェックしていたのはどうやらヴィニエッテだけだったようでした。
オーストリアに入るとスタジアムへの案内の表示が現れました。その表示に従いアウトバーンを降りるとすぐ近くに臨時駐車場がありました。一般道の走行は難しいので有難いことこの上ありません。試合開始まで5時間もあるので駐車場には車はまだ疎ら。案内に従い一番奥のスペースに車を停めました。
駐車場からはスタジアムや市内中心部へシャトルバスが運行しています。まだ試合まで時間があったのでシャトルバスに乗って市内中心部へ向かいました。初めて訪れるザルツブルグはとても素敵な佇まい。ただしあまり広くない旧市街地の道はギリシャやロシアのサポーターでいっぱい。
みんなハイテンションで試合開始前の雰囲気を楽しんでいるようでした。我々スタッフもこの雰囲気を満喫した後にシャトルバスでスタジアムへと向かったのでした。
市内からスタジアムへ向かうシャトルバスは日本では滅多に見られないトロリーバスです。
以前は国内でも何箇所か走っていましたが、今では立山黒部アルペンルートで乗れるのみです。ザルツブルグの町中からスタジアムまでは10分ほど。いよいよ気分が盛り上がってきました。
スタジアム入口でセキュリティーチェックを受けたのですが、カメラ(一眼レフも含む)はOK。しかし、ビデオカメラはNGとのこと。ゲート横にある手荷物預かり所に預けなくてはなりません。また食べ物の持ち込みもNGでした。これから観戦される方はご注意ください。
スタジアムに入るとギリシャ、ロシア両国のサポーターはもとより、両国を応援する地元の人たちでかなりの席が埋まっていました。
地元の若者も両国の国旗を顔にペイントして応援
試合開始まで1時間以上ありましたが、私たちの席付近のロシアサポーターも国旗を広げて盛り上がっています。
ちょっと離れた席ではギリシャサポータ−が歌を歌いがらすでに臨戦態勢といった感じ。
選手たちのウォームアップが始まるとスタジアムは一段とヒートアップ。大会マスコットのトリックス&フリックスも選手たち同様アップしていました。
いよいよホイッスルが鳴り試合が始まると盛り上がりは最高潮。両国のサポーターは自国の選手のプレーに一喜一憂。前半34分ロシアのズィリャノフのゴールが決まるとゴール裏のロシアサポーターは発煙筒を焚くなど狂喜乱舞。
その後ギリシャも反撃を試みますがなかなか得点するには至りません。
一方ロシアのヒディング監督はたびたびベンチ前に出て来て選手を鼓舞していました。
そして試合は0対1でロシアの勝利に終わりました。
勝利の瞬間私たちの近くにいたロシアサポーター、そしてゴール裏で熱い声援を送っていたサポーターも拳を突き上げて喜びを表していました。
前回の覇者ギリシャはこの時点で敗退が決定。
ロシアは勝ち点で並んだスウェーデンと決勝トーナメント進出に争うことになりました。
熱い戦いの続いた欧州選手権はスペインの優勝で幕を閉じました。
私も長いドイツ滞在を終え帰国の途についています。現在タイのバンコクで乗り換えのひと時を過ごしています。バンコクの新しい顔となったスワンナプール国際空港はとにかく広い!出発ゲートが端っこなら移動時間もかなり掛かります。ショッピングゾーンもなかなか充実しています。ただ、インターネット環境という点ではまだまだこれからといった感じでしょうか。
現在私はこんなお店のこんな場所でネットに接続しています。
最近はアジアでもネットに無料で接続出来る空港が増えています。スワンナプール国際空港ももう一息がんばって欲しいものです。
ただ空港内の数ヶ所で朝から夜遅くまでいろいろなショーで楽しませてくれます。
さて、欧州選手権の決勝はドイツとスペインという組み合わせでした。私はドイツのミュンヘンに滞在していたので、決勝の行われている時間帯町に出てみました。ミュンヘン中央駅へ行っても、スポーツバーに行ってもみんなテレビに釘付け。ドイツの戦いぶりに一喜一憂といった感じでした。
駅の飲食店
ホテル近くのスポーツバー
その中に混じってスペインを応援している人もいたのでしょう。しかしドイツ国民にとっては残念な結果でした。ウクライナとポーランドで開催される予定の次大会ではこの雪辱を是非晴らしてもらいたいものです。
長きに渡って当ブログをご覧頂きありがとうございました。次回の欧州選手権も今回同様いろいろな情報を発信していく予定です。それでは次回ユーロ2012でまたお会いしましょう。
-------- 以下各試合の結果 ----------------
2008年7月号記事
ドルトムントのクロップ新監督
ドルトムントは辞任したドル監督の後任に前マインツ監督のクロップ氏の2008-2009年シーズンからの監督就任を正式発表しています。このクロップ監督はマインツの監督として小さいクラブながら巧みな采配でチームを押上げていました。しかしマインツは昨季2部に降格。1シーズンで1部へ昇格した場合のみマインツ残留を明言していましたが残念ながら4位に終わり1部昇格を逃していました。
クロップ監督は2006年ワールドカップでドイツを訪れた方や今回のユーロ2008でドイツ、オーストリア、スイス等を訪れた方はテレビで何度も目にした方も多いことと思います。クロップ氏はドイツ国営放送局(ZDF)の解説者としても活躍しており爽やかな笑顔と分かりやすい解説で「テレビのドイツ代表監督」とも言われる程有名な方でもあります。さてドルトムントの監督としての手腕はどうなのか今季に注目です。
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2008年6月号記事
ユーロ2008決勝 スペインが44年ぶりの栄冠
雨に見舞われた今大会も決勝は良いコンディションのもと行われました。2008年欧州選手権決勝が6/29にオーストリアのウィーンでスペイン対ドイツの組み合わせで行われました。試合開始直後から積極的な攻めをみせたドイツでしたがゴールを割ることは出来ません。対するスペインは前半33分にはシャビのスルーパスをフェルナンド・トーレスがラームに競り勝ち、飛び出したGKレーマンをかわしてゴール左隅にゴールし先制します。後半に入ってもスペインは試合のペースを握りドイツを圧倒します。特にスペインはクアトロ・フゴーネスの4人の中盤が機能しパスがどんどんと繋がります。それでも追加点はなりませんでしたが試合はそのまま1-0でスペインが勝利し44年ぶり2度目の優勝となりました。ドイツは苦戦しながらもここまで勝ちあがりましたが決勝では攻撃陣が封じ込まれなす術がありませんでした。これで大会は全て終了、次回2012年ポーランド・ウクライナ大会へとバトンは引き継がれます。
6/29 ●ドイツ 0-1 ○スペイン(@ウイーン)
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2008年6月号記事
ユーロ2008決勝はドイツ対スペイン
今朝行われた準決勝のもう1試合、ウイーンでのロシア対スペインは大荒れの天気のなか行われました。今大会は雨に見舞われることが多かったのですがこの日もウイーンは大雨で時折雷も轟く天候のなかで行われました。私たちサポーターも雨のなか大混雑のスタジアムへの道のりを強いられました。スイス、他のオーストリアの会場では寒い日が続く中唯一暑さのあるのがここウイーンです。しかし一旦雨が降ればその様子も一変し気温も急激に下がりました。さて試合は前半は両チーム一進一退で0-0で折り返しました。後半に入り5分にスペインはシャビのゴールで先制すると試合を支配、グイサ、シルバの追加点でロシアを突き放し3-0の快勝で24年ぶりとなる決勝進出を決めました。この日のロシアはなす術なく完敗となりました。それでも今大会のトルコ、ロシアはダークホース的な存在ながら上位に躍進、今後の欧州サッカーに台頭するのではと思わせる活躍でした。決勝は6/29にウイーンでドイツ対スペインで行われます。
6/26 ●ロシア 0-3 ○スペイン(@ウイーン)
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2008年6月号記事
ユーロ2008 ドイツが決勝進出
準決勝1試合が6/25に行われました。ドイツ対トルコはウルルのゴールでトルコが前半に先制しました。ドイツはシュバインシュタイガーのゴールで同点とし前半を終了。後半に入り活躍のなかったクローゼがヘッドの逆転弾でドイツがリードしますがトルコは後半41分にセミフのゴールで追い付きます。しかしドイツは終了間際にラームのゴールで再び逆転、最後はこれを守りきってドイツが3-2で勝ち決勝進出です。本日もう1試合の 6/26にロシア対スペインで行われます。
6/25 ○ドイツ 3-2 ●トルコ(@スイス・バーゼル)
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2008年6月号記事
2009年コンフェデレーションズカップ
ユーロ2008が佳境となっています。間もなく欧州ナンバー1が決定しますが来年の今頃は丁度ワールドカップのプレ大会と位置づけされるコンフェデレーションズカップの南アフリカでの開催が迫ってきました。治安やインフラ整備の遅れから開催を危ぶむ声も聞こえてきています。しかし国際サッカー連盟は予定通りの開催に自信を持っているようです。来年のコンフェデが成功すれば間違いなく南アフリカでの2010年ワールドカップ開催は揺るぎないものとなることでしょう。今後スタジアムの建設、移動手段の確保等のインフラ整備と治安の回復の徹底が開催の正否を分けるとも言われています。ユーロが終われば欧州もワールドカップ予選の開幕となります。秋以降はワールドカップへの注目度が一気に上がりそうです。
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2008年6月号記事
ユーロ2008決勝トーナメント ロシアがオランダを撃破
ユーロの決勝トーナメント・準々決勝が開幕です。6/19はポルトガル対ドイツの試合が行われました。試合はここまで余り好調とは言えなかったドイツが優勝候補のポルトガルを3-2で下し準決勝進出を決めました。先制を奪ったドイツを追いかける形でポルトガルが得点をあげますが最後は力尽きました。Cロナウドを擁するポルトガルでしたが、そのロナウドの移籍問題がクローズアップしたことに加え、スコラリ監督のチェルシーへの転身も決定し士気に欠ける面があったのかもしれません。
6/20にはトルコがクロアチアと対戦しました。試合は0-0のまま延長戦へ突入、延長後半14分にクロアチアはFWクラスニッチのゴールで先制点しましたがロスタイムにトルコはGKリュシュトゥのFKをセミフが同点ゴールを1-1の決め引き分けで終了。PK戦へ突入しました。このPK戦でクロアチアは3人目までに2人が外し大誤算、逆にトルコは3人連続で成功しクロアチア4人目のシュートをGKリュシュトゥが止め3-1でこれを制したトルコが初のベスト4入りを果たしました。
6/22 はロシアのヒディング監督のマジックが炸裂しました。ここまで圧倒的な強さで勝ち進んできたオランダでしたがロシアは後半11分にFWパブリュチェンコのゴールで先制。守勢に回ると難のあるオランダにプレッシャーをかけます。しかしオランダも41分にファンニステルロイがヘッドで決め同点とし1-1のまま延長戦に突入しました。延長の後半7分にロシアはトルビンスキが左足で決め勝ち越し、そして11分にもアルシャビンが追加点をあげオランダを突き放し3-1で快勝です。ロシアは準優勝した旧ソ連時代の1988年大会以来となる準決勝進出を決めました。
6/22には準々決勝で最も注目されるスペイン対イタリアが行われました。試合はスペインの攻撃をイタリアはブッフォンを中心としたカテナチオで切り抜けるという展開。守備の固いイタリアを切り崩せず0-0のまま終了し試合は延長戦へ突入しました。しかしこの延長も互いに得点をあげられずPK戦での決着となりました。PK戦ではイタリア2人目のデ・ロッシ、4人目のディ・ナターレがスペインのGKカシージャスに止められます。スペインは4人目のグイサのシュートをブッフォンがセーブしましたが5人目のセスクが冷静に決めて4-2でこれを制しスペインがイタリアを敗り準決勝進出を決めました。これでベスト4が決定し準決勝の組み合わせが決まりました。
6/25 ドイツ対トルコ(@スイス・バーゼル)
6/26 ロシア対スペイン(@ウイーン)
準々決勝の結果
6/19
●ポルトガル 2−3 ○ドイツ (@バーゼル)
6/20 ●クロアチア 1−1(PK1-3) ○トルコ (@ウィーン)
6/21 ●オランダ 1−3 ○ロシア (@バーゼル)
6/22 ○スペイン 0−0(PK4-2)● イタリア (@ウィーン)
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2008年6月号記事
ユーロ2008 ロシアが復活のベスト8、トルコも奇跡の決勝T進出
さてお客様サポートのため渡欧をしております。先発隊も含め決勝トーナメントが始まるまでは現地からのお届けとなりますことご了承下さい。今回のユーロは雨が多い、気温が低いというのが特徴です。もちろん場所にもよりますがオーストリアでもスイスでも高地となりますのでお日さまが出ていれば暖かい日でも一旦雨が降り出せばたちまち気温は急降下となってしまいます。お知らせの通り欧州での詳細は当社のhttp://uefa-euro.jp/でも発信しておりますのでPCまたはフルプラウザ可能な携帯よりアクセスして下さい。
さて1次リーグの結果決勝トーナメント進出のチームが決定しました。6/15に行われた試合ではトルコが2位に並んでいたチェコにまさかの逆転勝ちを収めました。トルコは2点を先制され劣勢に立たされます。しかし後半30分にアルダが得点し何とか1点を返します。しかし終了も迫る後半42分に名手GKチェフがまさかのミスでこぼれたボールをFWニハトが押し込み同点。その2分後に再びFWニハトがスルーパスをゴール右隅に決め逆転し3-2での勝利をものにしました。ポルトガルはバーゼルで地元スイスと対戦しました。スイスは予選敗退が決まっていましたがMFヤキンが2得点し0-2で勝利し一矢を報いました。この結果ポルトガルはトルコに勝ち点6で並んだものの直接対決で勝ったため1位通過、2位はトルコとなりました。
6/16はグループB最終戦2試合が行われました。ドイツはホスト国オーストリアと対戦しました。荒れた内容となったこの戦いは前半に両チームの監督が退席処分となり激しい試合となりました。チャンスがあるも両チーム決定機を逃しました。しかし後半4分にドイツはバラックがFKをゴール右隅に決め先制。これを死守したドイツが1-0で勝利し何とか決勝トーナメント進出です。ウイーンでは試合後も両サポーターが街中でトラブルを起こす場面があり何人かの逮捕者も出しています。そして決勝T進出を決めていたクロアチアはポーランドと対戦しエースのモドリッチなど主力を温存したクロアチアでしたが後半8分にクラスニッチがゴールを決めて1-0で勝ち3連勝です。
6/17は強豪相手に2分けと頑張ってきたルーマニアでしたが3節の対オランダ戦に0-2で敗れグループリーグ敗退が決まりました。オランダは後半フンテラールとファンペルシーが得点し快勝、その強さを証明し3連勝でベスト8進出です。そしてドイツ大会覇者のイタリアですが宿敵フランスに2-0で快勝2大会ぶりにベスト8入りです。イタリアは前半25分にFWトニが倒されて得たPKをピルロが決め先制、後半17分にもデロッシがミドルシュートを決め2-0で勝利です。
6/18にインスブルックで決勝トーナメント進出を懸けてロシアとスウェーデンが対戦しました。勝利が絶対条件のロシアでしたが24分にパブリュチェンコのゴールで先制、後半5にも出場停止処分明けのアルシャービンが追加点をあげロシアが2-0で勝利しロシアがスウェーデンを交してのベスト8入りです。同じ日ザルツブルクでは決勝トーナメント進出を決定しているスペインがギリシャと対戦。ギリシャはハリステアスが前半42分にゴールを決め先制。しかし後半16分にデ・ラ・レッドのゴールで同点。後半43分にもグイサがヘディングシュートを決め2-1の逆転勝利となりました。
6/11 ●チェコ 1−3 ○ポルトガル (ジュネーブ)
6/11 ●スイス 1−2 ○トルコ (バーゼル)
6/12 ○クロアチア 2−1 ●ドイツ (クラーゲンフルト)
6/12 △オーストリア 1−1 △ポーランド (ウィーン)
6/13 △イタリア 1−1 △ルーマニア (チューリッヒ)
6/13 ○オランダ 4−1 ●フランス (ベルン)
6/14 ●スウェーデン 1−2 ○スペイン (インスブルック)
6/14 ●ギリシャ 0−1 ○ロシア (ザルツブルク)
6/15 ○スイス 2−0 ●ポルトガル (バーゼル)
6/15 ○トルコ 3−2 ●チェコ (ジュネーブ)
6/16 ●ポーランド 0−1 ○クロアチア (クラーゲンフルト)
6/16 ●オーストリア 0−1 ○ドイツ (ウィーン)
6/17 ○オランダ 2−0 ルーマニア (ベルン)
6/17 ●フランス 0−2 ○イタリア (チューリッヒ)
6/18 ●ギリシャ 1−2 ○スペイン (ザルツブルク)
6/18 ○ロシア 2−0 ●スウェーデン (インスブルック)
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2008年6月号記事
ユーロ2008 ロシア完敗、ギリシャも黒星
ユーロ期間中はお客様サポートのため渡欧しております。約11時間のバンコクからの空の旅を終えました。今回は日程等の都合でバンコク経由のミュンヘン入り。混雑とけん騒、そして高いホテル料金を避け且つ移動のしやすいドイツのミュンヘンへ滞在します。もちろん今大会はスイス、オーストリアの共催ですがお隣に位置しドイツ代表は上位進出を期待されることからドイツでも大いに盛り上がっているユーロ2008です。空港の建物の外に出てみると大きなパブリックビューイングが設置されていました。観戦用のスクリーンの周りにはビール片手にユーロの試合開始を待つ人々がかなり盛り上がっています。この詳細は当社のhttp://uefa-euro.jp/でも発信しておりますのでPCまたはフルプラウザ可能な携帯よりアクセスして下さい。来週からはしばらく不定期な更新となります。
欧州選手権は早くも4日目となりました。6/10はD組2試合が行われました。インスブルックで行われたスペイン対ロシアは4-1で好調を維持しているスペインが完勝しました。ビジャが前半20分に先制すると44分、後半30分にもゴールを決め今大会初となるハットトリックとなりました。そして終了間際にはMFセスクが頭で押し込んで4点目となりました。ロシアは無敵艦隊相手に想像以上の大敗となりました。ザルツブルクでは前回覇者のギリシャがスウェーデンと対戦。スウェーデンは後半22分にイブラヒモビッチが先制ゴール。27分にはハンソンが追加点をあげギリシャに快勝しました。
6/10 ○スペイン 4-1 ●ロシア(インスブルック)
6/10 ●ギリシャ 0-2 ○スウェーデン(ザルツブルク)
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2008年6月号記事
ユーロ2008 オランダがイタリアを下し快勝
6/9は注目のグループC2試合が行われました。死の組とも言われる強豪揃いのグループです。ベルンではオランダ対イタリアの対戦が行われました。接戦の予想された試合でしたがオランダは ファン・ニステルローイ、スネイデル 、ファン・ブロンクホルストのゴールで3-0で快勝です。今大会は守備が重要なファクターと言われるなか3得点を許したイタリア守備陣の再構築が今後の鍵となりそうです。もう1試合チューリヒでフランス対ルーマニアが対戦しています。こちらはルーマニアの堅守が光った試合でした。フランスは常に試合を支配していましたが得点を奪えず0-0のスコアレスドローとなっています。
6/09 △ルーマニア0-0 △フランス(チューリッヒ)
6/09 ○オランダ 3-0 ●イタリア(ベルン)
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2008年6月号記事
ユーロ2008 ドイツが快勝
オーストリアとスイスが共催する2008年欧州選手権は2日目となる6/8の試合ではドイツがポーランドと対戦。前半20分にポドルスキのシュートで先制。後半27分にも追加点をあげ2-0でドイツが快勝です。そしてホスト国オーストリアの初戦となったクロアチアとの試合ですが前半4分に得たPKをモドリッチが決めこの得点を守りきったクロアチアが勝利です。これで今回の共催となるスイス、オーストリアは共に初戦を黒星とし厳しい出発となっています。
6/08 ●オーストリア 0-1 ○クロアチア(ウイーン)
6/08 ○ドイツ 2-0 ●ポーランド(クラ−ゲンフルト)
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2008年6月号記事
ユーロ2008が開幕
オーストリアとスイスが共催する2008年欧州選手権=ユーロ2008がいよいよ6月7日にスイスのバーゼル、ジュネーブでの2試合で開幕しました。開幕戦は地元スイスと前大会でベスト4進出のチェコがバーゼルで戦いました。18時キックオフで開幕しセレモニーの後地元スイスの赤一色となるスタジアムは満員の歓声で包まれました。前回大会ベスト4で前評判も高いチェコでした。前半両チーム無得点でしたがチェコは後半26分に途中出場のスベルコシュのゴールで先制するとスイスも終了間際に猛攻を仕掛けましたがチェコはGKチェフを中心とした守りで逃げ切りホスト国のスイスを1-0で敗りました。
その後20時45分よりジュネーブでポルトガル対トルコが行われました。優勝候補の一角ポルトガルは後半にレアルマドリッドのペペが後半16分に先制ゴール。そしてロスタイムにラウル・メイレレスが追加点を入れポルトガルが2-0で快勝しました。Cロナウドからの得点はありませんでしたがいずれの得点も起点となり勝利に大きく貢献しています。
開幕した2008年スイス・オーストリア大会は4組16ヶ国が1次リーグの3試合で争い各組上位2チームが決勝トーナメントを戦います。決勝は6月29日にウイーンのエルンストハッペル・スタジアムにて行われます。欧州ナンバー1を決める至極の全31試合をぜひともお見逃しなく!
6/07 ●スイス 0-1 ○チェコ(@バーゼル)
6/07 ○ポルトガル 2-0 ●トルコ(@ジュネーブ)
2004年欧州選手権観戦記
2004年7月号記事
ユーロ2004決勝 ギリシャ初優勝
日本時間で今朝行われたユーロ決勝はギリシャが開催国ポルトガルを1対0で下し初優勝を飾りました。開幕戦ではギリシャの早い攻撃をかわすこが出来なかったポルトガルでしたが、決勝でもそのギリシャを突き崩す事は出来ませんでした。ギリシャはこの試合、後半12分に右コーナーキックをゴール前に詰めていたFWハリステアスが頭で押し込んで先制し、この1点を最後まで守り切りました。途中からダークホースと言われたギリシャでしたがその実力は本物です。ファン的には決勝はオランダ対チェコとかイングランド対イタリアといった夢の決勝を期待していましたが、新しく台頭したギリシャの実力を見れば欧州サッカーも新しい時代を迎えたのかもしれません。
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2004年6月号記事
ユーロ2004観戦記 決勝激突はどのチームに
ユーロも熱戦が繰り広げられ、ベスト4が決定しました。イタリア、ドイツが予選敗退し、フランス、イングランドも準々決勝で敗れるなど波瀾の多い(実力が伯仲した)戦いとなっています。ポルトガル、ギリシャ、オランダ、チェコの4強が準決勝で戦います。さてリスボンにはルスとホセアルバラーデの2つのスタジアムが今回のユーロに使用されています。いずれのスタジアムも地下鉄の駅から近く、また市内中心にあるため行きやすい場所にあるのが特徴です。アルバラーデはカンポグランデの駅前、本当に目の前にあるといった感じです。ポルトガルリーグ、スポルディングの本拠地でスタジアム内にはこのスポルディングのオフィシャルストアがあります。ポルトガルの物価の安さもあり意外に安く、お土産としてもお勧めです。もう一つのルスはコレシオミリタールの駅よりこちらも数分に位置しています。駅を降りるとイベリア半島最大と言われるショッピングセンターのセントロ・コロンボもあり多くの人でごったがえしています。ルスもポルトガルリーグ・ベンフィカの新本拠地になっていますが、こちらのスタジアムはリスボンでの初試合、そして決勝が行われるという事でテロへの厳重な警戒もあり、敷地内さえも入る事が出来ない状態でした。イングランド対フランスが行われる当日にもスタジアムへ行きましたが、チケットを持たないサポーターが佇む事すら出来ない程の警備で結局最後までこのスタジアムを間近かで見る事さえ出来ませんでした。そんな厳重な警備のなか行われる決勝戦ですから逆に安心して観戦出来ると言っていいのかもしれません。開催国ポルトガルが決勝へ勝ち進むのかそれともオランダか。優勝候補と言われ苦戦しらずで勝ち進んできたチェコはどうなのか。以下の対戦で準決勝、決勝は行われます。
6月30日 ポルトガル-オランダ (@リスボン・ホセアルバラーデ)
7月01日 ギリシャ-チェコ(@ポルト)
7月04日 決勝 (@リスボン・ルススタジアム)
スポルティングの本拠地ホセアルバラ−デ
ホセアルバラ−デに飾られたユーロ2004の垂れ幕
ユーロ2004の垂れ幕
2004年6/14 スウェーデン対ブルガリア戦
2004年6/14 得点に喜ぶスウェーデンサポーター
2004年6/14 スウェーデンはブルガリアに5-0の快勝
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2004年6月号記事
ユーロ2004 観戦記 1
ユーロを観にポルトガルへ行ってきました。欧州でも最も行き難く且つホテルが少ないため宿泊事情の悪さは前評判通りで、宿無しの旅行者が溢れていました。そのためか日本人の方を目にする頻度は少なく、その大半は若い方でした。暑いと聞いていましたが比較的湿度は低く、夕方からふく風も心地よいリスボンですから夕方からの観戦にも最適で過ごしやすかったです。現地ではタクシーや自家用車の多くは大会を盛り上げるように自国の国旗を掲げ街全体がユーロ一色でした。これに各国のサポーターが入り交じり大変な熱気となっていました。
そんななかでも特筆に価するのはやっぱりイングランドサポーターでした。日本でも報道されたようにファンの一部が暴徒化し各地で機動隊と衝突したとポルトガルのテレビも連日、連夜放送していました。。ブレア首相はこれを英国の恥とコメントしていましたが、事実リスボンでのイングランドサポーターは朝からビールを飲み(他国のサポーターも同じなのですがイングランドサポーターはとにかく数が非常に多い)気勢を上げる姿が見られました。
リスボンではちょうど大きなお祭りと重なり、今回のユーロが開催されたため、街への人出も通常の数倍の多さとなり、またイングランド対フランスが行われた前日をピークにイングランドサポーターも集結したため、ショットガンを持つ機動隊も出動しての大混乱もあったようです。イングランドだけでなく、朝からビールを大量に飲んで気勢を上げる各国サポーターの姿は地元ポルトガルでも特にサッカーに興味のない人たちにとっては迷惑な話のようで、眉をひそめながら早く大会が終わって欲しいと言っていたのは逆に印象的でした。フーリガンでない人たちでもこの騒ぎですからいわゆる本当のフーリガンの騒ぎって一体どんな感じなの?これの何倍も凄いの?と疑問に思ったのは私だけでなく、私の連れも同様のようでした。
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2004年6月号記事
ユーロ2004総集編
ユーロを観にポルトガルへ行ってきました。今回利用したのはKLMオランダ航空でした。この時期ユーロに加えて観光客も多くどの便、航空会社を選んでも満席。スイス航空等と併せてウエイティングの末にやっとコンファームした便でした。東京からはアムステルダムまで往路で約12時間。そこから乗り換え便の出発まで5時間待ち。そして3時間のフライトとユーロの為とは言え、流石に疲労困憊の一日でした。
落ち着いた佇まいのリスボン市内
欧州でも最も行き難く且つホテルが少ないため宿泊事情の悪さは前評判通りで、宿無しの旅行者が溢れていました。そのためか日本人の方を目にする頻度は少なく、その大半は若い方でした。暑いと聞いていましたが比較的湿度は低く、夕方からふく風も心地よいリスボンですから夕方からの観戦にも最適で過ごしやすかったです。現地ではタクシーや自家用車の多くは大会を盛り上げるように自国の国旗を掲げ街全体がユーロ一色でした。これに各国のサポーターが入り交じり大変な熱気となっていました。そんななかでも特筆に価するのはやっぱりイングランドサポーターでした。日本でも報道されたようにファンの一部が暴徒化し各地で機動隊と衝突したとポルトガルのテレビも連日、連夜放送していました。ブレア首相はこれを英国の恥とコメントしていましたが、事実リスボンでのイングランドサポーターは朝からビールを飲み(他国のサポーターも同じなのですがイングランドサポーターはとにかく数が非常に多い)気勢を上げる姿が見られました。リスボンではちょうど大きなお祭りと重なり、今回のユーロが開催されたため、街への人出も通常の数倍の多さとなり、またイングランド対フランスが行われた前日をピークにイングランドサポーターも集結したため、ショットガンを持つ機動隊も出動しての大混乱もあったようです。イングランドだけでなく、朝からビールを大量に飲んで気勢を上げる各国サポーターの姿は地元ポルトガルでも特にサッカーに興味のない人たちにとっては迷惑な話のようで、眉をひそめながら早く大会が終わって欲しいと言っていたのは逆に印象的でした。フーリガンでない人たちでもこの騒ぎですからいわゆる本当のフーリガンの騒ぎって一体どんな感じなの?これの何倍も凄いのと?と思えば背筋がぞっとしました。
1次予選Aグループ
06/12 |
ポルトガル |
1−2 |
ギリシャ |
|
スペイン |
1−0 |
ロシア |
06/16 |
ギリシャ |
1−1 |
スペイン |
|
ロシア |
0−2 |
ポルトガル |
06/20 |
スペイン |
0−1 |
ポルトガル |
|
ロシア |
2−1 |
ギリシャ |
試合前に気勢を上げるサポーター達
1次予選Bグループ
06/13 |
スイス |
0−0 |
クロアチア |
|
フランス |
2−1 |
イングランド |
06/17 |
イングランド |
3−0 |
スイス |
|
クロアチア |
2−2 |
フランス |
06/21 |
クロアチア |
2−4 |
イングランド |
|
スイス |
1−3 |
フランス |
余りの熱気に手ぶれした、スウエーデンサポーター一色の予選
1次予選Cグループ
06/14 |
デンマーク |
0−0 |
イタリア |
|
スウェーデン |
5−0 |
ブルガリア |
06/18 |
ブルガリア |
0−2 |
デンマーク |
|
イタリア |
1−1 |
スウェーデン |
06/22 |
イタリア |
2−1 |
ブルガリア |
|
デンマーク |
2−2 |
スウェーデン |
1次予選Dグループ
06/15 |
ドイツ |
1−1 |
オランダ |
|
チェコ |
2−1 |
ラトビア |
06/19 |
ラトビア |
0−0 |
ドイツ |
|
オランダ |
2−3 |
チェコ |
06/23 |
オランダ |
3−0 |
ラトビア |
|
ドイツ |
1−2 |
チェコ |
予選を何試合か観戦しましたが、どの試合も高額な席ほど空席があり、逆にゴール裏は各国のサポーター達で熱気むんむんといった感じです。所謂サポーター向けのFMT-フォローマイチケットでの観戦であればゴール裏でも一か所に固まった観戦が出来ますが、それ以外は2つのチームのサポーターが入り乱れての応援となるために多少の小競り合いがある場合もあったようです。またスタジアムの開門前には各サポーターたちがスタジアム近くで太鼓やどらで気勢を上げている姿も多く見られました。ユーロ予選では熱戦が繰り広げられ、番狂わせもあり非常に面白い試合が続出しました。そしてベスト4の決定。イタリア、ドイツが予選敗退し、フランス、イングランドも準々決勝で敗れるなど波瀾の多い(実力が伯仲した)戦いとなりました。ポルトガル、ギリシャ、オランダ、チェコの4強が準決勝で戦いました。
ホセアルバラーデ正面玄関
さてリスボンにはルスとホセアルバラーデの2つのスタジアムが今回のユーロに使用されています。いずれのスタジアムも地下鉄の駅から近く、また市内中心にあるため行きやすい場所にあるのが特徴です。アルバラーデはカンポグランデの駅前、本当に目の前にあるといった感じです。ポルトガルリーグ、スポルディングの本拠地でスタジアム内にはこのスポルディングのオフィシャルストアがあります。ポルトガルの物価の安さもあり意外に安く、お土産としてもお勧めです。もう一つのルスはコレシオミリタールの駅よりこちらも数分に位置しています。駅を降りるとイベリア半島最大と言われるショッピングセンターのセントロ・コロンボもあり多くの人でごったがえしています。ルスもポルトガルリーグ・ベンフィカの新本拠地になっていますが、こちらのスタジアムはリスボンでの初試合、そして決勝が行われるという事でテロへの厳重な警戒もあり、敷地内さえも入る事が出来ない状態でした。イングランド対フランスが行われる当日にもスタジアムへ行きましたが、チケットを持たないサポーターが佇む事すら出来ない程の警備で結局最後までこのスタジアムを間近かで見る事さえ出来ませんでした。そんな厳重な警備のなか行われる決勝戦ですから逆に安心して観戦出来ると言っていいのかもしれません。開催国ポルトガルが決勝へ勝ち進むのかそれともオランダか。優勝候補と言われ苦戦しらずで勝ち進んできたチェコはどうなのか。
決勝戦が行われるため厳戒体勢で近付けなかったルススタジアム
準々決勝
06/24 |
ポルトガル |
2−2
PK6−5 |
イングランド |
06/25 |
フランス |
0−1 |
ギリシャ |
06/26 |
スウェーデン |
0−0
PK4−5 |
オランダ |
06/27 |
チェコ |
3−0 |
デンマーク |
準決勝
06/30 |
ポルトガル |
2−1 |
オランダ |
07/01 |
ギリシャ |
1−0 |
チェコ |
●ユーロ2004決勝戦は
日本時間で今朝行われたユーロ決勝はギリシャが開催国ポルトガルを1対0で下し初優勝を飾りました。開幕戦ではギリシャの早い攻撃をかわすこが出来なかったポルトガルでしたが、決勝でもそのギリシャを突き崩す事は出来ませんでした。ギリシャはこの試合、後半12分に右コーナーキックをゴール前に詰めていたFWハリステアスが頭で押し込んで先制し、この1点を最後まで守り切りました。途中からダークホースと言われたギリシャでしたがその実力は本物です。ファン的には決勝はオランダ対チェコとかイングランド対イタリアといった夢の決勝を期待していましたが、新しく台頭したギリシャの実力を見れば欧州サッカーも新しい時代を迎えたのかもしれません。
決勝
リスボンで有名な路面電車も実は落書きだらけ