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2004年12月号記事
韓国観戦面白事情  

釜山での韓国とドイツの親善試合を観戦してきました。雨も降りそうな寒い天気の中攻撃力には定評のある韓国が先制、その後もドイツの攻撃をしのぎ逆に追加点を上げ快勝しましたね。ところで釜山のアジアード競技場は地下鉄もまだ繋がっていない為行きにくいのですがファンは自家用車でスタジアムへ殺到、違法駐車の車の数はそれは凄いの一語でした。どう考えても日本の路上駐車は一列(当たり前ですが)なのですが、韓国の場合は何と3列。(もっとビッグイベントになったらこれ以上の列になるんでしょうね)当然歩道の近くに駐車しているクルマは、より外側のクルマがどかない限りクルマを動かせない訳ですね。万が一急用が出来てもクルマでは帰れないという事になります。それでもクルマで行くというのがやはりらしいという事なのでしょうか。そして警察もこれを全く取り締まらないのが韓国流です。レッカーされるクルマもキップを切られるクルマもいないのが何ともフレックスな対応で市民の味方です。

さて釜山のスタジアムはと言えばこれが又一風変わっています。どのチケットを持っていても各ゲートから一旦入場すれば区切りやスタッフの検閲がないためどこにでも行けてしまう不思議な競技場です。例えばゴール裏のチケットを持っていても歩いてどこへでも行けてしまいます。もし自分の席が気に入らないならば別の場所へ移動して好きな場所で観戦すれば良い訳です。もちろん席はありませんがあつかましく前面に割り込んで観戦するのが韓国流かもしれません。もちろん空席でもあれば勝手に座って観戦という流れです。もっとも空席があれば自分の席であろうがなかろうが座ってしまうのは何も韓国だけではありません。スペインでもフランスでも勝手気侭に他人の席に座るのはどこでも一緒。事情を知らなければ『ここは俺の席だ!』と言わんばかりの相手の凄みに本来のチケット所持者が怯んでしまったりもします。気弱な私は世界中どこの試合でも一刻も早くスタジアムへ向かい自分の席に座るように心掛けているのですが、それでも怯んでしまったりする事があったりも......。


2004年12月号記事
FIFA世界クラブ選手権  

最後となるトヨタ杯が終了しました。残念ながら出場クラブが日本のファンにとって知名度が低かったためか盛り上がりは例年以上という訳にはいかなかったようです。往年のファンにとっては数々の思いでのつまった大会もこれで終了となり一抹の寂しさを感じるのは私だけでなないでしょう。さてこの大会は来年よりFIFA世界クラブ選手権として新しく生まれ変わります。欧州、南米だけの大会から新たにアジア、オセアニア、アフリカの大陸王者が参加して世界の頂点を目指します。参加クラブは欧州はチャンピオンズリーグ優勝クラブ、南米もリベルタドーレス杯の優勝チームが従来通り参加資格となります。北中米カリブはチャンピオンズカップ、オセアニアはOFCクラブ選手権、アフリカはCAFチャンピオンズリーグ、そしてアジアもクラブチャンピオンズリーグの優勝チームが出場します。既に2年間は日本での開催が決定しており、ぜひとも日本のクラブにも出場を期待したいものです。


2004年11月号記事
UEFAチャンピオンズリーグ

23日に続き欧州チャンピオンズリーグが24日に各地で行われました。ACミランはウクライナのシャフタルドネツクに4-0で快勝し決勝トーナメントへ進みました。大黒柱シェフチェンコを休養させ、カカとクレスポを起用、これが大当たりしました。クレスポは後半8分、40分と2ゴールの大活躍でした。バルセロナはセルティックと1-1の引き分けでした。前半エトーの先制点の後もロナウジーニョを中心とした分厚い攻撃をしかけましたが決定力が不足、その後同点に追い付かれ引き分けとなりました。しかしこれで勝ち点を10とし決勝トーナメント進出です。

インテルはブレーメンとの試合で1-1の引き分けも勝ち点11で決勝トーナメント進出です。そしてCLに弱いアーセナルですが先制を許し、後半退場者を2名出すも何とか1-1でPSVと引き分けました。前半31分のアンリの同点ゴールの後はアーセナルが優勢でした。ところが後半には2名の退場者を出す緊急事態を何とか9人で凌いで2位キープです。

11/24試合分結果
アンデルレヒト 1−2 バレンシア
バルセロナ 1−1 グラスゴーセルティック
ブレーメン 1−1 インテル
チェルシー 0−0 パリSG
ACミラン 4−0 シャフタル・ドネツク
CSKAモスクワ 0−1 FCポルト
PSV 1−1 アーセナル
ローゼンボリ 2−2 パナシナイコス


2004年11月号記事
UEFAチャンピオンズリーグ

欧州チャンピオンズリーグ1次リーグが23日に8試合を行いました。マンチェスターUTDはファンニステルローイの決勝ゴールでLYONを2-1で敗り予選突破。バイエルンもテルアビブを下し予選突破を決めました。さてマンチェスターUTDのファーガソン監督ですがこの試合の勝利でMAN UTDでの1000試合目での勝利を記録し、名将に又一つ新たな勲章を加えました。前節でモナコは勝利すれば予選突破決定でしたが強豪オリンピアコスに敗戦しました。そのモナコはまたもサビオラの得点で今節でリバプールを粉砕しました。この日負ければ予選敗退の決まったモナコですが何とか踏み止まりました。

レアルマドリッドはレバークーゼンとの試合で先制を許しました。しかし後半25分にラウルの同点ゴールでチームを救いました。しかし本調子にほど遠いレアルはミスを連発し、ホームで引き分けに終わりました。一番痛かったのはジダンのドリブルを相手の反則で止められて得たPKをフィーゴが外た場面、折角の勝ち越しのチャンスをフイにしました。混戦の続くB組ですが、ディナモキエフはローマを2-0で下し、首位を守りました。これでレアルは2位、3位がレバークーゼンとなり1位から3位までのチームに決勝進出の可能性があります。レアルは、次節で制裁のため観客なしで行われるローマとの対戦となります。

11/23試合分結果
バイエルン 5−1 マッカビ・テルアビブ
ディナモ・キエフ 2−0 ローマ
ユベントス 1−0 アヤックス
Rマドリード 1−1 レバークーゼン
マンチェスターU 2−1 リヨン
モナコ 1−0 リバプール
オリンピアコス 1−0 デポルティボ
スパルタ・プラハ 0−1 フェネルバチェ


2004年11月号記事
■2006年ワールドカップアジア予選 最終戦

アジア1次予選最終試合で最も注目された中国-香港戦が行われました。中国はこの試合の相手が特別行政区の香港だったため、不正の可能性を危惧した国際サッカー連盟-FIFAとアジアサッカー連盟-AFCから「厳格な態度で審査する」と事前通達されていました。この緊張の試合で中国は何と7-0で香港に大勝しました。よもやの大逆転かとも思われましたが、クウェートはマレーシアを6-1で下し総得点差で1点及ばず中国の2位が確定、前回W杯出場で日本にも脅威だった中国は最終予選進出を逃しました。中国サポーターも7-0で勝利した時点で首位を確信したようですが終わってみれば総得点1差での敗退は悔しい限りです。前回2002年W杯KOREA-JAPAN出場国のなかで最初の予選敗退となりました。

4組結果
11/17(水)21:00 ○中国 7-0 香港●
11/17(水)○クウェート 6-1 マレーシア●

7組では韓国-モルジブ戦が行われました。勝てばW杯最終予選進出が決まる韓国は、ホームにモルディブを迎えました。前半苦しんだ韓国ですが後半20分に先制、35分にも期待の李東国がゴールし2点目をマーク、勝利しました。しかし試合中スーパースター安ジョンファン選手がくるぶしを骨折し全治2ヶ月の模様で韓国にとっては勝利も痛い結果となりました。

7組韓国戦結果
11/17(水) 20:00 ○韓国2 -0 モルジブ● (@ソウル)

●W杯アジア1次予選各組の勝敗
1組 1位 イラン(最終予選進出) 2位 ヨルダン
2組 1位 ウズベキスタン(最終予選進出)  2位 イラク
3組 1位 日本(最終予選進出)  2位 オマーン
4組 1位 クウェート(最終予選進出)  2位 中国
5組 1位 北朝鮮(最終予選進出)  2位 UAE
6組 1位 バーレーン(最終予選進出)  2位 シリア
7組 1位 韓国(最終予選進出)  2位 レバノン 
8組 1位 サウジアラビア(最終予選進出)  2位 トルクメニスタン

●最終予選進出国8か国
イラン、ウズベキスタン、日本、クウェート、北朝鮮、バーレーン、韓国、サウジアラビア


2004年11月号記事
2008年欧州選手権 オーストリア・スイスの共同開催
2008年の欧州選手権は、オーストリアとスイスの共同開催となることが決定したようです。欧州サッカー連盟-UEFAがウイーンでオーストリア、スイスの両国サッカー協会と合意したようです。欧州選手権-ユーロ2008はウィーンやオーストリア国内の4都市に加えスイス国内の4都市で行われる予定です。オーストリアは、2004年の欧州選手権にもハンガリーとの共同開催で立候補しましたがポルトガルに僅差で敗れ、今回悲願のユーロ開催にこぎつけた訳です。


2004年11月号記事
■欧州チャンピオンズリーグ ユベントス、リヨン決勝T進出
欧州チャンピオンズリーグ1次リーグが3日分、8試合を行いました。マンチェスターUTDはファンニステルロイの大活躍で4-1でスパルタを撃破、またファンニステルロイは4得点を上げインザーギ等に並ぶCLの記録となりました。ASモナコは勝利すれば予選突破決定でしたが強豪オリンピアコスに敗戦、レアルも引き分けに終わりました。C組のユベントス(イタリア)は終了間際にデルピエロがゴールしバイエルンミュンヘンに競り勝ち4戦全勝で決勝T進出です。又D組のリヨンも昨季に続く決勝トーナメント進出を決めました。リヨンは4−2でフェネルバフチェを振り切り、勝ち点を10として決勝Tを決めました。B組はディナモ・キエフとレアル・マドリッドが2-2の引き分け、ローマとレーバークーゼンも1-1の引き分けです。B組はローマ以外の3チームが勝ち点7で並ぶ大混戦となり、レアルも波に乗れないままでいますが今後どうなりますでしょうか。そしてA組はオリンピアコス、リバプールが勝ち点7で並んでいます。

●A組
オリンピアコス1−0 モナコ
【得点】
オリンピアコス=シュレール

デポルティボ0−1リバプール
【得点】
リバプール=オウンゴール

● B組
ディナモ・キエフ2−2 レアル・マドリッド
【得点】
キエフ =ユスフ、ヴェルパコフスキス
レアル=ラウール、フィーゴ(PK)

ローマ1−1 レバークーゼン
【得点】
AS ローマ=モンテッラ
レバークーゼン=ベルバトフ

●C組
マッカビ・テルアビブ2−1 アヤックス
【得点】
テルアビブ =デゴ(2得点)
アヤックス=デリデル

バイエルンミュンヘン0−1 ユベントス
【得点】
ユーベ =デルピエロ

●D組
マンチェスター・UTD2−1 スパルタ・プラハ
【得点】
MAN UTD=ファンニステルローイ(4得点)
プラハ=ゼレンカ

リヨン 4 −2 フェネルバフチェ
【得点】
リヨン=エッシエン、マルーダ、ニウマール(2得点)
フェネル=セルチュク、トゥンジャイ


2004年11月号記事
■欧州チャンピオンズリーグ インテル、チェルシー決勝T進出

欧州チャンピオンズリーグ1次リーグが2日に8試合を行いました。G組のインテルは0-0でバレンシアと引き分けましたが勝ち点を10とし決勝T進出を決めました。H組のチェルシーは1-0でCSKAモスクワで勝ち4戦全勝で勝ち点12とし決勝T進出です。F組のバルセロナはロナウジーニョが終了間際に値千金のゴールを決め2-1でACミランに逆転勝ちし勝ち点9で両チームが並びました。E組ではPSVが勝って勝ち点9の首位、そしてCLに弱いアーセナルですがこちらは引き分けて勝ち点6の2位となっています。

●E組
アーセナル 1−1 パナシナイコス
【得点】
アーセナル=アンリ(PK) 
パナシナイコス=オウンゴール

PSVアイントホーフェン 1−0 ローゼンボリ
【得点】
PSV=ビーズリー

●F組
セルティック 1−0 シェフタール・ドネツク
【得点】
セルティック=トンプソン

バルセロナ 2−1 ACミラン
【得点】
バルセロナ=エトー、ロナウジーニョ 
ACミラン=シェフチェンコ

●G組
インテル 0−0 バレンシア

ヴェルダー・ブレーメン 5−1 アンデルレヒト
【得点】
ブレーメン=クラスニッチ(3得点)、クローゼ、イェンセン 
アンデルレヒト=ヤフチュク

●H組
CSKAモスクワ 0−1 チェルシー
【得点】
チェルシー=ロベン

ポルト 0−0 パリSG


2004年11月号記事
◆コンフェデ抽選組み合わせ

6大陸の王者が集まり2006年ドイツW杯の前哨戦として来年6月にドイツで開催されるコンフェデレーションズ杯の組み合わせ抽選会が行われました。アジアカップで優勝の日本も出場権を獲得、1次リーグではB組となりブラジル、ギリシャ、メキシコと対戦することが決定しました。A組はドイツ、オーストラリア、アルゼンチン、チュニジアとなりました。いずれの組も強豪が揃う厳しい戦いとなりますがぜひとも決勝トーナメント進出を果たしてもらいたいですね。

コンフェデレーションズカップ2005日程
A-GROUP

6/15 Argentine - Tunisia(@Cologne 18:00)
6/15 Germany - Australia (@Frankfurt 20:45)
6/18 Tunisia - Germany(@Cologne 18:00)
6/18 Australia - Argentine(@Nuremberg 20:45)
6/21 Australia - Tunisia(@Leipzig 20:45)
6/21 Argentine - Germany(@Nuremberg 20:45)

B-GROUP
6/16 Japan -Mexico(@Hanover 18:00)
6/16 Brazil - Greece(@Leipzig 20:45)
6/19 Mexico - Brazil(@Hanover 18:00)
6/19 Greece - Japan(@Frankfurt 20:45)
6/22 Greece - Mexico(@Frankfurt 20:45)
6/22 Japan - Brazil(@Cologne 20:45)

決勝トーナメント
準決勝 6/25 A組1位-B組2位 @Nuremberg
準決勝 6/26 B組1位-A組2位 @Hanover
3位決定戦 6/29 @Leipzig
決勝 6/29 @Frankfurt


2004年11月号記事
セリエA  日本人プレーヤー大活躍       

フィオレンティーナへ移籍後の中田英寿選手は怪我の完治はしたものの今一つ調子が上がりませんでした。しかしやっと昨日10月31日に行われたレッチェ戦で大活躍の復活を果たしました。先ず前半ロスタイムには中田選手が頭で合わせたパスからゴールとなりこれが移籍後初のアシストとなりました。後半にも2アシストを決め合計3アシストの大活躍でした。試合も4-0で快勝、やっと中田選手の切れのあるプレーが戻り一安心です。来年のW杯最終予選に是非とも必要な中田選手の力が戻ってきたようです。中田選手は今月行われる1次予選最終戦となるシンガポール戦出場の予定のようです。

そしていずれも日本人プレーヤーが在籍するメッシーナ対レッジーナも行われました。メッシーナの柳沢敦選手は体調不良で開幕からベンチ外となった間にチームは好調を続け、体調が回復してからは微妙な立場となりました。最近は後半からの途中出場の控えに甘んじ、思うような結果を残せていませんでした。しかしこの日1-1で迎えた後半29分に左サイドから放った絶妙なクロスをFWディナポリが頭で合わせこれが決勝ゴール。これが移籍後初アシストとなる決勝点となりチームを勝利に導きました。苦しみ続けた移籍後でしたが、初めての大仕事にチーム、ファンへのアピールになった事は間違いありません。又レッジーナの中村俊輔選手は体調不良をおしての出場だったようですが後半途中交代で退場しました。試合は2-1でメッシーナが勝利です。


2004年10月号記事
稲本選手の近況

〔10/6付〕今季プレミアリーグのウエストブロムウイッチへの移籍を果たした稲本選手ですが骨折からのリハビリを経て10月4日に行われたリザーブリーグのブラックバーン戦に出場しました。移籍後初となるこの試合ではまずは実践に慣れる事と、体を作っていくことに重点を置き、早期のプレミアでビューを目指しています。疲れの出た後半36分に交代するまで怪我からの完全復活を誓うかのようなプレーを披露していました。 早期のプレミアデビューに期待したいですね。

〔10/14付〕イングランドプレミアリーグでの今季の復帰を目指すウェストブロミッジの稲本潤一選手が13日に行われたアウエーでのリザーブリーグ、サンダーランド戦に出場し順調な回復ぶりを示しました。左すね骨折からの早期の復帰へ向け調整していますが、この日は実践での3戦目となりました。この試合では初のフル出場で順調な回復ぶりのようです。試合は3-0でウェストブロミッジが勝利しました。稲本選手は得点には絡まなかったものの試合勘、体力、怪我の不安の払拭等をチェックしながらの調整です。

〔10/19付〕稲本潤一選手はリザーブリーグを順調に消化しています。18日はホームでのマンチェスターCITY戦でしたが先発フル出場しました。リザーブリーグでのフル出場は前回から2試合連続となり、体力面での懸念、怪我の不安は完全に払拭したと言って良いでしょう。既に主力選手との練習に合流しており、プレミアデビューも時間の問題のようです。年内の完全復帰で将来の完全移籍をぜひとも実現させたい稲本選手です。

〔10/24付〕稲本潤一選手はリザーブリーグでの調整をしながら復帰を目指していましたが23日のプレミアリーグ、クリスタルパレス戦で移籍後初のベンチ入りをしました。イングランドとの親善試合での怪我以来となる、実に久しぶりのベンチ入りとなりました。この日の試合への出場はありませんでしたが、確実に復帰に近付いていることだけは間違いありません。

〔10/26付〕稲本潤一選手は25日のアウエーでのリザーブリーグ・バーミンガム戦にフル出場しました。左すね骨折から間もなく復帰の見込みとなりました。この日のリザーブリーグは3試合連続のフル出場で試合は0-0で引き分けましたが、また一歩プレミア復帰に近付いた稲本選手です。

2004年10月号記事
ロンドン通信  英国での安全な観戦とご注意  
     

今シーズンもア−セナルが絶好調、人気もうなぎ昇り、そして日本からの観戦希望のお客様が大勢いらしています。ところが昨年もア−セナル等一部クラブがダフ屋の取り締まりを強化した経緯がありましたが、今シーズンも悪質なダフ屋排斥の目的で取り締まりを強化する方針のクラブが出ているようです。これによりスタジアムの周辺でダフ屋行為を行う者への取り締まり、またそれを購入しようとする者への取り締まりが強化、実行される可能性が出ています。もちろんこれは偽物を販売されるような被害者をなくすためのもの、犯罪者を取り締まるためのものですが皆さんもぜひともこのような行為による購入をされないようにぜひともお願いしたいものです。

以前たまたま出会った日本人の方はこのような悪質なダフ屋からチケットを購入され、このチケットを持って入場口へ向かいましたが、結局これが偽物と判明、チケットを没収されたうえに事情を聞かれるという状況に右往左往されている場面に出会いました。御本人は事情が飲み込めずおろおろするばかりでした。会員向けで完売してしまうプレミアリーグでも特にビッグゲームではこのような輩が大挙してスタジアム周辺にいます。一部ガイドブックではダフ屋からの購入を助長するようなものもありますがこれは犯罪であるという事をしっかりと認識し、我々が節度をもって犯罪者に加担することがないようにしなければなりません。

ところで以前にも何度かご案内していますが相変わらず英国の鉄道事情が良くありません。イギリスの電車事情は日本人にとっては非常に信じがたい状態にあります。予定通り運行されている方が珍しいと言っても過言ではありません。30分程度の遅れであれば、苦情を出す人もいませんが、1時間や2時間の遅れは当たり前で、ほぼ日常的となっています。加えて1時間に2本あった電車が1本に減ることも頻繁になっており注意が必要です。特に週末はこのような状況に拍車がかかり運行停止などもかなり多くあります。地方都市へ観戦にいらっしゃる方は最低でも2時間程度の時間的余裕をもたれることをお勧めしています。またキックオフが早い時間帯の試合に関しては可能な限り前日の移動をお勧めします。


2004年10月号記事
◆欧州チャンピオンズリ−グ 今季好調のバルサ惜敗 
      

昨日に続き1次リーグの8試合が行われましたACミランは今季絶好調のバルセロナと対戦。ミランは前半31分にシェフチェンコのゴールが決勝点となり 1−0でバルセロナに競り勝って勝ち点9でF組の首位に立ちました。また同じくイタリアのインテルはバレンシアと対戦、後半何と5得点の猛攻で圧倒しま した。PSGは昨季王者のポルトを迎え撃ち2-0の快勝です。PSVは韓国代表パクチソンが2枚のイエローカードで退場となるもローゼンボリに辛勝です。

●E組
パナシナイコス 2−2 アーセナル
【得点者】
アーセナル=リュングベリ, アンリ
パナシナイコス=ゴンサレス, オリサデベ

ローゼンボリ 1−2 PSV
【得点者】
PSV=ファルファン、デ・ヨング
ローゼンボリ=ストルフロール

●F組
シャフタル・ドネツク 3−0セルティック
【得点者】
シャフタル・ドネツク=マトゥザレム2得点、ブランドン

ACミラン 1−0バルセロナ
【得点者】
ミラン=シェフチェンコ

●G組
バレンシア 1−5 インテル
【得点者】
インテル=スタンコビィッチ、ビエリ、、ファン・デル・メイデ、アドリアノ、クルス
バレンシア=アイマール

アンデルレヒト 1-2 ブレーメン
【得点者】
アンデルレヒ= ウィレムソン
ブレーメン=クラスニッチ2得点

●H組
チェルシー 2−0CSKAモスクワ
【得点者】
チェルシー=テリー、グトヨンセン

パリSG 2−0FCポルト
【得点者】
パリSG=コリドン、パウレタ


2004年10月号記事
◆欧州チャンピオンズリ−グ ASローマ3連敗 
      

欧州チャンピオンズリーグが19日に1次リーグ8試合を行いました。B組では調子のなかなか上がらないレアルマドリッドが、不調でこのところ批判にさらされているオーウェンが移籍後初となるゴールを決め1―0でウクライナのディナモキエフに勝ちました。ASローマは制裁での敗戦裁定以来全く元気がなく3連敗。B組はローマ以外の3チームが勝ち点6で並ぶ混戦模様で、今ひとつ調子の出ないレアルを含め今後の展開も混沌としていきそうです。そしてA組では昨季決勝まで進出したモナコですがレンタル移籍のサビオラの活躍もあり2―1で強豪オリンピアコスを破り首位をキープしています。その他ではC組のユベントスが1―0でバイエルンミュンヘンに勝ち3戦全勝で勝ち点を9としました。マンチェスターユナイテッドはAWAYでチェコ のスパルタプラハと対戦、0―0で引き分け、2位となっています。

●A組
モナコ 2 - 1 オリンピアコス
【得点】
モナコ=サビオラ、チェバントン 
オリンピアコス=オッコス

リバプール0−0デポルティボ
【得点者なし】

●B組
レアルマドリッド 1 − 0 ディナモキエフ
【得点者】
レアルマドリッド=オーウェン

レバークーゼン 3 - 1 ASローマ
【得点者】
レバークーゼン=ロッキジュニオール、 クルジノベク、フランサ 
ローマの得点はオウンゴールによるものです

●C組
アヤックス 3 − 0 マッカビ・テルアビブ
【得点者】
アヤックス=ソンク、デヨング、ファンデルファルト

ユベントス 1 − 0 バイエルンミュンヘン
【得点者】
ユベントス=ネドベド

●D組
スパルタプラハ 0 − 0 マンチェスターユナイテッド
【得点者なし】

フェネルバフチェ 1 − 3 リヨン
【得点者】
フェネルバフチェ=マルシオ・ノブレ 
リヨン=ジュニーニョ、クリス、フロー


2004年10月号記事
◆W杯アジア予選  日本快勝、最終予選進出  
     

2006年ワールドカップドイツ大会アジア1次予選が行われました。ご存知のように3組の日本はオマーン戦で1−0で勝利し最終予選進出を決めました。66年W杯イングランド大会ではベスト8になった事もある北朝鮮ですが5組でイエメンと対戦し2−1で勝利し最終予選進出を決めました。2組のウズ ベキスタンはイラクを2−1で下し1位を確定、6組のバーレーンもシリアと2−2で引き分けましたが1位を確定させました。8組のサウジアラビアはイン ドネシアに快勝し最終予選進出です。

その他成長著しい4組の中国でしたが0−1でクウェートに敗れ現在2位となり、予選最終戦ではクエートはマレーシアと、中国は香港との戦いとなります。中国にとってはマレーシアより実力のある香港との対戦となり苦しい戦いを強いられそうです。7組の韓国はレバノンと1−1で引き分けましたが首位をキープ、ホームで行われるモルジブとの最終戦で1次予選を突破すると思われます。

●1次予選各組勝敗
1組 1位 ヨルダン(勝ち点12) 2位 イラン(勝ち点9)
2組 1位 ウズベキスタン(最終予選進出) 2位 イラク
3組 1位 日本(最終予選進出) 2位 オマーン
4組 1位 クエート(勝ち点12) 2位 中国(勝ち点12)
5組 1位 北朝鮮(最終予選進出) 2位 UAE
6組 1位 バーレーン(最終予選進出) 2位 シリア
7組 1位 韓国(勝ち点11) 2位 レバノン(勝ち点10)
8組 1位 サウジアラビア(最終予選進出) 2位 トルクメニスタン


2004年10月号記事
◆W杯欧州予選  イングランド快勝もイタリア惨敗  
     

週末は各リーグ戦はお休みとなり各地でW杯予選が行われました。イングランドは同じ英国のウエールズと対戦しました。終止攻撃的なサッカーで試合をリー ドしたイングランドが2-0でウエールズを圧倒しました。ところがイングランドの誤算は後半33分にベッカムが相手選手との競り合いで負傷、あばら骨の 亀裂骨折で全治6週間となったことです。13日に行われるアゼルバイジャン戦は欠場が濃厚となりました。エリクソン監督にとってはこの日の勝利よりも ベッカムの負傷が大きな痛手となりそうです。

そして堅実な戦いを重視したイタリアは多少の攻撃を犠牲にして守備重視の試合を選択しました。ところがこれが裏目となりました。格下スロベニア相手にイタリア が11年ぶりの黒星となる、大きな敗戦を喫しました。常に攻め続けたイタリアでしたが無得点、逆に後半37分にFKから1点を許してしまいました。試合 はこのまま終了し 0―1で敗戦となりました。W杯予選で93年以来となる黒星に、マルチェロ・リッピ監督も頭を抱えています。


2004年9月号記事
欧州CL チェルシー王者ポルトとの対戦  
     

毎年着実に実力をつけているチェルシーですがリーグ戦ではア−セナルに次ぐ2位をキープし、今季は優勝をも狙える絶好の位置につけています。欧州CLで昨季の王者FCポルトと対戦しました。チェルシーのモウリーニョ監督はポルトを昨季優勝へと導いた監督でもありポルトを知り尽くしていました。試合は開始早々7分にロシア代表のスメルティンのゴールで先制、後半にもドログバのゴールで追加点をあげ試合を優勢に進めました。ポルトもマッカーシーのゴールで反撃しましたがここまで。3-1でチェルシーが快勝しました。そして今季絶好調で復活したバルセロナはシャフタールドネツクと対戦デコ、ロナウジーニョ、エト−の3ゴールで3-0の完勝です。

UEFAチャンピオンズリーグ1次リーグ2回戦(2004年 9月29日開催)
PSV 1-0 Panathinaikos
Rosenborg 1-1 Arsenal
Barcelona 3-0 Shakhtar
Milan 3-1 Celtic
Anderlecht 1-3 Internazionale
Bremen 2-1 Valencia
Chelsea 3-1 Porto
CSKA Moskva 2-0 PSG


2004年9月号記事
欧州CL ルーニ−ハットトリックデビュー

マンチェスターUTDへ移籍したルーニーがCLでセンセーショナルなデビューを飾りました。28日に行われたフェネルバフチェ戦で何と驚きのハットトリックデビューとなりました。オールドトラフォードの大観衆に迎えられたルーニ−でしたが17分、28分そして54分と観衆を魅了するゴールでマンチェスターサポーターにゴールで応えました。この大活躍でマンチェスター・ユナイテッドは6対2で完勝しました。勝利だけでなく停滞気味のチームに大きな活力を与えてくれるルーニ−の活躍でした。

そしてレモン新監督となっても苦しい戦いの続くレアルマドリッドは強豪ローマと対戦しました。CLでの敗戦、リーグ戦で早くも2敗を喫す強豪チームの危機を何とか救うべく久しぶりにチームが燃えていました。対するイタリアの強豪ASローマも大きな問題を抱えチームの危機に瀕しています。CLキエフ戦でメクセスの退場処分を不服とするサポーターがコインを投げ入れたことから主審の流血騒ぎとなり結局試合は中止、最終的に0対3の敗戦処分となりました。加えてルディ・フェラー監督が25日のボローニャ戦に1対3で敗戦した後、突然の辞任を表明、就任間もないエツィオ・セッラ新監督の指揮での試合となりました。しかし試合はレアルマドリッドがホームでの試合で主導権を常に握り、ラウルがチームを救う2得点で4対2で勝利しました。

そして昨季決勝へ進出したモナコはスペインの強豪デポルティーボと対戦しました。今季よりバルセロナから1年の期限付きで移籍したサビオラ等のゴールで2対0の快勝です。昨季に続き好調なモナコにも期待が掛かります。

UEFAチャンピオンズリーグ1次リーグ2回戦(2004年 9月28日開催)
ASモナコ 2-0 デポルティーボ
オリンピアコス 1-0 リバプール
ディナモ キエフ 4-2 レバークーゼン
レアルマドリッド 4-2 ASローマ
バイエルン 4-0 アヤックス
ユベントス 1-0 Mテルアビブ
マンチェスターユナイテッド 6-2 フェネルバフチェ
スパルタプラハ 1-2 リヨン


2004年9月号記事
欧州CLでのASローマへの制裁

ASローマは先にホームで行われた欧州チャンピオンズリーグでのキエフ戦でローマサポーター側から物が投げ入れられフリスク主審がけがを負った事件で、バルディーニGMは公式に謝罪し、犯人逮捕のために全面協力する旨を発表しました。またこの時に1ユーロ硬貨が投げ入れられた事もその後判明をしました。これに伴う制裁として今回以下チャンピオンズリーグの2試合が残念ながら観客不在にて行われることが決定となりました。

11/3(水) ASローマ 対 レバークーゼン
12/8(水) ASローマ 対 レアルマドリッド

ローマファンにとっては本当に残念な結果ですが、観客及びプレーヤー等が安全を確保出来る事は最も重要な事。今後事件の解明と再発防止には全力を尽くして欲しいと願うばかりです。


2004年9月号記事
ロンドン通信 スタジアム大型化への挑戦

稲本選手が昨シーズンまで在籍したものの、正式な移籍がなくなったのがロンドンの中堅クラブのフルハムです。昨シーズンまでフルハムはディビジョン1のクラブであるQPRのスタジアム「ロフタスロード」を使用していました。そして今シーズンからは、改修も終わりやっと本来のCraven Cottageに戻っての試合となっています。ハロッズのオーナー、アルファイド氏がオーナーであることは日本でも有名で、テムズ川の畔に位置する新スタジアムには早くもファンの声援がこだましています。

さて近年のプレミアリーグではスタジアムの改修や新たな建設がクラブの課題となっています。前述のフルハムの改修はフーリガン対策として導入された立ち見席の廃止に伴い、観客席全てを固定式へと代えるためでした。そして最も大きな理由の一つは観客席の増加、つまりスタジアムの大型化のための改修でした。プレミアリーグはロンドンのクラブだけでなく地方のクラブも含めて全ての試合の平均入場者数が1試合当たり3万人以上となっています。一説によればスタジアムのキャパシティーはほぼ毎試合95%以上が埋まるとも言われほぼ全試合が満員という結果になっているようです。フルハムの場合も1.9万人程度の収容人数を今回の改修で3万人以上としたようです。選手への年俸の高騰もあり、少しでも入場者数を増やし増収につなげたい経営陣にとっての課題となっています。

昨シーズンにオープンしたマンチェスターシティーの新スタジアムの場合も収容人数を5万人程度へ広げ、また観戦しやすい環境を整える事でその観客席が増えた分の座席を確実に完売させていく努力を惜しみませんでした。この週末にストが行われた日本のプロ野球とは正反対に、どのようにすればお客さんに喜んで貰えるか、それによって経営をどのように方向付けていくかを考え長期的な視野にたっての経営方針を立てていっているようです。また一時はサッカーファンを震撼させたフーリガン対策も万全を期し、この効果によって安全で親しみやすいスタジアムとなり、観戦に足を運ぶ女性や子供連れの家族の増加に拍車がかかっています。

同じマンチェスターにあるもう一つのクラブ、ユナイテッドでもスタジアムには頭を悩ませています。現在クラブ会員はスタジアムの収容人数を大幅に上回る数に昇り、地元の熱狂的なファンでさえ人気の対戦ともなれば相当のプレミアのつくチケットを購入せざるを得ない状況です。まして会員向けで完売してしまうチケットは一般発売されないため海外のファンともなれば更にチケット入手には苦労しなくてはならないのが現状です。今後老朽化したスタジアムを持つクラブ、収容人数を大幅に増加させたい人気クラブにとってはスタジアムの大型化への挑戦が続きそうです。

●フルハムの本拠地「CRAVEN COTTAGE」ミニ情報
住所:Cvraven Cottage,Stevenage Road Fulham London SW6 6HH UK
行き方:ウオータールー駅より地下鉄ジュビリーラインに乗りウエストミンスター駅で下車。乗り換えでディストリクトラインに乗りパットニ−ブリッジ駅下車です。駅より徒歩20分でスタジアムです。当日は同じ方向へ行く人が大勢いますので簡単に分かります。


2004年9月号記事
◆W杯アジア予選 日韓両国の戦い

日本代表の相手はAWAYでインドとの対戦となりました。インドでの暑さと湿度の高さは日本の選手にとっては脅威となる環境での試合となりました。ところが日本の選手たちを襲ったのは、その気候でも相手選手でもなく、停電の洗礼でした。1-0と最少ながらリードをした前半が終了した途端のハーフタイムに停電は突然発生。復旧に手間取り、あわや無効試合も検討されという試合にファン、関係者ははらはらドキドキだったに違いありません。しかしこの間も日本の各選手のモチベーションは下がらず、これが勝利を呼び込んだのかもしれません。復旧したスタジアムは30分遅れで後半が開始されました。そしてこの後半に3点を加えて日本は4-0で快勝しました。日本の選手は落ち着いた試合運びは上々の素晴らしい出来でした。これで日本は次戦オマーン戦で引き分けか勝利すれば1次予選の突破が確定します。

逆に韓国は苦戦する場面が再三ありました。もちろん白黒はっきりさせたい国民性の韓国のファンにとっては余り気分の良い試合とはいきませんでした。8日に行われたのは格下ベトナムとの試合でした。FIFAランキングや今までの実績とは全く無関係でアウエーでの対戦は思わぬ波瀾も予想されるのが常です。そのうえ今回のベトナムはアジアカップの予選で思わぬ不覚をとった苦手な相手で、前監督の更迭の一因ともなった曰く付きの相手でした。そして始まった試合でしたが前半11分に相手選手との交錯から車ドゥリ選手がよもやの一発退場。開始早々から10人での戦いを強いられました。カウンター攻撃に苦しめられながらも耐えた韓国でしたが、後半早々に今度はDF朴載弘選手がオウンゴールで失点。10人で戦う韓国にとっては大きな失点となり、もはやこれまでかと思われた試合でした。ところがここから一転、今季もスペインでプレーするイーチョンス選手が1ゴール1アシストを決める大活躍で試合をひっくり返しました。この日の韓国はボンフレール監督も激怒する程プレーに集中力を欠く開始早々の選手たちでしたが、終わってみれば2-1の辛勝で何とか予選7組のトップをキープしました。苦しい試合を展開した韓国代表にとっては次戦は今回のような油断がならない相手となります。予選での最大のライバルとAWAYでの対戦となります。10月13日に大きなヤマ場となるレバノンと戦います。


2004年9月号記事
■コンフェデレーションズカップ2005
 

日本オリンピック代表の五輪での戦いは予選落ちという厳しい現実を突き付けられました。メキシコ以来のメダルが狙える実力がありながらも、粘り強いパラグアイや、パワーとテクニックを兼ね備えたアルゼンチンを見ていると、まだまだこれから実戦と経験を積み重ねていくしか方法はないのかもしれません。さてそのオリンピックの直前に行われ熱く燃えたのが中国でのアジアカップ2004でした。苦しい場面をいくつも乗り越えて勝ち取った栄冠は本当に素晴らしいの一語でした。最近の日本代表の戦いのなかでも最も泥臭く、粘り強い最高の戦いでした。さてこのアジアカップの優勝で来年2005年に行われるコンフェデレーションズカップの出場権を日本は得ました。前回フランス大会では予選落ちをした日本でしたが、2006年W杯の前哨戦ともいうこの大会にかけるファンの期待はとても大きいに違いありません。

◆ コンフェデレーションズカップ2005開催概要
開催期間:2005年6月15日(水)〜 6月29日(日)
開催都市:ドイツ国内(ハノーバー、ケルン、フランクフルト、ニュールンベクル、ライピチヒ)

◆ 出場国〔6大陸優勝国+2招待国=*印〕
アルゼンチン(2004年コパ・アメリカ優勝国)
メキシコ(2003年ゴールドカップ優勝国)
チュニジア(2004年アフリカネイションズカップ優勝国)
日本(2004年アジアカップ優勝国)
ギリシャ(2004年欧州選手権優勝国)
ソロモン諸島又はオーストラリア(2004年オセアニアカップ優勝国)
*ドイツ(2006年W杯開催国)
*ブラジル(2002年W杯優勝国)

 

〔コンフェデレーションズカップ2005日程〕
● Aグループ
6/15 A3 - A4(@Cologne)
6/15 Germany - A2 (@Frankfurt)
6/18 A4 - Germany(@Cologne)
6/18 A2 - A3(@Nuremberg)
6/21 A2 - A4(@Leipzig)
6/21 A3 - Germany(@Nuremberg)

● Bグループ
6/16 B3 - B4(@Hanover)
6/16 Brazil - B2(@Leipzig)
6/19 B4 - Brazil(@Hanover)
6/19 B2 - B3(@Frankfurt)
6/22 B2 - B4(@Frankfurt)
6/22 B3 - Brazil(@Cologne)

● 決勝トーナメント
準決勝 6/25 A組1位-B組2位 @Nuremberg
準決勝 6/26 B組1位-A組2位 @Hanover

3位決定戦 6/29 @Leipzig
決勝 6/29 @Frankfurt


2004年8月号記事
ロンドン通信  プレミア開幕記念・ロンドン観戦情報 その3

クリスタルパレス
さて創立100 年と歴史のある南ロンドンクラブがクリスタルパレスです。1990年にはFAカップ準優勝を飾るものの、最近はプレミアリーグとディビジョン1 を行き来するシーズンが続いています。しかし多くの名プレーヤーを輩出、1990〜1991年 シーズンの得点王イアン・ライト選手はこのシーズン中にクリスタルパレスからアーセナルへ移籍してしまいましたが、多くの現プレミアリーガーが天才的なスコアラーとして彼を認め、又ライト選手を目標とする選手も数多くいます。そして現イングランド代表のギャレスサウスゲート選手の出身クラブでもあります。ストライカーのジョンソン選手は昨シーズンのディビジョン1の得点王でもあります。意外や一暴れしそうなダークホース的存在のクラブかもしれません。

さて2万6千人収容のSelhurst Parkスタジアムへは地下鉄ロンドンブリッジ(ジュビリーライン, ノーザンライン)から国鉄BR に乗り換え25分程のThornton Heath 駅又はひとつ先のSelhurst 駅から徒歩5〜10分にあります。今シーズンはぜひこのクリスタルパレスに注目しながらプレミア観戦をされてはいかがでしょうか?ひと味違ったプレミアを堪能出来ると思います。


2004年8月号記事
ロンドン通信  プレミア開幕記念・ロンドン観戦情報 その2

さて今年のプレミアリーグも話題が満載です。そんなファンにとってはやはりアーセナルやマンチェスターユナイテッド、チェルシ−といったビッグクラブが話題の中心かもしれません。しかしSouthamptonやPortsmouthといったクラブもロンドンから1時間半ほどの距離にあり、多少の不便を堪えれば安価な観戦も可能です。

ロンドンに限れば今年の目玉は稲本選手が在籍していたFulhamは面白い存在です。間借りをしていた昨季までのロフタスロードを後にして、装いも新たになったスタジアム「Craven Cottage」に戻っての初シーズンとなるからです。プレミア4 期目となった今シーズンに稲本選手の完全移籍はなくなってしまいましたがCole(元Blackburn)、Radzinski(元Everton)、Jensen(元Charlton)等を獲得して更なる飛躍を目指しています。改装したスタジアムCraven Cottageは地下鉄Putney Bridge 駅(District Line)から徒歩15-20 分の距離にあります。

そして次なるはCharlton Athleticです。南ロンドンに位置する結成10 0 年を迎える由緒正しいクラブで、過去にはFA カップ優勝も経験したことがあります。昨シーズンは一時期リーグ4 位の順位につきましたが、最終的には7位止まりでしたが、今季も充分に上位を伺える戦力を保持しています。有名選手としてはキャプテンのHolland(アイルランド代表)、今季移籍が決まったイングランド代表のMurphy(元Liverpool)とJeffers (元Arsenal )が所属しています。次期イングランド監督と呼び名も いアラン・カービシュリー監督のもと、着々と実力をつけて来ているクラブでもあります。スタジアムは地下鉄London Bridge 駅(Jubilee Line, Northern Line)から国鉄BRに乗り換え15 分程のCharlton 駅から徒歩4〜5 分に位置にあります。


2004年8月号記事
ロンドン通信  プレミア開幕記念・ロンドン観戦情報 その1

いよいよプレミアが開幕しました。今季もロンドンから生の情報をこの紙面を借りて、ロンドン通信として発進して参りたいと思います。さてプレミアリーグは他の主要な欧州リーグ、セリエやスペインリーグと比較するとブンデスリーガ同様開幕が早く一刻も早いシーズンの開始を望んでいるファンにとってはもう本当に嬉しいかぎりです!!!さてプレミアはイタリア等とは違い会員向けのチケット販売のみで完売し、ほとんどの試合は一般向けの発売はされません。このためそのチケット価格にはプレミアがつき、人気クラブともなれば会員でさえも入手出来ない場合が多々あるため更にチケット代は高騰してしまいます。そんななかでも比較的低料金でプレミアが観戦でき、交通費もあまりかからないロンドンのCharlton、Crystal Palace、Fulhamのホームでの試合はお勧めです。今回はロンドンでの観戦についてのお話です。

昨季まで稲本選手が所属したFulhamはそこそこの知名度があるとは思いますが、CharltonやCrystal Palaceがロンドンのクラブであることをご存知でない方もいらっしゃるのではないでしょうか。もちろん日本のサッカーファンの方の殆どが有名クラブの試合観戦をご希望され、またそこに所属する有名プレーヤーのファンだと思います。しかしこれらのクラブの試合でも対戦相手がLiverpoolやMan UTDなどであれば、わざわざ地方へ出向かなくともロンドンでそれらの有名選手を見ることができます。例えば8月24日に行なわれるCrystal Palace v Chelsea戦もチェルシーが主催する試合に比べれば比較的安価な価格で観戦することも可能です。チケット代金が高いプレミアリーグであればこそ、少しの工夫でできるだけ安価に又多くのファンの方にプレミアの面白さをスタジアムで実感して頂きたいと思っています。


2004年8月号記事
アジアカップ2004 IN 中国

●予選 ブーイングと猛暑での重慶での戦い
中国、重慶での日本の戦いはタフで非常に面白かったです。中国のサポーターからのブーイングや嫌がらせも日本代表を強くさせるステップアップだと思うと逆に思わずワクワクしてしまいました。一部マスコミは感情的な報道をしているところもありますが、欧州ではこの位の事は当たり前。気にせず自分達のプレーに集中して貰いたいと強く思っていました。そのような状況のなかで苦戦しながらも勝ち進んでいる日本代表でしたが、事実少しづつですが代表の選手達は逞しくなったような気さえしました。粘り腰の中東サッカーや中国サポーターのブーイングや猛暑等、二重苦、三重苦の戦いを強いられながら日本代表は目標に向かって邁進しています。

●決勝トーナメント 日本10人で準決勝を制す
予選でも苦しみ抜いた日本でしたが、準々決勝ヨルダン戦も前半早々にに先制され苦しい立ち上がりでした。しかし14分に鈴木隆行のゴールで同点とし延長戦ヘもつれ込みました。最後はPK戦となった日本でしたが、俊輔、三都主の2人が連続の失敗。もはやここまでと思われましたがGK川口能活選手の大活躍で奇跡の逆転勝利でベスト4入りを果たしました。

そしてアジアカップ準決勝でのバーレーン戦、予想された通り死闘となった日本代表でした。試合はまたも先制され苦しい展開。これに加え前半には遠藤が退場処分となり、10人での苦しい戦いを強いられました。しかし中国での冷遇もはね除け、いつしか逞し精神力を持った日本代表には中東勢に負けない強い粘りがありました。後半に入り2点を取り逆転。一時は再逆転を許しましたが、終了間際に同点として延長戦へもつれ込みました。前半玉田のゴールでの1点を守りきり4-3で決勝進出を決めました。

●決勝  完全AWAYのなかの中国との決勝
毎試合、死闘を演じる日本は満身創痍の状態、そんななかで一番の強敵、地元中国が決勝の相手となりました。2008年のオリンピックを控え、特にスポーツへの関心が強まっている中国、そして反日感情も相まって当日は物凄い試合となることは必至です。暑さ、中東サッカー、ブーイングに悩まされた日本の最後の壁は開催国でした。プラス要因のほとんどないなか優勝を目指す日本代表の最後のプレーを日本サポーターも全力で応援したいものです。その決勝はいよいよ7日(土曜)に迫っています。


2004年7月号記事
欧州リーグ開幕情報

■イタリア・セリエ財政委員会
イタリアのクラブ財政監督委員会は、レッジーナを含む複数のセリエAのリーグ戦参加を認めないと発表しました。イタリアでは相次ぐ経営破綻により、期日までに必要な書類に加えリーグ参加費用の支払いをより厳格に審査していく方針を打ち出しています。レッジーナの場合はセリエA参加のために支払う費用は20万ユーロ、凡そ2800万円程度のようです。しかし問題はセリエAだけでなくBやCにも多くの参加料未納クラブがある点で、セリエ全体で21のクラブが未だ参加要件を満たしていないようです。

■ドイツ・ブンデスリーガ8/6開幕
往年のファンには愛着が深いブンデスリーガ、派手さはないものの堅実なプレーには定評のあるブンデスには今も多くのファンが注目を集めています。新シーズンがいよいよ8/6より開幕致します。2006年ワールドカップ開催を控えてドイツ国内リーグも徐々に盛り上がりつつあります。

2004年-2005年新シーズン日程


2004年7月号記事
ユーロ2004決勝  ギリシャ初優勝

日本時間で今朝行われたユーロ決勝はギリシャが開催国ポルトガルを1対0で下し初優勝を飾りました。開幕戦ではギリシャの早い攻撃をかわすこが出来なかったポルトガルでしたが、決勝でもそのギリシャを突き崩す事は出来ませんでした。ギリシャはこの試合、後半12分に右コーナーキックをゴール前に詰めていたFWハリステアスが頭で押し込んで先制し、この1点を最後まで守り切りました。途中からダークホースと言われたギリシャでしたがその実力は本物です。ファン的には決勝はオランダ対チェコとかイングランド対イタリアといった夢の決勝を期待していましたが、新しく台頭したギリシャの実力を見れば欧州サッカーも新しい時代を迎えたのかもしれません。


2004年6月号記事
ユーロ2004観戦記  決勝激突はどのチームに

ユーロも熱戦が繰り広げられ、ベスト4が決定しました。イタリア、ドイツが予選敗退し、フランス、イングランドも準々決勝で敗れるなど波瀾の多い(実力が伯仲した)戦いとなっています。ポルトガル、ギリシャ、オランダ、チェコの4強が準決勝で戦います。さてリスボンにはルスとホセアルバラーデの2つのスタジアムが今回のユーロに使用されています。いずれのスタジアムも地下鉄の駅から近く、また市内中心にあるため行きやすい場所にあるのが特徴です。アルバラーデはカンポグランデの駅前、本当に目の前にあるといった感じです。ポルトガルリーグ、スポルディングの本拠地でスタジアム内にはこのスポルディングのオフィシャルストアがあります。ポルトガルの物価の安さもあり意外に安く、お土産としてもお勧めです。もう一つのルスはコレシオミリタールの駅よりこちらも数分に位置しています。駅を降りるとイベリア半島最大と言われるショッピングセンターのセントロ・コロンボもあり多くの人でごったがえしています。ルスもポルトガルリーグ・ベンフィカの新本拠地になっていますが、こちらのスタジアムはリスボンでの初試合、そして決勝が行われるという事でテロへの厳重な警戒もあり、敷地内さえも入る事が出来ない状態でした。イングランド対フランスが行われる当日にもスタジアムへ行きましたが、チケットを持たないサポーターが佇む事すら出来ない程の警備で結局最後までこのスタジアムを間近かで見る事さえ出来ませんでした。そんな厳重な警備のなか行われる決勝戦ですから逆に安心して観戦出来ると言っていいのかもしれません。開催国ポルトガルが決勝へ勝ち進むのかそれともオランダか。優勝候補と言われ苦戦しらずで勝ち進んできたチェコはどうなのか。以下の対戦で準決勝、決勝は行われます。

6月30日  ポルトガル-オランダ (@リスボン・ホセアルバラーデ)
7月01日  ギリシャ-チェコ(@ポルト)
7月04日  決勝 (@リスボン・ルススタジアム)


2004年6月号記事
プレミアリーグ 日程発表

ユーロではイングランド、フランスがいずれも準々決勝で敗退しました。開催国ポルトガルと勢いにのるギリシャは今後素晴らしい試合をしてくれる事でしょう。北欧勢、オランダにチェコの展開も楽しみですね。さてそんななかイングランド・プレミアリーグの日程が発表されました。開幕は8月14日。この開幕戦でいきなりチェルシ−とマンチェスターユナイテッドの対戦が実現するなど話題も満載です。昨シーズン無敗で優勝のアーセナルはAWAYでエバートンとの対戦となります。9月からはW杯欧州予選も開始される等、今シーズンも楽しみな欧州サッカーです。

プレミアリーグの日程詳細


2004年6月号記事
ユーロ2004 観戦記 1

ユーロを観にポルトガルへ行ってきました。欧州でも最も行き難く且つホテルが少ないため宿泊事情の悪さは前評判通りで、宿無しの旅行者が溢れていました。そのためか日本人の方を目にする頻度は少なく、その大半は若い方でした。暑いと聞いていましたが比較的湿度は低く、夕方からふく風も心地よいリスボンですから夕方からの観戦にも最適で過ごしやすかったです。現地ではタクシーや自家用車の多くは大会を盛り上げるように自国の国旗を掲げ街全体がユーロ一色でした。これに各国のサポーターが入り交じり大変な熱気となっていました。

そんななかでも特筆に価するのはやっぱりイングランドサポーターでした。日本でも報道されたようにファンの一部が暴徒化し各地で機動隊と衝突したとポルトガルのテレビも連日、連夜放送していました。。ブレア首相はこれを英国の恥とコメントしていましたが、事実リスボンでのイングランドサポーターは朝からビールを飲み(他国のサポーターも同じなのですがイングランドサポーターはとにかく数が非常に多い)気勢を上げる姿が見られました。

リスボンではちょうど大きなお祭りと重なり、今回のユーロが開催されたため、街への人出も通常の数倍の多さとなり、またイングランド対フランスが行われた前日をピークにイングランドサポーターも集結したため、ショットガンを持つ機動隊も出動しての大混乱もあったようです。イングランドだけでなく、朝からビールを大量に飲んで気勢を上げる各国サポーターの姿は地元ポルトガルでも特にサッカーに興味のない人たちにとっては迷惑な話のようで、眉をひそめながら早く大会が終わって欲しいと言っていたのは逆に印象的でした。フーリガンでない人たちでもこの騒ぎですからいわゆる本当のフーリガンの騒ぎって一体どんな感じなの?これの何倍も凄いの?と疑問に思ったのは私だけでなく、私の連れも同様のようでした。


2004年6月号記事
韓国通信  代表監督の行方は

大韓サッカー協会は外国人に絞って次期監督の選考にあたっていましたがセネガル前代表監督のブルーノメツ氏に決定したと発表しました。メツ氏はポルトガル代表のスコラリ監督、アイルランド代表のマッカーシー前監督、トルコ代表のギュネシ前監督と並びW杯でセネガルを8強に導いた指導力を評価され最終選考に残っていたものです。現在アラブ首長国連邦のアルアインで監督を務めていますが近く辞任し、この要請を受諾する見込みでした。ところが事態は一転、ブルーノメツ氏の韓国代表監督が決定と発表していた大韓サッカー協会でしたが、後回しとなっていた年俸交渉が暗礁に乗り上げ、事実上、就任決定を撤回する事態になっています。メツ氏への年俸提示は名将ヒディング元監督とほぼ同額の年俸を提示したようですが、メツ氏側の希望と大きな差がありこの差額を埋められなかったようです。韓国代表監督は再び後任人事に苦慮しそうです。前述のポルトガル代表のスコラリ監督、アイルランド代表のマッカーシー前監督トルコ代表のギュネシ前監督等の名前が再度あがっていますが、決定までには難航が予想されています。


2004年5月号記事
欧州チャンピオンズリーグ決勝

今シーズンの欧州チャンピオンズリーグ決勝は26日ドイツ、ゲルゼンキルヘンのアレーナアウフシャルヶで行われました。このゲルゼンキルヘンは炭坑の町として栄え、ブンデスリーガのシャルヶ04の本拠地となっている場所でもあります。ドルトムントより列車で30〜1時間にあります。そしてアレーナアウフシャルヶは可動式のピッチを備え非常に見やすい近代的なスタジアムとなっています。さて今回の決勝はポルトガルのポルトとフランスのモナコの対戦となりました。多くの予想はマンチェスター、レアル、そしてミランやバイエルンといった欧州のビッグクラブでしたが最後に残ったのはこの両チームでした。試合は前半39分にカルロスアルベルトの先制ゴールでポルトが主導権を握りました。そして後半1点ビハインドのモナコは攻撃的な布陣をしきましたが逆に26分にデコに追加点、30分にアレニチェフに駄目押しとなる3点目を献上し勝負は決しました。ポルトは実に17年ぶりのCLの栄冠に輝きました。モナコは残念ながら初優勝の夢を砕かれました。


2004年5月号記事
レアル泥沼5連敗でシーズン終了

スペインリーグは最終節の各試合を行いました。苦戦の予想されたレアルマドリッドでしたが最終戦の対レアルソシエダ戦では主力の多くが出場停止となった影響を受け1-4の完敗で何と泥沼の5連敗でシーズンを終了しました。優勝はバレンシア、そして2位はバルセロナ、レアルは4位となりました。そしてバリャドリド、セルタ、ムルシアが2部へ降格となりました。今季のレアルは最悪の結果となりました。3冠を狙ったシーズンは遂に無冠で終了、そのうえ5連敗でシーズンを終了した事でフロント経営陣は大きな衝撃を受けているようです。既に残留を明言、希望しているベッカムやロべカルとは別に今季得点王を獲得したロナウド等の移籍もあり得る波瀾のオフとなりそうです。スター軍団もバランスが崩れれば空中分解の危機となりそうです。


2004年5月号記事
UEFA CUP決勝

UEFAカップ決勝が19日にスウエーデンのヨ−テボリで行われました。今年の決勝はスペインのバレンシアとフランスのマルセイユの組み合わせで行われました。前半終了直前にマルセイユにとっては悔んでも悔み切れない大きな退場処分が行りました。GKバルテズがペナルティーエリア内で反則を取られレッドカードで退場。バレンシアはこのPKをビセンテが落ち着いて決め先制しました。そして一人少ないマルセイユに対し余裕のバレンシアは後半の13分にミスタが追加点を決め、試合のほぼ手中に収めました。バレンシアは結局2−0でマルセイユを下し3度目の優勝を果たしました。リーグ戦に続く栄冠に、レアルマドリッドのお株を奪う2冠を達成。今シーズンは安定した好調を持続して貫禄充分のバレンシアです。マルセイユは99年に続き準優勝となりました。


2004年5月号記事
スペインリーグ  レアル優勝逃しチームも初の4連敗

欧州各国のリーグはほぼ全日程を終え、イングランド、イタリア等も優勝が決まり、ファンも心は欧州選手権へ移っているようです。スペインリーグはバレンシアが2シーズン振り6度目となる優勝を手にしました。9日に行われたセビージャ戦を2対0で勝利して優勝を決めたものです。一方レアルマドリッドはその前日のマジョルカ戦を2対3で落とし、まさかの3連敗。残り試合に全て勝利してもバレンシアがセビージャ戦に勝てば、勝ち点で追いつかずバレンシアの優勝が決定という窮地に立たされていました。最終的にバレンシアが勝利したため優勝が決定しました。史上最強と言われたレアルも国王杯、CLに続きリーグ戦も優勝を逃しました。

そして前節、既に優勝を逃しバランスを欠いたレアルマドリッドはムルシアとの対戦でまさかの敗戦。これでクラブ史上初となる4連敗でサポーターからも怒号が飛びました。ロナウド、ロベカルを欠きチームのプレーには全く精彩がありませんでした。これでバルサに抜かれて3位。予選なしでのCLの出場権である2位以内の確保も危うい状況となっています。そして最終ソシエダ戦はベッカム、ジダン、グティが出場停止のため非常事態で臨む試合となります。


2004年5月号記事
欧州チャンピオンズリーグ  決勝はポルト対モナコ

欧州チャンピオンズリーグでモナコが初の決勝進出を決めました。第1戦を3−1で勝利し断然有利と言われたモナコでした。しかしチェルシーの底力を信じるファン、そしてマスコミも多く互角の戦いではないかとも予想されていました。この日の試合チェルシーが先制しました。前半22分にグロンキアルの得点で先ず1点。そして44分には追加点もあげ0−2の展開へ。予想通りの試合運びにスタジアムは騒然となり、ファンは歓喜の状態でした。チェルシーにとってはこのまま試合が終了すれば2試合の総得点で同点となり、アウエーゴール差で勝利するというファンには最高の展開でした。しかし今年のモナコはここからが違いました。前半ロスタイムにイバラが殊勲のゴールで1点を返しました。この得点はモナコにとっては大きな1点となりました。続く後半には16分にモリエンテスが同点のゴール。これでほぼ勝負は決し、2試合1勝1分けでモナコの決勝進出が決まりました。決勝は5月26日にポルト対モナコで行われます。

◆欧州CL準決勝第2戦 (@ロンドン/スタンフォードブリッジ)
チェルシー 2 − 2 モナコ
前半 2 - 1
後半 0 - 1

〔得点〕
22分    チェルシー/グロンキアル
44分    チェルシー/ランパード
48分    モナコ/イバラ
後半16分  モナコ/モリエンテス


2004年5月号記事
欧州チャンピオンズリーグ  ポルト決勝進出

4日に欧州チャンピオンズリーグの準決勝第2戦の1試合が行われました。デポルティーボはホームでポルトを迎えスペインとポルトガルの隣国同士の戦いが行われました。試合は無得点のままむかえた後半15分にポルトのデルレイがPKで先制。この1点を死守し、0-1で決勝進出を決めました。ポルトは1987年以来となる決勝進出となります。この時は優勝という大きな栄冠を掴んでいますが17年振りとなるタイトルを奪取出来るか注目です。

◆欧州CL準決勝第2戦 (@ラコルニャ/リアソール)
デポルティーボ 0 − 1 ポルト

得点者
61分 ポルト/デルレイ(PK)


2004年4月号記事
スペインクラシコ戦 レアルまさかのホームでの敗戦

伝統のクラシコ戦が25日レアルマドリッドのホーム、サンチャゴベルナベウで行われました。前半は0対0で折り返しました。レアルは後半ショートコーナーからソラーリが先制、試合を有利に進めるかに思われました。しかし後半13分にバルセロナのクライファートがヘッドで決めて同点。そして後半24分にはフィーゴが危険行為による退場処分となりバルセロナが数的に優位となりました。41分にはロナウジーニョからのボールをシャビが右足で合わせ決勝ゴール。試合は1対2でレアルがホームで敗れる波瀾、前回クラシコでもバルセロナがホームで敗れるという番狂わせが起きましたが、チャンピオンズリーグに敗れてからのレアルは元気がなく、ファンにとっては心配な状態です。レアルは勝ち点70で2位、バルセロナは勝ち点を66で3位。首位はビルバオと引き分けたバレンシアが勝ち点71でキープしています。

4月25日 レアルマドリッド対バルセロナ(@Sベルナベウ)
Rマドリッド  1 対 2 バルセロナ
前半 0−0
後半 1−2

得点
レアルマドリッド/ソラーリ
バルセロナ/クライファート
バルセロナ/シャビ


2004年4月号記事
欧州チャンピオンズリーグ  ポルトvsデポルティーボ引き分け

17年振りの優勝を目指すポルトは本拠地エスタディオ・ドラゴンでスペインのデポルティーボと対戦しました。ポルトは87年の再来を目指して17年ぶりの優勝を狙っています。欧州選手権でもメインのスタジアムの一つとして使用される新スタジアムのエスタディオドラゴンは5万2千人の会場が超満員。この大観衆のなかポルトは勝利に向けてプレーをしました。アウエーで守りを固めるデポルティーボのディフェンス陣を前にポルトはMFマニシェをはじめ攻撃をしかけましたがその壁を突き破る事は出来ませんでした。デポルティーボは試合巧者ぶりを発揮しました。しかし試合終了直前にデポルティーボのDFアンドラーデが相手は相手と交錯しレッドカードで一発退場となり、次戦5月4日の第2戦に出場できなくなりました。

◆欧州CL準決勝第1戦 (@ポルトガル/エスタディオドラゴン)
ポルト 0 − 0 デポルティーボ

得点者なし


2004年4月号記事
欧州チャンピオンズリーグ  モナコが先勝

波乱の多い今回の欧州チャンピオンズリーグですが準決勝でモナコは強豪を倒した勢いを持続、ホームでチェルシーを迎え撃ちました。この20日に行われた第1戦では両チームは前半を1対1で終えました。そして向かえた後半8分、モナコはMFのジコスが退場処分となりました。このためモナコはFWプルソを下げてMFシッセを投入し、中盤を厚くしました。直後チェルシーは2トップから3トップへと作戦変更し、攻撃重視の布陣となりました。ところが33分にはモリエンテスに、とどめは38分に交代出場直後のノンダが得点し、チェルシーは万事休す。3対1でモナコが先勝しました。チェルシーは5月5日に行われる第2戦に全てを賭けて戦いに臨みます。モナコはこれで断然有利となり、次戦で決勝進出を狙います。そして明日は準決勝のもう1試合、ポルト対デポルティーボが行われます。

◆欧州CL準決勝第1戦 (@モナコ/スタッドルイII)
モナコ 3 − 1 チェルシー
前半  1 − 1
後半  2 − 0

得点:
モナコ/プルソ、モリエンテス、ノンダ 
チェルシー/クレスポ


2004年4月号記事
韓国通信 コエリョ監督辞任へ

日本代表監督ジーコ氏のワールドカップ予選での苦戦続きに関して特に風当たりが最近強くなってきています。格下相手にすっきりした試合が出来ないのが原因ですが、それでも辛勝ながらも確実に勝ち点を獲得しています。こんな日本とは違い、更に苦戦を強いられ良い結果の出せないでいる韓国代表の事情は厳しいものとなっています。民族主義のより強い韓国では外国人監督であるコエリョ氏への辞任要求が高まっています。明日19日に開催予定の会議終了後にも辞任を発表するのではと伝えられています。韓国の英雄となった前監督ヒディング氏でさえ当初は外国人監督という事もあり、事あるごとに批判にさらされてきました。しかしW杯予選は開催国のため免除され、比較的余裕を持ったチーム作りが出来た面はありました。これに比べて最初から結果を強く求められ続けているコエリョ氏にとっては世論の厳しい批判にさらされています。加えて前監督の偉業と比較されれば道半ばであるコエリョ監督率いる韓国代表には余りに厳しい批判かもしれません。報道のようにコエリョ監督は地元ポルトガルでのメディアに対し辞任を明言したとも伝えられています。いずれにしても大韓サッカー協会との話し合いの後に決定される事ですが、新しい人事となれば韓国人監督の元で新生代表チームが結成されるのか、コエリョ監督の続投、又は外国人新監督の元でのチーム作りとなるのか難しい選択を迫られそうです。


2004年4月号記事
欧州チャンピオンズリーグ 波乱づくめの準々決勝第2戦
 

◇準々決勝  デポルティーボ対ミラン@エスタディオ・リアソル(スペイン)
デポルティボ (スペイン) 4 - 0 ACミラン(イタリア)
前半 3−0
後半 1−0

欧州チャンピオンズリーグ準々決勝第2戦、7日に行われた試合でも波乱がおきました。デポルティーボは昨シーズンの王者で、今シーズンも優勝候補のACミランと対戦しました。第1戦を1−4で勝利しているミランが圧倒的な有利と言われてきました。しかし、蓋を開ければでポルティーボがミランを圧倒、前半5分に先制点をあげると前半だけで3点を上げ試合を有利に展開。後半も追加点をあげ試合を決めました。

前半06分 デポルティ-ボ/パンディアニ
前半36分  デポルティ-ボ/バレロン
前半44分  デポルティ-ボ/ルケ
後半32分  デポルティ-ボ/フラン

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◇準々決勝  リヨン 対 ポルト @スタッド・ゲルラン(リヨン)
リヨン (フランス)  2- 2 FCポルト(ポルトガル)
前半 1−1
後半 1−1

ポルトはリヨンと戦い2−2で引き分け、久々のベスト4進出を果たしました。前半6分、ポルトはマニシェのゴールで先制しました。しかし前半リヨンのリュインドゥラのゴールで同点とされました。後半に入ってマニシェが再びゴールを奪いましたがロスタイムに追いつかれ引き分けとなりました。 第1戦を勝利しているポルトにとってはこれが価値あるAWAYでの引き分けとなり準決勝進出を決めました。リヨンは後半30分にエジミウソンが退場となり1名少ない戦いを強いられましたがロスタイムにエウベルが同点ゴールを決めホームでの敗戦を免れました。

前半06分  FCポルト/マニシェ
前半14分  リヨン/リュインドゥラ
後半02分  FCポルト/マニシェ
後半46分  リヨン/エウベル

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次戦、準決勝第1戦は20日にモナコ(フランス)対チェルシー(イングランド)、そして21日にポルト対デポルティーボが行われます。第1戦、第2戦の日程は以下です。

準決勝 第1戦
20APR 20:45 Monaco - Chelsea
21APR 20:45 Porto - Deportivo

準決勝 第2戦
04MAY 20:45 Deportivo - Porto
05MAY 20:45 Chelsea - Monaco


2004年4月号記事
欧州チャンピオンズリーグ 準々決勝第2戦
 

第2戦 モナコ vs レアル
欧州チャンピオンズリーグの第2戦が6日行われ、順当に勝利すると思われたレアルマドリッドがAWAYでモナコと対戦しました。ところが第1戦を4−2で勝利したRマドリッドが思わぬ苦戦、前半36分にFWラウルが先制したものの終了間際にMFジュリのゴールで同点とされ、後半には更にFWモリエンテスの逆転となるゴール、21分にもジュリに2点目を奪われ万事休す。1−3で敗れ2戦合計得点では並びましたが、AWAY得点差でレアルの敗退が決定しました。

◇準々決勝  モナコ 対 レアルマドリッド(@モナコ/スタッド・ルイII)
モナコ (フランス) 3 - 1 Rマドリッド(スペイン)
前半 1−1
後半 2−0

前半36分  Rマドリッド/ラウル
前半46分  モナコ /ジュリ
後半3分   モナコ/モリエンテス
後半21分 モナコ /ジュリ

■欧州チャンピオンズリーグ 準々決勝 第2戦 アーセナル vs チェルシー

欧州チャンピオンズリーグ史上初となるロンドンダービーでロンドンの熱狂ぶりは異常に膨れ上がりました。第1戦を1−1で引き分けた両チームにとって最後の戦いとなる第2戦は重要な試合であることは言うまでもありません。そして迎えた第2戦、アーセナルのホーム、ハイバリーでチェルシーを迎えました。アーセナルは前半終了間際にFWレイエスが先制ゴールをし試合を有利に展開した意向でした。ところが後半に入り、チェルシーのMFランパードに同点ゴールを決められました。そして42分、DFブリッジに決勝ゴールを決められ、チェルシーがアーセナルに2−1で逆転勝ちし、初のチャンピオンズリーグ準決勝進出を決めました。大型補強を揶揄されたチェルシーでしたがその補強の成果があれよあれよとここまで勝ち進みました。

◇準々決勝  アーセナル 対 チェルシー(@ロンドン/ハイバリー)
アーセナル (イングランド) 1 - 2 チェルシー (イングランド)
前半 1−0
後半 0−2

前半46分  アーセナル/レイェス
後半6分    チェルシー/ランパード
後半42分  チェルシー/ブリッジ


2004年3月号記事
欧州チャンピオンズリーグ 準々決勝
 

準々決勝 第1戦 3/23

欧州チャンピオンズリーグの準々決勝の2試合が23日に行われました。昨年の王者ACミランはスペインの強豪デポルティーボと対戦し4-1で完勝し、幸先の良いスタートを切りました。先制点はデポルティーボでした。コーナーからのボールをパンディアーニが決めました。しかしミラン終了直前にカカの得点で同点。後半は正にミランの一方的な試合運びとなりシェフチェンコ等がゴールを決め終わってみれば4-1の快勝でした。

そしてもう1試合ポルトはリヨンと対戦し2-0とこちらも快勝です。デコの先制、そして後半の2点目もデコのフリーキックを頭で合わせたカルバリョの得点で駄目押しとなりまた。マンチェスターUTDを撃破した力は偽者ではなくこの勢いでどこまで行けるか大変興味深いチームです。

準々決勝 第1戦 3/24
24日の試合は最も注目されているレアルマドリッドの登場でした。レアルはホームでモナコと対戦、4-2でモナコに快勝しました。前半先制したのはモナコでした。スキラッチのゴールで試合を有利に展開したいモナコでしたが、後半はエルゲラの得点で同点とした後、ジダン、フィーゴ、ロナウドの得点でモナコを圧倒しました。しかし後半1点を返された点が若干気になります。

この日はもう一つの大きな注目となっているチェルシー対アーセナルも行われました。後半8分にチェルシーのグドヨンセンが先制しましたがアーセナルもピレスの得点で同点。試合はそのまま終了し引き分けとなりました。チェルシーはホームでの初戦を勝利出来なかった事で俄然不利になったとの報道が目立っています。苦手アーセナルをAWAYで撃破出来るのか4月6日-4月7日の第2戦が非常に愉しみです。


2004年3月号記事
欧州チャンピオンズリーグ3月10日

9日に続き10日に行われた決勝トーナメント1回戦第2戦でレアルマドリッドが強豪バイエルンミュンヘンと注目の試合をサンチャゴベルナベウで行いました。前半ジダンの貴重なゴールで先制、この1点を死守し決勝トーナメント準々決勝進出を決めました。前日のマンチェスターUTDユベントスの敗退のショックが微妙な影響を与えるのではと心配したファンでしたが、レアルは優勝候補バイエルンに健勝しました。今シーズンもこれでドイツ勢は姿を消し、ブンデスファンにとっては寂しい結果となっています。 昨年の覇者ACミランは、スパルタプラハに4−1で完勝、こちらも順当にベスト8進出です。その他アーセナルはセルタに連勝、モナコもロコモティフ・モスクワに勝利しいずれも準々決勝進出を決めました。準々決勝の抽選は12日に行われ、組み合わせが決定します。

■欧州CL決勝トーナメント第2戦-3/10結果
アーセナル 2 - 0 セルタ・デ・ビーゴ
レアル・マドリッド 1 - 0 バイエルン・ミュンヘン
ACミラン 4 - 1 スパルタ・プラハ
ASモナコ 1 - 0 ロコモティフ・モスクワ

■欧州CL決勝トーナメント準々決勝進出チーム
FCポルト(ポルトガル)
チェルシー(イングランド)
デポルティーボラコルーニャ(スペイン)
オリンピックリヨン(フランス)
アーセナル(イングランド)
レアルマドリッド(スペイン)
ACミラン(イタリア)
ASモナコ(フランス)


2004年3月号記事
欧州チャンピオンズリーグ3月9日

9日に欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦がおおこなわれました。ここまで台風の目としたそのダークホースぶりを発揮しているチェルシーですが第1戦をAWAYで勝利した勢いに乗りホームでのシュツットガルトとの第2戦をがっちりとスコアレスドローとし、決勝トーナメント準々決勝進出を決めました。さて優勝候補のマンチェスターユナイテッドは、第1戦ではAWAYながらポルトに敗戦をし苦しい展開が予想されていました。第2戦では前半にスコールズが先制し快調なスタートと思われました。しかし後半早々にコスティーニャに同点とされそのまま試合は終了、決勝トーナメント1回戦で敗退するという残念な結果となりました。ユベントスホームでもデポルティーボに0−1で敗れマンチェスター同様に期待されながらも決勝トーナメント1回戦での敗退が決まりました。またリヨンはRソシエダに快勝、久々に堂々のベスト8入りを果たしました。

■欧州CL決勝トーナメント第2戦結果
マンチェスターユナイテッド 1 - 1 FCポルト
チェルシー 0 - 0 VfBシュツットガル
ユヴェントス 0 - 1 デポルティーボラコルーニャ
オリンピック・リヨン 1 - 0 レアル・ソシエダ


2004年3月号記事
ロンドン通信  フーリガンの悪夢を根絶

4000人余りのマンチェスターファンが騒然となりました。欧州CLでのポルト戦では試合前に暴行容疑でサポーター3名が逮捕されました。最近のイングランドのフーリガンは自国はもちろんの事各国の警備強化により完全に押さえ込まれていますが、欧州選手権を前に不穏な情報も流れているようです。今回の欧州CLの試合では欧州選手権の予行演習として多くの警官が動員された試合となり、ファンを刺激したため異様な空気の流れる中試合が行われました。地元ポルトが勝利したこともあり、試合後は再び険悪な空気の流れる場面もありました。前述のようにユーロでは英国のフーリガンが大挙するとの一部報道もあり、安心して観戦出来る環境を作って欲しいものです。欧州選手権はW杯以上に過熱するファンも多く、主催者は特にセキュリティーに関しては世界各国からの観戦者のためにも重要と位置付け、対策を行っています。今回のように例え一部のファンが騒いだとしても一般の観戦者に被害が及ばないように厳重な体勢で警備を行う予定です。


2004年3月号記事
W杯アジア予選 シンガポール戦

アジア各国のW杯予選に関しては、強豪と言われる国以外はそれ程の興味を国民が持たない事もあり、至って対応がのんびりしているようです。日本が対戦予定である次戦3月31日のシンガポール戦も同様の様子です。未だにチケット発売等の詳細は未定となっているようです。これに加えて試合会場も6000人収容のジャランバサール・スタジアムで行われることとなりそうとの報道もあり 、5万人規模を収容出来るナショナルスタジアムから一転、観戦はプレミアチケットの争奪戦になる様相を呈しています。


2004年2月号記事
■欧州チャンピオンズリーグ(2/25)

強豪がまさかの敗戦です。レアルとともに優勝候補にもなっているマンチェスターユナイテッドはポルトガルのポルトと対戦。前半14分にフォーチュン選手のゴールで先制しましたが、その後前半にポルトのマッカーシーに立続けの決められ、逆転を許しました。試合はそのまま進み1−2で敗戦となりました。同じく優勝候補の一つ、ユベントスもAWAYでデポルティーボと対戦しました。ルケに前半先制のゴールを決められ、試合はそのまま0−1で終了、ユベントスが敗れました。注目の台風の目チェルシーは AWAYでシュツットガルトと対戦し、1-0で勝利。リヨンもレアルソシエダに1-0で勝ちました。欧州チャンピオンズリーグの第2戦は3月9日と10日に行われます。

■決勝トーナメント第1戦25日開催分
FCポルト 2 - 1 マンチェスターUTD
VfBシュツットガルト 0 - 1 チェルシー
デポルティーボ・ラコルーニャ 1 - 0 ユヴェントス
レアルソシエダ 0 - 1 オリンピックリヨン


2004年2月号記事
■欧州チャンピオンズリーグ(2/24)

欧州チャンピオンズリーグの決勝トーナメント第1戦が再開されました。ご存知注目は優勝候補のレアルマドリッドです。バイエルンミュンヘンとのアウエーでの第1戦はバイエルンが後半30分にFWマカーイのゴールで先制しました。後半の重苦しい雰囲気のなかカーンを擁して鉄壁の守備を誇るバイエルンでしたが、先制直後の後半38分ロベルトカルロスのFKを守護神カーンがまさかのセーブミスで同点となりました。試合はこのまま1−1のドローで終了。バイエルンにとっては痛恨のミスで敗戦に近いホームでの引き分けでした。その他の試合、アーセナルは、3−2でセルタに競り勝ちました。AWAYでの貴重な勝利にベンゲル監督も満面の笑みでした。ロコモティフモスクワはホームでモナコに先勝。前回王者のACミランスパルタプラハと得点なしの引き分けでした。

■決勝トーナメント第1戦24日開催分
セルタデビーゴ 2 - 3 アーセナル
スパルタプラハ 0 - 0 ACミラン
バイエルンミュンヘン 1 - 1 レアルマドリッド
ロコモティヴモスクワ 2 - 1 ASモナコ


2004年2月号記事
欧州チャンピオンズリーグ

欧州チャンピオンズリーグの決勝トーナメント第1戦がいよいよ行われます。注目は大型補強に成功したチェルシーが25日に戦うSTUTTGARTとの一戦です。しかしそれ以上に注目されるのはその前日に行われるレアルマドリッド対バイエルンミュンヘンの試合です。巷では事実上の決勝戦とまで言われる試合には日本からも多くのファンが殺到しそうです。過去の対戦では勝者が優勝するというジンクスもあり、力対力の勝負となりそうです。

決勝トーナメント第1戦
シュツットガルト 対 チェルシー
FCポルト 対 マンチェスターUTD
R. ソシエダ 対 リヨン
セルタ 対 アーセナル
バイエルン・ミュンヘン 対 レアルマドリッド
スパルタプラハ 対 ACミラン
ラコルーニャ 対 ユベントス
ロコモティフモスクワ 対 モナコ


2004年2月号記事
親善試合  イングランド代表

18日に各地でW杯予選や親善試合が行われました。その中でも特にファンに注目を集めた欧州での親善試合がポルトガルのファロで行われたポルトガル対イングランドでした。ベッカムのアシストでイングランドが先制しましたが1-1の引き分けでした。この試合でフィーゴが代表での100試合出場を記録しました。親善試合とはいえ本年は欧州選手権があるためこれに備えて欧州各国の代表は本気モードでの準備を始めています。


2004年2月号記事
スペインリーグ  レアルマドリッド首位固め

レアルマドリッドは21日の試合をアウエーでエスパニョールと戦い快勝しました。いよいよ首位固めとなる王者の貫禄を見せつけました。ベッカム、グティーは警告累積のため出場出来ませんでしたが、主役はジダンでした。随所で司令塔としてのスーパープレーを見せつけ4-2の快勝でした。2位バレンシアが敗れたため、バレンシアを突き放す首位固めとなりました。


2004年2月号記事
欧州リーグ情報

■スペインリーグ レアル首位堅持
スペインリーグではレアルマドリッドが何とか首位を守っています。2位バレンシアと対戦した前節では先制されながらも試合終了間際にフィーゴがPKを決め何とか引き分けに持ち込みました。次節エスパニョール戦では警告の累積でベッカム、グティが出場停止となるため再び苦しい戦いとなりそうです。また24日にはバイエルンとのCLも控え、過密スケジュールで各選手の疲労もピークのようです。

■プレミアリーグ アーセナル好調
首位を突っ走るアーセナルには現在無敵のようです。サウザンプトンと対戦した前節でも2−0の快勝。今だ無敗を守り、勝ち点61で首位をキープしています。逆に苦しくなったのがマンチェスターUTDです。ミドルスブラ戦に敗れ、首位との差が5となる2位。好調のアーセナルとの対戦までに体勢を立て直す必要が急務です。

■セリエA  エミリア・ダービー
エミリアロマーニャ州にあるボローニャとモデナが激突するエミリアダービーが行われました。世界でも有数のダービーと評される程の犬猿の仲がこの両クラブ。かっては流血の騒ぎも起こる危険な試合でもあります。ボローニャ中田選手はこの日も先発出場、守備的な役割をきっちりと果たしました。後半の重要な試合に位置付けられた試合でボローニャはレッドカードで1人少ないながら引き分けに持ち込みま、安堵の試合となりました。


2004年2月号記事
韓国通信 オーマン代表との親善試合

韓国代表は2月18日にワールドカップ予選の初戦をレバノンと戦います。かなり格下の相手とは言え、大切な初戦を万全の体制で臨みたいのは言うまでもありません。その韓国代表は日本代表と予選を戦うオマーンとの親善試合を14日に行うことを決めました。蔚山ワールドカップ競技場で行われる試合は前哨戦としては最適で重要な試合となりそうです。まだまだ予選も緊張を伴う押し迫った段階ではないものの出足の悪い試合をすれば今後の試合に大きな影響を与えることは必至です。


2004年2月号記事
ボローニャ中田選手大活躍

7日ボローニャはウディネーゼと対戦し、中田英寿選手は全ての得点に絡む大活躍でした。前半中田が起点となったボールをロカテリが決め先制しました。同点とされた後半2分、ゴール30メートルのFKでは相手ディフェンスをすり抜け移籍後初ゴールとなりました。リーグでは昨年の3月以来のゴールでした。そして後半45分にも中田のセンタリングをコルッチが決め、3-1で勝利しました。中田の1ゴール1アシストでボローニャは3試合ぶりの勝利です。

そんな中田選手の活躍でボローニャ観戦を希望する方が増えています。旅行シーズンでもあり、イタリアのスタジアムのなかでは比較的小さめのレナトダラーラですので現地取得で旅行される方も多いと思いますが対戦によっては日本で早めの手配をお勧め致します。尚今シーズンで引退を決意しているとされるバッジョ選手の所属するブレシャとの3/13-14の対戦は大変多くの方が観戦される予定です。ご注意下さい。


2004年2月号記事
欧州カップ戦決勝開催地決定

欧州サッカー連盟が2005年の欧州チャンピオンズリーグ、UEFAカップの決勝戦が行われる開催地を決定、発表しました。2004-20055年シーズンの欧州チャンピオンズリーグ決勝戦はトルコリーグの強豪ガラタサライの新しい本拠地であるアタトゥルク・オリンピックスタジアムに決定しました。UEFAカップの決勝戦はポルトガルリーグSリスボンのホセ・アルバラーデとなりました。いずれも日本からは若干行き難いエリアとなりますがファンにとってはどこで開催されても関係ないのかもしれません。


2004年2月号記事
欧州サッカー観戦メモ〔イタリア編〕 ダービー戦について

世界トップレベルの選手が集まり、欧州有数のリーグとなっているセリエですがそのなかでもファンが熱狂するのがダービー戦です。同じ都市を本拠地とするクラブ同士の対決は時には血を見る乱闘となる事さえある熱狂的な試合となります。日本からも多くの観光客が殺到するこのダービー戦、その中でも最も人気の高いACミラン対インテルの試合がいよいよ2月21日に迫ってきました。通常人気のダービー戦は土曜又は日曜の夜開催となる事が多いのですがその例に漏れず今回も土曜日夜20時30分のキックオフとなったようです。冬の冷え込む夜の開催であってもサポーターにとっては熱い夜となります。試合当日は約4-5時間前から開門し、多くの熱狂的なサポーター達は早くから集まり、各横断幕や垂れ幕を貼ったりするようです。日本から応援に駆け付けるファンにとってもスタジアムに向けて早めに足を進める必要があります。ダービー戦の日は特にバスやクルマは大渋滞を引き起こします。試合終了後は更にこれを上回る渋滞となりますから要注意。気がついたらホテルへ帰る時間が1時-2時になっていたりもします。

そしてもう一つの注意がサポーター同士の喧嘩です。君子危うきに近寄らずを胆に命じ、注意が必要です。但しスタジアム内外では小さな小競り合いが頻繁にありますから、極度に神経質になりますと観戦どころではなくなります。スタジアムには暴動に備えた警官も大挙しているため最低限の注意を守っていればまず安全でしょう。逆にスリや置き引きには注意が必要です。高級な物、大金や大きな荷物(入場を断られますが)は持っての観戦は控えて下さい。


2004年1月号記事
スペイン国王杯 ベスト4進出
 

サッカーのスペイン国王杯で準々決勝第2戦がおこなわれました。首位バレンシアを第1戦で撃破したレアルでしたが第2戦も2−1でバレンシアに勝ち連勝で準決勝進出を決めました。途中出場のジダンが勝ち越し点をあげ勝利をもたらしたものです。そしてセビージャはリーグ戦で健闘するアトレチコマドリッドと対戦し2−1でこちらも連勝でベスト4進出を決めました。2部アラベスはセルタに0-1の惜敗も合計得点4−3でベスト4へ進出です。そして残っていた最後の試合がサラゴサ対バルセロナでした。バルサの奮起を期待するファンの声援も空しく1−1の引き分け。初戦を負けたバルサにとっては重い2戦目の試合でしたが引き分けとなり、結局合計得点1−2で敗退が決定しました。準決勝進出はレアルマドリッド、セビージャ、サラゴサと2部アラベスに決定しました。準決勝はH&A方式で第1戦は2月4日、2戦は2月11日に行われる予定です。


2004年1月号記事
欧州サッカー観戦メモ〔イングランド編〕 お子様連れの観戦

先般お伝えしたスペインでのお子様連れ観戦の概要に引き続き、今回はイングランドでの事情です。お子様のチケットの必要の有無については各クラブで対応が全く異なります。 生後1日の乳飲み子でもチケットが必要と唱っているクラブもありますし、4歳までは大人のひざの上であればチケット不要としているクラブもあるようです。しかし入手の難しいプレミアのチケットは高額でもありますから可能な限り無料で入場できるに越したことはありません。無料の場合の多くは隣席や前後席の人に迷惑をかけ苦情がでた場合にはクラブ側の指示に従うことになっているようです。トラブルに巻き込まれたり問題を起こさない為には、もったいないと考えずにお子様でも1席確保が最善という意見もあるようです。ただし、一般的にプレミアでは(日本でも同様ですが)乳児を抱いての観戦客はほとんど見かけませんし、スタジアムには家族席用のセクションがあるスタジアムもあり、ある一定の年令に達すればどんどん家族観戦をさせるという雰囲気になっています。イングランドでは4〜5歳児が日本の小学校1年生にあたりますが、大体このくらいの年齢に達してから観戦に同席させルのが一般的となっているようです。 


2004年1月号記事
スペイン国王杯 バルセロナホームで不覚 

ベッカム退場で話題になった21日の試合に続きサッカーのスペイン国王杯が22日に行われました。何かと悪い意味で話題に上る事も多い最近のバルセロナに怒りを覚えるファンも多い筈です。そんなファンの厳しい声のなか又不覚をとったのがこのバルセロナでした。ここのところリーグ戦でも調子を崩す事の多いバルサですが準々決勝第1戦はホームでサラゴサを迎えました。この試合無得点で迎えた後半29分、PKでサラゴサに先制され、そのまま0−1で敗れました。ホームで敗れる波乱で今後の展開は苦しいものとなりそうです。しかし次戦に全てを賭けて頑張って欲しいと願っているのは私だけでなく多くのファンの声です。そしてセルタは2部アラベスと対戦。2−4で敗れました。次回第2戦は28日に行われる予定です。


2004年1月号記事
欧州サッカー観戦メモ〔スペイン編〕 お子様連れの観戦

米国のように子供連れの観戦が多く、又明確に何歳〜何歳はいくらと決まっているのに比べ、対応がまちまちなのが欧州のスポーツ観戦です。スペインでは一般的に子供の入場料は席を占めるかどうか、その有無によって変わってくるようです。ご両親が小さなお子様を膝に抱えて試合を観戦する場合は無料ですが、席が必要な場合は大人と同じ料金が掛かります。米国のように子供用の料金はありません。安全で便利な日本では比較的よく見かける乳児の同伴ですが、スペインでは乳児の入場は禁止されていないものの、一般的には乳児を連れて来る事は稀と言ってよいようです。小学生程度の年令から同伴することが多いようです。


2004年1月号記事
スペイン国王杯 レアルマドリッド快勝 

スペイン国王杯が21日に行われました。準々決勝第1戦となるこの日レアルマドリッドはバレンシアと対戦しました。強豪同士の対戦で接戦が予想されたものの、レアルはジダンを負傷で欠きながらも前半にラウルが先制点を上げ、後半も中押し、駄目押しとなるロナウド、フィーゴのPKで3-0で圧勝しました。リーグ戦では首位をキープするバレンシアもこの日は良い所なしの完敗となりました。尚ベッカムは後半2度目となるイエローカードで退場となりました。もう1試合セビージャはアトレチコマドリッドと対戦、こちらも大差の4-0でセビージャが大勝しました。準々決勝第2戦は28日に行われます。


2004年1月号記事
欧州サッカー観戦メモ 〔レアルマドリッドでの車椅子観戦〕

人気そして実力が備わる世界のビッグクラブの一つがレアルマドリッドです。このレアル主催の試合では車椅子のお客様のため特別なお席が設けてあります。全部で50席あり公式の予約は通常、試合1週間前から受け付けています。入場は必ず車椅子ご本人の他に付き添いの方が必要で2名がペアとなる必要があります。又入場料金も付き添いの方との2名分が必要となります。車椅子の観戦 には事前に申請し許可を受けなければなりませんが、せっかくの特別席ですから日本からのお客様にもどんどん使用して頂きたいものです。社会環境の違いもあり何かと外出のし難い日本ですがお体がご不自由な方にも海外サッカー観戦を思いっきりお楽しみ頂けるようなシステムは大いに歓迎したいものです。


2004年1月号記事
戸田選手、オランダリーグへ移籍
 

昨年1月に1年間の期限付きでトットナムへ移籍していた戸田選手ですが、今シーズンは開幕直前のけがで出遅れた事もあり、非情の戦力外を通告されていました。欧州リーグでのプレーを熱望し、オランダ1部リーグのデンハーグと交渉、一度は契約直前まで進展したようです。しかし入団の条件、その他戸田選手側の事情もあり、交渉は中断していました。しかしあくまでも欧州でのプレーに情熱のある戸田選手は今月末で切れるJリーグ清水エスパルスとの契約を更新した上で、前述のデンハーグに今シーズンの終了まで期限付きで移籍する事を決意、決定したものです。現在デンハーグは17位と低迷、新たな戦力を補充したいチームの思惑と一致したものです。28日のローダ戦でデビューする見通しのようですが、先ずはデンハーグ内での選手間の競争に勝つことが絶対条件です。


2004年1月号記事
フェイエノールト小野選手また負傷

今季は怪我に悩むフェイエノールトの小野選手は18日に行われたエクセルシオールとの練習試合で相手選手と交錯し、左足首の靭帯を傷め担架で退場しました。そう大事には至らない模様で数日間練習を休めば復帰出来る見込みのようです。現在冬期休暇中のオランダリーグですが、再開となる25日のユトレヒト戦には出場できる可能性が高いようです。フェイエノールトの来季監督に内定した元オランダ代表のスーパースター、ルート・フリット氏の小野選手への評価も高いと言われるだけに、怪我の回復を最優先してもらいたいものです。フリット氏の監督就任は今年7月1日からとなり、新生フェイエノールトでの小野選手のプレーが今から楽しみです。


2004年1月号記事
セリエA サンプドリア開催権はく奪

柳沢敦選手も所属するサンプドリアは11日に行われたユベントス戦でのサポーターの不祥事を起こした責任を痛感し、遺憾の意を表しました。サンプドリアのガッローネ会長はユベントス戦でサンプドリアサポーターがユベントスのGKブッフォンにビンを投げつけて頭を2針縫うけがをさせた事件に関して、改めて反省の声明を発表し、2度とこのような不祥事を起こさないと発表しました。この事件でサンプドリアは24日に行われるレッジーナとのホームでの開催権をはく奪され、3万ユーロ(約400万円)の罰金となる見込みです。


2004年1月号記事
低迷する1月の欧州移籍市場 

1月の欧州移籍市場が例年になく低迷しています。以前のような超大型の補強を行うクラブがめっきり姿を消し、堅実で低価格路線の補強ばかりでファンにとっては若干寂しい年明けとなっています。ご存知のように今季終了までの半年間のレンタルでパルマからボローニャへ移籍したのは中田選手でした。報酬は30%カットの約8500万円で納得したのも、この冷え込んだ移籍市場の影響が出たのは間違いありません。もっとも恩師マッツォーネ監督の存在が大きく、ボローニャへの移籍を決めたのも事実。レンタル終了後には新たな移籍先を探す事になりそうです。以前より噂されている英国・プレミアリーグへの転出も現実味を帯びてきそうな気配です。そんな低迷する1月の欧州移籍市場ですが、注目する動きも出ています。マンチェスターユナイテッドでの出番がなく、新天地を求めていたのがフランス代表GKバルテズ選手です。FIFAによって一旦却下されたマルセイユへのレンタル移籍が何とか成立し、W杯以上とも言われるビッグイベント欧州選手権に向けて、少しでも多くの試合へ出場を望んでいます。その他、今後動向が注目されているのはクロアチア代表でモナコに在籍するプルソ選手です。昨年の欧州CLデポルティーボ戦での活躍で脚光を浴び、イタリアを含めたビッグクラブが触手をのばしているようです。ユベントスではMFダビッツの移籍が確実視されているものの、やはり移籍金その他の問題で未だ決定していません。逆にユベントスが獲得を熱望していたラツィオMFスタンコビッチ選手についてはラツィオ残留が濃厚となったようです。月末までの短い時間のなか、今後あっと驚く移籍が実現する事があるのでしょうか?バルセロナのクライファートがアーセナルへ移籍すると言った報道もありますが..........。本格的な移籍が再開される6月からはレアルマドリッドのフィーゴ選手が一体どのクラブへ移籍するのか?チェルシーなのかMAN Uなのか。中田選手のプレミア移籍がなるのか等愉しみな移籍市場となりそうです。

 

 


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