ユーロ2016を何とか安く観戦できないものかを思案
さてフランスなんてそう広くないし鉄道もTGVがあるしかなり便利ですので西に東に動き回れば良いのですがそれもお金があってのお話し。やはり移動して宿泊するにはそれなりの費用が掛かります。観戦される方も三者三様、十人十色。それぞれのスタイルで観戦されて当然ですがお金を節約したい私は以下のようないくつかの大まかな案を検討してみました。
でもプロにおまかせしたというお客様はサッカーに精通した旅行会社をご紹介しますのでぜひご一報下さいませ。
最新情報 格安高速鉄道列車IZY
以下過去にはいろいろな案を考え自分なりに検証してきたのですが帯に短し襷に長しと言ったところでしょうか。今の自分にぴったりした計画は出来ないかと引き続き悩んでおりました。そんな時に大きなニュースが飛び込んできました。
パリとブリュッセル間に格安料金で乗れる高速鉄道列車が新たに4/03よりの運行開始を発表しました。名前はIZY(イージー)。ただしパブリュッセル間の約300キロを従来の高速鉄道列車タリスを利用した場合1時間20分程度だたのに比べてイージーは2時間30分前後を要します。専用線でなく在来線を使うためのようですがその分価格はお得なっています。予約を行う時期にもよりますが19ユーロ〜59ユーロと従来の約半額の料金です。
予約方法はインターネットのみ、無料で持ち込める手荷物の個数にも制限があったり、席を差額でチョイス出来たりと正にLCCと同様のサービスとなっています。興味がおありの方はぜひとも一度検討されてはいかがでしょうか。
パリからブリュッセルへの格安高速鉄道列車IZYの時刻表
@案 他国を起点としてLCC利用でのユーロ観戦
お客様はもちろんですが私たちスタッフだって当然ユーロ観戦がしたい。サッカーだけではなくて折角なら他国の観光も加えて旅行にしたいと言うスタッフもいます。ロンドン等を起点にされる方も多くいらっしゃいますが今回はスペインへ一旦飛んでここを起点にしてユーロも観戦するプランを考えてみました。スペイン到着し観光をしその後フランスへ移動して観戦。観戦後は早々にフランスを後にしてベルギー等へ列車で脱出。ベルギーに滞在、観光の後に再びフランスへ入国し観戦。これを終えてからスペイン経由で帰国という計画です。比較的計画しやすい案なのですが果たしてどれくらいの節約になるかが大いなる疑問かも。(LCCに関連する当社記事参照)
今回はバルセロナとパリをLCC-VUELINGで繋いで観戦されます。
オルリー空港での様子
A案 超予算重視で欧州都市間バス移動に挑戦
フランスの宿はとにかく大会期間中高いし取り難い。もちろんお金を沢山使えば別でしょうが超節約型の私の場合は格安バスを利用しての観戦計画が出来るのか検討してみました。LCCよりも体力は要るものの更に格安で行けるかもしれません。
フランスの格安バス事情
日本では先日の悲しいバスでの事故でその評価は下がる一方ですがこの格安バスは安いだけではないようです。訳の分からない小さなバス会社が運行するのではななく規制緩和を受けて2015年からフランス国鉄が運行するバスが長距離バスサービスに参入し46都市130路線余りを目指して運行しているとの情報。以前はフランス国内、欧州都市間の長距離バスはほとんどなかったようですがこれで一気に便利で安い方法が私たちを助けてくれることとなりました。
欧州内長距離都市間バスを利用して宿代、移動代を節約。そして観戦してまた移動。この繰り返しで何試合かを観戦。もちろん体力が必要ですので実行される場合この点は予めご注意下さい!
例えばですがミラノからフランスの各都市までは以下のような料金です。LCCももちろん安いのですが郊外の空港までの往復の移動に結構余分なお金が掛かってしまいます。そして問題は荷物。どんなに安い運賃でも滞在期間が長ければ小さな鞄1個という訳にはいきませんから預ければ結構な金額を取られてしまいます。バスだとこの点は安心ですね。
ミラノからパリ迄の運賃例
ミランからを例にするとパリのBercyにあるバスセンターまで一日に2本が運行されています。夜が嫌なら朝出発のバスに乗り車窓を楽しみながら移動するも良し、また夜出発便に乗れば宿代を節約することも可能。
賢く利用して節約すればこれはこれでまた楽しい観戦旅行となる筈です。SNSはもちろん当たり前ですから旅の途中やバス移動の途中からFACEBOOK、ツイッター、インスタグラムで仲間や友人につぶやくのもまた楽しみの一つです。このプランを採用の場合は当社スタッフも大いに自慢のツイートをしてみたいと思います。
ミラノからパリ迄の移動例です。
B案 フランス国内をバスの長距離都市間移動で観戦
これかなり現実的なプランです。体力は要りますが1案との組み合わせでかなり節約出来るかも。バスですが便利なのは国際都市間だけの利用ではありません。例えばマルセイユからフランス各地までの国内料金は以下となります。国内移動を節約しながら観戦するスタイルですね。
う〜んこりゃ安い!何と9ユーロからの設定
上記とは別のユーロラインズが運営するISILINESはフランス国内の都市間を結ぶ路線を新設しています。例えば運賃は以下のような価格での手配が可能です。但しLCC同様条件や曜日によって価格は上昇していきますのでご注意下さい。
ナント → パリ (9ユーロ〜35ユーロくらいまで)
パリ → ボルドー (8ユーロ〜35ユーロくらいまで)
マルセイユ → ボルドー (8ユーロ〜35ユーロくらいまで)
更にこのバスは価格重視だけではありません。WIFIやコンセント他以下のようなサービスを提供しています。先ずは試合日とバスの運行、空席を確認しながら計画してみます!
C案 レンタカーを利用して移動、宿も不要
私たちもユーロ2008ではドイツを起点にしてオーストリアまでレンタカーを利用した観戦を行いました。2010年南アフリカW杯でもレンタカー+モーテルで観戦しました。
そして今回ユーロ2016ではクルマの運転に抵抗がない方であればフランス国内をレンタカーで移動しながら観戦ということも可能です。私も知らなかったのですが実はフランスはキャンプ場大国らしいのです。その話を裏付けるようにヨーロッパのキャンプ場の1/3はフランス国内に存在するそうです。
アウトバーンを運転
スペイン製の小型車SEAT(セアト)
アウトバーンのガソリンスタンド
ディーゼル、レギュラー、ハイオク等の種類を選んで給油します
フランスでキャンプする様子を個人の方のプログでも時折見掛けますがフランスの国内キャンプ場はホテルやレストラン同様に星での格付けがされておりキャンプの世界でもミシュラン的な匂いが漂っております。レンタカーでも普通にホテルへ宿泊される方もいらっしゃいますがキャンプ場に宿泊しながらの観戦旅行はまた格別な旅行になるかもしれません。
またレンタカー+モーテルのスタイルで観戦なら、郊外のモーテルを早々に押さえクルマで移動する計画だと観戦も試合終了の時間を気にせずゆっくりと観戦が可能かとも思います。但しスタジアムのパーキング事情を調べていないのでこれはチェックが必須です。もしもパーク可能ならば欧州では試合が終われば潮が引くように皆が帰っていきますので日本程の混雑はしないと思いますがいかがでしょうか。
D案 シンプルな旅程で
それでもやはり見たい試合を単純に観戦するという本当にシンプルな日程が一番良いのかもしれません。見たい試合、お休み出来る日数、予算を考えながら旅行を計画。実に単純明快ですが実はこのような形で観戦されるお客様が一番多いと思われます。最近は流行のAirbnbを利用される方も多いようです。場合によってはレンタルルームもまた一案なのかもしれませんね。皆様もぜひご自分のスタイルでご観戦計画を立ててみて下さいね。